株主優待

シークス(7613)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート

シークス(7613)銘柄分析スコアシートのアイキャッチ画像。「SIIX We care.」のロゴと「信頼 SIIX We care.」を掲げ、オレンジ色の産業用ロボットアームが並ぶ工場を背景に、株主優待のギフトカード、17年連続増配の高配当株、日経連続増配株指数の採用銘柄、電子機器EMSで国内トップ、筆頭株主はサカタインクス(4633)という特徴が並んでいる。
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⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年10月15日時点。

TJ
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今回は、シークス(7613)を紹介するよ!電子機器の受託製造サービス(EMS)を、東南アジア&中華圏など世界各地で手がけているグローバルな会社なんだ。

2025年12月期の本決算データも反映させたから、各財務指標を一緒に学んでいこうよ!

東証プライム | コード 7613 | 卸売業 | 決算月:12月

シークス

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2025年12月期(2026年2月公表)

現在株価(2026/10/15)

1,646円前日比-49 (↓2.89%)

時価総額 約830億円

配当利回り(予)
3.04%
50円(2026/12期予想)
PER(予)
9.46倍
過去レンジ 7.0~47.4倍
PBR(実)
0.71倍
過去レンジ 0.4~2.3倍
MIX係数(PER×PBR)
6.72
22.5以下が割安の目安 MIX係数とは?
配当性向(予)
28.7%
2026年12月期 会社予想
(当ブログ算出)
ROE(実)
2.41%
ROA(実)1.20%
営業利益率(前期)
3.06%
2025年12月期
自己資本比率
49.7%
改善傾向(2025/12期)

※データ取得日:2026/10/15

🎁 シークスの株主優待制度

100株以上の保有で、保有株数に応じてギフトカード(VJAギフトカード・1,000円〜3,000円分)を年1回贈呈。継続保有の条件はなし。

保有株数 ギフトカード(年1回)
100株以上500株未満 1,000円分
500株以上1,000株未満 2,000円分
1,000株以上 3,000円分
株主優待配当利回り(予)

3.65%

100株(年配当5,000円+優待1,000円)
÷投資額164,600円

※基準日は12月末日(年1回)。VJAギフトカードは全国共通の商品券(有効期限なし)。別途、100株以上を1年以上連続保有の株主から抽選で10名に当社海外工場の視察を含む旅行への招待があるが、金銭価値が一定でないため株主優待配当利回りには含めていない。出典:シークス 公式IR。株主優待配当利回りは 2026/10/15現在。

シークス(7613)はどんな会社?【事業内容】

シークスは、電子機器の受託製造(EMS)で国内トップの会社です。部品の調達から組み立てまで一貫して請け負い、商社機能も持ちます。売上の6割超が車載関連で、産業機器がこれに続きます。売上の大半が海外で、東南アジア・中華圏・米州・欧州に工場を展開。本社は大阪市、1992年設立、決算期は12月、東証プライム上場。

📈 株価・PER・配当10年チャート

7613 シークス|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。表の最終行(2026/10)は当月時点の値で、株価は2026年10月15日時点、1株配当とPERは今期の会社予想に基づく値です。出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス

年度株価
(円)
1株配当
(円)
PER
(倍)
2016/121972.52514.74
2017/122417.52616.79
2018/1214302710.88
2019/1215232819.48
2020/1215432942.30
2021/1214163014.67
2022/1212773112.76
2023/121463448.43
2024/1212064815.13
2025/1213094924.79
2026/10164650(予)9.46(予)
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

シークスの10年チャート、1株配当(青い棒)は毎年こつこつ増えているのに、株価(青い線)はむしろ下がってきているね。PER(オレンジの線)も年によってすごく上下しているなあ。

TJ
TJ

いいところに気づいたね。シークスは電子機器を受託製造するEMSという会社で、利益が年によって大きく変わるんだ。だから利益で割るPERも上下しやすい。

配当は10年でほぼ倍に増え、17年連続で増配中。株価が下がったぶん、配当利回りはむしろ高まっているよ!

