株主優待

NTT(9432)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート

NTT(9432)銘柄分析スコアシートのアイキャッチ画像。青くライトアップされた地球儀とビル群を背景に、左手前へ通信鉄塔、中央にノートパソコンとスマートフォンがクラウドのアイコンとネットワーク線でつながる。上部に赤いバッジの「ドコモ主力」と「情報通信業界最大手」の見出し、右の金縁パネルに「9432」「東証プライム」「NTT」「銘柄分析 スコアシート」。下部の帯に「時価総額1兆円超え超大型株 通信インフラの中核を担う連続増配銘柄」が並ぶ。
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⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年10月15日時点。

TJ
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今回は、NTT(9432)を紹介するよ!日本最大の通信インフラ企業で、リーマンショック期も減配なし。2012年3月期からは15期連続で増配中の超ディフェンシブ高配当株。2026年3月期の本決算で発表された最新のデータも反映したから一緒に学んでいこうよ!

東証プライム | コード 9432 | 情報・通信業 | 決算月:3月

NTT(旧商号:日本電信電話)

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)

現在株価(2026/10/15)

173.3円前日比+0.8 (↑0.46%)

時価総額 約15.7兆円

配当利回り(予)
3.12%
5.40円(2027/03期予想)
PER(予)
14.39倍
過去レンジ 10.41〜15.61倍
PBR(実)
1.43倍
過去レンジ 0.51〜1.65倍
MIX係数(PER×PBR)
20.58
22.5以下が割安の目安 MIX係数とは?
配当性向(予)
44.9%
2027年3月期 会社予想
(当ブログ算出)
ROE(今期予想)
10.1%
2027年3月期
営業利益率(今期予想)
11.4%
2027年3月期
自己資本比率
20.8%
2026年3月期

※データ取得日:2026/10/15

🎁 NTTの株主優待制度

100株以上を2年以上継続保有で、継続期間に応じたdポイント進呈。

継続保有期間(100株以上) 進呈dポイント(1pt≒1円相当)
2年以上3年未満 1,500ポイント
5年以上6年未満 3,000ポイント
株主優待配当利回り(予)

11.78%

100株・継続2年以上3年未満
配当3.12%+優待8.66pt
(dポイント1,500÷投資額17,330円)

※dポイントは株主へ毎年進呈するものではありません(継続2年以上で1,500ポイント・5年以上で3,000ポイントを一度ずつ進呈)。同一の株主番号で得られる最大のポイント数は4,500ポイントです。100株以上・継続2年以上が対象で、所定のエントリー手続きが必要。株主優待配当利回りは現在株価144円・年間配当5.40円(2027年3月期予想)で算出。出典:NTT 公式IR。株主優待配当利回りは 2026/10/15現在。

NTT(9432)はどんな会社?【事業内容】

NTTグループの持株会社。ドコモの移動通信が主力。固定電話では独占的な地位を持ち、光回線でも高いシェアを握ります。売上構成は総合ICT43%、グローバル・ソリューション33%、地域通信18%、その他7%。主要子会社はNTTドコモ、NTTデータグループ、NTT東日本・西日本など。設立は1985年。1987年上場・東証プライム。決算月は3月です。

📈 株価・PER・配当10年チャート

9432 NTT|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。表の最終行(2026/10)は当月時点の値で、株価は2026年10月15日時点、1株配当とPERは今期の会社予想に基づく値です。出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス

年度株価
(円)
1株配当
(円)
PER
(倍)
2017/03952.4012.15
2018/03983.0010.89
2019/03943.6010.67
2020/031033.8011.14
2021/031144.2011.48
2022/031424.6010.78
2023/031584.8011.35
2024/031805.1011.93
2025/031455.2012.12
2026/031575.3012.45
2026/10173.35.40(予)14.39(予)
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

NTTの株、すごく買いやすいんだね!株価も1株配当もこの10年でじわじわ伸びているのも魅力だなあ。

TJ
TJ

そうなんだ。2023年の1:25分割で1株が買いやすい水準になったんだ。業績と配当の伸びも数字に表れているし、市場での認知度はもう僕が語るまでもないね!

