UBE(4208)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート
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この記事はTJ個人の見解や実体験、IR BANKや決算資料からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年5月22日時点。
今回は、UBE(4208)を紹介するよ!旧宇部興産の総合化学メーカーで、5/13決算発表&5/20の年間配当発表で2027年3月期配当160円&利回り5.0%超!
MIX係数10以下の超割安超高配当株なんだ。2026年5月の本決算&新中期経営計画「UBE vision 2030」の最新データを反映させたから、各財務指標を一緒に学んでいこうよ!
東証プライム | コード 4208 | 化学 | 決算月:3月
UBE(旧宇部興産)
高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)
現在株価(2026/05/22)
2,992円
時価総額 約2,539億円
📈 株価・PER・配当10年チャート
UBEは2026年5月20日、今期年間配当160円(前期110円/+50円増配)&DOE2.5%→3.5%以上に引き上げて、株価急反発。多くの買いを集めたよ!
📊 配当性向・配当利回り 10年推移
※2023年・2025年は赤字により配当性向非表示
📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移
📊 BPS・自己資本比率 10年推移
📋 財務指標 分析一覧
| 指標 | 評価 |
|---|---|
| 売上高 | 2017年3月期6,166億円→2026年3月期4,623億円。事業ポートフォリオ再編(建設資材事業の譲渡等)で構造改革を実施。2027年3月期予想4,850億円。 |
| 経常利益 | 2026年3月期375億円(+67.7%)。樹脂・化成品セグメントの構造改革効果と為替差益で大幅増益。2027年3月期予想375億円で高水準を維持。 |
| EPS | 2026年3月期245.76円・2027年3月期予想252.20円。2023年3月期と2025年3月期は赤字経験するが、構造改革で2026年期からは正常化。 |
| ROE | 2026年3月期5.46%・2027年3月期予想5.60%。過去10年レンジ5.46〜10.05%(赤字期除く)。構造改革後の資本効率改善が中長期の課題。 |
| ROA | 2026年3月期2.52%・2027年3月期予想2.59%。化学業として標準的水準。資産効率は事業ポートフォリオ最適化で改善余地あり。 |
| 営業利益率 | 2026年3月期4.10%。過去10年レンジ3.28〜7.22%でやや低位推移。コモディティ化学の利益率特性と原材料コスト変動の影響を受けやすい。 |
| 売上原価率 | 2026年3月期77.62%。過去10年レンジ77.62〜83.32%でやや改善傾向。樹脂・化成品事業の構造改革で原価管理を強化中。 |
| 自己資本比率 | 2026年3月期末46.2%。2017年3月期40.4%から長期改善傾向。化学業として標準的な財務体質を維持。 |
| 利益剰余金 | 継続的に積み上げ、配当原資・成長投資余力を確保。2026年3月期は構造改革と増配の両立を実現。 |
| 有利子負債比率 | 化学業の特性で運転資金・設備資金の借入は一定規模あるが、自己資本比率改善とともに財務レバレッジは健全化。 |
| BPS | 2026年3月期末4,500.95円。現在のPBR0.53倍はBPS4,500円に対して株価2,390円で約**2,110円の純資産割安**。長期投資家にとってPBR1倍回帰の余地が大きい超割安水準。 |
| 営業CF | 化学業として本業のキャッシュ創出力は安定。構造改革の進捗とともに営業CFの質も改善傾向。 |
| 投資CF | 事業ポートフォリオ最適化のM&A・事業譲渡・設備投資が継続。中期計画「UBE VISION 2030」に基づく成長投資を実施。 |
| 財務CF | 配当支払い・借入返済・自社株買い等の還元・財務体質改善活動を継続実施。 |
| 現金等 | 事業構造改革で得た資金を成長投資・株主還元に再配分。手元流動性は化学業として十分な水準を維持。 |
| 配当推移(10年) | 2017年3月期60円→2026年3月期110円と10年で約1.8倍に拡大。2027年3月期予想は5/20修正で160円(+50円)に大幅増配。継続して株主還元姿勢を強化。 |
