スコアシート

システムリサーチ(3771)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート

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⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月14日時点。

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今回は、システムリサーチ(3771)を取り上げるよ!名古屋を地盤に、自動車・製造業向けのシステム開発に強みを持つ独立系のSIer(システムインテグレーター)さんなんだ!

システムリサーチは、配当利回り約4%の高配当に加えて、ROE約20%という高い稼ぐ力と、自己資本比率約7割の実質無借金体質が同居しているのが特徴。PBRは1倍を大きく上回っていて「割安株」ではないんだけど、その分「質で選ぶ高配当IT株」として、会社の数字と一緒にじっくり見ていこうよ!

東証プライム・名証プレミア | コード 3771 | 情報・通信業 | 決算月:3月

システムリサーチ

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)

現在株価(2026/07/14 終値)

1,857前日比+24 (↑1.31%)

時価総額 約311億円

配当利回り(予)
3.77%
70.00円(2027年3月期予想)
PER(予)
10.86倍
過去レンジ 約9.4〜16.0倍
PBR(実)
2.29倍
過去レンジ 約1.3〜2倍超
MIX係数(PER×PBR)
24.87
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
44.4%
2026年3月期
ROE(予)
21.07%
ROA(予)約14.6%
営業利益率(前期)
11.93%
2026年3月期
自己資本比率
69.1%
2026年3月期

※データ取得日:2026/07/14

🎁 システムリサーチの株主優待制度

100株以上を保有する株主に、QUOカード1,000円分を年1回贈呈。権利確定日は毎年9月末日で、継続保有期間の条件はなし。

保有株式数 優待内容 基準日
100株以上 QUOカード 1,000円分 9月末日(年1回)
株主優待配当利回り(予)

4.31%

100株保有
(年配当7,000円+優待1,000円)
÷投資額185,700円

※基準日は9月末・年1回。継続保有期間条件なし。株主優待配当利回りは 2026/07/14現在。出典:システムリサーチ 公式IR

📈 株価・PER・配当10年チャート

3771 システムリサーチ|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2017/0351811.2513.51
2018/0355112.513.82
2019/037331513.31
2020/03694259.37
2021/0310403015.96
2022/039373010.50
2023/0310483510.94
2024/0316304013.83
2025/0315616011.80
2026/0316817010.67
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

株価も配当も、きれいに右肩上がりに伸びてるね!それなのにPERは10倍くらいで、ずっと落ち着いてる感じがするよ。

TJ
TJ

いいところに気づいたね。配当は株式分割を調整したベースで、2017年3月期から減配が一度もなく、増配基調が続いているんだ。1株あたりの利益(EPS)もしっかり伸びていて、業績の裏付けがある累進配当だよ。

そのうえでPERは10倍前後と、過去レンジ(約9〜16倍)の下のほうにある。利益が伸びた分だけ株価も評価されてきたから、割安に放置されているというより、稼ぐ力に見合って評価されてきた銘柄だね!

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

3771 システムリサーチ|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2017/032.1729.3
2018/032.2731.3
2019/032.0527.2
2020/033.6033.7
2021/032.8846.0
2022/033.2033.6
2023/033.3436.5
2024/032.4533.9
2025/033.8445.3
2026/034.1644.4

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

3771 システムリサーチ|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2017/0338.358.1315.49
2018/0339.877.7414.29
2019/0355.069.1317.13
2020/0374.0310.619.68
2021/0365.169.715.26
2022/0389.2611.2918.37
2023/0395.8111.617.55
2024/03117.8211.5918.74
2025/03132.2911.5618.58
2026/03157.5011.9319.39

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

3771 システムリサーチ|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2017/03247.5054.0
2018/03279.0254.7
2019/03321.4656.2
2020/03376.2058.8
2021/03426.9863.7
2022/03486.0363.0
2023/03545.7864.3
2024/03628.6865.0
2025/03712.9567.3
2026/03811.7669.1
しばっち
しばっち

BPSがどんどん積み上がって、自己資本比率も7割近くまで上がってるんだね。これって、お金を貯め込みすぎて活かせてないってことじゃないの?

TJ
TJ

普通はそう心配したくなるよね。でもシステムリサーチの場合は、自己資本比率が約7割の実質無借金なのに、ROEは予想で約21%もあるんだ。手元を厚くしながら高い効率も出せている、めずらしいバランスなんだよ。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

借金にほとんど頼らずにROE20%超えって、けっこうすごいことなんだね!