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

7613 シークス|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り
(%)
配当性向
(%)
2016/121.2718.7
2017/121.0818.1
2018/121.8920.5
2019/121.8435.8
2020/121.8879.5
2021/122.1231.1
2022/122.4331.0
2023/123.0125.4
2024/123.9860.2
2025/123.7492.8

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

7613 シークス|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS
(円)
営業利益率
(%)
ROE
(%)
2016/12133.804.2913.05
2017/12144.014.1612.39
2018/12131.443.5511.52
2019/1278.202.476.39
2020/1236.482.453.07
2021/1296.512.186.92
2022/12100.093.226.16
2023/12173.553.969.19
2024/1279.732.833.74
2025/1252.813.062.41

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

7613 シークス|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS
(円)
自己資本比率
(%)
2016/121042.1746.8
2017/121162.3343.9
2018/121178.0240.5
2019/121224.2540.3
2020/121186.6838.8
2021/121393.8938.8
2022/121625.5337.5
2023/121891.5041.1
2024/122132.9446.2
2025/122190.0149.7
しばっち
しばっち

配当性向(棒グラフ)が2020年に一気に増えてる。これってやっぱりコロナの影響?

TJ
TJ

鋭いところを見ているね。コロナで工場の稼働が止まって利益が大きく減ったのに、減配せず増配を続けたから、割合が跳ね上がったんだ。

配当性向が高すぎる年は、増配の勢いだけでなく、配当を支える利益が戻るかどうかも必ず確認しよう!

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

なるほど、配当が増えたというより、利益が減ったから割合が上がって見えるんだね。今後も増益してくれるかちょっと心配だなあ・・・

TJ
TJ

利益が毎年増えているかを確かめるのは大事な視点。会社は2026年12月期の計画で、回復の見通しを示しているよ。

ただ会社予想はあくまで計画。EMSは利益のブレが大きいから、四半期ごとの決算で進み具合を追いかけるクセをつけよう!

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 10年で約1.4倍に拡大。2023年12月期をピークに3,000億円前後で推移し、今期は増収の会社予想。
経常利益 年により幅が大きい。2023年12月期をピークに、直近2期は80〜90億円台で推移。
EPS 最終利益の振れが大きく、直近2期は落ち込んだ。今期予想は大幅回復の会社計画。
ROE 直近は2%台まで低下。私が目安にしている8%を大きく下回り、利益の回復が課題。
ROA 近年は1〜4%台で推移。総資産に対する利益率が低く出やすいEMSの水準。
営業利益率 過去10年は2〜4%台。受託製造の事業特性で、薄い利益率が続く。
売上原価率 90%超。部材コストの比率が高いEMSの特性で、過去10年は90〜92%台。
自己資本比率 2022年12月期の37%台から49%台へ改善が進んでいる。
利益剰余金 内部留保は10年で約1.7倍に積み上がり、着実に厚くなっている。
有利子負債 借入の圧縮が進み、2022年12月期の613億円から397億円へ減少。
BPS 純資産は10年で2倍超に増加。株価はそれを大きく下回ったまま。
営業CF 運転資金で年により振れるが、2023年12月期以降は大きな黒字が続く。
投資CF 海外を中心とした生産設備への投資で、直近は小幅なマイナス。
財務CF 借入の返済と配当の支払いで、マイナスが続いている。
現金等 手元資金は近年厚みを増している。
配当推移(10年) 25円から49円へ増配を継続。2023年12月期に大きく増配し、今期予想も増配。
配当性向 最終利益の落ち込みで直近は9割超。増配を続けたため大きく上昇した。
自社株買い 不定期に実施。直近では2023年12月期に小規模の取得。
PER推移(10年) 期末ベースで8〜42倍と振れ幅が大きい。利益の変動が倍率に出やすい。
PBR推移(10年) 期末レンジは約0.6〜2.1倍。近年は1倍割れが続き、足元はレンジの下限付近。
配当利回り推移 1%台から3%台後半へ上昇。増配と株価の下落が重なった。
リーマンショック後
の配当推移
2008年12月期に減配したが、2009年12月期から毎期増配に転じた(分割調整後・決算短信・IR BANK)。
株主還元方針 有価証券報告書で「継続的かつ安定的な利益配分」を基本とし、内部留保とのバランスで決める。
セグメント 地域別に米州・欧州・東南アジア・日本・中華圏。東南アジアが最大で、欧州は営業赤字が続く。
海外売上比率 地域別セグメント基準で約8割が海外。為替変動の影響を受けやすい。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス・有価証券報告書

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

割安性で見ると、PBR1倍未満っていうところも、今の株価は安く感じるなぁ~。

TJ
TJ

そうだね。PBR0.6倍台は、会社の純資産(解散価値)に対して株価がかなり低いことを示すよ。

ただPBRが低いのには、利益率が薄い・利益のブレが大きいといった理由が隠れていることも多いんだ。「なぜ安いのか」まで考えられると分析力が上がるよ!

