スコアシート

グローブライド(7990)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート

TJ
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⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月14日時点。

TJ
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今回は、グローブライド(7990)を紹介するよ!釣具「DAIWA」ブランドで知られるメーカーで、近年は業績拡大に伴って増配が続いている割安な高配当株なんだ。

日経連続増配株指数にも採用されている点も高配当株投資家から注目度アップ。各財務指標を一緒に学んでいこうよ!

東証プライム | コード 7990 | その他製品 | 決算月:3月

グローブライド

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)

現在株価(2026/07/14 終値)

2,420前日比+14 (↑0.58%)

時価総額 約565億円

配当利回り(予)
4.13%
100円(2027/3期予想)
PER(予)
9.59倍
過去レンジ 約6.2〜19.2倍
PBR(実)
0.82倍
過去レンジ 約0.7〜1.8倍
MIX係数(PER×PBR)
7.86
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
37.5%
2026年3月期
ROE(予)
8.5%
ROA(予)4.6%
営業利益率(前期)
5.12%
2026年3月期
自己資本比率
54.1%
釣具メーカーとして良好水準(2026/3期)

※データ取得日:2026/07/14

🎁 グローブライドの株主優待制度

100株以上保有で、人気漫画「釣りキチ三平」デザインのQUOカード年1回贈呈。

100株保有(3月末・年1回) QUOカード
継続保有3年未満 1,000円相当
継続保有3年以上 2,000円相当
株主優待配当利回り(予)

4.55%

100株・3年未満
(年配当10,000円+優待1,000円)
÷投資額242,000円

※3継続保有3年以上(基準日に7回以上記載)なら優待は2,000円相当・株主優待配当利回りは約5.15%に上昇。1,000株以上はさらに金額が増える。出典:グローブライド公式IR。株主優待配当利回りは2026/07/14現在。

📈 株価・PER・配当10年チャート

株価(左軸・折れ線)・1株配当(右軸・棒グラフ)・PER(右軸・点線) ※株価は期末終値・配当は分割調整後

7990 グローブライド|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2017/03925259.73
2018/03131027.5012.06
2019/0313123010.19
2020/0393632.5019.15
2021/0321393510.24
2022/032900506.96
2023/032472606.18
2024/032031708.36
2025/031921809.23
2026/032096908.73
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

グローブライドの配当、きれいな右肩上がりだね!株価に対して配当利回りも高めだし、PERも10倍くらいと低めだから、けっこう割安に見えるよ。

TJ
TJ

いいところに気づいたね。グローブライドは配当性向30%以上を方針に掲げて、分割調整後で14期連続の増配を続けているんだ。コロナ禍のアウトドア需要で利益が大きく伸びた時期に、配当もぐっと引き上げてきたんだよ。

ただ、PERが業種の平均より低いのには理由もある。なぜ割安に見えるのか、中身も一緒に確かめていこう!

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

7990 グローブライド|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2017/032.726.3
2018/032.125.3
2019/032.2823.3
2020/033.4766.5
2021/031.6416.8
2022/031.7312.0
2023/032.4315.0
2024/033.4528.8
2025/034.1738.4
2026/034.337.5

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

7990 グローブライド|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2017/0395.034.3211.31
2018/03108.674.3910.87
2019/03128.804.3512.80
2020/0348.894.094.91
2021/03208.867.3817.48
2022/03416.5910.2325.64
2023/03400.029.0119.43
2024/03242.955.9510.29
2025/03208.095.257.84
2026/03240.045.128.36

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

7990 グローブライド|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2017/03839.9327.7
2018/03999.5430.8
2019/031006.5431.1
2020/03996.1529.3
2021/031194.6235.3
2022/031624.6041.1
2023/032059.1443.4
2024/032361.6149.9
2025/032654.7353.5
2026/032870.0054.1
しばっち
しばっち

でもさ、グローブライドって営業利益率が5%くらいで、コロナ前は4%台だったんだよね。釣具メーカーとしては、ちょっと物足りなく感じちゃうけど…大丈夫なのかな?

TJ
TJ

鋭いね。釣具やゴルフ用品は、製造業のなかでもブランド力で稼ぐ商売なんだ。コロナ禍のアウトドア需要がふくらんだ時期には、利益率が10%台まで跳ね上がったこともある。今は原材料や物流のコスト高もあって、その反動で水準を戻している局面だよ。

それでも、自己資本比率はこの10年でおよそ2倍に高まっていて、財務の足腰は着実に強くなっているんだ。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

財務はどんどん良くなってるんだね!

