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巴工業(6309)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート

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この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月14日時点。

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今回は、巴工業(6309)を紹介するよ!どんな銘柄なのか、みんなで一緒に学んでいこうよ!

東証プライム | コード 6309 | 機械 | 決算月:10月

巴工業

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2025年10月期(2025年12月公表)

現在株価(2026/07/14)

1,887前日比+22 (↑1.18%)

時価総額 約534億円

配当利回り(予)
4.03%
76円(2026/10期予想)
PER(予)
12.63倍
過去レンジ 7.40〜16.58倍
PBR(実)
1.26倍
過去レンジ 0.49〜1.27倍
MIX係数(PER×PBR)
15.91
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
46.9%
2025年10月期
ROE(予)
10.04%
ROA(予)7.72%
営業利益率(前期)
9.02%
2025年10月期
自己資本比率
75.8%
2025年10月期(完全無借金経営)

※データ取得日:2026/07/14

🎁 巴工業の株主優待制度

200株以上を1年以上 継続保有すると、保有株数に応じてワインを年1回贈呈。

保有株数 優待内容(年1回)
200株以上 600株未満 ワイン1本
600株以上 ワイン2本
優待の特徴

ワイン贈呈

200株以上・継続1年以上が対象
(基準日10月末・年1回)

※基準日は毎年10月31日・年1回。継続保有の条件があり、4月末・10月末の株主名簿に同一の株主番号で各区分以上の株式が連続3回以上記載されること(=1年以上の継続保有)が必要。途中で買い直すと株主番号が変わり、継続保有の扱いにならない点に注意。優待のワインは金銭価値が一定しないため、株主優待配当利回りは算出していない。出典:巴工業 公式IR

📈 株価・PER・配当10年チャート

6309 巴工業|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2016/105141515.88
2017/107221514.38
2018/1072715.6714.38
2019/1078715.6715.01
2020/106471612.64
2021/1075816.6710.76
2022/1078717.678.86
2023/1088736.679.72
2024/10125748.3310.41
2025/10158760.3312.33
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

巴工業って配当利回りが高めなんですね!1株配当もこの10年で約5倍までぐっと増えていて、勢いがありますね。

TJ
TJ

そうなんだ。2023年あたりから利益がぐんと伸びて、配当も大きく増えたんだよ。PER(予)は機械業界の平均より低くて、まだ割安な部類なんだ。しかも完全無借金で自己資本比率は70%台と財務がすごく固いのも魅力!

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

6309 巴工業|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2016/102.9246.3
2017/102.0829.9
2018/102.1531.0
2019/101.9929.9
2020/102.4731.3
2021/102.2023.7
2022/102.2419.9
2023/104.1340.2
2024/103.8440.0
2025/103.8046.9

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

6309 巴工業|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2016/1032.375.033.85
2017/1050.215.355.57
2018/1050.555.615.43
2019/1052.425.755.44
2020/1051.195.765.16
2021/1070.436.306.62
2022/1088.847.247.73
2023/1091.328.167.42
2024/10120.809.029.19
2025/10128.659.029.01

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

6309 巴工業|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2016/10840.9472.4
2017/10902.2473.8
2018/10931.2374.7
2019/10964.1473.9
2020/10991.1077.2
2021/101063.6973.6
2022/101148.7675.2
2023/101230.4475.2
2024/101314.5774.0
2025/101427.6475.8
しばっち
しばっち

配当利回りが高くて無借金なのはいいけど…配当性向のグラフを見ると、この2〜3年で配当が急に増えてるよね。これって続くの?業績が崩れたら減りそうで心配だなあ…。

TJ
TJ

いい視点だね。巴工業の利益は化学商社事業の波を受けやすくて、実際リーマンショックの2009年10月期には35円から30円へ一度減配した歴史もあるんだ。ただ新しい中期計画で「DOE5%下限・連結配当性向50%以上」を明文化していて、以前より配当の下支えは固くなっているよ。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

じゃあ昔みたいな減配の心配は減った、ということですか?

