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あらた(2733)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート

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この記事はTJ個人の見解や実体験、IR BANKや決算資料からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年5月22日時点。

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今回は、あらた(2733)を紹介するよ!日用品・化粧品・ペット用品などを扱う日本最大手級の総合卸売企業で、11年以上連続増配を続ける高配当株なんだ!

2026年3月期の本決算データも反映させたから、各財務指標を一緒に学んでいこうよ!

東証プライム | コード 2733 | 卸売業 | 決算月:3月

あらた

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)

現在株価(2026/05/22)

2,624円

時価総額 約944億円

配当利回り(予)
4.28%
112円(2027/3期予想)
PER(予)
12.55倍
過去レンジ 6.9~15.7倍
PBR(実)
0.71倍
過去レンジ 0.25~1.72倍
MIX係数(PER×PBR)
8.91
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
37.0%
2026年3月期
ROE(実)
8.42%
ROA(実)2.91%
営業利益率(前期)
1.31%
卸売業特有の薄利構造(2026/3期)
自己資本比率
35.7%
卸売業として一定水準(2026/3期)

📈 株価・PER・配当10年チャート

株価(円) 1株配当(円) PER(倍)

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

配当性向(%) 配当利回り(%)

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

BPS(円) 自己資本比率(%)

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 2017年3月期7,046億円→2026年3月期約1兆円と、10年で着実に拡大。日用品・化粧品・ペット用品などの総合卸として国内最大手級。2027年3月期も増収を予想。
経常利益 2026年3月期135億円。2025年3月期156億円から減益となった。卸売業の薄利構造で、仕入・物流コストの変動を受けやすい。
EPS 2017年3月期165.46円→2025年3月期309.52円まで拡大した後、2026年3月期は302.73円。2027年3月期予想は209.10円と減益見通し。
ROE 2026年3月期8.16%。過去10年は8〜9%台で安定して推移しており、卸売業として標準的な水準。
ROA 2026年3月期2.91%。総資産が大きい卸売業のビジネスモデルのため、ROAは低めに出やすい。
営業利益率 2026年3月期1.31%。卸売業特有の薄利構造で営業利益率は1%台。わずかな変動が利益額に大きく影響する。
売上原価率 2026年3月期90.31%。商品仕入が大半を占める卸売業のため、原価率は約90%と高い水準。
自己資本比率 2026年3月期末35.7%。2017年3月期末26.7%から改善傾向。卸売業として一定の健全性を備える。
利益剰余金 2017年3月期末298億円→2026年3月期末868億円と、10年で約2.9倍。内部留保を着実に積み上げている。
有利子負債 2026年3月期末489億円。2025年3月期末305億円から増加。運転資金の性格が強く、金利上昇局面では負担増に注意。
BPS 2026年3月期末3,707.89円。現在のPBR0.71倍は1倍を大きく下回り、過去10年レンジ(0.25〜1.72倍)の中位。純資産価値からは割安圏。
営業CF 2026年3月期187億円。前期97.8億円から拡大し、本業の現金創出力は底堅い。
投資CF 2026年3月期−128億円。物流センター等への設備投資が中心。
財務CF 2026年3月期+101億円。借入の増加が反映されている。
現金等 2026年3月期末386億円。手元資金は前期から積み増している。
配当推移(10年) 分割調整後で1株配当金は2017年3月期30円→2026年3月期112円と、10年で約3.7倍に増配。2027年3月期予想も112円。11年連続増配達成。
配当性向 2026年3月期37%。過去10年は19〜37%で、利益の成長に合わせて緩やかに引き上げ。無理のない水準。
自己株式の取得 2024年3月期14.1億円、2025年3月期32.6億円など、近年は自社株買いも実施。2026年3月期は小規模だった。
PER推移(10年) 年度末ベースで概ね7〜16倍で推移。本日終値の予想PER12.52倍は過去レンジの中位やや上の水準。
PBR推移(10年) 直近0.71倍と1倍を大きく下回る。過去10年レンジ(0.25〜1.72倍)の中位で、純資産価値からは割安。
配当利回り推移 2017年3月期1.98%→2026年3月期3.78%(年度末)と上昇。本日終値ベースの予想利回りは4.28%と高水準。
リーマンショック後
の配当推移
あらたは2002年設立の比較的新しい卸売会社で、リーマンショック前後の2008年3月期・2009年3月期は卸統合の負担もあり営業赤字を計上した。配当は2010年3月期以降で確認でき、1株5円→2012年3月期8円(分割調整後12.50円→20円)と増配基調にある。
株主還元方針 利益の成長に応じた増配を基本とし、配当性向は緩やかに上昇。自己株式取得も組み合わせ、減益局面でも配当の維持・増額姿勢を継続している。
セグメント 日用品・化粧品・家庭用品・ペット用品などの卸売事業が中心。メーカーと小売をつなぐ流通の中核を担う。
海外売上比率 国内事業が中心。国内の小売・ドラッグストア網への供給を主軸に事業を展開している。

出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス・決算短信

🏆 あらた(2733)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
あらたは日用品・化粧品・ペット用品などを扱う総合卸で、売上高は10年で7,046億円→約1兆円と着実に拡大してきた。卸売業特有の薄利構造で営業利益率は1%台だが、2025年3月期まで増益基調を続けてきた。ただし2026年3月期は営業利益132億円(−12%)・経常利益135億円(−13%)と減益となった。自己資本比率35.7%・有利子負債489億円と財務は安定的。営業CFは2026年3月期187億円とむしろ拡大し、本業の現金創出力は底堅い。

【割安性・投資タイミング】
あらたの予想PERは12.5倍。過去10年の年度末の実績PERは概ね7〜16倍で推移しており、現在の12.5倍はそのレンジの中位やや上だが、一般に適正とされる15倍前後は下回る。卸売業の業種平均PER13.3倍(引用:株探 2026年5月20日時点)ともほぼ同水準で、際立った割安でも割高でもない。一方でPBRは0.71倍と1倍を大きく下回り、純資産の価値から見れば株価は割安圏にある。

卸売業は薄利のため利益のブレが評価に響きやすく、あらたも2027年3月期は営業利益110億円への一段の減益を会社が予想しており、業績の下振れ懸念がPERの上値を抑えている面がある。株価は2026年初の高値3,165円から2,619円へ調整し、年初来安値に近い水準にある。PERは適正圏、PBRは割安圏という評価で、業績の底打ちを見極める必要があるが、これまでの推移からは比較的買いやすい投資タイミングと言える。

【配当・株主還元】
配当は分割調整後で2017年3月期30円→2026年3月期112円と、10年で約3.7倍に増配。2027年3月期も112円を予想し、本日終値ベースの配当利回りは4.28%と高水準。配当性向は2026年3月期37%で、過去10年は19〜37%と無理のない範囲にある。10年以上連続増配銘柄として減益局面でも配当を維持・増額する姿勢がうかがえ、純資産配当率(DOE)は3%台で安定している。

【注意点・リスク】
卸売業は売上に対する利益率が1%台と極めて薄く、仕入価格や物流コストの変動が利益を大きく揺らす。あらたも2026年3月期は減益、2027年3月期は営業利益110億円への一段の減益を会社が予想しており、利益のモメンタムは弱い。有利子負債は2026年3月期末に489億円へ増加した。PBR1倍割れは割安の裏返しであると同時に、市場の成長期待が高くないことの表れでもある点には注意がいる。

⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、IR BANKや決算資料からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年5月22日時点。

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