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デジタル・インフォメーション・テクノロジー(3916)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート

TJ
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⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月15日時点。

TJ
TJ

今回は、デジタル・インフォメーション・テクノロジー(3916)を取り上げるよ!「DIT」で親しまれている会社さんで、システム開発が得意なIT企業なんだ。

注目すべき点は、2015年の上場以来ずっと配当を増やしてきた「連続増配株」で、ボクも保有している銘柄です。

これまでの業績や配当推移をみんなで一緒に学んでいこうよ!

東証プライム | コード 3916 | 情報・通信業 | 決算月:6月

デジタル・インフォメーション・テクノロジー

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2025年6月期(2025年8月公表)

現在株価(2026/07/15)

979前日比+5 (↑0.51%)

時価総額 約299億円

配当利回り(予)
3.83%
37.50円(2026年6月期予想)
PER(予)
13.10倍
過去レンジ 約9.9〜78.5倍
PBR(実)
3.36倍
過去レンジ 約2.7〜15.7倍
MIX係数(PER×PBR)
44.02
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
49.0%
2025年6月期
ROE(予)
25.57%
ROA(予)18.42%
営業利益率(前期)
12.48%
2025年6月期
自己資本比率
71.6%
2025年6月期(実質無借金)

※データ取得日:2026/07/15

📈 株価・PER・配当10年チャート

3916 DIT|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2016/06535345.0
2017/065003.7533.0
2018/065505.531.8
2019/06900837.4
2020/067101022.1
2021/069751224.9
2022/066852014.5
2023/068001816.8
2024/069302316.5
2025/0612003616.3
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

配当はずっと右肩上がりなのに、株価とPERは2021年ごろをピークに下がってる。これって、業績が悪くなったサインかな…?

TJ
TJ

いい着眼点だね。でも実は逆で、利益はこの10年ずっと伸び続けているんだ。EPS(1株あたりの利益)は2016年6月期の約12円から、2025年6月期は約74円まで増えているよ。

株価が下がってPERが低くなったのは、業績が崩れたからじゃなくて、人気が一服したことで「割高だった株価が、利益に見合った水準まで戻ってきた」局面なんだ。そのぶん配当利回りは約4.5%まで上がっていて、長期の投資家にとってはチェックしどころなんだよ。

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

3916 DIT|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2016/060.5625.2
2017/060.7524.7
2018/061.0031.8
2019/060.8933.3
2020/061.4131.4
2021/061.2330.8
2022/062.9342.7
2023/062.2537.9
2024/062.4741.1
2025/063.0049.0

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

3916 DIT|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2016/0611.905.6217.95
2017/0615.176.3719.31
2018/0617.287.1120.28
2019/0624.048.8625.04
2020/0632.0910.0226.74
2021/0639.2311.9226.43
2022/0647.1912.4125.92
2023/0647.5911.2424.10
2024/0656.4112.1924.24
2025/0673.6912.4826.98

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

3916 DIT|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2016/0664.9260.7
2017/0677.8965.0
2018/0685.3464.2
2019/0696.6663.3
2020/06120.0268.2
2021/06148.4370.9
2022/06182.0672.3
2023/06199.8073.5
2024/06232.7568.1
2025/06274.3971.6
しばっち
しばっち

配当のグラフ、2022年から2023年にかけて一回ちょっと下がってない?減配しちゃったんだね…

TJ
TJ

鋭いところに気づいたね。でも安心して!これは「減配」じゃないんだ。実はこの会社、2022年6月期に特別な「記念配当」を上乗せしているんだ。

その記念配当のぶんが翌年なくなったから、年間の合計額だけ見ると一瞬下がって見えるけど、ふだんの配当(普通配当)だけで比べると、2015年の上場以来ずっと連続増配しているんだ!

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

記念配当の上乗せを知らずに、次の年は「減配してる!」って勘違いはダメってことか。

TJ
TJ

そうなんだ。だから配当が一瞬減って見えた年は、記念配当や特別配当があったのか、決算短信や決算プレゼン資料で確かめる必要があるんだ!数字は背景までセットで見ていこう!

