⚠️ 免責事項
この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月14日時点。
今回は、明豊ファシリティワークス(1717)を紹介するよ!どんな銘柄なのか、みんなで一緒に学んでいこうよ!
東証スタンダード | コード 1717 | サービス業 | 決算月:3月
明豊ファシリティワークス
高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)
現在株価(2026/07/14)
938円前日比+2 (↑0.21%)
時価総額 約119億円
配当利回り(予)
4.69%
44円(2027/3期予想)
PER(予)
11.73倍
過去10年 8.85〜13.90倍
PBR(実)
1.82倍
過去レンジ 0.47〜2.73倍
MIX係数(PER×PBR)
21.35
22.5以下が割安の目安
ROE(予)
15.50%
ROA(予)11.01%
営業利益率(前期)
20.76%
2026年3月期
自己資本比率
71.0%
2026年3月期(完全無借金経営)
※データ取得日:2026/07/14
📈 株価・PER・配当10年チャート
1717 明豊ファシリティワークス|10年
株価(円)
1株配当(円)
PER(倍)
当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)
※株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
| 年度 | 株価(円) | 1株配当(円) | PER(倍) |
|---|
| 2017/03 | 376 | 12.5 | 9.97 |
| 2018/03 | 453 | 13 | 12.24 |
| 2019/03 | 503 | 21 | 10.66 |
| 2020/03 | 468 | 21.5 | 8.85 |
| 2021/03 | 669 | 26 | 12.81 |
| 2022/03 | 718 | 28 | 13.55 |
| 2023/03 | 786 | 31.5 | 13.90 |
| 2024/03 | 895 | 37.5 | 13.12 |
| 2025/03 | 909 | 42.5 | 11.64 |
| 2026/03 | 994 | 44 | 12.45 |
明豊ファシリティワークスの10年チャート、株価も1株配当も右肩上がりで伸びているね!それなのにPER(オレンジの線)は10〜13倍くらいで落ち着いているのはどうしてなの?
いい質問だね!EPS(1株当たり利益)がこの10年で約2.1倍に伸びていて、2026年3月期は79.87円と過去最高なんだ。利益が伸びた分だけ株価の評価倍率であるPERは上がりにくく、8〜13倍台で安定しているんだよ。
配当も12.5円から44円までぐっと増えていて、高配当株としての魅力が年々高まっているんだ。利益と配当がそろって伸びている銘柄は、長期保有のチェックポイントだよ。
📊 配当性向・配当利回り 10年推移
1717 明豊ファシリティワークス|10年
配当性向(%)
配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)
※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料
| 年度 | 配当利回り(%) | 配当性向(%) |
|---|
| 2017/03 | 3.32 | 33.1 |
| 2018/03 | 2.87 | 35.1 |
| 2019/03 | 4.17 | 44.4 |
| 2020/03 | 4.58 | 40.6 |
| 2021/03 | 3.88 | 49.7 |
| 2022/03 | 3.90 | 52.8 |
| 2023/03 | 4.01 | 55.7 |
| 2024/03 | 4.19 | 54.9 |
| 2025/03 | 4.67 | 54.4 |
| 2026/03 | 4.43 | 55.1 |
📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移
1717 明豊ファシリティワークス|10年
EPS(円)
営業利益率(%)
ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)
※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料
| 年度 | EPS(円) | 営業利益率(%) | ROE(%) |
|---|
| 2017/03 | 37.73 | 10.90 | 15.59 |
| 2018/03 | 37.02 | 9.98 | 13.85 |
| 2019/03 | 47.27 | 13.84 | 15.62 |
| 2020/03 | 52.98 | 20.74 | 15.77 |
| 2021/03 | 52.30 | 21.46 | 15.88 |
| 2022/03 | 52.99 | 20.31 | 14.20 |
| 2023/03 | 56.53 | 20.13 | 14.13 |
| 2024/03 | 68.29 | 20.29 | 15.61 |
| 2025/03 | 78.16 | 21.46 | 16.33 |
| 2026/03 | 79.87 | 20.76 | 15.45 |
📊 BPS・自己資本比率 10年推移
1717 明豊ファシリティワークス|10年
BPS(円)
自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)
※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料
| 年度 | BPS(円) | 自己資本比率(%) |
|---|
| 2017/03 | 239.06 | 67.0 |
| 2018/03 | 264.47 | 59.4 |
| 2019/03 | 300.32 | 62.9 |
| 2020/03 | 333.97 | 73.5 |
| 2021/03 | 343.49 | 71.0 |
| 2022/03 | 371.54 | 74.7 |
| 2023/03 | 399.63 | 69.6 |
| 2024/03 | 436.77 | 69.2 |
| 2025/03 | 477.77 | 69.5 |
| 2026/03 | 515.76 | 71.0 |
数字はきれいだけど、売上は2017年58億から2026年61億で、10年で1割くらいしか増えていないよね。利益ばかり伸びていて売上が伸び悩むのは、ちょっと気になるな。
鋭い指摘だね。たしかに売上の伸びはゆるやかで、利益率の改善が利益成長を引っ張ってきたんだ。営業利益率は2017年10.9%から2026年20.76%まで上がっているよ。ただ、売上の一段の拡大は今後の課題といえるね。
売上が横ばいでも、財務はすごく安心できそうだね。自己資本比率71%で借金ゼロって書いてあるよ!
