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マルゼン(5982)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート

TJ
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この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月15日時点。

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今回は、マルゼン(5982)を取り上げるよ!レストランやパン屋さんで使う、業務用の厨房機器屋さんなんだ

地味だけど、借金ほぼゼロ。配当も長いあいだ減らさずに増やしてきた会社なんだ!

長期保有の視点から、みんなで一緒に学んでいこうよ!

東証スタンダード | コード 5982 | 金属製品 | 決算月:2月

マルゼン

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年2月期(2026年4月公表)

現在株価(2026/07/15)

3,960前日比-65 (↓1.61%)

時価総額 約802億円

配当利回り(予)
3.16%
125円(2027年2月期予想・前期と同額)
PER(予)
11.89倍
過去レンジ 4.7〜15.6倍
PBR(実)
1.20倍
過去レンジ 0.33〜1.45倍
MIX係数(PER×PBR)
14.27
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
38.0%
2026年2月期
ROE(予)
10.14%
ROA(予)7.11%
営業利益率(前期)
9.94%
2026年2月期
自己資本比率
70.1%
2026年2月期(実質無借金)

※データ取得日:2026/07/15

📈 株価・PER・配当10年チャート

5982 マルゼン|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2017/021290228.30
2018/0226802614.38
2019/0222602810.80
2020/021960308.82
2021/0218603012.02
2022/0218405010.37
2023/0218307010.53
2024/0227309011.85
2025/02319011510.83
2026/02410012512.45
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

配当金、毎年ずっと伸びてる!業績もしっかりついてきているってことかな。

TJ
TJ

いい質問だね。利益はこの数年でしっかり伸びているんだ。EPS(1株あたりの利益)は2021年2月期の155円から、2026年2月期は329円まで増えているよ。

配当利回りが3%前半で、ちょっと利回りが低いって感じるかもしれないけど、過去の利回りの中では高めの水準なんだ。

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

5982 マルゼン|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2017/021.7114.1
2018/020.9714.0
2019/021.2413.4
2020/021.5313.5
2021/021.6119.4
2022/022.7228.2
2023/023.8240.3
2024/023.3039.0
2025/023.6139.1
2026/023.0538.0

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

5982 マルゼン|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2017/02155.528.529.37
2018/02186.378.599.92
2019/02209.218.779.80
2020/02222.238.989.71
2021/02154.787.466.41
2022/02177.467.256.93
2023/02173.776.226.49
2024/02230.488.028.19
2025/02294.439.489.58
2026/02329.209.949.98

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

5982 マルゼン|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2017/021660.1163.8
2018/021995.3863.0
2019/022135.7264.3
2020/022289.7966.2
2021/022414.3270.7
2022/022560.6867.2
2023/022677.1266.2
2024/022863.1566.7
2025/023061.5868.6
2026/023288.3870.1
しばっち
しばっち

2021年のところだけ利益がガクッと落ちてるよね。これってやっぱりコロナの影響?

TJ
TJ

よく気づいたね。マルゼンの主なお客さんはレストランや外食店だから、コロナで飲食店が休業に追い込まれたとき、厨房機器の注文が一気に減ってしまったんだ。2021年2月期は営業利益が前の年より3割ほど落ち込んだよ。

それでもマルゼンは、その苦しい年も配当を1円も減らさずに30円を維持したんだ。お客さんが戻ってきた今は、売上も利益も過去最高を更新しているよ。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

ピンチの年でも配当を守ってくれたんですね。なんだか誠実な会社だなあ。

TJ
TJ

そうだね。ただ、外食向けが中心ということは、景気や消費の波を受けやすいということでもある。ここがマルゼンの大きなリスク。良いところと注意点は、いつもセットで覚えておこう。

