スコアシート

森永製菓(2201)銘柄分析|株主優待・配当金スコアシート

TJ
🔰株式投資が初めての方へ — 3分でわかる、このブログの歩き方。はじめてガイド →

⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月15日時点。

TJ
TJ

今回は、森永製菓(2201)を取り上げるよ!ハイチュウやチョコボール、チョコモナカジャンボなどでおなじみ、1899年創業の老舗菓子メーカーさんなんだ!

森永製菓は高配当株というより、ブランド力に支えられた高めのROEと連続増配、株主優待が魅力。配当利回りだけでは見えない実力を、会社の数字と一緒に見ていこうよ!

東証プライム | コード 2201 | 食料品 | 決算月:3月

森永製菓

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)

現在株価(2026/07/15 終値)

2,664.5前日比-23.5 (↓0.87%)

時価総額 約2,306億円

配当利回り(予)
2.63%
70.00円(2027年3月期予想)
PER(予)
13.56倍
過去レンジ 約6.9〜23.7倍
PBR(実)
1.58倍
過去レンジ 約0.8〜3.86倍
MIX係数(PER×PBR)
21.42
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
30.8%
2026年3月期
ROE(予)
11.62%
ROA(予)7.30%
営業利益率(前期)
9.46%
2026年3月期
自己資本比率
62.8%
2026年3月期

※データ取得日:2026/07/15

🎁 森永製菓の株主優待制度

100株以上を6か月以上継続保有かつ、保有株数と継続保有期間に応じて自社製品詰合せ(1,500円〜4,000円相当)を年1回贈呈。

保有株式数 6か月以上〜3年未満 3年以上
100〜599株 1,500円相当(Sサイズ) 2,500円相当(Mサイズ)
600株以上 2,500円相当(Mサイズ) 4,000円相当(Lサイズ)
株主優待配当利回り(予)

3.20%

100株・6か月以上
(年配当7,000円+優待1,500円)
÷投資額265,401円

※自社製品詰合せ(菓子)または同額の寄付を選択。権利確定日は毎年9月末日、6か月以上の継続保有が条件。ご案内は11月ごろ、製品は2月中旬〜3月上旬に発送。出典:森永製菓 公式IR。株主優待配当利回りは2026/07/15現在。

📈 株価・PER・配当10年チャート

2201 森永製菓|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2017/03247022.523.13
2018/032342.52523.69
2019/032402.53319.44
2020/0322103620.54
2021/031977.54014.83
2022/031905456.90
2023/031877.55017.99
2024/032625.55515.86
2025/032545.56012.67
2026/032700.56512.80
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

森永製菓の配当、毎年ぐんぐん伸びててキレイな右肩上がり!そしてPERが2023年からちょっと下がってて割安っぽくみえるね。

TJ
TJ

いいところに気づいたね。配当は分割を調整したベースで、2016年3月期から2026年3月期まで11期連続で増配しているんだ!1株あたりの利益(EPS)も伸びていて、業績はむしろ堅調。

それでいてPERは、食料品業界の平均よりだいぶ低めだから、ここはチェックしておきたいポイントだね!

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

2201 森永製菓|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2017/030.9121.07
2018/031.0725.3
2019/031.3726.7
2020/031.6333.5
2021/032.0230.0
2022/032.3616.3
2023/032.6647.9
2024/032.0933.2
2025/032.3629.9
2026/032.4130.8

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

2201 森永製菓|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2017/03106.798.8312.47
2018/0398.889.6310.51
2019/03123.579.8413.29
2020/03107.5910.1610.34
2021/03133.3611.4010.93
2022/03276.299.7621.36
2023/03104.387.848.08
2024/03165.609.5011.55
2025/03200.859.2913.53
2026/03211.069.4612.51

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

2201 森永製菓|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2017/03856.7348.7
2018/03941.1155.0
2019/03958.5954.8
2020/031040.3855.7
2021/031220.6260.5
2022/031301.9660.7
2023/031322.6160.7
2024/031448.0058.7
2025/031523.0962.3
2026/031690.5762.8
しばっち
しばっち

森永製菓のROEって、2022年だけポンと跳ね上がって、翌年はガクッと下がってるんだね。これって業績が不安定ってこと?

TJ
TJ

鋭いね。2022年3月期はEPSが一時的に大きく跳ねた年で、その反動で翌年のROEが下がって見えるんだ。こういう単年の特殊要因は、1年だけで判断せず数年の流れで見るのが大事だよ。

ならして見ると、森永製菓のROEはおおむね10〜13%で、食料品メーカーとしては高めの水準なんだ!自己資本比率も60%台と財務はしっかり。ブランド力で安定して稼ぐ、優等生タイプの会社といえるね。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

高いROEで11期連続増配なのに、PERは食品業界の平均より低いんだね。なんだかお得な気がしてきた!

