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美濃窯業(5356)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート

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この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月14日時点。

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今回は、美濃窯業(5356)を紹介するよ!この会社さんをひと言で言うと、超小型バリュー株のレンガ屋さん。2026年3月期の本決算データも反映させたから、どんな銘柄なのか、みんなで一緒に学んでいこうよ!

東証スタンダード | コード 5356 | ガラス・土石製品 | 決算月:3月

美濃窯業

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)

現在株価(2026/07/14)

1,294前日比-3 (↓0.23%)

時価総額 約144億円

配当利回り(予)
4.02%
52円(2027/3期予想)
PER(予)
9.49倍
過去10年 4.2〜9.7倍
PBR(実)
0.84倍
過去レンジ 0.24〜1.08倍
MIX係数(PER×PBR)
7.97
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
34.5%
2026年3月期
ROE(予)
8.88%
ROA(予)6.28%
営業利益率(前期)
9.90%
2026年3月期
自己資本比率
70.8%
2026年3月期(健全水準)

※データ取得日:2026/07/14

📈 株価・PER・配当10年チャート

5356 美濃窯業|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2017/0375.63
2018/0397.55
2019/03175.20
2020/03154.17
2021/03155.88
2022/03156.01
2023/03254.95
2024/03785287.63
2025/03838357.06
2026/031182429.70
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

このグラフ、株価も配当もずっと右肩上がりだね!配当は2017年の7円から年々増えてるし、PERもだいたい10倍より下で動いてる。美濃窯業って、どういうところが注目されてる会社なの?

TJ
TJ

いいところに気づいたね!美濃窯業は鉄鋼やセメントの工場で使う「耐火物」という熱に強い資材をつくるBtoBメーカーなんだ。地味だけど需要が安定していて、業績も配当も10年でしっかり伸びてるよ。

しかもPERは概ね10倍前後と低めで、株価が割安に放置されやすい「バリュー株」タイプ。派手さより“安定して増配しているか”を見るのが高配当株えらびのコツだよ。

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

5356 美濃窯業|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2017/032.3013.0
2018/031.6112.1
2019/033.3517.4
2020/033.6715.3
2021/033.0517.9
2022/033.7622.6
2023/034.8323.9
2024/033.5727.2
2025/034.1829.5
2026/033.5534.5

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

5356 美濃窯業|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2017/0353.986.997.32
2018/0374.169.519.09
2019/0397.7011.5510.63
2020/0398.1410.4510.02
2021/0383.719.777.77
2022/0366.356.975.90
2023/03104.599.558.60
2024/03102.879.557.76
2025/03118.7310.478.39
2026/03121.909.907.93

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

5356 美濃窯業|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2017/03737.7650.3
2018/03803.5151.1
2019/03886.3953.8
2020/03987.3358.4
2021/031077.5964.2
2022/031123.9763.5
2023/031215.5463.0
2024/031325.5866.7
2025/031414.5668.0
2026/031536.8370.8

※美濃窯業は、2024年3月18日に名古屋証券取引所メイン市場から、東京証券取引所スタンダード市場へ上場市場を変更
※2019年3月期の期末配当で、創業100周年を記念した5円の記念配当を実施

しばっち
しばっち

BPSのグラフ、自己資本比率が70.8%まで上がってるね。財務がしっかりしてるのは安心だけど、お金をためこみすぎて株主に還元してない、なんてことはないのかな?ちょっと気になるなあ。

TJ
TJ

鋭い視点だね。たしかに自己資本比率70.8%はかなり高くて、現金や利益剰余金が厚い。ただ美濃窯業は配当をしっかり増やしていて、配当性向もムリのない範囲だから「ためこみすぎ」というより「余力を残しつつ着実に還元している」状態だよ。

財務が固い会社は不況でも減配しにくいから、高配当株の長期保有とは相性がいいんだ。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

なるほど!じゃあ財務が強いことは、配当をもらい続けたい人にとってプラスなんだね。EPSのグラフも、でこぼこはあるけど10年で2倍くらいに増えてる気がする。

TJ
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そのとおり!EPS(1株あたり利益)は2017年の54円前後から直近は122円前後まで伸びていて、利益のパイそのものが大きくなっている。利益が増えれば配当を増やす余地も広がるんだ。

