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あらた(2733)銘柄分析|株主優待・高配当株スコアシート

TJ
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⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月15日時点。

TJ
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今回は、あらた(2733)を取り上げるよ!日用品・化粧品・ペット用品などを扱う、国内最大手級の総合卸売企業なんだ。11期連続の増配を続ける高配当株で、QUOカードの株主優待もあるんだよ!

2026年3月期の本決算データを反映したから、配当・割安性・株主還元を一緒に見ていこう!

東証プライム | コード 2733 | 卸売業 | 決算月:3月

あらた

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)

現在株価(2026/07/15 終値)

2,569前日比+7 (↑0.27%)

時価総額 約954億円

配当利回り(予)
4.36%
112円(2027/3期予想)
PER(予)
12.29倍
過去レンジ 約6.9〜14.9倍
PBR(実)
0.70倍
過去レンジ 約0.6〜1.4倍
MIX係数(PER×PBR)
8.60
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
37.0%
2026年3月期
ROE(予)
5.64%
ROA(予)2.01%
営業利益率(前期)
1.31%
卸売業特有の薄利構造(2026/3期)
自己資本比率
35.7%
卸売業として一定水準(2026/3期)

※データ取得日:2026/07/15

🎁 あらたの株主優待制度

100株以上保有で、1,000円相当のQUOカードを年2回(合計2,000円相当)贈呈。

権利確定(年2回) 100株以上
3月末日 QUOカード 1,000円相当
9月末日 QUOカード 1,000円相当
株主優待配当利回り(予)

5.13%

100株
(年配当11,200円+優待2,000円)
÷投資額256,900円

※QUOカードは3月末の株主へ6月下旬、9月末の株主へ11月下旬に発送予定。継続保有の条件はなし。出典:あらた公式IR。株主優待配当利回りは2026/07/15現在。

📈 株価・PER・配当10年チャート

2733 あらた|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2017/03151532.59.16
2018/03298037.514.93
2019/031908409.60
2020/03231342.511.20
2021/03245347.510.21
2022/03182360.56.91
2023/032028688.42
2024/03330092.510.89
2025/03313510210.13
2026/0329661129.80
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

あらたの配当、きれいな右肩上がりだね!株価に対して配当利回りも高めで、PERも10倍前後と低めだから割安に見えるよ。

TJ
TJ

いいところに気づいたね。あらたは分割調整後で11期連続の増配を続けていて、配当の安定感が魅力なんだ。ただ、2024年1月に1対2の株式分割をしているから、1株あたりの配当額は分割の前後で見え方が変わる点だけ頭に入れておこう。

PERが業種平均より低めなのも事実だけど、なぜ低いのかも合わせて確かめていきたいね!

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

2733 あらた|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2017/032.1519.6
2018/031.2618.8
2019/032.1020.1
2020/031.8420.6
2021/031.9419.8
2022/033.3222.9
2023/033.3528.2
2024/032.8030.5
2025/033.2533
2026/033.7837

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

2733 あらた|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2017/03165.461.058.16
2018/03199.541.218.90
2019/03198.841.188.58
2020/03206.501.178.68
2021/03240.271.389.01
2022/03263.791.499.37
2023/03240.771.448.06
2024/03303.011.549.41
2025/03309.521.528.89
2026/03302.731.318.16

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

2733 あらた|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2017/032027.2126.7
2018/032142.6829.3
2019/032273.4033.0
2020/032430.6633.2
2021/032666.3535.6
2022/032815.6535.4
2023/032988.5035.1
2024/033252.2434.6
2025/033490.4637.4
2026/033707.8935.7
しばっち
しばっち

でもさ、あらたって営業利益率が1%台しかないんだよね。これってちょっと心配じゃないの?

TJ
TJ

鋭い視点だね。これは卸売業ならではの構造なんだ。メーカーから商品を仕入れて小売に届けるのが卸の仕事だから、売上は1兆円規模でも、その大半は仕入れ代金。利益として残るのはごくわずかで、利益率が低く出るのは業界共通なんだよ。

だから利益率の絶対値より、薄い利益率でも安定して稼ぎ続けられているか、自己資本比率を着実に高められているかを見るのが大事。あらたはそこは堅実なんだ。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

薄利でもしっかり利益を出して、増配まで続けられているのはすごいね!

