株主優待

ジーテクト(5970)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート

ジーテクト(5970)銘柄分析スコアシートのアイキャッチ画像。「G-TEKT CORPORATION」のロゴと「高配当株を見極める」の言葉を掲げ、工場や社屋、展示ブース、走行する車の写真を背景に、連続増配銘柄、財務健全、高収益IT企業、優待株という特徴と、グローバルに展開する自動車部品メーカーという紹介が並んでいる。
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⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年10月15日時点。

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今回は、ジーテクト(5970)を紹介するよ!どんな銘柄なのか、みんなで一緒に学んでいこうよ!

東証プライム | コード 5970 | 金属製品 | 決算月:3月

ジーテクト

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)

現在株価(2026/10/15)

2,184円前日比-9 (↓0.41%)

時価総額 約959億円

配当利回り(予)
4.49%
98円(2027年3月期予想)
PER(予)
7.19倍
過去レンジ 1.20〜15.17倍
PBR(実)
0.41倍
過去レンジ 0.28〜0.98倍
MIX係数(PER×PBR)
2.95
22.5以下が割安の目安 MIX係数とは?
配当性向(予)
32.3%
2027年3月期 会社予想
(当ブログ算出)
ROE(予)
5.71%
ROA(予)3.43%
営業利益率(前期)
4.69%
2026年3月期
自己資本比率
59.9%
2026年3月期(健全水準)

※データ取得日:2026/10/15

🎁 ジーテクトの株主優待制度

300株以上を1年以上継続保有で、保有株数と継続保有期間に応じてQUOカード(1,000〜5,000円分)を年1回(3月末)贈呈。

保有株数 1年以上 2年以上 3年以上
300株以上 1,000円分 2,000円分 3,000円分
500株以上 3,000円分 4,000円分 5,000円分
株主優待配当利回り(予)

4.64%

300株・継続1年以上
配当4.49%+優待0.15pt
(QUO1,000円÷投資額655,200円)

※継続3年以上は株主優待配当利回り約4.97%(優待3,000円)。基準日は3月末(年1回)、300株以上を1年以上継続保有が対象。株主優待配当利回りは現在株価2,173円・年間配当98円(2027年3月期予想)で算出。出典:ジーテクト 公式IR。株主優待配当利回りは 2026/10/15現在。

ジーテクト(5970)はどんな会社?【事業内容】

ジーテクトは、車のボディ骨格をプレスでつくる自動車部品メーカーです。2011年に菊池プレス工業と高尾金属工業が統合して発足し、筆頭株主はホンダ。売上の約5割がホンダ向け、約2割がトヨタ向けで、海外売上比率は約8割で、北米・アジアに生産拠点を持ちます。エンジン車からHV・EVまで最適化した骨格部品を手がけます。本社は埼玉県さいたま市、決算期は3月、東証プライム上場。

📈 株価・PER・配当10年チャート

5970 ジーテクト|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。表の最終行(2026/10)は当月時点の値で、株価は2026年10月15日時点、1株配当とPERは今期の会社予想に基づく値です。出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス

年度株価
(円)
1株配当
(円)
PER
(倍)
2017/031966368.84
2018/032048397.75
2019/031529466.29
2020/031105488.41
2021/031503509.88
2022/031277566.18
2023/031433586.00
2024/032113676.87
2025/031742876.02
2026/031803965.74
2026/10218498(予)7.19(予)
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

ジーテクトの10年チャート、1株配当が36円から100円近くまで増えてるね!それなのにPER(オレンジ)はずっと一桁台で低いまま。これはどんな会社なの?

TJ
TJ

いいところに気づいたね。ジーテクトは車のボディの骨格をプレスでつくる部品メーカーで、主な取引先はホンダなんだ。

配当はこの10年で2倍以上に増えたのに、株価は純資産の半分以下。市場の評価が低いまま置かれている割安株だよ。

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

5970 ジーテクト|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り
(%)
配当性向
(%)
2017/031.8316.2
2018/031.9014.8
2019/033.0118.9
2020/034.3436.5
2021/033.3332.9
2022/034.3927.1
2023/034.0524.3
2024/033.1721.8
2025/034.9930.1

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

5970 ジーテクト|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS
(円)
営業利益率
(%)
ROE
(%)
2017/03222.456.999.04
2018/03264.276.499.76
2019/03243.106.588.62
2020/03131.343.804.68
2021/03152.153.844.88
2022/03206.674.625.83
2023/03238.854.086.24
2024/03307.514.716.91
2025/03289.374.836.28

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

5970 ジーテクト|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS
(円)
自己資本比率
(%)
2017/032461.8551.5
2018/032708.6752.6
2019/032821.4553.9
2020/032805.8651.8
2021/033117.6256.2
2022/033545.1553.9
2023/033830.3157.1
2024/034451.6363.0
2025/034605.6061.6
しばっち
しばっち

ROEが6%台、営業利益率も4%台ってちょっと低めじゃない?収益性は大丈夫なの?

