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学究社(9769)銘柄分析|株主優待・高配当株スコアシート

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⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月15日時点。

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今回は、学究社(9769)を取り上げるよ!東京西部を地盤に、小中学生向けの進学塾「ena(エナ)」を運営している会社なんだ。都立中高一貫校の受験対策に強いのが特徴だよ。

学究社は、配当利回りが高めで、しかもROE(自己資本利益率)も高い実力派。ただ、学習塾ならではの「少子化」というテーマも抱えているんだ。会社の数字と一緒に、じっくり見ていこう!

東証プライム | コード 9769 | サービス業 | 決算月:3月

学究社

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)

現在株価(2026/07/15 終値)

2,552前日比±0 (→0.00%)

時価総額 約280億円

配当利回り(予)
4.98%
127.00円(2027年3月期予想)
PER(予)
12.69倍
過去10年 約11〜19倍
PBR(実)
3.40倍
過去10年 約3〜6倍
MIX係数(PER×PBR)
43.15
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
60.6%
2026年3月期
ROE(予)
26.75%
ROA(予)17.4%
営業利益率(前期)
22.2%
2026年3月期
自己資本比率
65.0%
2026年3月期

※データ取得日:2026/07/15

🎁 学究社の株主優待制度

100株以上1年以上継続で、デジタルギフト®1,000円分を年1回贈呈。基準日は毎年3月末日。

保有株式数 継続保有1年以上
100株以上 デジタルギフト® 1,000円分
贈呈回数 年1回(基準日:3月末日)
株主優待配当利回り(予)

5.37%

100株・1年以上継続保有
(年配当12,700円+優待1,000円)
÷投資額255,200円

※デジタルギフト®はAmazonギフトカード・PayPayマネーライト・dポイント等から選べます。1年以上の継続保有(毎年3月末とその前年の3月末・9月末に、同一株主番号で連続3回以上株主名簿に記載)が条件。出典:学究社 公式IR。株主優待配当利回りは2026/07/15現在。

📈 株価・PER・配当10年チャート

9769 学究社|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2017/0315316016.77
2018/0317046018.73
2019/0312996016.97
2020/0311566013.74
2021/0313326513.25
2022/0315507511.26
2023/0319818711.55
2024/0321338712.70
2025/0321729012.67
2026/03234610313.79
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

学究社の配当、キレイに右肩上がりだね!しかもPERは10倍台前半で、なんだか割安っぽく見えるよ。

TJ
TJ

いいところに気づいたね。配当は分割を調整したベースで、直近の2期は増配が続いているんだ(実績)。それでいてPERは高すぎない水準だから、配当利回りは高めに出ているよ。

ひとつ大事な注意点。実は過去に減配した年もあって、"ずっと増配"の会社ではないんだ。数字は、いい所も気になる所もセットで見ていこうね!

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

9769 学究社|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。配当利回りは各年度末株価ベースです。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2017/033.9265.7
2018/033.5265.9
2019/034.6278.4
2020/035.1971.3
2021/034.8864.6
2022/034.8454.5
2023/034.3950.7
2024/034.0851.8
2025/034.1452.5
2026/034.3960.6

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

9769 学究社|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。ROEはEPS÷期末BPSで算出しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2017/0391.3115.0535.12
2018/0391.0015.3329.08
2019/0376.5412.2421.67
2020/0384.1013.6123.53
2021/03100.5716.4926.69
2022/03137.7018.7930.60
2023/03171.5421.2632.48
2024/03167.9820.4228.17
2025/03171.4019.7225.39
2026/03170.0922.2222.62

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

9769 学究社|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2017/03260.0153.9
2018/03310.6953.6
2019/03352.7450.8
2020/03358.1546.0
2021/03378.7742.8
2022/03450.0149.9
2023/03528.1654.2
2024/03597.0059.5
2025/03674.9560.3
2026/03751.9065.0
しばっち
しばっち

学究社のROE、20%を超えててすごく高いよね。でも、グラフを見ると少しずつ下がってきてる気もする。コレって大丈夫?