TJ
TJ

そうだね。配当性向は30%前後を目安にしていて、増配の余力もまだある。ただし2027年3月期は会社予想で減益を見込んでいるから、利益の動きはこれからも要チェックだよ。

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 日用品・化粧品・ペット用品などの総合卸として国内最大手級。直近10年で着実に拡大し、2026年3月期に売上高1兆円台へ到達した。2027年3月期も会社予想で増収。
経常利益 卸売業の薄利構造で、売上規模に比べ利益額は小さい。2026年3月期は前期から減益となり、2027年3月期も会社予想105億円とさらなる減益見通し。
EPS 長期では増加基調だが、2027年3月期は会社予想209.10円と前期から減益見通し。利益のブレが大きい点は卸売業の特徴。
ROE 過去10年はおおむね8〜9%台で安定して推移しており、卸売業として標準的な水準。来期は減益予想を映して低下が見込まれる。
ROA 在庫や売上債権など総資産が大きい卸売業のビジネスモデルのため、ROAは低めに出やすい構造。
営業利益率 卸売業特有の薄利構造で、おおむね1%台で推移。わずかなコスト変動が利益額に大きく影響する。
売上原価率 商品仕入が大半を占める卸売業のため、原価率は約9割と高い水準。仕入条件や物流効率が収益を左右する。
自己資本比率 過去10年で20%台後半から30%台後半へ着実に改善。卸売業として一定の健全性を備える。
利益剰余金 直近10年で着実に積み上がっており、内部留保は厚みを増している。還元と成長投資の余力につながる。
有利子負債 運転資金の性格が強い借入が中心。直近期は仕入の拡大などで増加しており、金利上昇局面では負担増に留意したい。
BPS 分割調整後で着実に増加している。PBRは1倍を下回っており、純資産価値の面からは割安圏にある。
営業CF 年により振れはあるが安定してプラスを確保しており、本業の現金創出力は底堅い。直近期は拡大した。
投資CF 物流センター等への設備投資が中心。供給網の強化に継続的に資金を投じている。
財務CF 配当や自己株式取得などの株主還元と、借入の動きを反映している。
現金等 手元資金は厚みを増しており、還元と運転資金の原資となっている。
配当推移(10年) 分割調整後で2016年3月期から2026年3月期まで11期連続増配を継続(実績)。2027年3月期も会社予想で前期と同額の配当を計画している。
配当性向 過去10年はおおむね20〜37%で、利益の成長に合わせて緩やかに引き上げ。連結配当性向30%を目安とする方針。
自己株式の取得 近年は自己株式取得も機動的に実施し、配当と組み合わせた株主還元を進めている。
PER推移(10年) 年度末ベースでおおむね7〜15倍で推移。足元の予想PERは過去レンジの中位で、業種平均と比べても際立った割高感はない。
PBR推移(10年) 過去10年はおおむね0.6〜1.4倍で推移。足元は1倍を下回り、純資産価値の面からは割安圏にある。
配当利回り推移 増配の継続とともに、年度末ベースの配当利回りは長期で切り上がってきている。
リーマンショック後
の配当推移
あらたは複数の卸が統合して2002年に発足した比較的新しい会社で、リーマンショック前後の2008〜2009年3月期は統合の負担もあり営業赤字を計上した。配当は2010年3月期以降で確認でき、その後は増配基調にある。景気の影響を受ける一面があり、ディフェンシブ一辺倒の銘柄ではない点は押さえておきたい。
株主還元方針 連結配当性向30%を目安に、安定配当と増配を図る方針(分割調整後で11期連続増配)。自己株式取得やQUOカードの株主優待も組み合わせた還元を行っている。
株主優待 3月末・9月末を権利確定日とし、100株以上の株主にQUOカード1,000円相当を年2回(年間2,000円相当)贈呈。継続保有の条件はなし。出典:あらた公式IR
セグメント 日用品・化粧品・家庭用品・ペット用品などの卸売事業が中心。メーカーと小売をつなぐ流通の中核を担う。
海外売上比率 国内事業が中心。全国の小売・ドラッグストア網への供給を主軸に事業を展開している。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス決算短信・あらた公式IR