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 2016年6月期93億円→2025年6月期242億円と10年で約2.6倍に拡大。システム開発・セキュリティ需要を背景に毎期増収を継続。2026年6月期は会社予想260億円。
経常利益 2016年6月期5.5億→2025年6月期30.3億と10年で約5.5倍に拡大。売上を上回る速度で利益が伸び、収益力は着実に向上。2026年6月期予想30.5億。
EPS 2016年6月期11.9円→2025年6月期73.69円と10年で約6倍に成長(分割調整後)。2026年6月期予想74.67円。長期にわたり右肩上がり。
ROE 2025年6月期26.98%・2026年6月期予想25.57%。上場企業平均(8%)を大幅に上回るトップクラスの水準で、直近10年連続で約18〜27%を維持。
ROA 2025年6月期19.33%・2026年6月期予想18.42%。総資産に対する効率も極めて高い。アセットライトなIT事業の強みが反映されている。
営業利益率 2025年6月期12.48%。過去10年は5.6%→12.5%へ一貫して上昇。受託開発に加え、利益率の高い自社セキュリティ製品が収益性を押し上げている。
売上原価率 2025年6月期74.56%。労働集約的なシステム開発が主力のため、人件費(外注費含む)が原価の中心。人材確保コストの動向が利益率を左右する。
自己資本比率 2025年6月期末71.6%。過去10年も60〜73%帯で安定し、財務の安全性は高い。有利子負債はほぼゼロの実質無借金経営。
利益剰余金 2016年6月期11.2億→2025年6月期81.7億と着実に積み上がる。高い利益創出で内部留保が厚く、増配・成長投資の余力は十分。
有利子負債比率 直近は有利子負債が実質ゼロ。完全無借金に近い形で、金利上昇局面でも調達コストの影響を受けにくい強固な財務体質。
BPS 2025年6月期末274.39円(分割調整後)。現在のPBR2.84倍は、ROE25%超を反映した高ROE銘柄のプレミアム評価。10年でBPSは約4倍に拡大。
営業CF 2025年6月期23.9億円。過去10年は一貫してプラスで、増益とともに拡大基調。本業のキャッシュ創出力は安定している。
投資CF 2025年6月期+11百万円とほぼ中立。アセットライトな事業構造のため設備投資の負担は軽い。M&A等があれば変動する。
財務CF 2025年6月期-15.5億円。配当支払い・自社株買い等の株主還元が中心。無借金のため借入返済負担はない。
現金等 2025年6月期末53.4億円。時価総額257億に対し約2割が現金。厚い手元流動性が増配・自社株買い・成長投資の原資。
配当推移(10年) 2016年6月期3円→2025年6月期36円→2026年6月期予想37.5円(分割調整後)。2015年6月の上場以来、普通配当ベースで10年連続増配。※2022年6月期は記念配当を含むため合計(分割調整後20円)が翌期に一度下がって見えるが、普通配当ベースでは減配なし。
配当性向 2025年6月期49.0%。過去10年は25〜49%で、利益成長に合わせて段階的に引き上げてきた。還元強化の姿勢が明確。
自社株買い 2018・2023・2025年6月期などに自社株買いを実施。配当を主軸に、機動的な自己株式取得も還元手段として併用している。
PER推移(10年) 直近11.08倍は過去10年レンジ(約9.9〜78.5倍)の下限近辺。高成長期に高かったPERは、株価調整で利益に見合った水準まで低下。
PBR推移(10年) 直近2.84倍は過去レンジ(約2.7〜15.7倍)の下限近辺。1倍は大きく上回るが、ROE25%超を踏まえれば高ROE銘柄として整合的な水準。
配当利回り推移 年度末ベースで0.5〜3%程度で推移。本日時点の予想利回りは約4.5%(2026年6月時点)と、株価調整と増配により上場来でも高めの水準にある。
リーマンショック後
の配当推移
配当の開始は2012年6月期(リーマンショック後)で、リーマン期の配当実績はない。なお2011年6月期に小幅な最終赤字を計上した時期があるが、その後は増収増益・連続増配を継続している。
株式分割 2026年1月1日付で1株を2株にする株式分割を実施。本記事の配当・EPS・BPS・株価は分割調整後ベースで比較している。
セグメント・海外 金融機関などを主要顧客とするシステム開発(ITソリューション)と、自社開発の情報セキュリティ製品が事業の柱。国内需要が中心の内需型ビジネス。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス有価証券報告書

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

高いROEで10年連続増配なのに、PERは過去10年で一番低いところまで来ているんだね。これってかなり魅力的な気がする!

