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東京インキ(4635)銘柄分析|株主優待・配当金・高配当株スコアシート

TJ
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この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月15日時点。

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今回は、東京インキ(4635)を取り上げるよ!

2024年に創立100周年を迎えた印刷インキ屋さんで、実はいま、私がじっくり買い場をうかがっている監視銘柄のひとつなんだ!

PERとPBEのどっちから見ても割安で、高めの配当利回りが魅力。だけど、気をつけたいポイントもあるから、会社の強みとリスクの両方を一緒に見ていこうよ!

東証スタンダード | コード 4635 | 化学 | 決算月:3月

東京インキ

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)

現在株価(2026/07/15 終値)

1,400前日比+16 (↑1.16%)

時価総額 約191億円

配当利回り(予)
4.64%
65.00円(2027年3月期予想)
PER(予)
8.97倍
過去レンジ 約4〜10倍
PBR(実)
0.55倍
過去レンジ 約0.2〜0.55倍
MIX係数(PER×PBR)
4.93
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
42.7%
2026年3月期
ROE(実)
5.85%
ROA(実)3.48%
営業利益率(前期)
4.44%
2026年3月期
自己資本比率
59.4%
2026年3月期

※データ取得日:2026/07/15

🎁 東京インキの株主優待制度

100株以上保有で、電子マネー・オリジナルQUOカード・社会貢献寄付のいずれか1点を選べる優待を贈呈。

保有株数 継続条件 優待内容
100株以上 なし 1,000円相当
300株以上 3年以上保有 2,000円相当
株主優待配当利回り(予)

5.37%

100株・電子マネー/QUO選択時
(年配当6,500円+優待1,000円)
÷投資額139,693円

※継続保有の判定は3月末・9月末。2026年3月権利分から株主優待制度拡充。上記株主優待配当利回りは、100株保有で1,000円相当分の試算。出典:東京インキ 公式IR。株主優待配当利回りは2026/07/15現在。

📈 株価・PER・配当10年チャート

4635 東京インキ|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株式併合を反映した調整後ベースの値です。株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2017/0357812.07.34
2018/0379114.08.34
2019/0350816.06.68
2020/03372.616.07.64
2021/03431.816.09.44
2022/03455.216.08.23
2023/03535.832.04.27
2024/0368320.010.17
2025/0382538.09.27
2026/03136063.09.23

※配当金・株価は、2017年10月の株式併合(10株→1株)と2026年1月の株式分割(1株→5株)反映済。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

配当の棒グラフ、2023年と2025年でぴょこっと高くなってる年があるね。あと株価も2025年から2026年にかけてグッと上がってる。

コレ、何があったの?

TJ
TJ

いいところに気づいたね。株価は、直近決算で本業の利益が大きく伸びたことが好感されて、多くの買いを集めたんだ。

配当は、記念配当や特別配当といった「その年かぎりの上乗せ」が入った年があって、棒が高く見えているんだよ。

逆に、配当金が前の年より下がって見える年もあるけど、あれは特別配当がなくなっただけで、普通配当そのものを減らしたわけじゃないんだ。東京インキって、しらべてみたら普通配当ベースでリーマンショックの年も含めて長いあいだ減配していなんだ!

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

4635 東京インキ|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式併合を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2017/032.0816.0
2018/031.7716.3
2019/033.1521.3
2020/034.2932.8
2021/033.7134.9
2022/033.5128.9
2023/035.9725.5
2024/032.9329.8
2025/034.6142.7
2026/034.6342.7

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

4635 東京インキ|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式併合を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2017/0378.82.694.68
2018/0394.83.265.3
2019/0376.012.774.28
2020/0348.781.392.77
2021/0345.750.672.39
2022/0355.291.632.84
2023/03125.46-0.056.07
2024/0367.131.753.02
2025/0388.962.83.98
2026/03147.394.445.85

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

4635 東京インキ|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式併合を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2017/031684.1350.1
2018/031789.0651.1
2019/031775.0951.4
2020/031810.854.9
2021/031911.0754.7
2022/031947.9454.0
2023/032066.5456.7
2024/032196.3655.7
2025/032276.4858.3
2026/032552.3559.4
しばっち
しばっち

自己資本比率、ちょっとずつ上がって6割近くまで来てるよね。会社のお財布事情は安心なのかな?

TJ
TJ

うん、自己資本比率が着実に高まってきたのは安心材料だね。

ただ一点だけ補足すると、東京インキは借入をまったく持たない会社ではないんだ。手元の現金と借入金がだいたい同じくらいで、差し引きするとごくわずかに借入のほうが多いんだ。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

え、借金が多いの!?