TJ
TJ

可能性は下がったけど、ゼロではないよ。配当性向50%目安=利益が落ちれば配当も連動して減る設計だからね。高利回りだけで飛びつかず、業績の波も一緒に見ておこう。最後は自己責任でね。

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 化学工業製品販売(商社)と機械製造販売の二本柱で、直近10年は概ね右肩上がり。足元は600億円規模まで拡大し、2026年10月期は会社予想629億円とさらに増収を見込む。
経常利益 直近10年で大きく伸び、近年は過去最高益の更新が続く。2026年10月期は会社予想60億円。利益の拡大ペースが売上を上回り、収益力が着実に向上している。
EPS 1株当たり利益は直近10年で約4倍に成長。2026年10月期は会社予想149.7円とさらに伸びる見通しで、近年の増配を支えるエンジンとなっている。
ROE 自己資本利益率(株主資本をどれだけ効率よく利益に変えたか)は、利益の伸びとともに切り上がり、近年は上場企業平均とされる8%前後を上回る水準で推移。資本効率は良好。
ROA 総資産利益率(総資産をどれだけ効率よく利益に変えたか)は、上場企業平均とされる5%前後を上回る優秀な水準。完全無借金の財務体質が高い資本効率を支えている。
営業利益率 直近10年で5%前後から9%前後へ着実に改善。採算の高い機械事業が利益率を牽引し、商社事業と組み合わせて安定した収益構造を作っている。
売上原価率 化学工業製品販売の比重が高いため、原価率は構造的に高め。機械事業の高採算化と商社事業の付加価値向上で改善余地あり。
自己資本比率 直近10年を通じて70%台を維持する極めて高い水準。完全無借金経営で、上場企業の中でもトップクラスの財務健全性を誇る。
利益剰余金 直近10年で約1.6倍へと着実に積み上がっている。配当の原資や成長投資に回す余力は十分にあり、増配の下支えとなる。
有利子負債比率 2014年以降は有利子負債ゼロを継続。完全無借金経営で金利上昇局面でも調達コストの影響を受けない強固な財務体質。
BPS 1株当たり純資産は直近10年で右肩上がりに増加し、利益の内部留保が厚いことを反映している。継続的に純資産価値を積み上げ、株主価値の成長基盤を支える。
営業CF 本業で稼ぐ現金は基調として黒字。2022年10月期に運転資金の影響で一時的にマイナスとなったが翌期に回復しており、キャッシュ創出力は健全。
投資CF 直近は設備投資が拡大しマイナス幅が大きくなっている。機械製造販売事業の生産能力強化に向けた、将来成長への積極投資の姿勢がうかがえる。
財務CF 主な支出は配当の支払い。無借金経営のため借入の増減がほとんどなく、株主還元を中心とした財務活動となっている。
現金等 手元現金は厚く、時価総額に対しても相応の比率を占める。豊富な手元流動性が、増配や成長投資の原資となり財務の余裕を生んでいる。
配当推移(10年) 1株配当(株式分割調整後)は直近10年で約5倍に拡大。2023年10月期以降は増配ペースが急加速し、2026年10月期は会社予想76円と増配の見通し。
配当性向 近年は40%台で推移し無理のない水準。新中期計画で「DOE5%下限・連結配当性向50%以上」を掲げており、目標に向けた引き上げ余地もある。
自社株買い 直近大規模な自社株買い実績は限定的。配当を中心とした株主還元方針で、無借金経営の中で着実な還元拡大を進めている。
PER推移(10年) 過去10年の期末PERはおおむね9〜16倍のレンジ。業績拡大に対しPERが切り上がる過程にあるが、上場企業の適正とされる15倍前後と比べても依然として割安圏にある。
PBR推移(10年) 過去10年のPBRはおおむね0.5〜1.3倍のレンジ。長くPBR1倍割れが続いたが、近年の業績拡大で水準訂正が進み、足元は1倍をやや上回る水準にある。
配当利回り推移 配当利回りは年度末ベースで、かつては2%前後だったが2023年10月期以降は4%前後の高水準へ切り上がった。増配が続くなか、長期インカム狙いに魅力的な水準にある。
リーマンショック後
の配当推移
2008年10月期35円→2009年10月期30円とリーマンの影響で1度減配したが、2010年10月期に35円へ復配し、以降は減配なく段階的に増配している(第83期有価証券報告書で確認。2011年10月期の40円には創立70周年記念配当5円を含む)。
株主還元方針 新中期計画(2026〜2028年10月期)で「DOE5%下限・連結配当性向50%以上」を明文化。安定的かつ継続的な配当が制度的に担保されている。
セグメント 遠心分離機など固液分離装置を手がける機械製造販売と、化学工業製品を扱う商社事業の二本柱。売上は商社事業が大半を占め、利益率は機械事業が牽引する構成で安定収益。
海外売上比率 機械事業はグローバル展開しており海外売上比率あり、化学商社は国内中心。為替変動の影響は機械事業を中心に一部発生。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス有価証券報告書

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

ここまで見て、巴工業は財務がすごく固くて、株主還元も前向きな会社だと分かりました!

