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フォーカスシステムズ(4662)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート

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⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月14日時点。

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今回は、フォーカスシステムズ(4662)を取り上げるよ!公共・金融・通信向けのシステム開発を主力とする情報サービス企業で、2026年3月期に過去最高益を更新した高配当株なんだ。

2026年3月期の本決算データを反映したから、業績・割安性・配当を一緒に見ていこう!

東証プライム | コード 4662 | 情報・通信業 | 決算月:3月

フォーカスシステムズ

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)

現在株価(2026/07/14 終値)

1,699前日比+15 (↑0.89%)

時価総額 約268億円

配当利回り(予)
4.00%
68円(2027/3期予想)
PER(予)
10.12倍
過去レンジ 10.08〜18.41倍
PBR(実)
1.61倍
過去レンジ 約1.0〜1.6倍
MIX係数(PER×PBR)
16.29
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
41.1%
2026年3月期
ROE(予)
15.99%
ROA(予)10.33%
営業利益率(前期)
8.50%
2026年3月期
自己資本比率
64.6%
情報・通信業として良好水準(2026/3期)

※データ取得日:2026/07/14

📈 株価・PER・配当10年チャート

4662 フォーカスシステムズ|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2017/0355612.5013.96
2018/039431618.41
2019/039692016.68
2020/036762510.93
2021/039872414.50
2022/039462713.37
2023/0310033510.88
2024/0313093814.06
2025/0310744210.36
2026/0315696410.08
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

配当がしっかり伸びていて、株価に対する利回りも高めだね!それにPERも10倍前後と低めで、割安に見えるよ。

TJ
TJ

いい着眼点だね。フォーカスシステムズは売上が10年連続で伸びていて、2026年3月期は過去最高益を更新したんだ。それなのにPERは過去10年でいちばん低い水準で、業績の伸びに株価が追いついていない状態なんだよ。

ただ、リーマンショックのときには無配だった年もあるから、配当の安定性は後でしっかり確認していこう!

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

4662 フォーカスシステムズ|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2017/032.2531.4
2018/031.7031.2
2019/032.0634.4
2020/033.7040.4
2021/032.4335.3
2022/032.8538.2
2023/033.4938.0
2024/032.9040.8
2025/033.9140.2
2026/034.0841.1

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

4662 フォーカスシステムズ|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2017/0339.834.177.60
2018/0351.215.317.82
2019/0358.106.389.60
2020/0361.836.2910.47
2021/0368.086.179.27
2022/0370.766.247.22
2023/0392.186.5110.85
2024/0393.136.2610.48
2025/03103.676.6711.15
2026/03155.618.5015.17

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

4662 フォーカスシステムズ|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2017/03524.2450.4
2018/03654.9854.7
2019/03605.0456.9
2020/03590.5657.8
2021/03734.7662.1
2022/03979.5263.2
2023/03849.3162.8
2024/03888.4063.9
2025/03929.4267.2
2026/03105064.6
しばっち
しばっち

ROEが直近でぐんと上がってるね。これって、これからも続くものなの?

TJ
TJ

鋭いね。直近のROE上昇は、一次請けの比率が上がったり、エンジニアの単価をきちんと価格に転嫁できたりして、利益率が改善したことが大きいんだ。

ただ、SIerは人材がすべての商売。IT人材の人件費は上がり続けているから、それを上回る単価アップを続けられるかが、高いROEを維持できるかの分かれ目になる。自己資本比率は60%台後半と財務は堅実だけど、財務の安定と景気耐性は別物だよ。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

自己資本比率も高くて、財務はかなりしっかりしてそうだね!

TJ
TJ

そうだね。自己資本比率は60%台後半まで高まり、有利子負債も計画的に減らしてきた。手元の現金も厚くて、財務基盤はしっかりしている。

ただ、財務がしっかりしていることと、不況に強いことは別の話。そこは次の「配当の歴史」でしっかり確かめていこう!

