【株初心者】事業別セグメントの確認方法!プロはここを見る
こんにちは、TJです。
株式投資では高配当株投資による配当金収入と、株主優待による優待生活。この2本立てで相場に一喜一憂せず、細く長~く投資生活を送っています。
今回は、株式投資で脱・初心者を目指すための必須知識「事業別セグメント」について解説します。

事業別セグメントって、ナニ?

事業別セグメントを一言でいうと、企業における成績表の「科目別点数」みたいなものだよ。
あなたが、これから投資をする企業や気になっている企業、今保有している銘柄がどんな事業をしているのか、収入源の事業はいくつあるのかを、各上場企業は決算書などて教えてくれています。
実は、事業別セグメントを見ることで、「この会社、ココで儲かっていたのか!」「会社全体の売上は良くても、この事業は赤字だったのか…」という本当の姿が見えてきます。
- これから投資する銘柄の強みを知りたい
- 保有している株のリスクを点検したい
そんなあなたのために、専門用語を使わずにわかりやすく紐解いていきましょう。
- 一番稼いでいる事業を知りたい
- 決算書を読むスキルを身につけたい
- 事業別セグメントのキホンを知りたい
今までアナタは、投資している企業の合計の売上高だけ見ていませんでしたか?今日の記事を見れば、各企業の稼ぎ頭、意外な事業などをもっと深く知ることがきるようになります。

本当はおもしろい会社の数字も見えてくるんだ!
とても貴重な情報源だから一緒に見ていきましょう!
- 高配当株投資家
- 一度買ったら長期保有
- 2022年から株式投資をスタート
- 小型株とバリュー株が好き
- スーパーの半額シールも好き
まずは基本!企業の「顔」を知る3つの方法
まずは基本!企業の「顔」を知る3つの方法
見たことも聞いたこともない企業名が出てきてすぐに頭に浮かぶのは…

この会社、いったい何屋さんなんだろう?
これです。
まずはザックリと、その企業が手掛けている事業の「イメージ」をつかむことから始めましょう。ここは難しく考えず、直感的に分かる方法でOKです。
企業のWebサイト(事業紹介ページ)
一番手っ取り早いのが、企業の公式ホームページです。
企業のホームページには「事業紹介」や「製品・サービス」のページが掲載されていたり、投資家向け(IR)サイトには事業内容も紹介されています。写真やイラスト付きで紹介されていることもあるため、「どんな商品・サービスを売っているのか」が、視覚的にわかります。
例えば、三菱商事 (8058)の公式サイトでは、「ひと目で分かる三菱商事」やこんなところに三菱商事で、複数の事業内容をすることが出来ます。
決算説明資料(プレゼン資料)
投資家向け(IR)サイトに掲載されている、決算説明資料(プレゼン資料)からも知ることができます。 「今、会社がどの事業をアピールしたいのか」が色付きのグラフなどで強調されているため、会社の「推し事業」が一目でわかります。
例えば、伊藤忠商事 (8001)の2025年度 第2四半期 (中間期)決算説明資料では、事業別の利益をグラフと表で示してくれています。

Google検索(企業名 + 事業内容)
「〇〇(企業名) 事業内容」の検索も一つの手です。
三菱HCキャピタル 事業内容
アネスト岩田 事業内容
東計電算 事業内容
などですね。
検索結果上位には、AIによる概要、公式サイトが表示されてきますので、この部分からザックリと複数ある事業内容を掴んで、前述した「1.企業のWebサイト(事業紹介ページ)」と、「2.決算説明資料(プレゼン資料)」から深堀していきましょう。
【脱・初心者!】プロが見る3つの資料
さて、ここからが本番です。
先ほどの3つは、あくまで企業の「顔(表向きの姿)」です。私たち投資家が本当に知りたいのは、「骨格(ガッチリ稼げているのか?)」ですよね。
「数字」と「本音」を知るために、脱・初心者が必ずチェックすべき資料を3つ紹介します。
決算短信・有価証券報告書(情報の信頼度No.1)
「うっ、文字ばかりの資料…」と、敬遠しないでください。
実は、ここが最強の情報源です。 IRサイトのキレイな資料は会社が見せたいように加工されていますが、ここには嘘偽りのない「会計上の数字」が載っています。
見るべき場所: 資料の後ろの方にある「セグメント情報」
ここがポイント: 売上だけでなく、「セグメント利益(どの事業で利益が出ているか)」が正確に分かります。
会社四季報(時短ツールの決定版)
「忙しくて細かい資料を読む時間がない!」という兼業投資家の強い味方です。 紙の四季報でもオンライン版でも、【連結事業】という欄を見てください。
例:【連結事業】化粧・美容63、日用・雑貨6、食品・健康食品9、化学・医薬6、卸他15

