株主優待

システムリサーチ(3771)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート

システムリサーチ(3771)銘柄分析スコアシートのアイキャッチ画像。右上に「SYSTEM RESEARCH」のロゴと「人と技術で、未来をつなぐ。」の言葉を掲げ、青みがかったビル群と光の点を結ぶネットワークの線を背景にしている。左側には銘柄コード3771と社名、「銘柄分析 スコアシート」「高配当株」の文字が、白と濃紺の落ち着いた配色で大きく置かれている。
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⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年10月15日時点。

TJ
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今回は、システムリサーチ(3771)を取り上げるよ!名古屋を地盤に、自動車・製造業向けのシステム開発に強い独立系のSIerさんなんだ!

配当利回り約4%に加えて、ROE約20%と自己資本比率約7割の実質無借金が同居する「質で選ぶ高配当IT株」だよ!

東証プライム・名証プレミア | コード 3771 | 情報・通信業 | 決算月:3月

システムリサーチ

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)

現在株価(2026/10/15 終値)

1,951円前日比-19 (↓0.96%)

時価総額 約326億円

配当利回り(予)
4.10%
80.00円(2027年3月期予想)
PER(予)
11.41倍
過去レンジ 約9.4〜16.0倍
PBR(実)
2.55倍
過去レンジ 約1.3〜2倍超
MIX係数(PER×PBR)
29.10
22.5以下が割安の目安 MIX係数とは?
配当性向(予)
46.8%
2027年3月期 会社予想
(当ブログ算出)
ROE(予)
21.07%
ROA(予)約14.6%
営業利益率(前期)
11.93%
2026年3月期
自己資本比率
69.1%
2026年3月期

※データ取得日:2026/10/15

🎁 システムリサーチの株主優待制度

100株以上を保有する株主に、QUOカード1,000円分を年1回贈呈。権利確定日は毎年9月末日で、継続保有期間の条件はなし。

保有株式数 優待内容 基準日
100株以上 QUOカード 1,000円分 9月末日(年1回)
株主優待配当利回り(予)

4.61%

100株保有
(年配当8,000円+優待1,000円)
÷投資額195,100円

※基準日は9月末・年1回。継続保有期間条件なし。株主優待配当利回りは 2026/10/15現在。出典:システムリサーチ 公式IR。

システムリサーチ(3771)はどんな会社?【事業内容】

システムリサーチは、名古屋を地盤に自動車・製造業向けのシステム開発を手がける独立系のSIer(システムインテグレーター=企業の業務システムを設計から運用まで請け負う会社)です。特定のメーカー系列に属さず、顧客の課題に合わせてシステムを組みます。トヨタグループ向けの比率が高いのが特徴で、これは強みであると同時に集中リスクでもあります。ROEは約20%、自己資本比率は約7割の実質無借金。東証プライム上場で、決算期は3月です。

📈 株価・PER・配当10年チャート

3771 システムリサーチ|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。表の最終行(2026/10)は当月時点の値で、株価は2026年10月15日時点、1株配当とPERは今期の会社予想に基づく値です。出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス

年度株価
(円)
1株配当
(円)
PER
(倍)
2017/0351811.2513.51
2018/0355112.513.82
2019/037331513.31
2020/03694259.37
2021/0310403015.96
2022/039373010.50
2023/0310483510.94
2024/0316304013.83
2025/0315616011.80
2026/0316817010.67
2026/10195180(予)11.41(予)
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

株価も配当も、きれいに右肩上がりに伸びてるね!それなのにPERは10倍くらいで、ずっと落ち着いてる感じがするよ。

TJ
TJ

いいところに気づいたね。配当は分割調整ベースで2017年3月期から減配が一度もないんだ。EPSもしっかり伸びていて、業績の裏付けがある累進配当だよ。

PERは過去レンジ(約9〜16倍)の下のほうにある。稼ぐ力に見合って評価されてきた銘柄だね!

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

3771 システムリサーチ|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り
(%)
配当性向
(%)
2017/032.1729.3
2018/032.2731.3
2019/032.0527.2
2020/033.6033.7
2021/032.8846.0
2022/033.2033.6
2023/033.3436.5
2024/032.4533.9
2025/033.8445.3
2026/034.1644.4

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

3771 システムリサーチ|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS
(円)
営業利益率
(%)
ROE
(%)
2017/0338.358.1315.49
2018/0339.877.7414.29
2019/0355.069.1317.13
2020/0374.0310.619.68
2021/0365.169.715.26
2022/0389.2611.2918.37
2023/0395.8111.617.55
2024/03117.8211.5918.74
2025/03132.2911.5618.58
2026/03157.5011.9319.39

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

3771 システムリサーチ|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS
(円)
自己資本比率
(%)
2017/03247.5054.0
2018/03279.0254.7
2019/03321.4656.2
2020/03376.2058.8
2021/03426.9863.7
2022/03486.0363.0
2023/03545.7864.3
2024/03628.6865.0
2025/03712.9567.3
2026/03811.7669.1
しばっち
しばっち

BPSがどんどん積み上がって、自己資本比率も7割近くまで上がってるんだね。これって、お金を貯め込みすぎて活かせてないってことじゃないの?