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 公共・金融・通信向けのシステム開発を主力に、直近10年で売上は約2倍へ着実に拡大し、長期で増収基調が続く。2027年3月期も会社予想で増収。
経常利益 一次請け比率の向上や価格転嫁の進展で、直近10年は利益水準を大きく切り上げた。2026年3月期は過去最高で、2027年3月期も会社予想で最高益更新の見通し。
EPS 長期で増益基調が続き、直近で大きく伸びた。2027年3月期予想は167.94円と、さらなる増益を見込む。
ROE 過去10年はおおむね7〜11%台で推移してきたが、直近は15%前後まで上昇し、情報・通信業として高めの水準に到達した。
ROA 直近は10%前後と高水準。大規模な設備を持たない事業特性もあり、資本効率は良好。
営業利益率 過去10年はおおむね4〜8%台で、直近はピーク圏へ上昇。付加価値の高い案件比率の向上が効いている。
売上原価率 SIerの特性で原価率は高めだが、直近は付加価値向上で改善傾向にある。
自己資本比率 過去10年で50%台から60%台後半へ着実に改善し、財務の安全性は情報・通信業として良好な水準。
利益剰余金 直近10年で大きく積み上がっており、配当原資・成長投資の余力が拡大している。
有利子負債 有利子負債は計画的に圧縮を進めており、財務レバレッジは健全。金利上昇局面でも調達コストの影響は限定的。
BPS 分割調整後で着実に増加し、純資産価値の積み上げは堅調。PBRは1倍台前半の水準にある。
営業CF 本業のキャッシュ創出力は長期で強化が続き、直近は過去最高水準まで拡大している。
投資CF 大規模な設備投資は不要な事業特性で、人材・ソリューションへの投資が中心。投資CFは比較的小幅。
財務CF 配当の支払いと借入返済が主体。株主還元と財務改善を両立させている。
現金等 手元資金は厚みを増しており、増配や成長投資の原資となっている。
配当推移(10年) 分割調整後で直近10年は増配基調(2021年3月期に小幅な調整、リーマンショック期には無配の経緯あり)。2026年3月期は大幅増配となり、2027年3月期も会社予想で増配を見込む。
配当性向 過去10年はおおむね30〜40%台で、利益の拡大に合わせて段階的に引き上げてきた。増配余地を残す水準。
自社株買い 配当を軸とした株主還元方針。豊富な手元資金を背景に、機動的な追加還元の余力も備える。
PER推移(10年) 過去10年の期末PERはおおむね10〜18倍。足元はその下限近辺の低水準で、業績拡大に対し株価の評価が追いついていない。
PBR推移(10年) 過去10年はおおむね1.0〜1.6倍で推移。高ROEを反映し、おおむね1倍を上回る水準にある。
配当利回り推移 増配の継続とともに、年度末ベースの配当利回りは長期で切り上がり、足元は過去10年で高い水準にある。
リーマンショック後
の配当推移
リーマンショック後の2009年3月期・2010年3月期は業績悪化により普通配当を見送り、2期連続で無配となった経緯がある(分割調整後)。景気の影響を受ける一面があり、ディフェンシブ銘柄とは言えない点は押さえておきたい。
株主還元方針 業績連動と安定配当の組合せを基本とし、配当性向を段階的に引き上げてきた。なお株主優待は2023年に廃止し、配当による還元に一本化している。2026年5月には中期経営計画を公表し、株主還元の継続的な強化方針を示している。
セグメント エンタープライズ事業(公共・金融・通信向けシステム開発)、社会システム事業、新規・先端領域事業の3本柱。直近はエンタープライズ事業が成長を牽引している。
海外売上比率 国内市場が主力で、海外売上は限定的。国内のシステム需要を取り込んで安定成長を続けている。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス決算短信有価証券報告書

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

財務表を見ると、リーマンショックのときは無配だったんだね。ちょっと意外だったよ。

TJ
TJ

そうなんだ。業績が大きく落ち込むと配当も止まることがある、いわゆる業績連動タイプ。だからこの銘柄は、今の利回りの高さだけでなく、不況のときに配当がどうなりやすいかもイメージしておきたいね。

しばっち
しばっち

そういえば、株主優待もあったって聞いたけど?

TJ
TJ

以前はQUOカードの優待があったんだけど、2023年に廃止されて、今は配当に一本化されているんだ。だから優待目当てではなく、業績と配当で見る銘柄だね!

🏆 フォーカスシステムズ(4662)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
フォーカスシステムズは、公共・金融・通信といった社会インフラ向けのシステム開発を主力とする情報サービス企業。売上高は直近10年で約2倍へ拡大し、長期で増収を続けてきた。一次請け比率の向上や価格転嫁が進み、2026年3月期は営業利益・当期純利益ともに過去最高を更新する大幅増益となった。営業利益率・ROEも直近で一段高となり、ROEは15%前後と情報・通信業として高めの水準に達している。財務は自己資本比率が60%台後半まで改善し、有利子負債も計画的に圧縮、営業キャッシュフローは過去最高水準で、手元資金も厚い。財務体質は強固といえる。厳密な数値は上のスコアシートにまとめている。

【割安性・投資タイミング】
PER(予)は9倍台で、一般に適正とされる15倍前後を下回る。情報・通信業の業種平均(おおむね20倍前後)と比べても割安で、過去10年の期末PERがおおむね10〜18倍だったことを踏まえると、足元はそのレンジの下限近辺という歴史的な低水準にある。売上が10年連続で伸び、2026年3月期に過去最高益を更新しているにもかかわらず株価がそれに追いついておらず、割安に放置されている面がある。PBRは1倍台前半、PERとPBRを掛け合わせたMIX係数も割安の目安22.5を下回り、長期のバリュー投資では買いやすい水準といえる。

【配当・株主還元】
配当利回り(予)は過去10年で高い水準にある。分割調整後で直近10年は増配基調にあり、2026年3月期は大幅増配、2027年3月期も会社予想で増配を計画している。配当性向は30〜40%台で、増配余地を残す。なお、かつて実施していた株主優待は2023年に廃止され、現在は配当による還元に一本化されている。2026年5月には中期経営計画を公表し、株主還元の継続的な強化方針を示している。

【注意点・リスク】
最大の注意点は、配当の景気感応度である。リーマンショック後の2009年・2010年に2期連続無配を経験しており、景気後退局面での配当維持力には注意がいる(ディフェンシブ銘柄とは言えない)。また、SIer業界はIT人材の確保・人件費上昇が構造的な逆風で、単価アップが追いつかなければ利益率の重しになる。東証プライム上場ながら時価総額が小さく、流動性が限られる小型株である点も値動きの大きさにつながりやすい。割安さは魅力だが、業績の勢いと配当方針の持続性をあわせて見極めたい。

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💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

私はフォーカスシステムズを保有しています。

公共・金融・通信という社会インフラを支えるシステム開発で着実に業績を伸ばし、2026年3月期は過去最高益を更新、それでいてPERは過去10年でいちばん低い水準にある——この「業績の伸びに株価が追いついていない」ギャップに面白さを感じている1社です。

高めのROEと厚い自己資本も安心材料だと考えています。

一方で、手放しで強気というわけではありません。

リーマンショック時に2期連続で無配となった過去があり、不況の時は注意が必要です。

小型で値動きが大きい点や、IT人材の人件費上昇という逆風も気になっています。

1銘柄に偏りすぎないようポートフォリオ全体のバランスを見ながら、業績の進捗とあわせて付き合っていくつもりです。

これはあくまで私の一つの見方ですので、最後はあなた自身でよく考えて判断してくださいね。

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