全国保証(7164)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート
⚠️ 免責事項
この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月15日時点。
今回は、住宅ローン保証専門の独立系最大手・全国保証(7164)を取り上げるよ。TJも保有している銘柄なんだ!
注目点は、本業のもうけを示す営業利益率。なんと70%を超える水準が続いているんだ。

配当金が13期連続増配の会社だ!

イエス!予想配当利回りも高めの4%前後(26年7月時点)。高配当株としての顔も持っているよ。
一方で気になるのは、手元の現金がここ5〜6年で減少傾向。この理由もチェックしたから、心配な面もみんなで一緒に見ていこう!
東証プライム | コード 7164 | その他金融業 | 決算月:3月
全国保証
高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)
現在株価(2026/07/15 終値)
3,098円前日比-17 (↓0.55%)
時価総額 約4,268億円
※データ取得日:2026/07/15
📈 株価・PER・配当10年チャート
数値データを見る(表)
※株価は各年度末時点の値です。株価・1株配当は2025年4月の株式分割(1:2)を過去にさかのぼって調整した値です(PERなどの比率は分割の影響を受けません)。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
| 年度 | 株価(円) | 1株配当(円) | PER(倍) |
|---|---|---|---|
| 2017/03 | 1,895 | 31 | 13.34 |
| 2018/03 | 2,335 | 40 | 14.56 |
| 2019/03 | 1,935 | 43.5 | 11.03 |
| 2020/03 | 1,697.5 | 47.5 | 9.56 |
| 2021/03 | 2,540 | 58.5 | 12.94 |
| 2022/03 | 2,355 | 66.5 | 11.63 |
| 2023/03 | 2,497.5 | 74 | 12.01 |
| 2024/03 | 2,753 | 85 | 13.14 |
| 2025/03 | 2,962.5 | 106 | 12.52 |
| 2026/03 | 3,141 | 120 | 12.89 |

配当の棒グラフ、10年間一度もへこまずに階段みたいに増えているね!住宅ローンの保証会社って、こんなに配当を増やせるものなの?

実績としてここまで増やしてきたんだ。10年でおよそ3.9倍。起点は2014年3月期で、そこから13期連続で増配を続けてきたんだ。
2027年3月期の会社予想も123円への増配見込みで、実現すれば14期連続になる。
しかも増配のペースは株価の上昇より速かったから、配当利回りは長い目で見ると切り上がってきているんだ!
📊 配当性向・配当利回り 10年推移
数値データを見る(表)
※配当利回り・配当性向は、株式分割を調整した各年度の配当実績と年度末株価から算出した値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANK・決算資料
| 年度 | 配当利回り(%) | 配当性向(%) |
|---|---|---|
| 2017/03 | 1.64 | 21.8 |
| 2018/03 | 1.71 | 24.9 |
| 2019/03 | 2.25 | 24.8 |
| 2020/03 | 2.80 | 26.7 |
| 2021/03 | 2.30 | 29.8 |
| 2022/03 | 2.82 | 32.8 |
| 2023/03 | 2.96 | 35.6 |
| 2024/03 | 3.09 | 40.6 |
| 2025/03 | 3.58 | 44.8 |
| 2026/03 | 3.82 | 49.2 |
📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移
数値データを見る(表)
※最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANK・決算資料
| 年度 | EPS(円) | 営業利益率(%) | ROE(%) |
|---|---|---|---|
| 2017/03 | 142.01 | 78.34 | 21.69 |
| 2018/03 | 160.35 | 78.74 | 20.42 |
| 2019/03 | 175.46 | 79.23 | 19.02 |
| 2020/03 | 177.59 | 78.27 | 16.86 |
| 2021/03 | 196.26 | 79.93 | 16.30 |
| 2022/03 | 202.44 | 80.81 | 15.06 |
| 2023/03 | 207.98 | 79.34 | 13.90 |
| 2024/03 | 209.54 | 75.72 | 12.79 |
| 2025/03 | 236.54 | 73.67 | 13.44 |
| 2026/03 | 243.70 | 70.45 | 13.27 |
📊 BPS・自己資本比率 10年推移
数値データを見る(表)
※最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANK・決算資料
| 年度 | BPS(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|
| 2017/03 | 654.86 | 34.2 |
| 2018/03 | 785.33 | 36.7 |
| 2019/03 | 922.35 | 39.5 |
| 2020/03 | 1,053.25 | 38.9 |
| 2021/03 | 1,204.17 | 41.8 |
| 2022/03 | 1,344.88 | 44.4 |
| 2023/03 | 1,496.01 | 46.4 |
| 2024/03 | 1,638.00 | 48.2 |
| 2025/03 | 1,767.97 | 48.5 |
| 2026/03 | 1,845.14 | 48.9 |