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 2017年2月期473億円→2026年2月期668億円と10年で約1.4倍に拡大。コロナ禍の2021年2月期は454億円へ一時減収も、その後は最高を更新。2027年2月期は会社予想670億円。
経常利益 2017年2月期43.8億→2026年2月期73.4億と約1.7倍。2021年2月期にコロナで37.1億へ落ち込んだが、外食回復とともに最高益圏へ。2027年2月期予想74億。
EPS 2017年2月期155.52円→2026年2月期329.20円と10年で約2.1倍。2021年2月期は154.78円へ低下も、直近は過去最高水準。2027年2月期予想333.29円。
ROE 2026年2月期9.98%・2027年2月期予想10.14%。過去10年は6.4〜10%程度で推移。自己資本を厚く積み上げている分、数値は穏やかに出ている。
ROA 2026年2月期7.00%・2027年2月期予想7.11%。総資産に対する効率は安定。手元現金が厚いことを踏まえれば堅実な水準。
営業利益率 2026年2月期9.94%。過去10年は6.2〜9.94%で推移し、直近は過去10年で最も高い水準。製品の付加価値と自社製造比率の高さが利益率を支える。
売上原価率 2026年2月期71.52%。過去10年は68〜75%程度で推移。原材料価格の変動を受けつつも、おおむね安定したレンジ。
自己資本比率 2026年2月期末70.1%。過去10年も63〜71%帯で安定し、財務の安全性は高い。実質無借金の堅固な財務体質。
利益剰余金 2017年2月期292億→2026年2月期529億と着実に積み上がる。配当原資・成長投資の余力は十分。
有利子負債比率 2021年2月期以降は有利子負債が実質ゼロ。完全無借金に近い形で、金利上昇局面でも調達コストの影響を受けにくい強固な財務。
BPS 2026年2月期末3,288.38円。現在のPBR1.24倍は1株当たり純資産をやや上回る水準。10年でBPSは約2倍に拡大し、純資産価値の積み上げは堅調。
営業CF 2026年2月期48.1億円。コロナの2021年2月期は15.3億へ低下したが、その後は40〜77億の高水準。本業のキャッシュ創出力は安定。
投資CF 2026年2月期-60.6億円。2025年2月期は-129億円とM&A・大型投資で資金が大きく流出。投資回収の進捗は今後の確認点。
財務CF 2026年2月期-20.4億円。配当支払い・自社株買い等の株主還元が中心。無借金経営のため借入返済負担はない。
現金等 2026年2月期末205.5億円。時価総額804億に対し約2.5割が現金。厚い手元流動性が増配・自社株買い・M&Aの原資。
配当推移(10年) リーマンショック時期やコロナ禍でも減配なし。2018年以降は増配傾向。
配当性向 2026年2月期38.0%。過去10年は13〜40%程度で、利益成長に合わせて段階的に引き上げてきた。無理のない範囲での還元が続く。
自社株買い 2018年2月期に約27億円、2024年2月期に約26.5億円の大型自社株買いを実施。配当に加え、機動的な自己株式取得も還元手段として活用している。
PER推移(10年) 直近12.20倍は過去10年レンジ(4.7〜15.6倍)の中位やや上。利益の伸びに株価も追いついてきており、レンジ中位を上回る水準。
PBR推移(10年) 直近1.24倍。過去10年は0.33〜1.45倍で推移し、足元は1株当たり純資産をやや上回る水準。レンジ上限(1.45倍)まではなお距離がある。
配当利回り推移 年度末ベースで1〜4%程度で推移。本日終値ベースの予想配当利回りは約3.1%(2026年7月時点)と、過去レンジの中では高めの水準にある。
リーマンショック後
の配当推移
公表データ(有価証券報告書)によると、2026年6月現在、20年以上も減配していないディフェンシブ性の非常に高い銘柄。
株式分割 直近10年で株式分割は確認されない。配当・EPS・BPS・株価は分割調整なしの実額ベースで比較している。
セグメント・海外 売上の大半を占める業務用厨房機器を中核に、M&Aで広げたベーカリー機器、ビル賃貸などを展開。外食・飲食店向けが中心の内需型ビジネス。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス有価証券報告書

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

PBRが1倍くらいで、PERも10倍ほど。借金もほとんどないなんて、かなり割安で安心な会社に見えるよ!