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

9432 NTT|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り
(%)
配当性向
(%)
2017/032.5330.7
2018/033.0633.3
2019/033.8340.9
2020/033.6941.1
2021/033.6942.3
2022/033.2434.9
2023/033.0334.5
2024/032.8333.8
2025/033.5943.5
2026/033.3842.0

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

9432 NTT|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS
(円)
営業利益率
(%)
ROE
(%)
2017/037.8213.529.28
2018/039.0013.939.92
2019/038.8114.269.22
2020/039.2513.139.44
2021/039.9313.9912.11
2022/0313.1714.5514.26
2023/0313.9213.9214.17
2024/0315.0914.3813.00
2025/0311.9612.049.78
2026/0312.6111.8410.66

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

9432 NTT|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS
(円)
自己資本比率
(%)
2017/0384.2440.6
2018/0390.6942.0
2019/0395.4641.6
2020/0397.9839.4
2021/0381.9432.9
2022/0392.3734.7
2023/0398.2333.8
2024/03116.0933.3
2025/03122.2534.0
2026/03118.2620.8
しばっち
しばっち

増収増益で増配も続けているのに、株価はあまり冴えないね。

TJ
TJ

株式分割直後は人気化して株価が上がっていたけど、2024年の新NISA開始後は調整が続いているんだ。ただ、業績は好調だし、連続増配株かつ低位株として、比較的買いやすい水準ってTJは見ているよ。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

じゃあ今後も安心して買っていいってこと?

TJ
TJ

そう単純でもないんだ。NTTは自己資本比率が20%台まで下がっていて、2027年3月期は減益予想。こうした逆風は頭に入れておきたい。最後は自己責任で、無理のない範囲で判断してね。

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 10年で11.4兆円→14.4兆円と約26%増収。DC・グローバル・金融が牽引。会社予想15.1兆円。
営業利益 住信SBIネット銀行の子会社化が効き、1.54兆円→1.71兆円と増益。会社予想も1.71兆円で横ばい。
EPS 7.82円→12.61円と10年で約61%増(分割調整後)。会社予想は12.04円で長期増益基調は維持。
ROE 9.78〜14.26%のレンジで推移し、10年すべてで8%を上回る。2026年3月期は10.40%。
ROA 総資産46.7兆円と規模が大きく、2026年3月期は2.22%と低位。会社予想は2.1%。
営業利益率 成長投資の費用が先行し、11.11〜14.55%のレンジでやや低下傾向。2026年3月期は11.84%。
売上原価率 IFRS開示のため単独区分はなし。営業費用比率は約88%で、減価償却費・人件費など固定費の比率が高い。
自己資本比率 34.0%から20.8%へ低下。住信SBIネット銀行の子会社化で、金融を含むぶん財務レバレッジは高め。
利益剰余金 5.47兆円から8.93兆円へ、10年で約63%拡大。配当原資と成長投資の余力は厚い。
有利子負債比率 有利子負債16.9兆円・株主資本9.73兆円で約174%。住信SBIネット銀行とNTTデータグループの完全子会社化で急増。
BPS 1株あたりの純資産は継続的に積み上がり、2026年3月期末は119.47円。
営業CF 金融子会社の運転資金が響き、2.36兆円から1.49兆円へ減少。10年平均は約2.5兆円と厚い。
投資CF 2026年3月期は-1.02兆円。DC・5G/IOWN等のインフラ投資が続き、設備投資は年間2兆円規模。
財務CF 借入増加で+0.44兆円と、10年で初の大幅プラス。通常は配当・自社株買い・返済で年-1兆円規模。
現金等 手元資金は1.00兆円から1.92兆円へ約2倍に増加。増配・自社株買い・成長投資の原資になる。
配当推移(10年) 2.40円→5.30円と約2.2倍(分割調整後)。年0.10〜0.40円ずつ増配し、会社予想5.40円。
配当性向 2026年3月期は42.0%。過去10年は30.7〜43.5%の範囲で、増配の余力は残している。
自社株買い 2025年5月決議の上限15億株・2,000億円に対し、約12.86億株・約2,000億円を取得完了。総還元性向は約60%超。
PER推移(10年) 過去10年は10.41〜15.61倍のレンジ内。業績の拡大とともに堅調に推移してきた。
PBR推移(10年) 10年のレンジは0.51〜1.65倍。上限を付けたのは2024年3月期で、以降は調整局面。
配当利回り推移 2.06〜3.83%のレンジで推移。2024年3月期の2.83%を谷に、水準は切り上がってきた。
リーマンショック後
の配当推移
リーマンショック後も減配なし。増配と据え置きだけで乗り切り、ディフェンシブ性が高い(有価証券報告書)。
株主還元方針 安定性・継続性に配意し、業績・財務・配当性向を総合勘案する方針。2012年3月期から15期連続増配。
セグメント ドコモの総合ICT・NTT東西の地域通信・NTTデータのグローバルソリューションが3本柱。不動産・エネルギーも持つ。
海外売上比率 グローバルソリューション事業を中心に、海外売上は約3兆円・全体の約20%。為替変動の影響を受ける。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス・有価証券報告書

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

リーマンショックのときも減配しなかったって、耐える力もあるんだね!

TJ
TJ

そうだね。有価証券報告書で確認すると、リーマンショック期の2008〜2012年も分割調整後で減配なし。増配と据え置きで乗り切っていて、配当におけるディフェンシブ性は実績に裏打ちされているよ。

しばっち
しばっち

100円台だから、たくさん買っちゃおうかな~!