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

配当に加えてQUOカードの優待までもらえるのは嬉しいね!普段の買い物にも使えるし。

TJ
TJ

そうなんだ。あらたは100株以上を持っていると、3月末と9月末の年2回、1,000円分のQUOカードがもらえる。年間で2,000円相当だね。配当と優待を合わせた「株主優待配当利回り」で見ると、利回りは一段と高くなるよ。

とはいえ主役はあくまで配当。優待はうれしいおまけ、くらいの距離感で見ておくのがちょうどいいと思う。

しばっち
しばっち

来期は減益予想なんだよね。そこはやっぱり気になるなあ・・・。

TJ
TJ

大事な視点だね。卸売は利益率が薄いぶん、仕入れや物流のコストが少し動くだけで利益が大きく振れやすい。来期の減益予想も、その表れなんだ。

それでも会社は増配の方針を崩していないし、生活必需品を扱う事業の底堅さもある。良い面と注意点をセットで見て、最後は総合的に判断していこう!

🏆 あらた(2733)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
あらたは日用品・化粧品・ペット用品などを扱う総合卸で、売上高は直近10年で着実に拡大し、2026年3月期に1兆円台へ到達した。卸売業特有の薄利構造で営業利益率はおおむね1%台だが、2025年3月期まで利益を伸ばしてきた。ただし2026年3月期は経常利益・当期純利益ともに前期から減益となった。自己資本比率は過去10年で20%台後半から30%台後半へ改善し、財務は卸売業として一定の健全性を備える。営業キャッシュフローは安定してプラスで、直近期はむしろ拡大した。厳密な数値は上のスコアシートにまとめている。

【割安性・投資タイミング】
PER(予)はおおむね10倍台で、一般に適正とされる15倍前後を下回る。過去10年の年度末PERはおおむね7〜15倍で推移しており、足元はそのレンジの中位にある。PBRは1倍を大きく下回り、純資産の価値から見れば株価は割安圏にある。MIX係数も割安の目安22.5を下回る。
ただし卸売業は利益率が薄く、利益のブレが評価に響きやすい。あらたも2027年3月期は会社予想で一段の減益を見込んでおり、業績の下振れ懸念が株価の上値を抑えている面がある。指標の割安さだけで判断せず、利益の底打ちを見極めたい局面である。

【配当・株主還元】
配当は分割調整後で2016年3月期から2026年3月期まで11期連続増配を継続している(実績)。2027年3月期も会社予想で前期と同額の配当を計画しており、配当利回りは高水準にある。配当性向は連結30%を目安とし、利益の成長に合わせて緩やかに引き上げてきた。自己株式の取得も機動的に実施している。加えて、100株以上の保有で年2回のQUOカード(年間2,000円相当)がもらえる株主優待もあり、配当と優待を合わせた利回りで見ると一段と高くなる。

【注意点・リスク】
最大の注意点は、卸売業の利益率が1%台と極めて薄く、仕入価格や物流コストの変動が利益を大きく揺らす点である。2026年3月期は減益、2027年3月期も会社予想で一段の減益を見込んでおり、利益のモメンタムは弱い。直近期は仕入の拡大などで有利子負債が増加した点にも留意がいる。また、あらたは複数の卸が統合して2002年に発足した会社で、リーマンショック前後には営業赤字を計上した経緯があり、景気の影響を受けにくいディフェンシブ銘柄とまでは言い切れない。PBR1倍割れは割安の裏返しであると同時に、市場の成長期待が高くないことの表れでもある点には注意したい。

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💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

私は、日用品を全国の小売店へ届ける「流通の裏方」として、あらたに面白さを感じている1社です。

派手さはありませんが、売上1兆円規模の事業を薄い利益率で着実に回し、分割調整後で11期連続の増配と株主優待まで続けている堅実さは、長くお付き合いするうえで見どころが多いと感じています。

積極的に買い増しを検討したい銘柄ではありますが、毎月の入金力・他銘柄で買い増し優先度の高い監視銘柄、じぶんPFのバランス調整、今期の業績進捗と株価推移等、広い視点で監視していく考えです。

これはあくまで私の一つの見方ですので、最後はあなた自身でよく考えて判断してくださいね。

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