株主優待

スターツ出版(7849)銘柄分析|株主優待・配当金スコアシート

スターツ出版(7849)銘柄分析スコアシートのアイキャッチ画像。「STARTS」のロゴと「感動プロデュース企業へ」の言葉を掲げ、カフェで雑誌を開く女性を背景に、東証プライム、高収益ビジネスで営業利益率20%強、財務健全で自己資本比率80%強、非減配高配当株で配当利回り4%台、業績強靭で18期連続黒字、株主優待あり2,000円相当電子クーポンという特徴が並んでいる。
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⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年10月16日時点。

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今回は、スターツ出版(7849)を取り上げるよ!情報誌『オズモール』などで知られるコンテンツ企業なんだ。

ここ数年業績がグッと伸びてきた1社。数字から見えてくる結果をみんなで一緒に学んでいこうよ!

東証スタンダード | コード 7849 | 情報・通信業 | 決算月:12月

スターツ出版

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2025年12月期 実績+2026年12月期 会社予想

現在株価(2026/10/16)

2,974円前日比±0 (→0.00%)

時価総額 約114億円

配当利回り(予)
4.37%
130円(2026年12月期予想)
PER(予)
11.01倍
過去レンジ 約6〜30倍
PBR(実)
1.05倍
過去レンジ 約0.8〜2.2倍
MIX係数(PER×PBR)
11.56
22.5以下が割安の目安 MIX係数とは?
配当性向(予)
48.1%
2026年12月期 会社予想
(当ブログ算出)
ROE(予)
9.54%
ROA(予)7.94%
営業利益率(前期)
21.57%
2025年12月期
自己資本比率
83.5%
2025年12月期(実質無借金)

※データ取得日:2026/10/16

🎁 スターツ出版の株主優待制度

100株以上を保有かつ、保有株数と継続保有期間に応じて、自社サービス「オズのプレミアム予約」で使える電子クーポン(2,000円〜6,000円相当)を年1回贈呈。

保有株数 3年未満 3年以上
100株以上 2,000円相当 3,000円相当
500株以上 4,000円相当 6,000円相当
株主優待配当利回り(予)

5.04%

100株・継続3年未満
(年配当13,000円+優待2,000円)
÷投資額297,400円

※継続3年以上なら株主優待配当利回り約5.19%(優待3,000円相当)。優待は自社サービス「オズのプレミアム予約」で使える電子クーポン(2,000円相当で算出)。権利確定日は毎年12月末日、贈呈は翌年3月下旬ごろ。出典:スターツ出版 公式IR。株主優待配当利回りは 2026/10/16現在。

スターツ出版(7849)はどんな会社?【事業内容】

スターツ出版は出版・メディア会社です。事業は2つ。書籍・コミックを出す書籍コンテンツ事業と、女性向け情報誌「オズマガジン」や施設予約サービス「オズモール」を軸にしたメディアソリューション事業。売上の約6割を書籍コンテンツが占めます。1983年設立、2001年上場。親会社のスターツコーポレーションが発行済株式の約半数を持つ親子上場企業です。

📈 株価・PER・配当10年チャート

7849 スターツ出版|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。表の最終行(2026/10)は当月時点の値で、株価は2026年10月16日時点、1株配当とPERは今期の会社予想に基づく値です。出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス

年度株価
(円)
1株配当
(円)
PER
(倍)
2015/127701518.48
2016/127361512.49
2017/12972.51513.75
2018/121259.517.512.82
2019/121440.517.513.33
2020/12137517.530.44
2021/1217252011.69
2022/122969309.76
2023/123685607.96
2024/1229311106.16
2025/12380512010.61
2026/102974130(予)11.01(予)
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

株価も配当も、2021年あたりからぐーんと伸びてるね!でも、直近はちょっと株価が下がってる…何があったんだろう?

TJ
TJ

いいところに気づいたね。電子書籍等がヒットして、利益がこの数年で一気に積み上がったんだ。

直近は今期(2026年12月期)の中間決算が減益で、8月には通期の利益予想も下方修正されたんだ。それで株価が下げている感じだね。

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

7849 スターツ出版|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り
(%)
配当性向
(%)
2015/121.9536.0
2016/122.0425.5
2017/121.5421.2
2018/121.3917.8
2019/121.2116.2
2020/121.2738.7
2021/121.1613.6
2022/121.019.9
2023/121.6313.0
2024/123.7523.1
2025/123.1533.5

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

7849 スターツ出版|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS
(円)
営業利益率
(%)
ROE
(%)
2015/1241.675.294.49
2016/1258.918.636.13
2017/1270.748.166.68
2018/1298.2310.728.79
2019/12108.0911.738.81
2020/1245.173.823.59
2021/12147.5314.5810.73
2022/12304.0722.5918.27
2023/12463.0527.2521.76
2024/12475.7227.2518.70
2025/12358.7021.5712.78

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

7849 スターツ出版|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS
(円)
自己資本比率
(%)
2015/12928.7081.3
2016/12961.6881.5
2017/121059.3182.1
2018/121117.3280.5
2019/121226.2482.8
2020/121258.5284.0
2021/121374.9478.2
2022/121664.1774.7
2023/122127.9777.2
2024/122543.7081.5
2025/122805.7883.5
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

ROEも高くなってるね。稼ぐ力が強くなってるってことかな?