TJ
TJ

たしかに魅力的なポイントは多いね。ただ、PBRで見ると高めに僕は見ているよ!これは高ROE株ならではのプレミアムで、指標だけ見て「割安」とは言い切れない。

高ROEのIT株は、増益と増配がこの先も続くかどうかで長く付き合えるかが決まるんだ。人材確保のコストや成長ペースの変化を、四半期ごとの決算でこまめに追いかけるクセをつけていこう!

しばっち
しばっち

なるほど。「高ROEで連続増配」と「指標は割安とは言い切れない」、その両方を分かったうえで判断するのが大事ってこと?

TJ
TJ

その通り。良い面と注意点をセットで持っておけば、株価が動いても落ち着いて判断できる。最後は数字を確認したうえで、総合的に投資していこう!

🏆 デジタル・インフォメーション・テクノロジー(3916)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
DIT(デジタル・インフォメーション・テクノロジー)は、システム開発(受託開発)と自社の情報セキュリティ製品を手がける独立系のIT企業である。2016年6月期の売上93億円から2025年6月期は242億円へと10年で約2.6倍に拡大し、経常利益は5.5億円→30.3億円と約5.5倍に伸びた。EPSも分割調整後で約12円→約74円へと成長している。ROEは2025年6月期で26.98%(2026年6月期予想25.57%)と上場企業平均を大幅に上回り、直近10年連続で約18〜27%という高水準を維持している。財務面は自己資本比率71.6%・有利子負債が実質ゼロの無借金経営で、営業キャッシュフローも一貫してプラス。稼ぐ力・財務の健全性ともに高い、優等生型の成長企業といえる。

【割安性・投資タイミング】
2026年6月時点のPER(予)は概ね11倍前後で、上場企業の一般的な目安である15倍を下回る。これは高成長期に大きく買われた株価が調整し、利益に見合った水準まで低下したためである。過去10年のPERは約9.9〜78.5倍と幅広く、現在はそのレンジの下限近辺にある。一方でPBRは約2.8倍と1倍を大きく上回り、PERとPBRを掛け合わせたMIX係数は約31と割安の目安22.5を超えている。

ただ、これはROE25%超という高い資本効率を反映したプレミアムで、高ROE銘柄では珍しくない。PERがレンジ下限にある点を踏まえると「成長株としては値ごろ感が出てきた」とはいえるが、指標だけで「割安」と断じられる水準ではなく、成長の持続性とあわせて見たい局面である。

【配当・株主還元】
配当は分割調整後で大きく増えている。2015年6月の上場以来、普通配当ベースで10年連続増配を続けている点が大きな魅力である。なお、2022年6月期には記念配当が上乗せされたため、年間配当の合計(分割調整後20円)が翌2023年6月期に一度下がって見えるが、記念配当を除いた普通配当ベースでは減配しておらず、連続増配は途切れていない。配当性向は49.0%まで段階的に引き上げられ、株主還元の意欲は着実に高まっている。株価調整と増配により、本日時点の予想利回りは約4.5%(2026年6月時点)と上場来でも高めの水準にある。

【注意点・リスク】
最大の注意点は、主力が労働集約的なシステム開発であるため、エンジニアの人材確保・育成コストの上昇が利益率の重しになりうる点である。IT投資需要の景気循環の影響も受けやすい。また、指標面では割安とはいえず、高い成長・高ROEが続く前提が崩れると、株価の下押し要因になりうる。時価総額の小さい超小型株で、流動性にも一定の留意が必要である。

▼ つづきを読む

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

私はDITを2026年6月から買い増ししています。「高ROE・実質無借金で、上場以来ずっと増配を続けている優等生」として、以前から関心を持って見ている1社です。

派手な事業ではないけれど、ROEが25%前後という高さを10年も維持し、借金にほぼ頼らずに利益と配当を伸ばしてきた実績は、私がとても好きなタイプの会社です。

一方、配当性向が私の基準としている50%にそろそろ到達(=今後、増配余力が小さくなりつつある懸念点)しそうな状況は、少し魅力度が低下しています。

そして、主力のシステム開発は人材コストの影響を受けやすく、これまでのような高成長がこの先も続くかは、決算で確かめ続ける必要があると感じています。

こうした銘柄は、市場全体が大きく崩れて配当利回りがさらに跳ね上がるような局面でこそ通常よりも安く買えると思っています。

あくまで私の一つの見方なので、最後はご自身でよく考えて判断してくださいね。

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