営業利益率、ずっと70%以上だね。この数字は異常すぎない!?

本当だよ。全国保証の売上にあたる営業収益は、住宅ローンを組む人が支払う保証料が中心なんだ。費用が小さくて、利益率がケタ違いに高くなるんだよ。
この収益性の高さこそ、TJがこの会社に惹かれたいちばんの理由。めったにお目にかかれない水準だね。

ROEはちょっとづつ下がってきているよね。これって投資家のお金を効率よく使えていないってこと?
基本はその解釈でいいんだけど、全国保証の場合そうじゃないんだ。ROEが下がって見えるのは、分母にあたる自己資本が利益の積み上げでどんどん厚くなった結果でもあるんだよ。
実際、自己資本比率は30%台半ばから50%近くまで上がって、財務はむしろ頑丈になった。会社も中期経営計画でROE12〜15%を目安に掲げているよ。
📋 財務指標 分析一覧
▼ くわしくデータを見る
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス・有価証券報告書・中期経営計画

財務の数字はピカピカだね!
でも「現金等」のところ、ピークの1,300億円台から500億円台まで減ってるよ。半分以下になっちゃって大丈夫なの?

結論から言うと、理由がハッキリしている前向きな減少なんだ。
有価証券報告書を読むと、眠らせていた現金を投資有価証券での運用に回して収益を狙う方針に変えたことと、配当や自己株式取得といった株主還元を大きく増やしたこと。この2つが主な理由だよ。
本業で稼ぐ営業キャッシュフローは10年連続黒字で安定しているから、資金繰りが苦しくて現金が減ったわけではないんだ。

なるほどなあ。でもさ、住宅ローンの保証会社って、景気が悪くなったときはどうなの?

リスクの筆頭に挙げられているのは信用リスクだよ。
景気の悪化などで住宅ローンを返せない人が増えると、会社が金融機関に肩代わりして支払う「代位弁済」が膨らんで、業績に響いてくるんだ。
ほかにも、金利上昇で住宅ローン市場そのものが冷え込むリスク、本社機能が東京集中で災害リスクも挙げているよ。
🏆 全国保証(7164)総合評価
▼ つづきを読む
💬 【TJの視点】
私は全国保証の株式を保有しています。
惹かれたのは、営業利益率70%超という、とんでもないレベルで高い収益性です。
増収増益傾向、EPSの上昇トレンド、良好な財務、そして営業キャッシュフローの連続黒字。高配当株に求めたい要素が、これだけそろっている会社はなかなかありません。
13期連続増配で、株式分割調整後では15年以上非減配という実績も、長期保有の心強い支え。
上場後、配当利回りは上昇傾向にあります。2026年5〜7月時点の3%台後半から4%前後の配当利回りは、長期保有の高配当株投資には魅力的な水準だと感じています。
一方で、気になる点もあります。
手元の現金が、ここ5〜6年で減少傾向にあること。
有価証券報告書を読んでみると、中身は投資有価証券への意図的な資金シフトと株主還元の拡大で、本業の稼ぐ力が落ちたわけではないことが確認できました。
いい意味で、これまで貯めてきたタンス貯金を投資と株主還元に使っているようです。
これはあくまで私個人の見方ですので、最後はあなた自身でよく考えて判断してくださいね。



執筆:TJ(個人投資家・プロフィール/記事の品質管理について)
⚠️ 免責事項
この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月15日時点。