TJ
TJ

たしかに指標は魅力的だね。でもね、2027年3月期は会社予想で減益を見込んでいる点には注意。2024年あたりからチョコ関連のお菓子って高くなってるでしょ?あれってカカオなどの原材料コストの上昇が要因で、お菓子メーカーには逆風になりうるんだ。「安いだけ」で飛びつかず、利益の中身まで見ていこう!

それでも、ブランド力・高いROE・11期連続増配・株主優待と魅力は多い!配当利回りだけで選ぶより、優待と配当を受け取りながら長く付き合いたいタイプだね。最後は数字を確かめて、総合的に判断していこう!

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 菓子・冷菓・健康の各事業を柱に、直近10年で着実に拡大。2027年3月期は会社予想2,570億円。
経常利益 ブランド力を背景に安定的に利益を計上し、直近10年で水準を切り上げてきた。2027年3月期予想は222億円。
EPS 2022年3月期は特殊要因で一時的に跳ねたものの、長期で上昇トレンド。2027年3月期予想は196.5円。
ROE 過去10年はおおむね10〜13%で推移し、食料品メーカーとして高めの水準を維持。2027年3月期予想は11.62%。
ROA 総資産に対する効率も高い水準を保ち、資産を有効に使えている。2027年3月期予想は7.30%。
営業利益率 過去10年はおおむね8〜11%台で安定。ブランド菓子の収益性の高さが表れている。
売上原価率 原材料(カカオ・砂糖・乳製品等)の価格変動が原価率を左右するため、市況の動向に留意したい。
自己資本比率 過去10年で40%台後半から60%台へと着実に改善しており、財務の安全性は高い。
利益剰余金 直近10年で2倍超に積み上がっている。内部留保が厚く、還元・成長投資の余力は十分。
有利子負債比率 過去10年は概ね10〜15%と低めの水準を保ち、堅実な財務体質を維持している。
BPS 10年で約2倍に拡大(分割調整後)。PBRが1倍を上回って評価されているのは、高ROEを反映した結果といえる。
営業CF 過去10年おおむねプラスで推移し、本業のキャッシュ創出力は安定している。
投資CF 設備投資(生産設備の更新・増強)を継続的に実施している。
財務CF 配当・自己株式取得などの株主還元が中心となっている。
現金等 手元資金は厚く、還元と成長投資の原資となっている。
配当推移(10年) 分割調整後で2016年3月期から2026年3月期まで11期連続増配を継続(実績)。2027年3月期は会社予想70円で、実現すれば12期連続増配となる。
配当性向 過去10年は概ね20〜40%台で、利益変動の年を除けば30%前後を目安に安定的に還元している。
自社株買い 近年は継続的に自己株式取得を実施(2025年3月期は総還元性向100%超)。配当と自社株買いを組み合わせた積極的な還元姿勢。
PER推移(10年) 過去10年の期末PERは約6.9〜23.7倍。足元は食料品の業種平均(約27倍)を下回る水準で推移している。
PBR推移(10年) 過去10年は約0.8〜3.86倍で推移。高ROEを反映し、おおむね1倍を上回る水準にある。
配当利回り推移 年度末ベースで約0.9〜2.7%で推移し、増配の継続とともに水準は長期で切り上がってきている。
リーマンショック後
の配当推移
公表データによるとリーマンショック前後の2006〜2012年3月期は1円も減配無し。以降も減配しておらず、2016年3月期以降は増配基調に転じている。20年以上非減配のディフェンシブ銘柄。
株主還元方針 分割調整後で2016年3月期以降11期連続増配。配当性向は30%前後を目安に、自己株式取得も機動的に実施(2025年3月期は総還元性向100%超)。株主優待も含めた多角的な還元を行う。
株主優待 9月末日を権利確定日とし、6か月以上継続保有の100株以上の株主に、自社製品詰合せ(菓子)または同等額の寄付を贈呈。100〜599株で1,500円相当(3年以上は2,500円相当)。出典:森永製菓 公式IR
セグメント 食料品製造(菓子・冷菓・健康・食品原料等)が売上の大半を占める主力。ほかに食料卸売、不動産及びサービス(高採算の賃貸等)を展開。
海外売上比率 連結売上は菓子などの食料品製造が中心で、国内売上が大宗を占める内需型の構造。中期的には海外事業の拡大にも取り組んでいる。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス・株探・森永製菓 公式IR有価証券報告書

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

配当金に加えて、株主優待でお菓子の詰合せがもらえるのは嬉しいね!お菓子好きにはたまらないよ!

TJ
TJ

そうなんだ!100株で1,500円相当の優待がもらえるから、配当に優待を足した「株主優待配当利回り」で見ると一段高くなる。ただし優待は6か月以上の継続保有が条件だから、買ってすぐもらえるわけじゃない点は押さえておこう。

そして特に重要なのが配当利回りの数字だけでなく、「応援したい会社か」という視点を持つのも、優待株と長く付き合うコツだと思うよ!