TJ
TJ

そうなんだ。借入をテコにして数字を高く見せているわけじゃなく、本業の利益率の高さでROEを稼いでいる。営業利益率も8%台から約12%へ一貫して上がってきていて、稼ぐ力そのものが強くなっているんだ。

ただし、PBRは2倍を超えていて指標面で割安とは言えない。ここは「安いから買う」銘柄ではなく、「質が高いから持つ」タイプとして見ておきたいね!

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 システム開発を柱に、直近10年で約2.5倍へ着実に拡大。2027年3月期は会社予想323億円。
経常利益 自動車・製造業向けの需要を背景に右肩上がりで水準を切り上げてきた。2027年3月期予想は39.1億円。
EPS 分割調整後で長期にわたり右肩上がり。2027年3月期予想は171.00円。
ROE 過去10年はおおむね15〜19%台と一貫して高水準。2027年3月期予想は21.07%と、さらに高い効率を見込む。
ROA 実質無借金のため総資産効率も高く、資産を有効に使えている。2027年3月期予想は約14.6%。
営業利益率 過去10年で8%台から約12%へ一貫して上昇。独立系SIerとして高い収益性を確立してきた。
売上原価率 人件費(エンジニアの確保・育成)と外注費が主なコスト。人材の需給と単価動向が収益性を左右する。
自己資本比率 過去10年で50%台から約69%へ着実に上昇。実質無借金で、財務の安全性は非常に高い。
利益剰余金 直近10年で大きく積み上がっている。内部留保が厚く、還元・成長投資の余力は十分。
有利子負債比率 借入にほとんど依存しない実質無借金の財務体質を維持している。
BPS 10年で約3倍に拡大(分割調整後)。PBRが1倍を上回って評価されているのは、高ROEを反映した結果といえる。
営業CF 本業のキャッシュ創出力は安定して伸びており、直近は20億円超の水準。
投資CF 大型の設備を要しない事業特性で、投資負担は相対的に軽い。
財務CF 配当の支払いが中心。実質無借金のため有利子負債の増減による影響は小さい。
現金等 手元資金は厚く、還元と成長投資の原資となっている。
配当推移(10年) 分割調整後で2017年3月期以降、減配が一度もなく増配基調が続く(実績)。据え置いた年はあるが、累進配当を継続している。
配当性向 過去10年は概ね30〜45%台で推移。利益成長に合わせて還元水準を引き上げてきている。
自社株買い 配当を還元の中心に据えている。最新の取得方針は会社の適時開示を確認したい。
PER推移(10年) 過去10年の期末PERはおおむね9.4〜16.0倍。足元は10倍前後とレンジの下方にある。
PBR推移(10年) 高ROEを反映し、歴史的におおむね1.3〜2倍超で推移。足元も1倍を大きく上回る水準にある。
配当利回り推移 年度末ベースで約2〜4%で推移し、増配の継続とともに水準は長期で切り上がってきている。
リーマンショック期
の配当推移
公表データによると、リーマンショック期(2008〜2012年3月期)も額面50円を維持し減配なし。景気の影響を受ける事業ながら、配当は守り抜いてきた。
株主還元方針 分割調整後で2017年3月期以降、減配なしの累進配当を継続。利益成長に合わせて配当を引き上げ、株主優待も合わせて還元している。
株主優待 9月末日を権利確定日とし、100株以上の株主にQUOカード1,000円分を年1回贈呈。継続保有期間の条件はなし。出典:システムリサーチ 公式IR
セグメント ソフトウェア関連事業の単一セグメント。分野別ではソフトウェア開発が中心で、自動車・機械・鉄鋼など製造業向けに強みを持つ。
海外売上比率 国内顧客向けのシステム開発が中心の内需型の構造。トヨタグループをはじめとする自動車・製造業向けの比率が高い。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス・システムリサーチ 公式IR有価証券報告書

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

配当が約4%もあって、QUOカードの優待までもらえるんだね!しかも基準日が9月末で、長く持たなくてもいいなら始めやすそう!

TJ
TJ

そうなんだ!100株でQUOカード1,000円分がもらえるから、配当に優待を足した「株主優待配当利回り」で見ると、利回りがもう一段高くなるんだ。継続保有期間の条件もないのは、優待ねらいの人にはわかりやすいね。

ただし優待の最新内容や基準日は会社の都合で変わることもあるから、買う前に公式IRで確認するクセをつけておこう!