そのとおり!自己資本比率71.0%・完全無借金経営は業界トップクラスの健全さなんだ。手元現金も15.3億あって配当の原資はしっかり確保されている。財務の安定感は、この銘柄の大きな強みだよ。
📋 財務指標 分析一覧
| 指標 |
評価 |
| 売上高 |
2017年58.1億→2026年61.1億と緩やかに拡大。2020年コロナ禍で43.5億まで落ち込んだが、その後回復し2026年3月期は過去最高を更新。2027年予64.2億で増収継続。 |
| 経常利益 |
2017年5.94億→2026年12.7億と10年で約2.1倍に拡大。売上を上回るスピードで利益が成長し、収益力の向上が顕著。2027年予13.0億で増益基調が続く。 |
| EPS |
2017年37.73円→2026年79.87円→2027年予79.94円と10年で約2.1倍に成長。直近EPSの安定が増配の継続性を支える。 |
| ROE |
ROE予15.5%。上場企業平均(8%)を大幅に上回り、直近10年で13〜16%台を安定して維持。資本効率はトップクラス。 |
| ROA |
ROA予11.01%。上場企業平均(5%)を大きく上回る極めて優秀な水準。アセットライト型のCMビジネスモデルが資本効率を支える。 |
| 営業利益率 |
2026年3月期20.76%とサービス業として極めて高水準。CM(コンストラクションマネジメント)の高付加価値ビジネスが利益率を押し上げる。 |
| 売上原価率 |
人件費中心のコスト構造。CMビジネスは人的資源が中核で、エンジニアの確保・育成が利益率の維持・向上に直結する。 |
| 自己資本比率 |
2026年3月期71.0%と非常に健全。サービス業として業界トップクラスの財務体質で、上場企業全体の中でも上位水準。 |
| 利益剰余金 |
2017年20.1億→2026年53.5億と着実に積み上がり10年で約2.7倍に拡大。継続的な利益創出で内部留保が厚く、配当原資が十分。 |
| 有利子負債比率 |
2017年以降は有利子負債ゼロを継続。完全無借金経営で、金利上昇局面でも調達コストの影響を受けない強固な財務体質。 |
| BPS |
2026/3期515.76円。継続的に純資産価値を積み上げ、PBRは1.7倍前後で高ROE銘柄のプレミアム評価レンジ内と評価。 |
| 営業CF |
2026年3月期14.6億の安定黒字。2020年・2025年に一時マイナスとなった経緯はあるが、長期では本業のキャッシュ創出力は健全。 |
| 投資CF |
2026年3月期-2.4億の安定的投資。CMビジネスは設備投資負担が軽く、無形資産・IT投資が中心の効率的な経営。 |
| 財務CF |
2026年3月期-5.2億(配当支払いが中心)。無借金経営のため、財務活動はほぼ株主還元のみで健全な財務運営。 |
| 現金等 |
2026年3月期末15.3億。時価総額124億に対し約12%が現金。豊富な手元現金が配当原資として機能し、安定的な還元を支える。 |
| 配当推移(10年) |
2017年12.5円→2026年44円→2027年予44円と9年で約3.5倍に拡大。近年は増配基調が続き、累進的な還元拡大の実績。 |
| 配当性向 |
2026年3月期55.1%と高水準。新方針「配当性向55%程度目安」に沿った還元水準で、業績伸びに応じた利益還元を実施。 |
| 自社株買い |
大量保有報告に自社株10.99%(明豊ファシリティワークス株式会社)あり。自己株式保有規模は相応で、機動的な株主還元の選択肢を確保。 |
| PER推移(10年) |
PER(予)は概ね11倍前後で過去10年レンジ(約9〜14倍)の中位水準。業績拡大とPERのバランスが取れた評価にある。 |
| PBR推移(10年) |
PBRは1.7倍前後で過去レンジ(約0.5〜2.7倍)の中位水準。1株純資産(BPS)を上回るプレミアム評価で、高ROEを反映した妥当なレンジ。 |
| 配当利回り推移 |
2027年3月期予想4.87%は、過去5年で見ても上位水準。2024年4.19%・2025年4.67%・2026年4.43%と4%台後半を継続。 |
リーマンショック後 の配当推移 |
有価証券報告書ベースで2008年5円→2009年5円→2010年4円と、リーマンショックの影響で2010年3月期に減配(同期は当期純損失)。その後2011年4円→2012年5円と回復した(いずれも当時の1株配当額)。完全無借金である。 |
| 株主還元方針 |
2025年5月発表「2025〜2026年度の年間配当下限43円・配当性向55%程度目安」を明文化。下限明示で安定還元が制度化された。 |
| セグメント |
CM(コンストラクションマネジメント)・PM(プロジェクトマネジメント)事業を中核。発注者側に立つ建設プロジェクト管理サービスを展開。 |
| 海外売上比率 |
国内事業のみで為替リスクは実質ゼロ。国内の公共建築・民間建築の投資需要に業績が連動する完全な内需型ビジネス。 |
▼ くわしくデータを見る
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス・有価証券報告書
予想PERは概ね11倍前後で、サービス業の平均20.1倍よりずいぶん低いんだね。これって株価が割安ってこと?