TJ
TJ

そう。利益剰余金も厚みを増していて、純資産から見れば株価はPBR1倍割れの割安圏にある。ただ、来期は会社予想で減益を見込んでいるから、利益がどこで底を打つのかは一緒に見ておきたいね。

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 釣具「DAIWA」ブランドの世界的な需要を追い風に、売上高は直近10年で着実に拡大してきた。コロナ禍のアウトドアブームで一段と伸び、足元は1,200億円台の規模。2027年3月期も会社予想で増収を見込む。
経常利益 コロナ特需期に大きく伸びてピークを付けた後、足元は利益の正常化が進む局面。2027年3月期は会社予想で減益見通しだが、釣具市場の安定した需要が下支えとなる。
EPS 長期では増加基調。コロナ特需期に大きく伸び、その後は正常化している。2027年3月期は会社予想252.31円で、前期から小幅な回復を見込む。
ROE 過去10年はおおむね5〜26%のレンジで、コロナ特需期に大きく跳ね上がった。足元は8%台と、製造業として標準的な水準に落ち着いている。
ROA 製造業として標準的な水準。総資産を効率的に活用し、足元は4%台で推移している。
営業利益率 おおむね4〜10%で推移し、コロナ特需期に2桁台のピークを付けた。足元は原材料・物流コスト高で調整局面にあるが、釣具事業の高付加価値化に改善の余地がある。
売上原価率 おおむね6割台で安定して推移。為替や原材料価格の変動を受けやすいが、コスト管理はおおむね良好を保っている。
自己資本比率 過去10年で20%台後半から50%台へと大きく改善し、約2倍の水準に高まった。財務体質はメーカーとして良好な領域まで強化されている。
利益剰余金 直近10年で着実に積み上がり、厚みを増している。コロナ特需期の利益が、配当原資と成長投資の余力を押し上げた。
有利子負債比率 財務改善が進み、自己資本に対する有利子負債の比率は大きく低下してきた。金利上昇局面でも調達コストの影響は限定的とみられる。
BPS 分割調整後で着実に増加してきた。足元のPBRは1倍を下回り、純資産価値の面から見れば株価は割安圏にある。
営業CF 年により振れはあるが、安定してプラスを確保。コロナ特需期には特に大きく、本業で現金を稼ぐ力は底堅い。
投資CF 生産能力の強化や物流網への継続的な設備投資が中心。コロナ後の成長局面で積極的な投資を続けてきた。
財務CF 配当の支払いや借入の返済、自己株式の取得を反映。特需期の利益を株主還元と財務改善に充ててきた。
現金等 手元資金は厚みを増しており、増配・自己株買い・成長投資の原資となっている。
配当推移(10年) 分割調整後で直近10年に約3.6倍へ拡大。配当性向30%以上を維持しつつ、14期連続の増配を実現している(会社公表)。2027年3月期予想は100円。
配当性向 コロナ前後の利益変動でおおむね10%台〜60%台と振れ幅があったが、足元は適正な水準に落ち着き、内部留保とのバランスを保っている。
自社株買い 2026年5月に自己株式の取得・消却を決議。配当に自社株買いを組み合わせ、総還元の姿勢を強めている。
PER推移(10年) 年度末ベースでおおむね6〜19倍で推移。足元の予想PERはレンジの中位やや下で、コロナ特需後の利益正常化を映した割安感のある水準。
PBR推移(10年) おおむね0.7〜1.8倍で推移。足元は1倍を下回り、東証が改善を求める水準にある。長期的にはPBR1倍回帰の余地がある。
配当利回り推移 増配の継続とともに、年度末ベースの配当利回りは長期で切り上がってきた。足元は過去10年でも上位の水準にある。
リーマンショック後
の配当推移
リーマンショックの影響で2009年3月期に最終赤字を計上し、その後の数年は配当を引き下げた局面があった。釣具・スポーツ用品は景気の影響を受ける一面があり、ディフェンシブ一辺倒の銘柄とは言い切れない点は押さえておきたい。
株主還元方針 「配当性向30%以上を維持しつつ、安定的かつ継続的な増配を目標」とする方針(会社公表)。コロナ後の業績拡大期に増配を加速し、2026年5月には自己株式の取得・消却も決議した。
株主優待 毎年3月末時点で100株以上を保有する株主に、オリジナルQUOカードを年1回贈呈。継続保有3年以上で金額が増える仕組み。出典:グローブライド公式IR
セグメント フィッシング事業(釣具「DAIWA」ブランド)を主力に、ゴルフ事業(オノフ等)、テニス事業(プリンス等)、サイクルスポーツ事業の4本柱。釣具事業が売上・利益の約7割を占める。
海外売上比率 釣具「DAIWA」ブランドは世界100カ国以上で展開し、海外売上比率は約5割。北米・欧州・アジア等のグローバル市場が成長エンジン。為替変動の影響は中程度。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス有価証券報告書・グローブライド公式IR