EPSと配当がそろって伸びている会社は、増配が“一時的”でなく“実力”である可能性が高いよ。

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 2017年103億→2026年162億と10年で約1.6倍に拡大。耐火物・プラント事業を軸に堅実成長。2026年3月期は売上・各利益とも過去最高を更新。
経常利益 2017年7.7億→2026年16.9億と10年で約2.2倍に拡大。プラント事業の堅調な推移が業績を牽引。2027年3月期予想は20億で更なる増益を見込む。
EPS 2017年53.98円→2026年121.90円と10年で約2.3倍に成長。2022年に66.35円まで落ち込んだが、2023年以降は回復し過去最高を更新中。
ROE ROE実績7.93%・予想8.88%。上場企業平均(8%前後)並みの水準で、おおむね8%前後を安定的に維持している。
ROA ROA予想6.28%。上場企業平均(5%前後)を上回る健全水準。窯業・耐火物メーカーとして効率的な資産活用を実現している。
営業利益率 2026年3月期9.90%。製造業として高い水準を維持。耐火物・プラント事業の付加価値が利益率を支える。
売上原価率 原材料コスト中心のコスト構造。エネルギー・原料価格の変動を受けるが、価格転嫁と効率化で利益率を改善中。
自己資本比率 2026年3月期70.8%と非常に健全。窯業業界でトップクラスの財務体質で、安定配当の継続性を裏付ける。
利益剰余金 継続的な利益創出で利益剰余金は132億円まで積み上がる。配当原資と成長投資の余力が十分で、純資産価値の蓄積が続く。
有利子負債比率 低水準で堅実な財務運営。自己資本比率70.8%の高さから、金利上昇局面でも財務への影響は限定的。
BPS 2026/3期1,536.83円。PBR0.90倍は純資産価値を下回る水準で、解散価値を意識した買い妙味のある割安水準。
営業CF 製造業として安定した営業CFを継続創出。設備投資と配当の原資を本業で十分賄える健全なキャッシュ創出力。
投資CF 耐火物・プラント事業の設備更新・能力増強への安定的投資を継続。中長期の成長基盤を構築する姿勢。
財務CF 配当支払いが中心の財務活動。健全な財務体質を維持しつつ株主還元を拡大する経営姿勢。
現金等 十分な手元流動性を確保。配当原資として機能し、業績変動局面でも安定還元を継続できる財務基盤。
配当推移(10年) 2017年7円→2026年42円と9年で約6倍に拡大。2023年25円→2024年28円→2025年35円→2026年42円と増配が続き、2027年3月期は予想52円。
配当性向 2026年3月期34.5%と適正水準。安定配当を基本方針とし、増配を続けても無理のない余力ある水準を保つ。
自社株買い 直近大規模な自社株買い実績は限定的。配当を中心とした株主還元方針で、安定還元にフォーカスしている。
PER推移(10年) PER(予)は概ね10倍前後で、過去10年の期末レンジ(約4〜10倍)の上限近辺にある。過去最高益を背景にPER水準が切り上がる過程にある。
PBR推移(10年) PBRは0.9倍前後で過去レンジ(約0.2〜1.1倍)の中位上。1株純資産(BPS)を下回るディスカウント水準で割安。
配当利回り推移 2026年3月期末は3.55%、会社予想ベースは3.75%。2023年4.83%・2025年4.18%など近年は4%前後の高水準で、増配余地もある。
リーマンショック後
の配当推移
2009年に減配。その後、2010年5円→2011年5円→2012年5円と、減配なく安定配当を維持。2017年以降に増配トレンドへ転換。
株主還元方針 有報明文化「株主への利益還元を経営上の重要課題として位置付け、安定配当を維持」。定性的方針で、業績拡大に応じた増配を実施。
セグメント 耐火物・プラント事業を中核とする窯業・土石製品メーカー。鉄鋼・セメント・廃棄物処理向けの耐火物・工業炉を製造販売。
海外売上比率 国内事業を中心に展開しており、為替変動の影響は限定的。国内の鉄鋼・セメント業界の設備投資動向に業績が連動する。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス有価証券報告書

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

自己資本比率70.8%、配当もずっと増えてて、PBRは1倍割れ。なんだか欠点が見当たらないくらい優等生に見えるんだけど、そんなにいい会社なの?

TJ
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たしかにバランスのいい会社だね。業績も財務も配当も10年で右肩上がり、しかもPBR0.90倍と純資産より株価が安い割安水準。

美濃窯業って、時価総額で200億円も満たない超小型株で、事業的に渋い銘柄だから、あまり人気がなくて株価が急に2倍3倍にはなりにくいかもね。けれど、過去の成績はTJ的に優秀って見ているから配当をコツコツ受け取りながら長く持つスタイルに向いているよ。

しばっち
しばっち

時価総額的に超小型株で、上場も名証(名古屋証券取引所)から東証スタンダードに移ってきたばかりなんだよね。売買が少なくて、買いたいときに買えない・売りたいときに売れない、なんてことはないの?

