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シークス(7613)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート

TJ
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この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月15日時点。

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今回は、高配当株のシークス(7613)を紹介するよ!電子機器の受託製造サービス(EMS)を、東南アジア&中華圏など世界各地で手がけているグローバルな会社なんだ。

2025年12月期の本決算データも反映させたから、各財務指標を一緒に学んでいこうよ!

東証プライム | コード 7613 | 卸売業 | 決算月:12月

シークス

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2025年12月期(2026年2月公表)

現在株価(2026/07/15)

1,364前日比+19 (↑1.41%)

時価総額 約687億円

配当利回り(予)
3.67%
50円(2026/12期予想)
PER(予)
10.71倍
過去レンジ 7.0~47.4倍
PBR(実)
0.61倍
過去レンジ 0.4~2.3倍
MIX係数(PER×PBR)
6.53
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
92.8%
2025年12月期
ROE(実)
2.41%
ROA(実)1.20%
営業利益率(前期)
3.06%
2025年12月期
自己資本比率
49.7%
改善傾向(2025/12期)

※データ取得日:2026/07/15

🎁 シークスの株主優待制度

100株以上の保有で、保有株数に応じてギフトカード(VJAギフトカード・1,000円〜3,000円分)を年1回贈呈。継続保有の条件はなし。

保有株数 ギフトカード(年1回)
100株以上500株未満 1,000円分
500株以上1,000株未満 2,000円分
1,000株以上 3,000円分
株主優待配当利回り(予)

4.30%

100株(年配当5,000円+優待1,000円)
÷投資額139,929円

※基準日は12月末日(年1回)。VJAギフトカードは全国共通の商品券(有効期限なし)。別途、100株以上を1年以上連続保有の株主から抽選で10名に当社海外工場の視察を含む旅行への招待があるが、金銭価値が一定でないため利回りには含めていない。出典:シークス 公式IR。株主優待配当利回りは 2026/07/15現在。

📈 株価・PER・配当10年チャート

7613 シークス|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2016/121972.52514.74
2017/122417.52616.79
2018/1214302710.88
2019/1215232819.48
2020/1215432942.30
2021/1214163014.67
2022/1212773112.76
2023/121463448.43
2024/1212064815.13
2025/1213094924.79
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

シークスの10年チャート、1株配当(青い棒)は毎年こつこつ増えているのに、株価(青い線)はむしろ下がってきているね。PER(点線)も年によってすごく上下しているなあ。

TJ
TJ

いいところに気づいたね。シークスは電子機器を受託製造するEMSという会社で、利益が年によって大きく変わるんだ。だから利益で割って計算するPERも上下しやすいんだ。

配当金は10年でほぼ倍に増えていて、17年連続で毎年増配を続ける高配当株なんだ。株価が下がってきたぶん、配当利回りはむしろ高まっているよ!

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

7613 シークス|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2016/121.2718.7
2017/121.0818.1
2018/121.8920.5
2019/121.8435.8
2020/121.8879.5
2021/122.1231.1
2022/122.4331.0
2023/123.0125.4
2024/123.9860.2
2025/123.7492.8

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

7613 シークス|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2016/12133.804.2913.05
2017/12144.014.1612.39
2018/12131.443.5511.52
2019/1278.202.476.39
2020/1236.482.453.07
2021/1296.512.186.92
2022/12100.093.226.16
2023/12173.553.969.19
2024/1279.732.833.74
2025/1252.813.062.41

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

7613 シークス|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2016/121042.1746.8
2017/121162.3343.9
2018/121178.0240.5
2019/121224.2540.3
2020/121186.6838.8
2021/121393.8938.8
2022/121625.5337.5
2023/121891.5041.1
2024/122132.9446.2
2025/122190.0149.7
しばっち
しばっち

配当性向(棒グラフ)が2020年に一気に増えてる。これってやっぱりコロナの影響?

TJ
TJ

鋭いところを見ているね。シークスはコロナの影響で工場稼働停止に直面して利益を大きく減ってしまったんだ。それでも減配せず、増配を続けたから、この割合が大きく上がったんだよ。

だから、配当性向が高すぎる年は、増配の勢いだけでなく、その配当を支える利益が戻るかどうかも必ず確認した方がいいね!