そう考えていいよ。PERは適正の目安15倍前後より低く、業種平均20.1倍と比べてもかなり低い。MIX係数も20前後で割安の目安22.5を下回っているんだ。高ROEで無借金なのにこの評価なら、過熱感は小さいといえるね。
割安なのは分かったけど、買うタイミングで気をつけることはある?
中小型株だから売買のしやすさ(流動性)は大型株ほど高くないんだ。一度に大きく買わず、時間を分けて少しずつ買うと値動きの影響を抑えやすいよ。増配基調が続く銘柄は、あわてず長期で持つのがおすすめだよ。
🏆 明豊ファシリティワークス(1717)総合評価
【業績・財務・キャッシュフロー】
サービス業の明豊ファシリティワークスは、CM(コンストラクションマネジメント)・PM事業を中核に成長を続けている。2017年売上58.1億→2026年61.1億と緩やかに拡大し、2026年3月期は過去最高を更新した。経常利益は5.94億→12.7億と10年で約2.1倍に伸び、利益体質が大幅に改善している。2026年3月期EPSは79.87円、ROE15.45%・ROA10.97%は上場企業平均を大きく上回る優秀な資本効率である。営業利益率20.76%はサービス業として極めて高い水準。財務面は自己資本比率71.0%・完全無借金経営と業界トップクラスの健全性で、営業CFも2026年3月期14.6億の安定黒字。利益剰余金53.5億と内部留保も厚く、配当原資は十分にある。
【割安性・投資タイミング】
株価の割安度は、予想PER・PBR・MIX係数の3つで確認したい。まず一般的な目安として、予想PERは15倍前後が適正、20倍以上で割高、10倍以下で割安とされる。明豊ファシリティワークスの予想PERは2026年6月時点で概ね11倍前後で、適正の目安をやや下回る水準にある。次に自社の過去10年のPER推移を見ると、約9〜14倍のレンジで動いており、現在は中位に位置する。さらに所属するサービス業の予想PER平均は約20.1倍で、それと比べると同社のPERは大きく低い。PBRは1.7倍前後、PERとPBRを掛け合わせたMIX係数も20前後で、割安の目安とされる22.5を下回っている。高いROEと完全無借金の財務を備えながら、PERは業種平均より低く、株価評価には過熱感が見られない。近年の増配基調と下限明示型の安定還元も踏まえると、長期目線でのインカム投資として検討しやすい水準といえる。
【配当・株主還元】
2017年12.5円→2026年44円→2027年予44円と9年で約3.5倍に拡大し、近年は増配基調が続く。新方針「2025〜2026年度の年間配当下限43円・配当性向55%程度目安」を明文化し、下限明示型の安定還元が制度化された。配当利回りは過去5年でも上位水準で、長期インカム狙いに魅力的。ただし配当はリーマンショック期の2010年3月期(当時5円→4円・同期は赤字)に減配した経緯があり、「リーマン後も減配なし」ではない点は押さえておきたい。その後は回復し近年は増配基調にある。
【注意点・リスク】
売上は2020年コロナ禍で43.5億まで落ち込んだ経緯があり、業績は景気・建設投資の動向に左右される構造。利益率改善が利益成長を主導しており、トップラインの拡大ペースは緩やかで、売上の一段の成長が次の課題となる。時価総額の小さい中小型株のため流動性リスクも考慮が必要。ただし完全無借金経営と高ROEの組み合わせがリスク耐性を支え、CMという高付加価値ビジネスは中長期で需要拡大が見込める領域である。
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💬 【TJの視点】
TJ(運営者・個人投資家)
私は明豊ファシリティワークスを保有しています。
評価しているのは、CM(コンストラクションマネジメント)という高付加価値のビジネスで、営業利益率20%超・ROE15%という高い資本効率を、完全無借金の堅い財務で実現している点です。
配当も近年は下限を明示する方針(年間下限43円・配当性向55%目安)で増配の基調にあり、利回りも高めなので、長期のインカム(配当収入)として魅力を感じています。
ただ、明豊はリーマンショック期の2010年3月期に減配(当時5円→4円・同期は赤字)し、コロナ禍の2020年には売上が落ち込んだ、景気の影響を受けやすい面もある会社です。
ですから私は、この銘柄を「不況に強いディフェンシブ株」とは見ていません。
財務の堅さと還元方針は評価しつつ、建設投資の波があることを前提に、1銘柄をポートフォリオの5%以内に抑える自分ルールの範囲で、長期で付き合っていくつもりです。
あくまで私の一見解ですので、最後はご自身でよく考えて判断してくださいね。
⚠️ 免責事項
この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月14日時点。
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