このように、「売上の構成比」がたった1行にまとまっています。
これを見れば「ここの会社は化粧・美容がメインで、一方では食品事業もやっているんだな」と、たった数秒でその会社の複数ある事業内容を把握できます。
中期経営計画(未来のセグメントを知る)
「中計(ちゅうけい)」等と呼ばれる資料です。
ここには、各上場企業の「未来の話」が書いてあります。 「今後はこの事業を、3年後には第2の柱に育てます」とか「5年後には事業をこれくらい成長させます!」といった、会社の成長ストーリーを確認するのに最適です。
【超重要】売上と利益のギャップに注目せよ!
事業別セグメントを見る時、TJ流の最も大切なポイントをお伝えします。
それは、「売上が一番大きい事業 = 一番稼いでいる事業」とは限らないということです。
例えば、日本を代表するソニーグループ (6758)。
昔は「家電(テレビやオーディオ)の会社」というイメージでしたが、セグメント情報(利益)を見ると、現在は「ゲーム・音楽・映画・金融・半導体・カメラ」等で利益の大半を稼ぎ出しています。
- A事業: 売上はデカイが、薄利多売で利益は少ない
- B事業: 売上は小さいが、利益率が高くて実は会社のドル箱
IRページのトップ画像だけを見て「この会社はテレビの会社だ!」と思い込んで投資をすると、痛い目を見ることがあります。 「どこで売上を作り、どこで利益を残しているのか」。このギャップを見つけるのが、事業別セグメント分析の醍醐味です。
【裏ワザ】推移を見るなら「IR BANK」が便利
最後に、ツールを使った裏ワザも紹介しておきます。
無料の企業分析サイト「IR BANK」の「セグメント」タブを見ると、事業ごとの売上や利益の過去からの推移が一覧で見られます。
ページの辿り方は、三井物産 (8031)を使って紹介いたします。
IR BANKのトップページ左上の検索窓に三井物産 もしくは、証券コード:8031を入力

検索結果に表示された「8031 三井物産」をクリック

左上に表示された「8031 三井物産」をクリック

画面の中央に表示された「セグメント」の左の青いアイコンをクリック

このページで事業別セグメントで過去の推移を確認することができます。

「この事業、3年前から急激に利益が落ちているな…」とか、「この新規事業、毎年伸びているぞ!」などなど。
単年度だけでなく、「流れ(トレンド)」を見ることで、その事業が「成長期」なのか「衰退期」なのかを判断することができます。
IR BANK、無料だからじゃんじゃん使ってみてね!
まとめ:セグメントを知れば、投資の景色が変わる
今回の記事のまとめだよ!
- まずは、上場企業のホームページやGoogle検索で、気になる企業が何屋さんかイメージをつかむ。
- 決算プレゼン資料でどんな事業を展開しているのか、いくつ事業があるのか、どの事業が一番の稼ぎ頭なのか確認する。
- 「決算短信」や「四季報」で、稼ぎ頭(利益の源泉)を特定する
- 「売上」の大きさだけでなく、「利益」の大きさに注目する
事業別セグメントという「内訳」を見るようになると、今まで「なんとなく良さそう」で買っていた銘柄が、「この事業が伸びているから買う!」という確信のある投資に変わります。
ぜひ、あなたが持っている株や気になっている株の「中身」、一度チェックしてみてくださいね。
ちなみに、TJが以前SNS「X」で投稿した伊藤忠商事(8001)の事業別セグメント。
伊藤忠商事の事業内容は、公式ページの事業内容と決算説明資料から確認できて、このように図解にしてみました。伊藤忠商事ファンのアナタ、ご参考までに。
それでは、また!
【免責事項】この記事は個人の見解で、投資の推奨を目的とするものではありません。不利益が生じた際には一切の責任を負いませんので、最終判断は自己責任でお願いいたします。

