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チノー(6850)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート

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この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月14日時点。

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今回は、チノー(6850)を紹介するよ!どんな銘柄なのか、みんなで一緒に学んでいこうよ!

東証プライム | コード 6850 | 電気機器 | 決算月:3月

チノー

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)

現在株価(2026/07/14)

1,615前日比+19 (↑1.19%)

時価総額 約298億円

配当利回り(予)
3.72%
60.00円(2027年3月期予想)
PER(予)
12.55倍
過去レンジ 8.49〜40.10倍
PBR(実)
1.15倍
過去レンジ 0.54〜1.19倍
MIX係数(PER×PBR)
14.43
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
35.3%
2026年3月期
ROE(予)
9.2%
ROA(予)5.23%
営業利益率(前期)
10.19%
2026年3月期
自己資本比率
56.9%
2026年3月期(健全水準)

※データ取得日:2026/07/14

🎁 チノーの株主優待制度

300株以上の保有で、保有株数に応じた「プレミアム優待倶楽部」の優待ポイント(食品・電化製品・ふるさと納税などに交換)を年1回(3月末)贈呈。

保有株数 優待ポイント(1pt≒1円相当)
300〜599株2,000ポイント
600〜799株4,000ポイント
800〜999株8,000ポイント
1,000〜1,199株15,000ポイント
1,200〜1,399株20,000ポイント
1,400〜1,999株25,000ポイント
2,000〜3,999株30,000ポイント
4,000〜9,999株35,000ポイント
10,000株以上40,000ポイント
優待の特徴

プレミアム優待倶楽部
(ポイント)

300株から対象
(年1回・3月末基準)

※基準日は3月末(年1回)、300株以上が対象。ポイントは食品・電化製品・ふるさと納税など多数の商品と交換するタイプで、交換先により金銭価値が一意に定まらないため株主優待配当利回りは算出していない。継続保有でポイント繰越(1回)も可能。出典:チノー 公式IR(プレミアム優待倶楽部)。

📈 株価・PER・配当10年チャート

6850 チノー|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2017/0361817.528.34
2018/037402015.06
2019/0364222.59.76
2020/0361322.58.53
2021/0372822.59.57
2022/038102313.07
2023/0310762611.88
2024/0313093012.66
2025/03994408.49
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

チノーの10年チャート、1株配当が17.5円から60円近くまで増えてるね!PERもずっと低めだ。これはどんな会社なの?

TJ
TJ

チノーは温度センサや温度調節計をつくる計測制御機器の老舗メーカーなんだ。半導体やEV向けの需要で業績を伸ばしていて、EPSはこの10年で約5倍。自己資本比率も58%台と財務は健全だよ。ただ景気敏感な側面もあるから、そこは後でしっかり見ていこうね。

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

6850 チノー|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2017/032.8380.2
2018/032.7140.7
2019/033.5134.2
2020/033.6731.3
2021/033.0929.6
2022/032.8437.1
2023/032.4228.7
2024/032.2929.0
2025/034.0234.1

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

6850 チノー|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2017/0321.813.052.75
2018/0349.086.285.76
2019/0365.687.817.43
2020/0371.894.997.92
2021/0376.095.397.75
2022/0361.996.845.98
2023/0390.598.488.18
2024/03103.427.928.67
2025/03117.129.829.06

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

6850 チノー|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2017/03792.6956.0
2018/03851.4354.7
2019/03884.2554.7
2020/03907.6457.6
2021/03982.1054.7
2022/031036.8355.7
2023/031107.7551.8
2024/031193.2655.5
2025/031292.7958.2
しばっち
しばっち

業績も配当も伸びてて良さそうだけど、気になる点はないの?「減配したことはない」って思っていい?