TJ
TJ

少しずつ下がって見えるのは、稼いだ利益を着実に自己資本(会社の元手)へ積み上げてきた結果でもあるんだよ。

一方で、ROE20〜30%台って、業種の中でもかなり高い水準をずっと保っているんだ。

自己資本比率も60%台まで高まっていて、財務はとても健全。稼ぐ力と守りの堅さを両立した、優等生タイプの会社といえるね。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

利益率も高くで、配当利回りも高い。しかも増配もしてるなんて、すごく買いたくなってきたよ♪

TJ
TJ

たしかに魅力は多いね。でも、学習塾ならではの気になるテーマもあるんだ。それが「少子化」。

子どもの数が減ると、塾通いの生徒数も減るかもしれない。会社自身も、これを一番のリスクとして挙げているんだ。

だからこそ、目先の配当利回りの高さだけでなく、この先も学究社が持続可能なビジネスを続けられるか?という視点も大切。良い面と気になる面を、セットで見ていこう!

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 進学塾enaを柱とする教育事業が中心。直近10年でおおむね拡大。2026年3月期は減収だったが、2027年3月期は会社予想146.6億円と再び増収を計画。
経常利益 収益性の改善で直近は増益基調。2027年3月期の経常利益は会社予想32.4億円。
EPS 長期で上昇トレンド。2027年3月期の会社予想は201.14円。
ROE 過去10年はおおむね20〜35%で推移し、サービス業として非常に高い水準。2027年3月期の会社予想は26.75%。
ROA 総資産に対する効率も高く、資産を有効に活用できている。2027年3月期の会社予想は17.4%。
営業利益率 直近は20%を超える水準まで改善。減収のなかでも増益となり、収益性が高まっている。
業績の季節性 受験期の第3四半期に生徒数が最も多く、季節講習の時期に売上が集中する(有報記載)。四半期ごとの変動には留意したい。
自己資本比率 過去10年で40%台から60%台へと着実に改善しており、財務の安全性は高い。
利益剰余金 直近10年で着実に積み上がっている。内部留保が厚く、還元・成長投資の余力は十分。
有利子負債比率 校舎は賃借が中心で、有利子負債は低め。堅実な財務体質を維持している。
BPS 10年で約2.9倍に拡大。PBRが1倍を上回って評価されているのは、高いROEが評価されているためと考えられる。
営業CF 授業料の前受などで、本業のキャッシュ創出は安定してプラス。
投資CF 校舎・合宿場などへの投資を継続的に実施している。
財務CF 配当などの株主還元が中心となっている。
現金等 手元資金は積み上がり、還元と成長投資の原資となっている。
配当推移(10年) 2012年3月期以降、15期連続で減配なし(実績・普通配当ベース)。直近2期(2025・2026年3月期)は増配し、2027年3月期も会社予想127円で増配を計画。
配当性向 近年はおおむね50〜60%台で、高めの水準で株主に還元している。
株主還元の姿勢 配当を軸とした還元を重視。財務CFは配当を中心とした株主還元に充てられている。
PER推移(10年) 過去10年の期末PERはおおむね11〜19倍。足元はそのレンジの中では低めの水準で推移している。
PBR推移(10年) 過去10年はおおむね3〜6倍で推移。高いROEを背景に、1倍を大きく上回る水準にある。
配当利回り推移 年度末ベースでおおむね3.5〜5%台で推移し、高めの水準を保っている。
リーマンショック後
の配当推移
公表データによると、リーマンショック前後(2008〜2010年3月期)はむしろ増配。ただし2011年3月期に減配(40円→30円)した経緯がある。その後、2012年3月期以降は減配なしを続けている。
株主還元方針 業績に対応した成果配分を基本方針とする。配当性向の数値目標や累進配当の明示はない。直近は増配基調で、2027年3月期は会社予想127円。
株主優待 3月末日を基準日とし、100株以上を1年以上継続保有する株主に、デジタルギフト®1,000円分を年1回贈呈。出典:学究社 公式IR
セグメント 教育事業(進学塾ena)が売上の約95%を占める主力。ほかに不動産賃貸、その他(海外事業等)を展開。
海外売上比率 北米・欧州でも事業を展開するが、連結売上に占める比率は低く、国内の教育事業を中心とする内需型の構造。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス・株探・学究社 公式IR・決算短信・有価証券報告書

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

配当利回りが高くて、しかも株主優待もあるんだね!これは嬉しいなあ。

TJ
TJ

そうなんだ!100株を1年以上継続して持っていると、デジタルギフト®1,000円分がもらえる。配当に優待を足した「株主優待配当利回り」で見ると、一段と魅力的になるよ。

ただし優待は1年以上の継続保有が条件だから、買ってすぐもらえるわけじゃない点は押さえておこうね。

しばっち
しばっち

さっき"少子化"の話が出たよね。塾のビジネスって、この先ちゃんと続いていけるの?