TJ
TJ

鋭い指摘だね。自動車部品は設備が重くて利益率が出にくい面はあるけど、同業2社と比べても低めなのは事実なんだ。

数字が低めなのは事実で、資本効率の改善がこの会社の課題。割安な株ほど「なぜ安いか」の裏側まで見ておこう。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

それでも自己資本比率59.9%って高いし、財務はしっかりしてるんだね!

TJ
TJ

そう、財務は健全だよ。ただ配当は、リーマンショック後の2010年3月期に一度減配した経緯があるのは押さえておきたい。

会社は有価証券報告書でDOEと配当性向の目標を明文化していて、配当の下支えが制度として整っているのは安心材料だね。

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 売上は10年で約1.6倍に伸び、2024年3月期に過去最高。今期は増収の会社予想。
経常利益 2026年3月期は営業減益でも為替差益などで経常増益。今期は営業利益が2割強の増益計画。
EPS 10年で約1.4倍に伸び、2026年3月期は過去最高を更新。今期予想は小幅な減少。
ROE 9%台から6%台へ低下。今期は会社予想EPSから算出して5%台で、私が目安にしている8%を下回る。
ROA 直近は3%台。資産効率は高くない。
営業利益率 7%前後から4%台へ低下したまま。今期は省人化で5%台への回復を計画する。
売上原価率 鋼材費が中心で原価率は高め。完成車メーカーへの価格転嫁が採算に影響する。
自己資本比率 5割台から6割前後へ上昇。借入は少なく、財務の安全度は高い。
利益剰余金 積み上がりが続き、配当と設備投資の原資を支えている。
有利子負債比率 有利子負債は自己資本の3割弱。直近2期は設備投資で増加傾向にある。
BPS 純資産は2倍超に積み上がったのに、株価が追いついていない。
営業CF 営業CFは安定してプラス。ただし設備投資が重く、フリーCFがマイナスの年もある。
投資CF 新機種対応などの設備投資で、継続的なマイナス。
財務CF 設備投資の山で借入が増える年があり、直近2期は資金調達でプラス。
現金等 手元資金は配当と投資をまかなえる水準を保っている。
配当推移(15年) 2010年3月期の減配を除けば増配基調で、この10年で2倍超に増えた。
配当性向 直近2期は30%台に乗り、有報の目標「30%以上」を満たしている。
自社株買い 株主還元は配当が中心。安定的・継続的な増配に重点を置く。
PER推移(15年) 過去10年の期末PERはおおむね6〜10倍で上下。利益が伸びた年でも幅の下側に沈む年が続く。
PBR推移(15年) おおむね0.3〜1.0倍で推移し、足元は純資産の半分以下。深いディスカウントが長く続く。
配当利回り推移 1%台から4%台へ切り上がり。増配と株価の低迷で、過去10年の中でも高めの水準。
リーマンショック後
の配当推移
有報ベースで2010年3月期に30円→22円へ減配。翌期から回復し、以後は増配基調(当時の1株配当額)。
株主還元方針 有価証券報告書で2031年3月期にDOE3.0%、配当性向30%以上を中期目標として明文化。
セグメント 事業は自動車部品の単一分野。報告セグメントは日本・北米・欧州・アジア・中国・南米の地域別。
海外売上比率 海外売上比率は約8割。主要市場は北米で、為替と海外の生産動向が業績を左右する。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス・有価証券報告書

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

ジーテクト、PBR0.4倍台でPERも7倍前後、配当利回りも4.5%くらいか〜。けっこう割安な高配当株なんだね!

TJ
TJ

そうだね。純資産の半分以下の株価で、高めの配当利回りがある点は魅力だよ。

ただ配当は万全ではなく、リーマンショック後には減配もあった。為替やEV化、ホンダ向け依存で業績が振れる点は見ておきたいね。

しばっち
しばっち

割安なのには理由があるってことか。数字だけ見て飛びつくのは危ないね。

TJ
TJ

そのとおり。割安さと、有価証券報告書で示されたDOE3.0%目標という配当の下支えは魅力だけど、収益性や為替のリスクも併せて、長期目線で考えることが大事だよ。投資の最終判断は、ご自身の責任でね。

🏆 ジーテクト(5970)総合評価

業績・財務・キャッシュフロー

売上高はこの10年でおよそ1.6倍に伸び、2026年3月期は減収ながら為替差益などで経常利益と純利益は増益。EPSは過去最高を更新しました。主要顧客はホンダで、海外売上比率が約8割と高い分、為替の影響を受けやすい構造です。