TJ
TJ

そこは正直に言うと、チノーはリーマンショックのときに減配しているんだ。有価証券報告書ベースで2008年7円→2009年5円→2010年4円と2期連続で減配していて、その2年は最終赤字だった。だから「不況に強いディフェンシブ株」とは言えないね。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

えっ、配当が増えてるイメージだったけど、昔は減ったこともあるんだ…。

TJ
TJ

そう。今は増配基調だけど、半導体・EVの景気に業績が振れる会社だから、景気が悪くなれば配当も動きうる。そこを織り込んでおくのが大事だよ。

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 2017年186億→2026年316億と10年で約1.7倍に拡大。計測機器・センサ事業を軸に堅実成長。2026年3月期は過去最高を更新。
経常利益 2026年3月期33.3億(前期比+9.6%)と過去最高を更新。半導体・EV関連需要が利益を押し上げている。
EPS 2017年21.81円→2026年120.43円と10年で約5.5倍に成長。2027年予128.56円とさらに伸長見込みで、増配を支える。
ROE ROE実績8.73%・予9.2%。上場企業平均(8%)並みの水準で、直近4年連続で8%以上を維持。
ROA ROA予5.23%。上場企業平均(5%)並みの水準。計測機器メーカーとして適正な総資産効率を実現している。
営業利益率 2026年3月期10.19%と過去最高を更新(初の10%超)。センサセグメントの好調が利益率を押し上げ、半導体・EV関連需要が追い風。
売上原価率 計測機器・センサの製造原価が中心。高付加価値製品の比率向上で原価率改善が進む構造。
自己資本比率 2026年3月期56.9%と健全水準。製造業として安定した財務体質を維持しており、株主還元の継続性を裏付ける。
利益剰余金 2017年92億→2026年150億と10年で約1.6倍に拡大。継続的な利益創出で内部留保が厚く、配当原資が十分。
有利子負債比率 2026年3月期17.9%と低めの水準。借入は42億規模で、財務リスクは小さく金利上昇局面でも影響は限定的。
BPS 2026/3期1,397.91円。PBR1.17倍は過去レンジ上限近辺で、株価が純資産価値を上回る評価。
営業CF 2026年3月期29.0億の安定黒字。2024年は1.0億まで落ち込んだが、その後大幅回復し本業の現金創出力は健全。
投資CF 2026年3月期-15.3億の投資。設備投資-16.1億で、計測機器の生産能力強化や研究開発に積極投資する姿勢。
財務CF 2026年3月期+2.9億(借入実行と株主還元のバランス)。総合還元への姿勢が表れた財務運営となっている。
現金等 2026年3月期末92.8億。時価総額303億に対し約31%が現金。豊富な手元流動性が増配・自己株式取得の原資。
配当推移(15年) 2017年17.5円→2027年予60円と10年で約3.4倍に拡大。2025年に30→40円と大幅増配し、配当成長が加速中。
配当性向 2026年3月期35.3%。中期経営計画で「2026年度に連結配当性向40%」目標を明示しており、達成に向けた道筋が見える。
自社株買い 直近2026/3,4,5月と毎月自己株式取得を継続実施中。配当に加えた総合還元の積極姿勢が顕著で、株主還元意識が高い。
PER推移(15年) 直近12.73倍は過去10年レンジ(8.49〜28.34倍)の中位やや下。業績拡大に対しPERが追随する局面で、適正バリュエーション。
PBR推移(15年) 直近1.17倍は過去レンジ(0.54〜1.34倍)の上限近辺。長年PBR1倍割れだったが、業績改善で評価が進んだ。
配当利回り推移 2027年3月期予想は約3.7%で、近年の増配により利回りは上昇傾向。配当性向40%目標の達成時にはさらなる上昇も期待。
リーマンショック後
の配当推移
有価証券報告書ベースで2008年7円→2009年5円→2010年4円と、リーマンショックの影響で2期連続減配(2009・2010年は当期純損失)。その後2011年5円→2012年7円と回復した(いずれも当時の1株配当額)。
株主還元方針 中期経営計画Phase2(2024〜2026年度)で「2026年度の連結配当性向40%目標」を明文化。利益成長による増配が基本方針。
セグメント 計測制御機器事業(温度センサ・温度調節計)を主力に、センサ事業(半導体・EV用)が成長中。BtoB計測機器の老舗。
海外売上比率 海外売上はあり、為替変動の影響を一部受ける。半導体・EV関連の世界的需要拡大が業績の追い風となっている。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス有価証券報告書