TJ
TJ

普通はそう心配したくなるよね。でもシステムリサーチの場合は、自己資本比率が約7割の実質無借金なのに、ROEは予想で約21%もあるんだ。手元を厚くしながら高い効率も出せている、めずらしいバランスなんだよ。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

借金にほとんど頼らずにROE20%超えって、けっこうすごいことなんだね!

TJ
TJ

そうなんだ。借入をテコにしているわけじゃなく、本業の利益率の高さでROEを稼いでいる。営業利益率も8%台から約12%へ一貫して上がってきているんだ。

ただしPBRは2倍超で割安とは言えない。「安いから買う」ではなく「質が高いから持つ」タイプだね!

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 システム開発を柱に、直近10年で約2.5倍へ着実に拡大。2027年3月期は会社予想323億円。
経常利益 自動車・製造業向けの需要を背景に右肩上がりで水準を切り上げてきた。2027年3月期予想は39.1億円。
EPS 分割調整後で長期にわたり右肩上がり。2027年3月期予想は171.00円。
ROE 過去10年はおおむね15〜19%台と一貫して高水準。2027年3月期予想は21.07%と、さらに高い効率を見込む。
ROA 実質無借金のため総資産効率も高く、資産を有効に使えている。2027年3月期予想は約14.6%。
営業利益率 過去10年で8%台から約12%へ一貫して上昇。独立系SIerとして高い収益性を確立してきた。
売上原価率 人件費(エンジニアの確保・育成)と外注費が主なコスト。人材の需給と単価動向が収益性を左右する。
自己資本比率 過去10年で50%台から約69%へ着実に上昇。実質無借金で、財務の安全性は非常に高い。
利益剰余金 直近10年で大きく積み上がっている。内部留保が厚く、還元・成長投資の余力は十分。
有利子負債比率 借入にほとんど依存しない実質無借金の財務体質を維持している。
BPS 10年で約3倍に拡大(分割調整後)。PBRが1倍を上回って評価されているのは、高ROEを反映した結果といえる。
営業CF 本業のキャッシュ創出力は安定して伸びており、直近は20億円超の水準。
投資CF 大型の設備を要しない事業特性で、投資負担は相対的に軽い。
財務CF 配当の支払いが中心。実質無借金のため有利子負債の増減による影響は小さい。
現金等 手元資金は厚く、還元と成長投資の原資となっている。
配当推移(10年) 分割調整後で2017年3月期以降、減配なし(据え置いた年はある)。2026年7月28日に累進配当を導入し、同日に配当予想も70円から80円へ増額。
配当性向 過去10年は概ね30〜45%台。2026年7月28日に目標を配当性向40%から50%へ引き上げた。
自社株買い 配当を還元の中心に据えている。最新の取得方針は会社の適時開示を確認したい。
PER推移(10年) 過去10年の期末PERはおおむね9.4〜16.0倍。足元は10倍前後とレンジの下方にある。
PBR推移(10年) 高ROEを反映し、歴史的におおむね1.3〜2倍超で推移。足元も1倍を大きく上回る水準にある。
配当利回り推移 年度末ベースで約2〜4%で推移し、増配の継続とともに水準は長期で切り上がってきている。
リーマンショック期
の配当推移
公表データによると、リーマンショック期(2008〜2012年3月期)も額面50円を維持し減配なし。景気の影響を受ける事業ながら、配当は守り抜いてきた。
株主還元方針 分割調整後で2017年3月期以降、減配なし。2026年7月28日に目標配当性向を40%から50%へ引き上げ、累進配当も導入。株主優待も併用。
株主優待 9月末日を権利確定日とし、100株以上の株主にQUOカード1,000円分を年1回贈呈。継続保有期間の条件はなし。出典:システムリサーチ 公式IR。
セグメント ソフトウェア関連事業の単一セグメント。分野別ではソフトウェア開発が中心で、自動車・機械・鉄鋼など製造業向けに強みを持つ。
海外売上比率 国内顧客向けのシステム開発が中心の内需型の構造。トヨタグループをはじめとする自動車・製造業向けの比率が高い。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス・システムリサーチ 公式IR・有価証券報告書

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

配当が約4%もあって、QUOカードの優待までもらえるんだね!しかも基準日が9月末で、長く持たなくてもいいなら始めやすそう!

TJ
TJ

そうなんだ!100株でQUOカード1,000円分がもらえるから、配当に優待を足した「株主優待配当利回り」で見ると、もう一段高くなるんだ。継続保有の条件もないよ。

優待の内容や基準日は変わることもあるから、買う前に公式IRで確認しよう!

しばっち
しばっち

でもさ、PBRが2倍を超えてるってことは、けっこう高い値段で買うことになるんだよね。そこは気にしなくていいの?