財務は自己資本比率が6割前後で健全、借入も抑えられています。今期2027年3月期は増収・営業増益の会社計画で、中期経営計画では2029年3月期に売上高3,800億円・営業利益250億円を目標に、省人化と不採算部門の整理で収益性の改善を掲げています。

割安性・PER・PBR

期末PERは過去10年おおむね6〜10倍で、利益が伸びた年でも幅の下側に沈む年が続いてきました。足元も1桁台で、PBRは純資産の半分以下。MIX係数も割安の目安22.5を大きく下回ります。

東証がPBR1倍割れ企業に改善を求める中でも、1倍を大きく下回ったままです。同業2社と並べるとPBRの低さが目立ちますが、PERはエイチワンのほうが低く、配当利回りも同社が上回ります。

■ 自動車のボディ部品を手がける同業2社との比較

銘柄 PER(予) PBR(実) 配当利回り(予) 営業利益率 基準日
ジーテクト(5970) 7.19倍 0.41倍 4.49% 4.69% 2026/10/15
東プレ(5975) 10.49倍 0.63倍 3.11% 7.40% 2026/09/08
エイチワン(5989) 3.65倍 0.49倍 4.91% 6.99% 2026/09/08

※四季報が比較会社に挙げる同業2社との比較です。他社2社は2026年9月8日の終値と、Yahoo!ファイナンス・IR BANKの公表値から算出しています。

配当・株主還元

配当は2017年3月期から2026年3月期まで増配基調で、この10年で2倍以上に増えました。今期2027年3月期も増配の会社予想です。ただし一貫した右肩上がりではなく、リーマンショック後の2010年3月期に減配した経緯があります。

会社は有価証券報告書で、2031年3月期にDOE(株主資本配当率)3.0%、配当性向30%以上を中期目標として明文化しています。配当性向は直近2期で30%台に乗り、目標を満たす水準です。

注意点・リスク

最大の注意点はホンダ向け依存です。売上の約5割を占めるため、主要顧客の生産動向に業績が左右されます。海外売上比率が高く、為替と海外の自動車生産、EV化に伴う受注構造の変化も影響し得ます。

ROEと営業利益率は高くなく、資本効率の改善が課題です。リーマンショック後には減配もあり、景気後退局面では業績と配当が振れやすい銘柄です。鋼材や人件費の上昇も利益率の重しになり得ます。

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ジーテクト(5970)のよくある質問

Q. ジーテクトはどんな事業をしている会社ですか?

A. 自動車のボディ骨格をつくるプレス部品メーカーです。2011年に菊池プレス工業と高尾金属工業が統合して発足し、筆頭株主はホンダ。売上の約5割がホンダ向け、約2割がトヨタ向けで、海外売上比率は約8割です。

Q. ジーテクトに株主優待はありますか?

A. あります。300株以上を1年以上継続保有すると、保有株数と期間に応じてQUOカード1,000〜5,000円分が年1回(3月末基準)もらえます。100株では対象にならない点に注意してください。

Q. ジーテクトの配当方針はどうなっていますか?

A. 有価証券報告書で、2031年3月期にDOE(株主資本配当率)3.0%、配当性向30%以上を中期目標として明文化しています。配当はこの10年で2倍以上に増えましたが、2010年3月期に減配した経緯もあります。

Q. ジーテクトの最大のリスクは何ですか?

A. ホンダ向けが売上の約5割を占める特定顧客への依存です。海外売上比率が高いため為替や海外の自動車生産の影響も受け、EV化で受注構造が変わる可能性もあります。景気後退局面では減配した経緯もあります。

▼ 質問と回答をすべて見る

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

ジーテクトは、私が気になって見ている割安・高配当株のひとつです。

ホンダ系を主な顧客に、自動車のボディフレームなどのプレス部品をつくる会社で、業績は長い目で見れば右肩上がりに伸びてきました。

それなのに株価は1株当たりの純資産を大きく下回る、とても深い割安水準まで売られていて、配当利回りも高め。

地味な自動車部品メーカーが、ここまで安く放置されているのは面白いなと感じています。

ただ、気をつけたい点もあります。

自動車部品は景気や海外の生産動向、EVへの移行といった大きな変化の影響を受けやすく、実際にリーマンショックのときには減配した経緯もあります。

利益率や資本効率(ROE)も、まだ高いとは言えません。

だから私は、株価の安さと増配・株主還元の方針は高く評価しつつ、景気の波で業績や配当がぶれやすい点は理解したうえで、慎重に見ていきたいと思っています。

あくまで私の一見解なので、最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

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