TJ
TJ

そのとおり!ROEは年々改善して直近は10%を超える水準まで高まってきた。私が目安にしている8%を上回る稼ぐ力になってきたんだ。

営業利益率も20%を超える高さで、コンテンツ企業らしい高収益体質が数字に表れているよ!

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 雑誌・施設予約・電子書籍/コンテンツを軸に、売上は直近10年でおおむね2倍規模へ拡大。2026年12月期は8月の下方修正後も、会社予想で小幅な増収。
経常利益 コンテンツ事業の拡大で2024年12月期にピーク。2025年12月期に続き、2026年12月期も8月の下方修正で3割前後の減益予想。
EPS 1株利益は長期で大きく伸長。電子書籍・コミックの伸びを背景に、直近10年で数倍の水準まで高まっている。
ROE 過去10年でおおむね4%台から10%超へ改善。2026年12月期は下方修正で9%台の会社予想ベースへ下がる見込み。
ROA 借入に頼らない財務のもと、ROAも数%台から10%超へ改善。資産効率の高さが際立っている。
営業利益率 営業利益率は数%台から20%超へ大きく改善。2026年12月期はコミックへの先行投資や印刷費の上昇で、15%台の会社予想。
売上原価率 電子書籍やサービスなど高採算な事業の比率が高まり、全体の採算性は長期で向上している。
自己資本比率 自己資本比率は長期で80%前後の高水準を維持。借入が少なく、財務の安全度は非常に高い。
利益剰余金 利益剰余金は一貫して増加し、直近10年で大きく積み上がった。配当や投資の余力を支えている。
有利子負債比率 有利子負債はごくわずかで、実質無借金に近い。自己資本が厚く、財務面の不安は小さい。
BPS 1株あたり純資産(BPS)は毎期増加し、直近10年で約3倍に拡大。純資産の積み上がりが続いている。
営業CF 営業キャッシュフローは長期で安定してプラス。本業でしっかり現金を生み出している。
投資CF 投資キャッシュフローはおおむね小幅なマイナス。コンテンツや事業基盤への投資を続けている。
財務CF 財務キャッシュフローは近年マイナス幅が拡大。配当の支払いなど株主への還元に資金を充てている。
現金等 手元資金は厚めに確保され、無借金に近い財務とあわせ、事業を支える余裕がある。
配当推移(10年) 分割調整後で直近10年は減配なく増配基調。2024年12月期に大きく増配し、2026年12月期も会社予想130円と増配を計画する。
配当性向 配当性向はおおむね1〜3割台で推移してきた。2026年12月期は下方修正でEPSが減り、配当130円を据え置くなら48%前後へ上がる会社予想ベース。
自社株買い 株主還元の中心は配当で、利益成長に応じた増配を続けている。
PER推移(10年) 過去10年の期末PERはおおむね6〜30倍。利益が落ち込んだ年は高PER、拡大期は低PERとなりやすく、足元はEPSの下方修正で切り上がった。
PBR推移(10年) 過去10年はおおむね0.8〜2倍台で推移。足元は1倍強で、純資産に対し大きく割高ではない。
配当利回り推移 配当利回りは増配にともない長期で切り上がり、足元は4%前後と高めの水準にある。
リーマンショック後
の配当推移
リーマンショック直後の2008年12月期は無配だが、翌2009年に復配し、2012年まで12.5〜15円と非減配を保った(第30期有価証券報告書)。
株主還元方針 安定した配当の継続と、利益成長に応じた増配を基本とする。2026年12月期は利益の下方修正後も、配当予想130円を据え置いている。
セグメント 電子書籍・コミックや雑誌などのコンテンツと、施設予約「オズモール」などのメディア・ソリューションが柱。女性向けコンテンツが業績を牽引。
海外売上比率 海外売上比率は小さく、事業の中心は国内の読者・ユーザー向け。韓国の縦読み漫画の翻訳など、海外コンテンツにも着手している内需型の構成。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス・株探・スターツ出版 公式IR・有価証券報告書・2026年12月期 第2四半期決算短信・業績予想の修正に関するお知らせ

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

こうして見ると、無借金で高収益、配当も増えてて、優待まである。なんだか優等生な会社に見えてきた!