TJ
TJ

大事な視点だね。

学究社は"都立中高一貫校に強い"という武器で生徒を集めているんだけど、会社自身も有価証券報告書で「少子化で受験人口が減ること」や「ライバルに合格実績で負けたり、都立の人気が下がること」をリスクに挙げているんだ。

つまり、強みが裏返ればリスクにもなる。高配当と成長期待、そして少子化——この両面をよく見て、総合的に判断していこう!

🏆 学究社(9769)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
学究社は、東京西部を地盤に小中学生向けの進学塾「ena」を運営する企業です。都立中高一貫校の受験対策に強みを持ち、売上の約9割を教育事業が占めます。

この10年で売上は着実に伸び、営業利益率は直近で20%を超える水準まで高まりました。ROE(自己資本利益率)はおおむね20〜35%と、サービス業として非常に高い収益性を保っています。

財務も自己資本比率が60%台へと改善し、営業キャッシュフローは安定してプラス。稼ぐ力と守りの堅さを兼ね備えた会社といえます。

【割安性・投資タイミング】
PER(株価収益率)は、過去のレンジの中では控えめな水準にあり、利益に対して株価は落ち着いて評価されています。

一方で、PBR(株価純資産倍率)は1倍を上回っています。これは高いROEが評価されているためと考えられ、資産価値の面から見て割安とまでは言い切れません。

高い収益性を評価するか、資産面での割安感の乏しさを重く見るか——見方が分かれるところです。一部の指標が低めだからといって、それだけで「お買い得」と判断せず、後述する事業の持続性とあわせて見極めたい局面といえます。

【配当・株主還元】
配当利回りは高めの水準にあり、直近の2期は連続で増配しています(実績)。2027年3月期も会社予想で増配を計画しており、実現すれば3期連続の増配となります。ただし、近年は配当性向が約50〜60%台と、高めの水準のため、今後の増配余力に注視したいところ。

100株を1年以上継続保有すると、デジタルギフト®1,000円分がもらえる株主優待あり。配当と優待をあわせた「株主優待配当利回り」で見ると、さらに魅力が増します。

【注意点・リスク】
学究社の最大の注意点は、日本の少子化です。学究社は有価証券報告書で、学齢人口の減少による受験人口の減少を、リスクとして挙げています。同社は「都立中高一貫校の受験に強い」ことを武器に生徒を集めていますが、会社自身も、競合他社に合格実績で見劣りした場合や、対象校の志望者数が減った場合には業績に影響しうると認めています。強みが裏返ればリスクにもなりうる点には注意が必要です。

加えて、入試制度や教育行政の変更、講師など人材の確保、校舎が東京都に集中していることも、有報が挙げるリスク要因です。株価はPBRが1倍を上回るなど、指標面で大きく割安とは言えない点にも留意したいところです。

▼ つづきを読む

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

私は学究社を、「配当利回りの高さと高いROEが両立した実力派」の1社として、実際に保有しています。

好んでいる理由は、業績・財務・配当・キャッシュフローのどれを見ても、しっかりしているからです。

都立中高一貫校の受験に強いという、はっきりした"武器"を持っているのも魅力に感じています。

一方、いちばんの不安材料は、やはり少子化です。

子どもの数が減っていくなかで、学習塾というビジネスがこの先どこまで生徒を集め続けられるのか——その持続性は、正直に言えば気がかりです。

AIや半導体のような派手な成長テーマとは違い、塾の世界は構造的な逆風とどう向き合うかが問われ続けます。

それでも、高い収益性と株主還元の厚さは、この会社の確かな強みだと思っています。

私がこの株を買い増すとすれば、少子化という不安を上回るくらい、生徒数や合格実績で"強さ"を示し続けてくれると確認できたときだと考えています。

これはあくまで私の一つの見方ですので、最後はあなた自身でよく考えて判断してくださいね。

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