TJ
TJ

大事な視点だね。PBR2倍超でMIX係数も目安を上回っていて、指標だけ見れば割安ではない。高ROE・無借金・累進配当という「質」にお金を払う銘柄なんだ。

システム開発は人材がカギで、自動車・製造業向けが多いぶん景気の波も受ける。買うとしても押し目をねらおう!

🏆 システムリサーチ(3771)総合評価

業績・財務・キャッシュフロー

売上高はこの10年で約2.5倍へ拡大し、営業利益率は8.13%から11.93%へ一貫して上昇しました。EPSは38.35円から157.50円へ約4.1倍です。ROEはおおむね15〜19%台の高い水準を保ち、直近は19.39%でした。財務は自己資本比率が54.0%から69.1%へ高まった実質無借金で、営業キャッシュフローも安定して伸びています。手元資金を厚く保ちながら高い資本効率も両立する、優等生型の会社といえます。

割安性・PER・PBR

当ブログの物差しはPER×PBRのMIX係数22.5以下です。システムリサーチは上回っています。期末PERはおおむね9〜16倍でレンジの下方にある一方、期末PBRは1.85〜2.59倍と一貫して2倍前後。ROE約20%という高い資本効率を反映した評価水準で、安いから買う性格の銘柄ではありません。

■ 独立系SIer 3社との比較

銘柄PER(予)PBR(実)配当利回り(予)営業利益率基準日
システムリサーチ(3771)11.41倍2.55倍4.10%11.93%2026/10/15
TDCソフト(4687)14.45倍2.48倍2.82%10.67%2026/10/16
東海ソフト(4430)9.19倍1.22倍3.88%11.20%2026/10/14

※独立系SIerの一部との比較です。数値は当ブログの各記事より、基準日は表の右端。営業利益率の対象期は3社で異なります。

営業利益率は3社とも1割台で横並びです。そのなかでシステムリサーチはPBRがいちばん高く、市場の評価が厚い並びです。

配当・株主還元

分割調整後で2017年3月期以降、減配が一度もありません。据え置いた年はあるものの、減配はゼロです。2026年7月28日に株主還元方針が見直され、目標が配当性向40%から50%へ引き上げられました。あわせて累進配当(原則として減配せず、維持または増配を行う配当政策)が導入され、2027年3月期から2029年3月期の中期経営計画期間に適用されます。同じ日に2027年3月期の配当予想も70円から80円へ増額されました。100株以上でQUOカード1,000円分の株主優待もあり、継続保有期間の条件はありません。

注意点・リスク

最大の注意点は、PBRが2倍を超え指標面で割安とは言い切れない点です。高い評価を支えるROEや利益成長が鈍れば、株価の調整につながりえます。事業面では、システム開発は人材の確保・育成がカギで、エンジニアの需給や人件費の上昇が収益性を左右します。顧客が自動車・製造業に偏っているため景気変動の影響も受けやすく、トヨタグループ向けの比率が高い点は強みであると同時に集中リスクでもあります。優待の内容や基準日は会社の方針で変わりえます。

▼ つづきを読む

システムリサーチ(3771)のよくある質問

Q. システムリサーチはどんな会社ですか?

A. 名古屋を地盤に、自動車・製造業向けのシステム開発を手がける独立系のSIerです。特定のメーカー系列に属さず、顧客の課題に合わせてシステムを組みます。トヨタグループ向けの比率が高いのが特徴です。

Q. システムリサーチに株主優待はありますか?

A. あります。100株以上の保有でQUOカード1,000円分が年1回贈られ、継続保有期間の条件はありません。配当に優待を加えた株主優待配当利回りは、記事上部のスコアシートに掲載しています。

Q. システムリサーチは減配したことがありますか?

A. 分割調整後で2017年3月期以降、減配は一度もありません。据え置いた年はあります。2026年7月28日に累進配当が導入され、同じ日に2027年3月期の配当予想も70円から80円へ増額されました。

Q. PBRが2倍を超えているのはなぜですか?

A. ROEが約20%と高いためです。期末PBRは過去10年で1.85〜2.59倍と一貫して2倍前後にあり、1倍を下回った期はありません。資本効率の高さが評価に織り込まれている状態です。

▼ 質問と回答をすべて見る

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

私は「名古屋を地盤に自動車・製造業向けのシステム開発で稼ぐ、高ROE・実質無借金の独立系IT株」として、好感を持って見ている1社です。

配当利回り約4%の高配当でありながら、ROE約20%・自己資本比率約69%という稼ぐ力と財務の堅さが同居していて、減配のない累進配当も続けている。

配当だけでなく会社の「質」で選べるタイプだと感じています。

一方で、すぐに飛びついて買い増ししない理由もあります。

PBRが2倍を超え、MIX係数も20を上回っていて、指標面では割安とは言えないからです。

私がこうした高ROEの優良IT株の購入を検討するなら、暴落相場で株価が釣られて急落したミスプライスの局面か、業績が好調に推移しているのに株価が下落傾向にある時、つまりPERやPBRが過去レンジの下限に近づいたタイミングだと考えています。

これはあくまで私の一つの見方ですので、最後はあなた自身でよく考えて判断してくださいね。

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