小田急電鉄(9007)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート
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この記事はTJ個人の見解や実体験、IR BANKや決算資料からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年5月22日時点。
今回は、観光にも通勤にもブランド力のある小田急電鉄(9007)を紹介するよ!2026年3月期の本決算では「累進配当」を明文化&株主優待制度を拡充した連続増配銘柄なんだ!
どんな業績なのか、みんなで一緒に学んでいこうよ!
東証プライム | コード 9007 | 陸運業 | 決算月:3月
小田急電鉄
高配当株 銘柄分析スコアシート | 2025年3月期(2025年5月公表)
現在株価(2026/05/22)
1,660.5円
時価総額 約5,752億円
※データ基準日:2026年5月13日現在
📈 株価・PER・配当10年チャート
株価(左軸・折れ線)・1株配当(右軸・棒グラフ)・PER(右軸・点線) ※株価は期末終値・分割調整済み
📊 配当性向・配当利回り 10年推移
📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移
📊 BPS・自己資本比率 10年推移
📋 財務指標 分析一覧
| 指標 | 評価 |
|---|---|
| 売上高 | 交通業(鉄道)・不動産業・生活サービス業の3本柱で営業収益約4,200億円規模。2024年3月期は4,102億円とコロナ前水準を上回り回復済み。 |
| 経常利益 | 2017年466億→2024年507億と回復基調。2021年コロナ禍で-312億の大幅赤字を経験したが、2023年以降V字回復し以前の水準を超える。 |
| EPS | 2017年72.31円→2024年225.27円のピーク後、2025年147.51円・2026年予94.98円と正常化。特別利益剥落の影響で予想EPSが低下。 |
| ROE | ROE予7.03%(実績11.08%)。鉄道会社として資産規模が大きく、上場企業平均並み水準。コロナ前は8%台で安定推移。 |
| ROA | ROA予2.53%(実績4%)。鉄道事業の特性上、固定資産(線路・車両等)が巨額のため数値は低く見えるが業種特性で正常値。 |
| 営業利益率 | 2025年3月期約10%水準。交通業15.4%・不動産業18.7%・生活サービス業5.5%。不動産が高利益率を支える構造。 |
| 売上原価率 | 鉄道インフラの減価償却費・人件費が中心。輸送人員の増減が利益に直結する固定費型ビジネスモデル。 |
| 自己資本比率 | 2025年3月期36.8%。鉄道会社として標準的水準で、コロナ前29%から大幅改善。配当政策で「30%確保」を前提と明文化。 |
| 利益剰余金 | 2017年1,917億→2024年3,300億超と着実に積み上がり、コロナ禍の落ち込みを乗り越えて回復・拡大している。 |
| 有利子負債比率 | 鉄道インフラの維持・拡張に必要な借入が6,000億円規模。業種特性で高水準だが、安定した運賃収入で返済能力に問題なし。 |
| BPS | 2025/3期1,443.12円。PBR1.07倍で純資産価値とほぼ同等の株価で評価されており、解散価値を意識した買い妙味あり。 |
| 営業CF | 2026年3月期610億の安定黒字。コロナ禍の2021年272億まで落ち込んだが、2023年以降500億超に回復、健全な水準。 |
| 投資CF | 2026年3月期-854億と大型設備投資を継続。鉄道インフラの維持更新・不動産開発・新規事業への積極投資姿勢。 |
| 財務CF | 2026年3月期+293億と資金調達局面。大型設備投資の資金需要に応じた借入が中心で、健全な財務運営。 |
| 現金等 | 2026年3月期399億。時価総額5,752億に対し約7%が現金。設備投資・配当原資として機能する手元流動性を確保。 |
| 配当推移(15年) | 2017年19円→2026年予50円と9年で約2.6倍に拡大。2021年コロナで21→10円減配経験あり、直近で大幅増配しコロナ前水準を超える。 |
| 配当性向 | 2025年3月期27.1%と保守的水準。総還元性向40%以上を目標としており、自社株買いを組み合わせた総合還元拡大の余地あり。 |
| 自社株買い | 配当政策で「機動的な自己株式取得」を明記。総還元性向40%以上目標の達成手段として、業績好調時の機動的な実施が期待される。 |
| PER推移(15年) | 直近15.25倍は過去10年レンジ(9.22〜43.06倍、コロナ期赤字除く)の下位圏。利益正常化で過去最低水準から上昇中。 |
| PBR推移(15年) | 直近1.07倍は過去レンジ(0.95〜3.70倍)の下限近辺。BPS1,443円に対し株価1,546円とほぼ純資産価値で評価される割安水準。 |
| 配当利回り推移 | 2026年3月期予想3.23%は、近年の急ピッチ増配で過去10年で最も高い水準。インカム狙いに魅力的な利回りに達した。 |
| リーマンショック後 の配当推移 |
2010年13円→2011年13円→2012年14円とリーマン後も減配なし。2021年コロナで初の減配(21→10円)の経緯あり、景気・観光動向の影響を受ける。 |
| 株主還元方針 | 有価証券報告書「2023〜2026年度平均で連結総還元性向40%以上、自己資本比率30%確保」。2030年までに累進配当を目指す強い株主還元姿勢を出している。 |
| セグメント | 交通業(売上1,725億・利益率15.4%)、不動産業(売上849億・利益率18.7%)、生活サービス業(売上1,654億)の3本柱。 |
| 海外売上比率 | 国内事業のみで、為替リスクは実質ゼロの完全内需株。インバウンド需要の回復が業績の追い風となる構造。 |
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス・有価証券報告書
🏆 小田急電鉄(9007)総合評価
【業績・財務・キャッシュフロー・割安性】
陸運業の小田急電鉄は、交通業(鉄道)・不動産業・生活サービス業の3本柱で営業収益約4,200億円規模の大手私鉄。コロナ禍の2021年に経常利益-312億の大幅赤字を経験したが、2024年に経常利益507億まで回復、過去最高水準を更新済み。EPS予94.98円・ROE予7.03%は正常化局面の数値。財務面は自己資本比率36.8%とコロナ前29%から大幅改善し、配当政策で「30%確保」を明文化。PER15.25倍・PBR1.07倍・MIX係数16.32と割安レンジで、特にPBRは過去レンジ下限近辺と純資産対比で割安水準。時価総額5,752億の大型株で流動性も高い。
【配当・株主還元】
2017年19円→2026年予50円と9年で約2.6倍に拡大。2021年コロナ禍で21→10円の減配を経たが、直近4年で大幅増配し過去最高水準に到達。有報明文化「2023〜2026年度平均で連結総還元性向40%以上、安定的な配当および機動的な自己株式取得」方針で、配当性向27.1%と保守的のため自社株買いを含めた総合還元拡大の余地が大きい。
【注意点・リスク】
2021年3月期コロナ禍で大幅赤字+減配の経緯あり、景気・観光・インバウンド動向の影響を強く受ける構造。鉄道インフラの維持に毎期600〜800億の大型設備投資が必要で、フリーCFが圧迫されるサイクル。有利子負債6,000億規模は業種特性だが金利上昇局面では調達コスト増加リスクあり。EPS予想94.98円は前期147.51円から低下しており、業績モメンタムの一時鈍化に注意が必要。
⚠️ 免責事項
この記事はTJ個人の見解や実体験、IR BANKや決算資料からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年5月22日時点。
以前、Xにも小田急電鉄の投稿したから参考にしてみてね!