TJ
TJ

そんなに心配いらないよ。借入の規模は大きくないし、自己資本比率も6割近い水準。借入は年々減らす方向で進めているし、本業で生み出すお金もおおむねプラスを保っているんだ。

財務の安全性という意味では、堅実なほうだとTJは見ているよ。次は財務指標の表で、もう少し細かく確かめていこう!

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 おおむね400〜500億円規模で、市況や価格改定の影響を受けながら推移している。2027年3月期は会社予想489億円。
営業利益 市況の影響を受けやすく、年により振れがある。直近期は市況の回復と価格改定で大きく改善した。2027年3月期は会社予想18億円と減益を見込む。
営業利益率 おおむね1〜4%台と低めで、本業の利益率は高いとは言えない。
経常利益 受取配当金など営業外の収益を含み、営業利益を上回る期が多い。
純利益 直近期は大きく改善した。年によっては投資有価証券の売却益など、営業外の影響が大きく出ることがある。
EPS(1株利益) 市況により変動する。2027年3月期の会社予想は156.06円。
ROE 過去10年はおおむね2〜6%台。自己資本が厚いぶん、突出して高くはない。
ROA 総資産利益率はおおむね1〜3%台で推移している。
自己資本比率 50%前後から60%近くへと着実に切り上がり、財務の安全性は高まっている。
有利子負債 削減傾向にあるものの、ゼロではない。手元現金とほぼ拮抗し、差し引きではわずかに負債が上回る水準。
利益剰余金 内部留保を着実に積み上げ、還元と投資の余力を確保している。
BPS(1株純資産) 1株当たり純資産はこの10年で着実に拡大。PBRは1倍を大きく下回る水準で評価されている。
営業CF おおむねプラスを確保しているが、年によって振れがある。
投資CF・財務CF 設備投資を続けつつ、借入の返済や配当による株主還元を行っている。
現金等 手元資金を積み増す傾向にある。
配当推移(10年) 普通配当は長く低めで安定し、減配はしていない(記念・特別配当を除く普通配当ベース。2006年以降は20年以上にわたり維持)。近年は記念配当や特別配当を含めて水準が上がった年があり、毎期増配の「連続増配」とは異なる。2027年3月期は会社予想65円。
配当性向 長く2〜3割中心だったが、近年は4割台へ上昇。会社は配当性向40%以上、またはDOE1.0%以上を株主還元の目安に掲げている。
PER推移(10年) 期末ベースでおおむね4〜10倍。足元の予想PERは8倍台で、過去レンジの範囲内にある。
PBR推移(10年) 期末ベースでおおむね0.2〜0.55倍。一貫して1倍を大きく下回って評価されている。
配当利回り推移 期末ベースでおおむね2〜6%台。記念・特別配当のあった年は高めに振れた(2026年6月時点)。
リーマンショック後
の配当推移
リーマンショックの影響で、2009年3月期に最終赤字となった実績がある。ただし、普通配当(記念・特別配当を除く)は、この赤字局面でも減配せず、20年以上にわたって維持されてきた(2026年7月時点)。ディフェンシブ性は非常に高い。出典:有価証券報告書
株主還元方針 2025年3月期より、配当性向40%以上、またはDOE(株主資本配当率)1.0%以上を株主還元の目安に掲げている。
株主優待 毎年3月末時点で100株以上を保有する株主に、電子マネー・QUOカード・社会貢献寄付から選べる優待を贈呈している。
事業・セグメント 印刷インキ、化成品(樹脂着色剤・機能性添加剤)、加工品(土木資材)の3本柱に、不動産賃貸を加えた構成。化成品は構造改革を進めている。
特色・沿革 2024年に創立100周年を迎えたインキ中堅。新たな工場用地の取得など事業基盤の強化を進めている。売上は国内中心の内需型。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス・会社四季報・決算資料

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

表を見ると、PBRがずっと1倍をかなり下回ってるね。これって、すごく割安ってことだよね?

TJ
TJ

資産価値の面では、たしかに割安だね。株価が1株あたりの純資産を大きく下回っていて、しかも10年ずっとその状態が続いている。配当利回りも高めだから、バリュー株が好きな人には目に留まりやすい銘柄だよ。

しばっち
しばっち

でもさ、そんなに割安で配当利回りも高いなら、もっと買われて株価が上がってもよさそうなのに…なんでずっと安いままなんだろう?