TJ
TJ

そうだね。完全無借金で手元現金も厚くて、有価証券報告書を見てもリーマンショック時の一度の減配を除けば、配当をしっかり戻して増やしてきた会社なんだ。長期のインカム狙いとは相性がいいタイプだよ。

しばっち
しばっち

ただ売上の約75%が化学商社で、景気の波は受けるんだよね?

TJ
TJ

その通り。商社事業の市況や運転資金の変動、直近の設備投資の回収は注視点。良い会社でも価格と分散は大事だから、無理のない範囲で。投資判断はあなた自身の責任で。

🏆 巴工業(6309)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
巴工業は、遠心分離機など固液分離装置の製造販売と、化学工業製品を扱う商社事業の二本柱で事業を展開している。売上高は直近10年で着実に拡大し、近年は過去最高益の更新が続いている。2026年10月期は会社予想で売上629億円・経常利益60億円と、さらなる増収増益を見込む。財務面は、完全無借金経営で自己資本比率が70%台、手元現金も厚く、上場企業の中でもトップクラスの健全性を備えている。本業で現金を稼ぐ営業キャッシュフローも基調として黒字で、ROE・ROAともに上場企業の平均を上回る水準にある。

【割安性・投資タイミング】
PER(予)は上場企業で適正とされる15倍前後を下回り、機械業種の平均(おおむね19倍前後)と比べてもかなり低く、業種の中では割安な部類に入る。巴工業自身の過去10年の期末PERはおおむね9〜16倍のレンジで推移しており、現在はその中ほどよりやや下に位置する。PBRは長くPBR1倍割れが続いたが、近年の業績拡大で水準訂正が進み、足元は1倍をやや上回る程度にとどまる。

PERとPBRを掛け合わせたMIX係数も、割安の目安とされる22.5を大きく下回る割安圏にある。売上高が直近10年で着実に拡大し過去最高益の更新が続くなかでの株価水準であり、過去のPER推移とセクター平均をあわせて見れば、現在は割高で高値づかみしやすい局面ではなく、長期のバリュー投資では買いやすい水準にあるといえる。ただし業績は化学商社事業の市況に左右されやすいため、利益の波も含めて見ておきたい。

【配当・株主還元】
1株配当(株式分割調整後)は直近10年で約5倍に拡大し、2023年10月期の大幅増配以降は増配基調が続いている。2026年10月期は会社予想で76円とさらなる増配を見込む。新中期計画(2026〜2028年10月期)で「DOE5%下限・連結配当性向50%以上」を明文化し、安定的かつ継続的な配当が制度的に担保されている点も心強い。配当利回りも年度末ベースで近年は4%前後の高水準へ切り上がっており、長期インカム狙いに魅力的な水準にある。

【注意点・リスク】
化学工業製品販売(商社事業)が売上の大半を占めるため、化学業界の景気変動の影響を受けやすい。過去には運転資金の影響で営業キャッシュフローが一時的にマイナスとなった期もあり、運転資金の変動には注意が必要だ。直近は機械事業を中心に設備投資を拡大しており、その投資が利益として回収されていくかが次の試金石となる。機械事業の海外展開部分には為替変動リスクも存在する。ただし完全無借金経営と厚い手元現金が、これらのリスクへの耐性を支える要素となっている。

▼ つづきを読む

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

私は、巴工業を保有しています。

完全無借金で自己資本比率が高く、手元現金も厚い財務の固さと、近年の前向きな配当姿勢(DOE5%下限・連結配当性向50%以上を明文化)に魅力を感じているからです。

PER(予)も機械業種の中では割安で、長く持つほど配当を受け取れる点に注目しています。

ただ、これは景気に左右されにくい「守りに徹したディフェンシブ株」ではない、と私は見ています。

売上の大半は化学商社事業で市況の波を受けやすく、配当も配当性向50%を目安とした業績連動型です。

実際、過去にはリーマンショックの局面で一度減配した経緯もあります。

ですから私は高い配当利回りだけで一気に買うことはせず、暴落相場で巴工業の株価も釣られて急落するようなミスプライスが起きた局面、もしくは業績が好調なのに株価が下落しているときに、時間を分けて買い増しを検討します。

あわせて、1銘柄はポートフォリオの5%以内に収めるのが私のルールなので、PFのバランスが崩れないよう意識しています。

これはあくまでTJの一つの考え方ですので、最後はあなた自身でよく考えて判断してくださいね。

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