TJ
TJ

指標の上では、たしかに割安な部類だね。MIX係数(PERとPBRをかけた数値)も、割安の目安とされる22.5を下回っているよ(2026年7月時点)。

ただ、「安いには安いなりの理由」が隠れていないかも確認したい。たとえば外食市場の先行きや、原材料・人件費の上昇が利益をどれくらい圧迫するか、といった点だね。

しばっち
しばっち

なるほど!安さだけで飛びつかず、ちゃんと中身を見るんだね!

TJ
TJ

そのとおり!決算が会社の計画どおりに進んでいるかを、四半期ごとの発表で追いかけるクセをつけていこう! 最後は数字を確認したうえで、投資する・しないを考えてね!

🏆 マルゼン(5982)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
マルゼンは外食店向けの業務用厨房機器を主力とするメーカーで、2017年2月期の売上473億円から2026年2月期は668億円へと10年で約1.4倍に拡大。2027年2月期は過去最高の最終利益を見込んでいます。コロナ禍の2021年2月期は外食需要の急減で営業利益が前年比約3割減でしたが、その後はV字回復。2025・2026年2月期は最高益圏にあります。

財務面は自己資本比率70%付近・有利子負債が実質ゼロの無借金経営で、手元現金も205億円と厚い。営業キャッシュフローも安定しており、本業で現金を稼ぐ力は堅固です。

【割安性・投資タイミング】
過去の推移から見て、予想PERとPBR、両者を掛け合わせたMIX係数は、一般に割安の目安とされる22.5を下回る。過去10年の期末PERは4.7〜15.6倍で、現在は中位やや上に位置する。PBRは0.33〜1.45倍のレンジで推移しており、足元は1株当たり純資産(BPS3,288円)をやや上回る水準にある。指標の上では極端な割高感はないものの、割安さ重視よりも業績の持続性・成長性を軸に見たい銘柄です。

【配当・株主還元】
配当は2017年2月期22円→2026年2月期125円と10年で約5.7倍に増配。2026年7月現在、過去20年で遡ると一度も減配していないディフェンシブ性の非常に高い銘柄。コロナで利益が落ち込んだ2021年2月期も30円を維持した点は安心材料。

配当性向30%後半の推移は無理のない水準で、2018・2024年には大型の自己株式取得も実施するなど株主還元に積極的です。2027年2月期は125円の据え置きを予想しており、2026年上期の平均的な配当利回りは過去と比較しても高めの水準です。

【注意点・リスク】
最大の注意点は、主要顧客が外食・飲食店であるため、景気や個人消費、出店投資の波を受けやすい点です。実際、コロナ禍の2021年2月期には営業利益が約3割減少した実績があります。


原材料費や人件費の上昇は利益率の重しになりうるほか、2025年2月期は大型の投資キャッシュアウト(M&A等)でフリーキャッシュフローが一時マイナスとなっており、投資回収の進捗は見ておきたいところ。

▼ つづきを読む

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

私はマルゼンを現在は保有していませんが、以前から「いい会社だな」と気になっている1社です。

なぜ、この銘柄を保有していないのか?理由は単に、私の投資スタイルで他の銘柄が買い増し・新規購入の優先順位が高いからです。あとは、配当利回りがちょっと低いかな・・・。(2026年7月時点)

他のレストランやパン屋さんで使う業務用厨房機器という、派手さはないけれど世の中に確実に必要とされる製品を、借金にほぼ頼らず自社でつくっている——その堅実さに私は好感を持っています。

配当も、コロナ禍やリーマンショックが起きて利益が落ち込んだ年でさえ1円も減らさなかった姿勢に、株主を大切にする会社の体質を感じます。

あとは、この業界ならではのリスク。

お客さんが外食店に偏っているぶん、景気や消費の波をどうしても受けやすく、業績の振れ幅が読みにくいこと。そして、株価指標が割安に見えるのは、市場がこの先の大きな成長までは織り込んでいない裏返しでもあること。

こういった銘柄は市場全体が暴落した際、安くなったタイミングで買いたい銘柄です。あとは、四半期の決算で進捗をチェックしながら、じっくり見極めたいと思っています。

あくまで私の一つの見方なので、最後はご自身でよく考えて判断してくださいね。

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マルゼン(5982)のコメントお待ちしています。
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