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

なるほど、配当が増えたというより、利益が減ったから割合が上がって見えるんだね。今後も増益してくれるかちょっと心配だなあ・・・

TJ
TJ

利益が毎年増えているチェックするのは大事な視点。会社は2026年12月期計画で回復する見通しを示しているよ。

ただし、会社の予想はあくまで計画なんだ。EMSは利益のブレが大きいから、実際の決算が計画どおり進んでいるかを四半期ごとの決算で追いかけるクセをつけていこう!

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 2016年12月期2,128億円→2025年12月期2,895億円と10年で約1.4倍に拡大。2023年12月期の3,098億円をピークに、近年は3,000億円前後で推移。2026年12月期は3,000億円を会社予想。
経常利益 2016年12月期91億円→2025年12月期92億円。年により幅があり、2023年12月期の118億円をピークに、近年は80~90億円台で推移している。
EPS 2016年12月期133.80円→2025年12月期52.81円。最終利益の変動が大きく、近年はEPSが落ち込んでいる。2026年12月期の会社予想は127.29円。
ROE 2025年12月期2.41%。最終利益の落ち込みを反映し、過去10年でも低めの水準にある。
ROA 2025年12月期1.20%。EMSは総資産に対する利益率が低く出やすく、近年は1~4%台で推移している。
営業利益率 2025年12月期3.06%。受託製造(EMS)の事業特性から、過去10年は2~4%台と薄い利益率が続いている。
売上原価率 2025年12月期90.26%。部材コストの比率が高いEMSの特性で、過去10年は90~94%台で推移している。
自己資本比率 2025年12月期末49.7%。2022年12月期末の37.5%から改善が進んでいる。
利益剰余金 2016年12月期末410億円→2025年12月期末688億円。内部留保は着実に積み上がっている。
有利子負債 2025年12月期末397億円。2022年12月期末の613億円から圧縮が進んでいる。
BPS 2025年12月期末2,190.01円。2026年5月時点のPBRは0.6倍台と、1株当たり純資産を大きく下回る。
営業CF 2025年12月期265億円。運転資金の変動で年により振れるが、2023年12月期以降は安定して大きな黒字を確保している。
投資CF 2025年12月期-22.6億円。海外を中心とした生産設備への投資が中心となっている。
財務CF 2025年12月期-164億円。近年は借入の返済と配当の支払いにより、マイナスが続いている。
現金等 2025年12月期末298億円。手元資金は近年厚みを増している。
配当推移(10年) 2016年12月期25円→2025年12月期49円と増配を継続。2023年12月期に31円→44円へ大きく増配した。2026年12月期予想は50円。
配当性向 2025年12月期92.8%。最終利益が落ち込むなかで増配を続けたため、近年は配当性向が大きく上昇している。
自社株買い 不定期に実施。2016年12月期に約20億円、2018年12月期に約40億円、2023年12月期に約3.6億円を実施している。
PER推移(10年) 期末ベースで8~42倍と振れ幅が大きい。2026年5月時点の予想PER(概ね11倍前後)は、卸売業の業種平均(約13倍)をやや下回る。
PBR推移(10年) 2026年5月時点で0.6倍台。過去10年の期末レンジ(約0.6~2.1倍)の下方にあり、近年は1倍割れが続いている。
配当利回り推移 期末ベースで2016年12月期1.3%→2025年12月期3.7%へ上昇。2026年5月時点の予想利回りは約3.6%。
リーマンショック後
の配当推移
2008年12月期6.5円・2009年12月期7.5円・2010年12月期11円・2011年12月期14円・2012年12月期15円(いずれも分割調整後)。リーマンショックの影響を受けた2008年12月期は前期から減配となったが、2009年12月期以降は毎期増配に転じた(第19期有価証券報告書)。
株主還元方針 有価証券報告書では「継続的かつ安定的な利益配分」を基本とし、内部留保とのバランスも勘案して配当を決めるとしている。
セグメント 地域別に米州・欧州・東南アジア・日本・中華圏で事業を展開。2025年12月期は東南アジアが売上931億円と最大で、欧州事業は営業赤字が続いている。
海外売上比率 日本(2025年12月期売上566億円)以外の海外売上が全体の約8割を占める、グローバル展開のEMS。為替変動の影響を受けやすい。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス有価証券報告書

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

割安性で見ると、PBR1倍未満っていうところも、今の株価は安く感じるなぁ~。

TJ
TJ

そうだね。PBR0.6倍台は、会社の純資産(解散価値)に対して株価がかなり低いことを示すよ。

ただ、PBRが低いのには、利益率が薄い・利益のブレが大きいといった理由があることも多いんだ。「安い」だけでなく「なぜ安いのか」まで考えられるようになると高い分析スキルが身についてくるよ!