しばっち
しばっち

でもさ、2027年3月期は会社予想だと減益なんだよね。そこはどう考えればいいの?

TJ
TJ

大事な視点だね。背景にあるのは原材料コストの上昇。それでも会社は増配を続ける計画で、株主還元の姿勢は崩していないんだ!良い面と注意点はセットで持っておくことが長期株式投資のポイント。

お菓子は景気が悪くても需要が大きくは落ちにくいと言われている暮らしに身近な商品。そのうえで、原材料高や海外での競争といったリスクも見ながら、総合的に判断していこう!

🏆 森永製菓(2201)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
森永製菓は、ハイチュウ・チョコボール・ダース・チョコモナカジャンボなどで知られる1899年創業の老舗菓子メーカー。売上高はこの10年で2,000億円規模から一段と拡大し、営業利益率はおおむね8〜11%台、ROEはおおむね10〜13%と、食料品メーカーとして高めの収益性を保つ。EPSは長期で上昇トレンドにある。財務は自己資本比率が60%台へ高まり、有利子負債比率も低めで健全、営業キャッシュフローも安定してプラス。ブランド力で着実に稼ぐ、優等生型の企業といえる。厳密な数値は上のスコアシートにまとめている。

【割安性・投資タイミング】
PER(予)は概ね12〜13倍で推移しており、所属する食料品の業種平均(おおむね27倍前後)を大きく下回る。過去10年の期末PERはおおむね7〜24倍と幅があり、足元はそのレンジの下方にある。PBRは1倍を上回るものの、ROE10%超を踏まえれば高ROE企業として整合的な水準。MIX係数も割安の目安22.5を下回る圏内にある。

高ROE・連続増配の優良株が業種平均より低いPERにある点は、長期投資家のチェックどころ。ただし2027年3月期は会社予想で減益を見込むため、指標の低さだけで判断せず、原材料コストや次の成長戦略とあわせて見極めたい局面である。

【配当・株主還元】
配当は分割調整後で2016年3月期から2026年3月期まで11期連続増配を続けており(実績)、2027年3月期も会社予想70円と増配を計画する(実現すれば12期連続)。過去20年の公表データで見てみると、20年以上非減配のため、ディフェンシブ性が非常に強い銘柄。配当性向は30%前後が目安で、自己株式取得も積極的。加えて、6か月以上の継続保有・100株以上で自社製品詰合せ(菓子)がもらえる株主優待もある。配当利回り単体では3%に満たない水準だが、優待を加味した「株主優待配当利回り」(100株・6か月以上3年未満)で見ると一段高くなり、菓子の優待を楽しみながら長期保有したい銘柄といえる。

【注意点・リスク】
最大の注意点は、カカオ・砂糖・乳製品といった原材料コストの上昇が利益の重しになりうる点である。2027年3月期は会社予想で減益を見込んでおり、値上げの浸透度や数量の動向が利益を左右する。菓子は景気変動の影響を受けにくいとされる生活密着型の商品である一方、人口減少による国内市場の伸び悩みや、海外展開での競争もリスク。PBRは1倍を上回る水準で、指標面で大きく割安とは言い切れない点にも留意したい。

▼ つづきを読む

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

私は「強いブランド力&高めのROE、20年以上非減配のディフェンシブ優良食品株」として好感している1社です。

高配当株ではありませんが、食料品業界の平均より低いPER、60%台の自己資本比率、そして自社のお菓子がもらえる株主優待まであり、長く付き合うほど味わいの出るタイプだと感じています。

個人的にチョコモナカジャンボは大好きで長年食べています。

一方、すぐに飛びついて買い増ししない理由もあります。

カカオなどの原材料高も気がかりだからです。

昨今のチョコ商品は2年くらいで値段が倍額以上になって世間のチョコ離れを懸念しています。

私がこうしたブランド優良株の購入を検討するなら、暴落相場で森永製菓の株価も釣られて急落していくミスプライスが発生した局面もしくは、業績が好調に推移しているのに株価が下落傾向にある時と考えています。

これはあくまで私の一つの見方ですので、最後はあなた自身でよく考えて判断してくださいね。

あわせて読みたい
サンドラッグ(9989)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート
サンドラッグ(9989)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート
あわせて読みたい
日本毛織(3201)銘柄分析|株主優待・バリュー株スコアシート
日本毛織(3201)銘柄分析|株主優待・バリュー株スコアシート
あわせて読みたい
ショーボンドホールディングス(1414)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート
ショーボンドホールディングス(1414)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート

⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月15日時点。

森永製菓(2201)のコメントお待ちしています。
リポスト・引用でアナタの投稿を紹介いたします!
サイト運営者
TJ
TJ
個人投資家
株が大好き、TJです。SNS「X」では株式投資の最新トレンド、高配当株、株主優待、バリュー株、小型株など、株のことをいろいろつぶやいています。

運営者プロフィール 記事のAI活用と品質管理
記事URLをコピーしました