TJ
TJ

そこが大事な視点だね。割安なまま放置されている株には、それなりの理由があることも多いんだ。東京インキの場合、本業の利益率がもともと高くないんだ。安さのウラにこうした事情があると、株価がなかなか見直されない「バリュートラップ」になることもある。

だからこそ、業績の改善がこの先も続くのか、配当をしっかり保てるのかを見極めて、総合的に判断していこう!

🏆 東京インキ(4635)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
東京インキは、印刷インキを祖業に、樹脂着色剤などの化成品、土木資材の加工品の3本柱に、不動産賃貸を加えた中堅メーカーです。2024年には創立100周年を迎えました。売上高はおおむね400〜500億円規模で、市況や価格改定の影響を受けながら推移しています。

営業利益率はおおむね1〜4%台と低めで、本業の利益率は高いとは言えませんが、直近期は市況の回復と価格改定が重なり、利益が大きく改善しました。

財務は、自己資本比率が50%前後から60%近くへと着実に高まり、安全性がさらにアップ。ただし、有利子負債はゼロではなく、手元現金とほぼ拮抗する水準。本業のキャッシュ創出はおおむねプラスを確保。

【割安性・投資タイミング】
予想PERは8倍台、PBRは1倍を大きく下回る水準にあります。過去10年も期末ベースでPBRはおおむね0.2〜0.55倍と、一貫して純資産を下回って評価されてきました。予想PERと実績PBRをかけ合わせたMIX係数も、割安の目安とされる22.5を大きく下回ります。資産価値の面では、明確に割安な水準といえます。

一方で、これだけ割安に置かれているのには理由も考えられます。本業の利益率がもともと低いことが一つ考えられます。直近期の好決算のあとに株価は一度上昇しましたが、その後は伸び悩んでいます。割安さだけに目を奪われず、業績の改善が続くかどうかを見極めたい局面です。

【配当・株主還元】
予想配当利回りは4%台後半で、TJの基準でも高配当といえる水準です。会社は配当性向40%以上、またはDOE1.0%以上を株主還元の目安に掲げています。記念配当や特別配当を除いた普通配当ベースで見ると、リーマンショック期の赤字局面でも、減配してこなかった歴史があります。2026年7月時点で20年以上非減配の高配当株です。

ただし、近年の配当には記念配当や特別配当が含まれる年があり、こうした一時的な上乗せが剥落する点には注意が必要です。毎期増配を続けてきた「連続増配株」ではなく、市況の回復を背景に直近で配当の水準が上がったタイプと捉えるのが正確です。加えて、東京インキは、電子マネーやQUOカード、社会貢献寄付から選べる株主優待があります。

【注意点・リスク】
最大の注意点は、本業の収益性が高くないことと、インキ・化学という市況や原材料価格の影響を受けやすい事業構造です。2027年3月期の会社予想は営業・経常が減益で、直近期の好業績がそのまま続く前提では考えにくい点に留意が必要です。

また、株価が割安に放置されている背景には相応の理由があるとも考えられ、割安なだけで株価が見直されない「バリュートラップ」には注意。さらに超小型株で流動性が小さいため、買いたい時に買えない・売りたい時に売れない問題ある銘柄です。配当についても、記念・特別配当を除いた普通配当ベースで持続力を見極めることが大切です。

▼ つづきを読む

💬 【TJの視点】

TJ
TJ

東京インキは、いま私がじっくり見ている監視銘柄のひとつです。

きっかけは、直近の本決算で本業の利益が大きく伸びたこと。発表の直後は株価も反応して上がったのですが、その後は元の水準あたりまで戻ってきていて、いまの株価はその好業績を十分には織り込んでいないように見えています。

何より惹かれるのは、MIX係数10以下の超割安さ。そこに高めの配当利回りが乗っているのは、バリュー株好きの私にはとても魅力的に映ります。

しかも普通配当ベースでは20年以上非減配。連続増配ではありませんが、配当の下値が堅いことは、長く付き合ううえでの安心材料だと感じています。

しばっち
しばっち

やっぱり、バリュートラップにハマりたくないなぁ・・・

TJ
TJ

間違いないね。ここまで割安に放置されているのには理由もあると見ているよ。

超小型株だから大口の機関投資家が買えないっていうことも考えられるけど、本業の利益率はもともと高くなく、来期2027年3月期の会社予想は減益。

割安なだけで業績が伴わなければ、株価が見直されないままバリュートラップになっちゃう可能性もあるんだ。

だから今は、好業績がこの先も続くのか、配当をしっかり保てるのかを見極めながら、慎重に投資を検討しているんだ。

これはあくまでTJの視点だから、最後はアナタ自身でよく考えて判断してくださいね。

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