しばっち
しばっち

でもさ、PBRが2倍を超えてるってことは、けっこう高い値段で買うことになるんだよね。そこは気にしなくていいの?

TJ
TJ

大事な視点だね。PBR2倍超・MIX係数も20を超えていて、指標だけ見れば割安ではない。ここは「割安だから買う」銘柄ではなくて、高ROE・無借金・累進配当という「質」に対してお金を払う銘柄なんだ。

システム開発は人材がカギで、自動車・製造業向けが多いぶん景気の波も受ける。良い面と注意点はセットで持っておいて、買うとしても押し目をねらう。最後は数字を確かめて、総合的に判断していこう!

🏆 システムリサーチ(3771)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
システムリサーチは、名古屋を地盤に自動車・製造業向けのシステム開発に強みを持つ独立系SIer。売上高はこの10年で約2.5倍へ拡大し、営業利益率は8%台から約12%へ一貫して上昇、ROEはおおむね15〜19%台と高い水準を保ってきた。EPSは長期で右肩上がり。財務は自己資本比率が約69%まで高まった実質無借金で、営業キャッシュフローも安定して伸びている。手元資金を厚く保ちながら高い資本効率も両立する、優等生型の企業といえる。厳密な数値は上のスコアシートにまとめている。

【割安性・投資タイミング】
PER(予)は約10倍で、過去10年の期末PER(おおむね9.4〜16.0倍)のレンジ下方にある。一方でPBRは2倍を上回り、MIX係数も割安の目安22.5に近い22.02で、指標面で大きく割安とは言えない。これはROE約20%という高い資本効率を反映した結果であり、高ROE企業としては整合的な評価水準といえる。

高ROE・累進配当の優良株がPERのレンジ下方にある点は長期投資家のチェックどころだが、PBRが2倍を超える以上、「安いから買う」という性格の銘柄ではない。買うとすれば、相場全体の急落で株価が釣られて下げた局面や、業績が好調なのに株価が伸び悩む局面など、PER・PBRが過去レンジの下限に近づくタイミングを見極めたい。

【配当・株主還元】
配当は分割調整後で2017年3月期以降、減配が一度もなく増配基調を続けている(実績)。据え置いた年はあるものの累進配当を維持し、2027年3月期も会社予想70円を計画する。配当性向は30〜45%台を目安に、利益成長に合わせて還元水準を引き上げてきた。加えて、100株以上でQUOカード1,000円分がもらえる株主優待もあり、継続保有期間の条件はない。配当に優待を加味した「株主優待配当利回り」で見ると一段高くなり、配当と優待を受け取りながら長期で付き合いたい銘柄といえる。

【注意点・リスク】
最大の注意点は、PBRが2倍を超え指標面で割安とは言い切れない点である。高い評価を支えるROEや利益成長が鈍れば、株価の調整につながりうる。事業面では、システム開発は人材の確保・育成がカギで、エンジニアの需給や人件費の上昇が収益性を左右する。顧客が自動車・製造業に偏っているため景気変動の影響も受けやすく、トヨタグループ向けの比率が高い点は強みであると同時に集中リスクでもある。優待の内容や基準日は会社の方針で変わりうるため、最新情報は公式IRで確認したい。

▼ つづきを読む

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

私は「名古屋を地盤に自動車・製造業向けのシステム開発で稼ぐ、高ROE・実質無借金の独立系IT株」として、好感を持って見ている1社です。

配当利回り約4%の高配当でありながら、ROE約20%・自己資本比率約69%という稼ぐ力と財務の堅さが同居していて、減配のない累進配当も続けている。

配当だけでなく会社の「質」で選べるタイプだと感じています。

一方で、すぐに飛びついて買い増ししない理由もあります。

PBRが2倍を超え、MIX係数も20を上回っていて、指標面では割安とは言えないからです。

私がこうした高ROEの優良IT株の購入を検討するなら、暴落相場で株価が釣られて急落したミスプライスの局面か、業績が好調に推移しているのに株価が下落傾向にある時、つまりPERやPBRが過去レンジの下限に近づいたタイミングだと考えています。

これはあくまで私の一つの見方ですので、最後はあなた自身でよく考えて判断してくださいね。

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