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

まとめると、チノーは割安で増配中だけど、景気敏感で過去に減配もした会社、ってことだね。

TJ
TJ

そのとおり。PERは業種平均よりかなり低く、MIX係数も割安の目安を下回る。配当性向40%目標や毎月の自社株買いといった株主還元の姿勢も評価できる。一方で、ROEや利回りは突出して高いわけじゃないし、景気循環の影響を受ける点は見ておきたい。

しばっち
しばっち

数字のいいところだけ見て飛びつくのは危ないってことか。

TJ
TJ

そう。割安さと還元姿勢は魅力だけど、景気敏感さと過去の減配歴も併せて、長期目線で考えるのが大事だよ。投資の最終判断は、ご自身の責任でね。

🏆 チノー(6850)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
電気機器のチノーは、温度センサ・温度調節計など計測制御機器の老舗BtoB企業である。2017年売上186億円→2026年売上316億円と10年で約1.7倍に拡大し、過去最高を更新した。経常利益は33.3億円と過去最高、EPS120.43円も10年で約5.5倍に成長した。半導体・EV向けセンサ需要が業績を押し上げている。財務面は自己資本比率56.9%・現金92.8億円で健全な水準にある。ROE実績8.73%・予9.2%は安定した水準である。

【割安性・投資タイミング】
チノーの予想PERは、2026年6月時点で概ね12〜13倍前後である。一般に適正とされる15倍前後を下回り、電気機器の業種平均PER45.2倍(株探・2026年5月26日時点)と比べても大幅に低い水準にある。過去10年の期末PERは約8〜28倍のレンジで推移しており、現在はレンジ下位寄りにある。PBRは1倍強で、PERとPBRを掛け合わせたMIX係数も15前後と割安の目安22.5を下回る。EPSが10年で約5.4倍に成長しているにもかかわらず株価の評価倍率は低めに据え置かれており、株価指標は適正からやや割安の領域にあるといえる。

【配当・株主還元】
2017年17.5円→2027年予60円と10年で約3.4倍に拡大。2025年に30→40円の大幅増配以降、毎期増配を継続中。中期経営計画Phase2(2024〜2026年度)で「2026年度連結配当性向40%目標」を明文化し、増配の継続性が制度的に担保されている。さらに2026年3月以降毎月自己株式取得を実施中で、総合還元への積極姿勢が顕著。ただし配当は一本調子ではなく、リーマンショック期の2009・2010年に減配した経緯があり(当時の1株配当額で7円→5円→4円)、「リーマン後も減配なし」ではない点は押さえておきたい。その後は回復し近年は増配基調にある。

【注意点・リスク】
配当利回りは高配当株としては中位水準で、純粋なインカム狙いには物足りない。半導体・EV関連需要に業績が連動するため、IT・自動車業界の景気循環リスクを受ける構造。時価総額303億の中型株のため流動性リスクも考慮が必要。直近2024年3月期に営業CFが1億まで落ち込んだ経緯あり、運転資金管理に注意が必要。ただし配当性向40%目標と毎月の自社株買いは将来の利回り上昇期待を支える要素となる。

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💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

私はチノーを保有しています。

評価しているのは、温度センサや調節計という地味ですが息の長いBtoB事業で、半導体やEVの需要を背景にEPS(1株利益)を10年で約5倍に伸ばしてきた成長力です。

PERは十数倍、MIX係数も15前後と割安で、配当性向40%目標や毎月の自社株買いといった株主還元の姿勢にも好感を持っています。

ただ、チノーはリーマンショック期の2009年・2010年に2期連続で減配し、当時は最終赤字だった景気敏感株でもあります。

ですから私は、この銘柄を「不況に強いディフェンシブ株」とは見ていません。

半導体やEVの市況しだいで業績も配当も振れる前提で、こうした値動きの大きい中型株こそ、1銘柄をポートフォリオの5%以内に抑える自分ルールの範囲で、生活に響かない金額で長期に付き合うようにしています。

あくまで私の一見解ですので、最後はご自身でよく考えて判断してくださいね。

チノーの好きなところは、借入をちゃん減らしつつ現金も増やして配当金も増配傾向にあるところ。

個人の家庭でいうと、家計管理バッチリでおこづかいもちゃんと増やしているキラキラしたお母さん!以前のXにも投稿したから参考にしてみてね!

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