TJ
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そこは正直に押さえておきたいリスクだね。小型株は1日の出来高が少なく、注文が値段を動かしやすい。だからまとめ買いより少しずつ買うほうが安全だよ。

小型の高配当株は「生活に響かない金額で、長い時間をかけて育てる」のが基本。次の総合評価で、強みとリスクをまとめて整理するね。

🏆 美濃窯業(5356)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
ガラス・土石製品の美濃窯業は、鉄鋼・セメント・廃棄物処理向けの耐火物・工業炉プラントを軸とするBtoB製造業である。売上高は2017年の103億円から2026年3月期は162億円と10年で約1.6倍に拡大し、売上・各利益とも過去最高を更新した。経常利益も7.7億円から16.9億円へと約2.2倍に伸び、EPSは121.90円、営業利益率は9.90%と製造業として高い水準にある。財務面は自己資本比率70.8%・低有利子負債と業界トップクラスの健全性を備え、ROEは実績7.93%・予想8.88%と標準的な水準だ。営業キャッシュフローは10年連続で黒字を確保し、設備投資と配当の原資を本業で十分に賄える。2024年3月には名古屋証券取引所から東証スタンダード市場へ上場市場を変更し、投資家からの認知が広がりつつある。

【割安性・投資タイミング】
2026年6月時点の美濃窯業のPER(予)は概ね10倍前後である。上場企業の平均は15倍前後で、15倍前後が適正、20倍超で割高、10倍前後以下が割安とされるなか、適正圏の下限に近い割安寄りの水準だ。同社自身の過去10年の期末PERは約4〜10倍で推移しており、現在はそのレンジの上限近辺にある。これは2026年3月期に過去最高益を更新するなかで株価が業績に追いついて上昇したためであり、利益の裏付けを伴ったPERだといえる。

所属するガラス・土石製品セクターの予想PERは平均19.6倍(株探)で、美濃窯業のPERはセクター平均のおよそ半分にとどまる。さらにPBRは0.9倍前後と1倍を下回り、株価が1株あたり純資産(解散価値)より安い状態にある。PER×PBRのMIX係数も10以下で、割安の目安とされる22.5を大きく下回る。一般基準やセクター比較では引き続き割安圏にある一方、自社の過去レンジは上回っており、かつてのような大幅な割安状態は和らいできた。過去最高益と1倍割れPBRを踏まえれば、現在の株価水準(2026年6月時点)は高値づかみとまでは言えないものの、自社の過去水準よりは高い位置にある点には留意したい。

【配当・株主還元】
1株配当は2017年の7円から2026年3月期は42円と9年で約6倍に拡大し、2027年3月期は予想52円とさらなる増配が見込まれる。2023年25円→2024年28円→2025年35円→2026年42円→2027年予52円と近年は増配ペースが加速している。有報でも「株主への利益還元を経営上の重要課題」と位置づけ安定配当を基本方針に掲げている。ただし配当は一本調子ではなく、リーマンショック後の2009年や2020年3月期(17円→15円・コロナ禍)に減配した経緯があり、「リーマン後も減配なし」ではない点は正直に押さえておきたい。その後は回復し、近年の増配につながっている。配当性向は概ね30%台と低めで、業績拡大による更なる増配余地が期待される。

【注意点・リスク】
2024年3月18日に名古屋証券取引所から東証スタンダード市場へ上場市場を変更したばかり。加えて、時価総額150億円台の小型株で、板が薄く売買が成立しにくいリスクには注意が必要。鉄鋼・セメント業界の設備投資動向に業績が連動する構造で、エネルギー価格・原材料コストの変動も影響する。過去にはリーマンショック後の2009年や2020年に減配した経緯もあり、景気・業績次第では配当が変動しうる。配当政策は定性的な方針のみで具体的な数値目標が明示されていない点も、長期で高配当株に投資する立場からは物足りなさが残る。

▼ つづきを読む

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

私は美濃窯業を保有しています。

気に入っているのは、自己資本比率70%超で有利子負債も少ない財務の堅さと、PBR1倍割れ・PER10倍前後という割安さ、そして近年の増配の姿勢です。

鉄鋼やセメント向けという地味なBtoB事業なので、株価が大きく跳ねにくい代わりに、配当をコツコツ受け取りながら長く付き合える小型バリュー株だと見ています。

ただ、過去にはリーマンショック後の2009年やコロナ禍の2020年に減配した経緯もあるので、「不況に強いディフェンシブ株」とまでは言い切れません。

小型ゆえに売買のしにくさ(流動性の低さ)がある点も、正直に織り込んでおきたいところです。

こうした小型株は値動きで無理をせず、私自身は1銘柄をポートフォリオの5%以内に抑える自分ルールの範囲で、少しずつ積み上げています。

あくまで私の一見解ですので、最後はご自身でよく考えて判断してくださいね。

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美濃窯業(5356)のコメントお待ちしています。
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