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

配当に加えてQUOカードの優待までもらえるんだね!長く持つほど金額が増えるのも嬉しいな。

TJ
TJ

そうだね。グローブライドは3月末に100株以上を持っていると、年1回オリジナルのQUOカードがもらえる。3年以上の長期保有なら金額が増えるのもポイントだ。配当と合わせた「株主優待配当利回り」で見ると、利回りは一段と高くなるよ。

とはいえ主役はあくまで配当。優待はうれしいおまけ、くらいの距離感で見ておくのがちょうどいいと思う。

しばっち
しばっち

来期は減益予想なんだよね。そこはやっぱり気になるけど、どう受け止めればいいのかな?

TJ
TJ

大事な視点だね。釣具やゴルフ用品は“楽しみ”のための支出だから、景気が冷えると売れ行きが鈍りやすい。実際、リーマンショックのあとには減配した過去もあるんだ。

だからこそ、世界に通用するDAIWAブランドの強みと、業績が景気に揺れやすいという弱みをセットで見て、最後は総合的に判断していこう!

🏆 グローブライド(7990)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
グローブライドは釣具「DAIWA」ブランドを核に、ゴルフ・テニス・サイクルスポーツまで手がけるスポーツ用品メーカーである。コロナ禍のアウトドア需要で業績を大きく伸ばし、足元はその利益が正常化していく局面にある。財務面では、自己資本比率が過去10年でおよそ2倍の水準まで改善し、メーカーとして良好な状態にある。利益剰余金や手元資金も着実に積み上がり、本業で現金を稼ぐ営業キャッシュフローも安定している。厳密な数値は上のスコアシートにまとめている。

【割安性・投資タイミング】
PER(予)は10倍を下回り、一般に適正とされる15倍前後を大きく下回る割安圏にある。その他製品の業種平均と比べても低く、過去10年のPERレンジで見ても中位よりやや下に位置する。PBRは1倍を下回り、純資産の価値から見れば株価は割安な水準。PERとPBRを掛け合わせたMIX係数も、割安の目安とされる22.5を大きく下回る。
コロナ特需後の利益正常化が進むなかでの株価水準であり、過去のバリュエーションと業種平均をあわせて見れば、現在は高値づかみしやすい局面ではなく、長期のバリュー株投資では買いやすい水準といえる。ただし後述のとおり、来期の減益見通しが上値を抑えている面はある。

【配当・株主還元】
配当利回りは過去10年でも上位の水準にある。分割調整後では直近10年でおよそ3.6倍へ増配し、会社は「配当性向30%以上を維持しつつ、安定的かつ継続的な増配を目標」と掲げ、14期連続の増配を実現している(会社公表)。日経連続増配株指数にも採用されている。2026年5月には自己株式の取得・消却も決議し、総還元の姿勢を強めた。加えて、3月末に100株以上を保有するとオリジナルQUOカードの株主優待が年1回受け取れ、配当と合わせた利回りで見ると一段と高くなる。

【注意点・リスク】
最大の注意点は、釣具やゴルフ・テニス用品が“楽しみ”のための支出であり、景気の影響を受けやすいことである。2027年3月期は会社予想で減益を見込み、原材料・物流コスト高や為替変動が利益を圧迫する可能性がある。コロナ特需でピークを付けた後の正常化局面にあり、利益・株価ともに調整が続いてきた。さらに、リーマンショック後には最終赤字と減配を経験しており、景気後退局面での配当維持力には注意がいる。PBR1倍割れは割安の裏返しであると同時に、市場の成長期待がさほど高くないことの表れでもある点は押さえておきたい。

▼ つづきを読む

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

日経連続増配株指数採用銘柄かつ、釣り具というニッチな業界で成長している点で強みを感じている1社です。

コロナ禍で一気に伸びた利益が今は落ち着く局面ですが、その間に自己資本比率を大きく高め、増配と自社株買いで株主還元を厚くしてきた歩みは、数字を追うほど誠実さが伝わってきます。

一方で、手放しで強気にはなれない面もあります。

釣具やゴルフは生活必需品ではなく、景気が冷えれば財布のひもが固くなりやすい分野です。

だからこそ私がこの銘柄を見るときは、ブランド力という強みと、業績が景気に揺れやすいという弱みを天秤にかけ、伸びた利益がこの先どこで底を打つのかを冷静に見極めたいと思っています。

これはあくまで私の一つの見方ですので、最後はあなた自身でよく考えて判断してくださいね。

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