しばっち
しばっち

EMSは利益率が薄いし、最終利益の上下も大きいよね。それに売上全体の80%以上が海外だから、海外の影響で業績がぶれそうだなあ。

TJ
TJ

大事な指摘だね。シークスは売上の約8割が海外で、為替や部材価格、取引先の生産動向の影響を受けやすいんだ。利益率が薄いぶん、これらの変化が利益に響きやすい印象だね。

シークスのような高配当株は、1年の数字でなく数年の平均的な実力と、配当を支える利益の安定性をあわせて見て付き合おうね!

🏆 シークス(7613)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
2025年12月期は売上高2,895億円(前期比-4.2%)・営業利益88.5億円(同+3.4%)と、減収ながら営業利益は前年並みを確保。一方、当期純利益は前期比で大きく減少した。シークスは電子機器の受託製造(EMS)を手がけ、売上原価率は90%超、営業利益率は2~4%台と薄い利益率が事業の特性である。財務面は自己資本比率49.7%・利益剰余金688億円・現金298億円で、自己資本比率は2022年12月期末の37.5%から改善が進んでいる。営業キャッシュフローは近年大きな黒字を確保している。

【割安性・投資タイミング】
シークスの予想PERは、2026年5月時点の株価ベースで概ね11倍前後である。一般に適正とされる15倍前後を下回り、卸売業の業種平均PER13.3倍(株探・2026年5月時点)と比べてもやや低い。過去10年の期末PERは8~42倍と振れ幅が大きく、これは最終利益の変動が大きいためである。

PBRは0.6倍台と、1株当たり純資産(BPS約2,190円)を大きく下回る。PERとPBRを掛け合わせたMIX係数は7前後で、割安の目安とされる22.5を大きく下回る(いずれも2026年6月時点)。PBRは近年1倍割れが続いている。指標の上では割安だが、EMSは利益率が薄く最終利益の変動も大きいため、株価が純資産を下回る評価が続いている。資産価値の面では割安だが、利益の安定性もあわせて見ておきたい。

【配当・株主還元】
配当は2016年12月期25円から2025年12月期49円へと増配を続けてきた。2023年12月期には31円から44円へ大きく増配し、2026年12月期は50円を会社予想としている。有価証券報告書では「継続的かつ安定的な利益配分」を基本方針に掲げている。ただし、2025年12月期の配当性向は92.8%と高く、これは最終利益が落ち込むなかで増配を続けたためである。

【注意点・リスク】
最大の注意点は、最終利益の変動が大きい点。EMSは売上原価率が90%超・営業利益率が2~4%台と薄く、為替や部材価格、取引先の生産動向の影響を受けやすい。EPSは過去10年で36円から173円まで大きく振れており、2025年12月期は低水準だった。また、配当性向が90%以上に上昇しており、利益が回復しない場合は増配の余地が小さくなる可能性がある。海外売上比率が約8割と高く、為替変動が業績を左右しやすい点も意識しておきたい。

▼ つづきを読む

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

シークス(7613)は2024年夏頃に購入。

わたしが少しだけ保有している銘柄のひとつです。

PBR0.6倍台・予想配当利回り3%台後半という、割安かつ高めの利回りは、高配当株を探すうえで目を引く水準だと感じています。

リーマンショックの局面では一度減配しましたが、その翌期から増配を続けてきた株主還元の姿勢も、長く見ていきたいと思える点です。

いっぽうで、シークスは電子機器の受託製造(EMS)で利益率がうすく、最終利益のブレがとても大きい会社です。

直近は配当性向が9割を超えていて、利益が戻らなければ増配の余地は小さくなります。

売上の約8割が海外で、為替の影響も受けやすいことも注意すべき点。

わたしはディフェンシブ(不況に強い)な株とは見ておらず、配当を支える利益が回復していくかを確認しながら、1銘柄はポートフォリオの5%以内という自分のルールの範囲で、株価が下がった局面でつき合う考えです。

投資はあくまで自己責任。

無理のないペースで続けていきましょう。

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