しばっち
しばっち

EMSは利益率が薄いし、最終利益の上下も大きいよね。それに売上全体の80%以上が海外だから、海外の影響で業績がぶれそうだなあ。

TJ
TJ

大事な指摘だね。売上の約8割が海外だから、為替や部材価格、取引先の生産動向の影響を受けやすいんだ。利益率が薄いぶん、その変化が利益に響きやすい。

1年の数字でなく数年の平均的な実力と、配当を支える利益の安定性をあわせて見て付き合おうね!

🏆 シークス(7613)総合評価

業績・財務・キャッシュフロー

2025年12月期は減収ながら営業利益は前期並みを確保し、最終利益は大きく減りました。電子機器の受託製造(EMS)は売上原価率が9割超、営業利益率が2〜4%台という薄い利益率が事業の特性です。

財務は自己資本比率が5割近くまで改善し、有利子負債の圧縮も進んでいます。営業キャッシュフローは2023年12月期以降、大きな黒字が続いています。今期2026年12月期は増収・営業増益で、最終利益も大幅回復の会社計画です。

割安性・PER・PBR

期末PERは過去10年で8〜42倍と振れ幅が大きく、これは最終利益の変動が大きいためです。PBRは近年1倍割れが続き、足元も純資産を大きく下回る水準。MIX係数も割安の目安22.5を大きく下回ります。

指標の上では割安ですが、利益率が薄く最終利益のブレが大きい会社でもあります。資産価値の割安さと、利益の安定性はあわせて見ておきたいところです。

配当・株主還元

配当は2009年12月期から17年連続で増配を継続し、この10年で2倍近くに増えました。2023年12月期に大きく増配し、今期2026年12月期も増配の会社予想です。有価証券報告書では「継続的かつ安定的な利益配分」を基本方針に掲げています。

ただし2025年12月期の配当性向は9割超まで上がりました。最終利益が落ち込むなかで増配を続けたためで、利益が回復しなければ増配の余地は小さくなります。

注意点・リスク

最大の注意点は最終利益の振れの大きさです。EMSは利益率が薄く、為替や部材価格、取引先の生産動向の影響を受けやすいため、EPSは過去10年で数倍の幅で動いてきました。

売上の約8割が海外で、為替変動が業績を左右しやすい構造です。取引先の生産動向で受注が動く受託製造の性格も、あわせて押さえておきたい点です。

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シークス(7613)のよくある質問

Q. シークスはどんな事業をしている会社ですか?

A. 電子機器の受託製造(EMS)で国内トップの会社です。取引先に代わって部品を調達し、海外の自社工場で組み立てて納めるのが仕事で、売上の6割超が車載関連です。1992年設立、本社は大阪市、東証プライム上場。

Q. シークスに株主優待はありますか?

A. あります。100株以上を保有すると、保有株数に応じてVJAギフトカード1,000〜3,000円分が年1回(12月末基準)もらえます。継続保有の条件はありません。

Q. シークスの配当はどうなっていますか?

A. 2009年12月期から17年連続で増配しています。2026年12月期は50円の会社予想です。ただし2025年12月期は利益の落ち込みで配当性向が9割を超えており、利益が回復するかが焦点です。

Q. シークスの最大のリスクは何ですか?

A. 最終利益の振れの大きさです。EMSは営業利益率が2〜4%台と薄く、為替や部材価格、取引先の生産動向で利益が大きく動きます。売上の約8割が海外のため、為替の影響も受けやすい点に注意してください。

▼ 質問と回答をすべて見る

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

正直に言います。シークス(7613)は2024年夏頃に購入しましたが、今(2026年9月時点)は買う優先度が低いです。

理由は配当利回り。

買った当時は配当利回りが4%を超えていたので、当時と比べると今の配当利回りは投資妙味が薄れつつあります。ただ、これは私の経験に基づく考えですから、一つの参考にしてください。

それでもPERとPBRの推移で見ると割安圏にあり、PERとPBRを掛け合わせたMIX係数も、わたしが割安の目安にしている22.5を下回っています。

配当は、リーマンショックの局面で一度減配しましたが、その翌期から増配を続けてきた株主還元の姿勢も長く見ていきたいと思える点です。

一方、シークスは利益率が低く、最終利益のブレがとても大きい。直近は配当性向が9割超え。売上の約8割が海外で、為替の影響も受けやすい。こういった点にも注意が必要です。

今後、私とシークスとの付き合い方は、業績・配当利回り・配当性向等に意識を向けながら、割安な時が来ればタイミングを狙って買いの検討。そんな1社です。

魅力もあり、デメリットもあるシークス。アナタにはどんな銘柄に映りましたか?

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