TJ
TJ

それはダメ!笑。たとえ低位株だとしても、手軽に買えるからと言って買いすぎは要注意。NTTのような巨大企業でも何が起こるかわからない。投資は分散が基本ってことも覚えておいてね。

🏆 NTT(9432)総合評価

業績・財務・キャッシュフロー

営業収益はこの10年で右肩上がりに伸び、2026年3月期は増収増益でした。EPSも過去10年で最も高い水準です。

一方で自己資本比率は20%台まで下がりました。通信インフラへの設備投資に加え、住信SBIネット銀行やNTTデータグループを子会社に迎えたためです。銀行を含む金融事業を抱えるぶん、財務レバレッジは高めになります。

ただし、本業で稼ぐ営業キャッシュフローは10年を通して厚く、手元の現金も前期から積み上がっています。借入の返済余力は確保されていると捉えています。

割安性・PER・PBR

予想PERの過去10年の推移は、レンジの幅が比較的狭いのが特徴です。業績が大きく崩れる年がないため、市場評価も振れにくい銘柄だと捉えています。

PBRの過去10年の推移は、幅が大きく広がっています。かつては1倍を割っていた時期があり、純資産を積み上げるなかで、近年は1倍を上回る水準へと市場の見方が変わってきました。そのため、PBRの過去レンジをそのまま物差しにすると、1倍割れだったころの水準に引きずられやすくなります。PBRだけで割安かどうかを測るのは難しい銘柄だと考えています。

■ 同業(通信大手)との比較

銘柄 PER(予) PBR(実) 配当利回り(予) 営業利益率 基準日
NTT(9432) 14.39倍 1.43倍 3.12% 11.8% 2026/10/15
KDDI(9433) 15.8倍 2.25倍 2.77% 18.1% 2026/09/11
ソフトバンク(9434) 21.1倍 4.06倍 3.56% 14.8% 2026/09/11

※通信大手3社の比較です。営業利益率は各社の2026年3月期(本決算)実績。

配当・株主還元

配当は2012年3月期から15期連続の増配です。2027年3月期も会社予想は増配で、実現すれば16期連続になります。

配当性向は過去10年でおおむね30〜40%台の推移で、増配を重ねながらも私が目安とする50%以内に収まっています。自社株買いも継続して実施しており、配当とあわせた株主還元の姿勢は積極的と評価しています。

注意点・リスク

2027年3月期の会社予想は増収減益で、純利益は5.5%の減益見通しです。データセンターやICT分野への投資が先行して費用になる時期にあたり、利益がすぐには伸びにくい局面です。

モバイルの通信単価の低下や固定電話の減少という構造的な逆風も続いています。IOWNなどの成長投資がいつ収益に結びつくかは、まだ見えていません。決算のたびに、先行する投資と利益の伸びのバランスがどう動いたかを確かめておきたいところです。

 

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NTT(9432)のよくある質問

Q. NTTの配当はどうなっていますか?

A. 2012年3月期から15期連続で増配してきました。2027年3月期も会社予想は増配で、実現すれば16期連続です。株主還元では自社株買いも続けています。

Q. NTTに株主優待はありますか?

A. あります。100株以上を2年以上継続して保有した株主にdポイントが進呈されます。毎年もらえるものではなく、継続2年以上と5年以上のときに一度ずつ進呈され、所定のエントリー手続きが必要です。

Q. 自己資本比率が低いのはなぜですか?

A. 通信インフラへの設備投資に加え、住信SBIネット銀行やNTTデータグループの子会社化で負債が増えたためです。銀行を含む金融事業を抱えるぶん、財務レバレッジは高めになります。営業キャッシュフローは厚い水準が続いています。

Q. 2027年3月期はなぜ減益予想ですか?

A. 増収の見通しですが、データセンターやICT分野への投資が先行して費用になる時期にあたるためです。モバイルの通信単価の低下や固定電話の減少という構造的な逆風も続いています。

 

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💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

私は、NTTを保有しています。購入記録はコチラの記事で紹介しています。

日本最大の通信インフラというディフェンシブな本業、リーマンショック期は減配なし、直近15期は連続増配。こういったプラス評価の実績が多数ある1社です。

2023年の1:25分割後は買いやすい株になり、新NISAでも積み立てやすくなった点も気に入っています。

一方で、死角もあります。

自己資本比率は大型M&Aや設備投資で20%台まで低下し、2027年3月期は増収減益の会社予想。

モバイル単価の低下や固定電話の減少という構造的逆風も続いています。

NTTのような巨大企業でも好実績と魅力度が低下する材料、どちらも持ち合わせています。投資の最終判断はご自身の責任で行ってくださいね。

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この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年10月15日時点。

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