| 配当性向 | 2026年3月期44.8%。過去10年で大幅変動(赤字期は性向109.6%等)。2026年5月公表「DOE3.5%以上」の安定還元方針を打ち出し配当の予測可能性を向上。 |
| 自社株買い | 配当中心の株主還元方針。中期計画で総還元性向の引き上げを示唆し、機動的な自社株買いも選択肢として保持。 |
| PER推移(10年) | 直近9.48倍は過去10年レンジ(7.28〜10.98倍・赤字期除く)の中位やや上。2023年・2025年は赤字でPER算出不可。業績正常化で標準的水準。 |
| PBR推移(10年) | 直近0.53倍は過去10年レンジ(0.40〜1.72倍)の下位圏でPBR1倍大幅割れ。東証の改善要請対象水準で、長期PBR訂正の余地が極めて大きい。 |
| 配当利回り推移 | 2027年3月期予想5%超は過去10年で過去最高水準(160円配当・5/20上方修正後)。超高配当株として注目度が大幅に上昇。 |
| リーマンショック後 の配当推移 |
2008年3月期50円→2009年3月期40円→2010年3月期40円→2011年3月期50円→2012年3月期50円と当該5年間中に1回減配の実績あり(第106期有価証券報告書/株式併合調整後)。 |
| 株主還元方針 | 「中期経営計画UBE VISION 2030 TRANSFORMATION」で安定的・継続的な株主還元を強化。5/20に2027年3月期配当を110→160円に大幅上方修正&DOE2.5%→3.5%に引き上げ、還元姿勢を強く示した。 |
| セグメント | 化学事業(樹脂・化成品・ファインケミカル・電池材料)を主力に、機械事業の2本柱で構成。事業ポートフォリオの選択と集中を継続中。 |
| 海外売上比率 | アジア・北米・欧州を中心にグローバル展開。化学製品の海外売上は約4割を占め、為替動向の影響を受けやすい構造。 |
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス・有価証券報告書
🏆 UBE(4208)総合評価
【業績・財務・キャッシュフロー】
2026年3月期は売上高4,623億円・経常利益375億円(前期比+67.7%)と、事業構造改革の効果で大幅な増益となった。1株当たり利益(EPS)は245.76円である。財務面では、自己資本比率が2026年3月期末で46.2%と、2017年3月期の40.4%から長期的に改善しており、化学業として標準的な財務体質を維持している。キャッシュフローは、本業で現金を稼ぐ力を示す営業キャッシュフローが安定し、構造改革の進捗とともにその質も改善傾向にある。改革で生み出した資金を成長投資と株主還元に再配分しており、手元の現金などの流動性も化学業として十分な水準を保っている。
【割安性・投資タイミング】
2026年5月22日時点のPER(予)は11.86倍で、上場企業で適正とされる15倍前後を下回っている。化学業の平均PER16.8倍と比べても低く、業種の中でも割安な部類に入る。UBE自身の過去10年のPERは、赤字だった2023年3月期・2025年3月期を除くと7.28〜10.98倍のレンジで推移してきた。現在の11.86倍はそのレンジをやや上回るが、これは経常利益が前期比+67.7%と大きく回復し、株価が業績の改善に合わせて切り上がってきた結果である。
PBRは0.66倍で、株価2,992円は1株当たり純資産のおよそ3分の2の水準にとどまる。PERとPBRを掛け合わせたMIX係数は7.83と、割安の目安とされる22.5を大きく下回る。赤字から業績が正常化した実績と、純資産を下回る株価をあわせて見れば、現在は割高で高値づかみしやすい局面ではなく、長期のバリュー投資では買いやすい水準にあるといえる。
【配当・株主還元】
配当利回り5%超(2027年3月期予想160円ベース・5/20上方修正)は過去10年で過去最高水準。2017年3月期60円→2026年3月期110円→2027年3月期160円と急増配。中期計画「UBE VISION 2030」で安定還元方針&DOE3.5%を明示。超高配当狙いの長期インカム投資家に極めて魅力的なエントリーポイント。
【注意点・リスク】
2023年3月期・2025年3月期に赤字経験あり、業績ボラティリティが大きい点に注意。化学コモディティ事業の市況・原材料コスト変動・為替動向が利益を大きく揺らす特性。リーマンショック後の2009年3月期にも減配実績があり、景気後退局面での配当維持力は注視が必要。中期計画の構造改革進捗と利益正常化が今後の鍵。
⚠️ 免責事項
この記事はTJ個人の見解や実体験、IR BANKや決算資料からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年5月22日時点。