TJ
TJ

そうだね、魅力は多い銘柄の1社だと思う。

ただ今期は利益予想の下方修正が出たから、割安かどうかは修正後の計画を守れるかを見てから決めたいってのがTJの見方なんだ。

しばっち
しばっち

ヒット商品が途切れたときの業績が、ちょっと不安だなあ・・・。

TJ
TJ

電子書籍やコミックはヒット作の有無で業績が動きやすくから、その不安材料もちゃんと考えられるのはいい見方だね。

高めの配当利回りや割安感と引きかえに、こうした注意点もセットで見ていくのが長期投資のコツだよ。

🏆 スターツ出版(7849)総合評価

業績・財務・キャッシュフロー

売上はこの10年でおおむね2倍規模へと拡大。とくに電子書籍・コンテンツ事業の伸びが利益を押し上げてきました。営業利益率は20%を超える水準へ大きく改善し、EPS(1株利益)は長期で数倍に伸長。

財務は際立って健全で、自己資本比率は80%前後。利益剰余金も着実に積み上がり、本業のキャッシュ創出力も安定しています。コンテンツ企業らしい高い収益性と財務の堅さが、数字にはっきり表れています。

割安性・PER・PBR

スターツ出版のPERは過去10年の期末PERはおおむね6〜30倍。これは利益が落ち込んだ年に高PER、利益が伸びた年に低PERとなりやすいためで、2026年12月期は8月の下方修正でEPSが減った分、足元のPERは切り上がっており、利益拡大期に見えていた割安さは以前ほど際立たなくなっています。

PBRも1倍をやや上回る程度で、純資産の積み上がりに対して株価が大きく割高とはいえません。

配当・株主還元

配当は2010年以降減配なし。利益の拡大とともに配当額も水準を切り上げてきました。足元の配当利回り(予)は4%前後と、コンテンツ企業としては高めの水準です。2026年12月期は利益の下方修正後も配当予想130円を据え置いており、配当性向は会社予想ベースで48%前後まで上がる見込みです。

注意点・リスク

最大の留意点は、業績がヒット作に左右されやすいことです。2024年12月期の利益ピークから2025年12月期は反落し、2026年12月期も中間期が3割超の減益となって、8月6日に通期の利益予想を下方修正しました。理由は受注の下振れ、コミックの先行投資、印刷費と広告宣伝費の増加です。メディアソリューション事業ではAI検索の浸透で顧客獲得の環境が変わり、中間期の営業利益は半分以下に減りました。

また、親会社のスターツコーポレーション(8850)が発行済株式の約半数を握る親子上場企業です。親会社の意向が及びやすい従属性や少数株主との利益相反、株式の流動性は押さえておきたい点です。

 

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スターツ出版(7849)のよくある質問

Q. スターツ出版はどんな事業をしている会社ですか?

A. 女性向け情報誌「オズマガジン」や施設予約「オズモール」を運営する、スターツグループの出版会社です。小説投稿サイト「野いちご」発の書籍・コミックが売上の約6割、オズモールなどのメディア・販促支援が約4割です。

Q. スターツ出版に株主優待はありますか?

A. あります。100株以上を保有すると、「オズのプレミアム予約」で使える電子クーポンが年1回もらえます。継続保有3年未満は2,000円相当、3年以上は3,000円相当で、権利確定日は毎年12月末日です。

Q. スターツ出版の配当はいつもらえますか?

A. 年2回です。決算期は12月で、中間配当は9月ごろ、期末配当は翌年3月ごろに支払われます。2026年12月期は中間50円・期末80円の年130円を予想し、8月の利益下方修正後も据え置いています。

Q. スターツ出版の最大のリスクは何ですか?

A. ヒット作の有無で業績が動きやすいことです。2026年12月期は中間期が3割超の減益となり、8月に通期の利益予想を下方修正しました。親会社が発行済株式の約半数を持つ親子上場である点も押さえておきたいところです。

▼ 質問と回答をすべて見る

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

スターツ出版は、いわゆる「業績は良いのに割安に放置されている」タイプと見てきました。

ただ、今期(2026年12月期)は中間決算が減益となり、8月に通期予想も下方修正。計画は増収ながら減益に変わりました。

株価は人気投票のような面があり、下方修正の前から決算のたびに反応して、安値圏まで下げてきた格好です。

株価だけ見れば買いやすい局面ですが、私は次の決算で修正後の計画の進み具合と、先行投資が利益に結びつくかを確かめてからと考えています。

ROA・ROE・営業利益率に表れた稼ぐ力は今期予想で一段下がりますが、自己資本比率80%超で実質無借金の財務の堅さ、10年以上続く黒字、2010年以降非減配は変わっていません。

利益を下方修正しても配当130円を据え置いた点は前向きですが、配当性向は5割近くまで上がり、増配の余力は以前より小さくなります。

新規で狙うなら、修正後の業績が計画どおりに進み、配当利回りが今と同じくらい、あるいはそれ以上に保たれている場面でしょうか。

一方で、ヒット作に業績が左右される点、AI検索の広がりで集客コストが増えている点、親子上場である点は、注意して見ておきたいところです。

あくまで私の一つの見方ですので、最後はあなた自身でよく考えて判断してくださいね。

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