小田急電鉄(9007)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート
⚠️ 免責事項
この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年10月15日時点。
今回は、小田急電鉄(9007)を紹介するよ!
2026年3月期の本決算では「累進配当を目指す」と有価証券報告書に明記し、株主優待制度も拡充。コロナ後は連続増配を続けている大手私鉄なんだ!
どんな業績なのか、リスクも一緒にみんなで学んでいこうよ!
東証プライム | コード 9007 | 陸運業 | 決算月:3月
小田急電鉄
高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)
現在株価(2026/10/15)
1,735.5円前日比+9.5 (↑0.55%)
時価総額 約6,395億円
(当ブログ算出)
※データ取得日:2026/10/15
🎁 小田急電鉄の株主優待制度
小田急線の優待乗車証と各種割引券を贈呈。現行は500株以上が対象(基準日は3月末・9月末の年2回)。2026年5月発表の拡充で、2026年9月末基準日から長期保有優待の対象が1,500株以上から500株以上に広がり、2027年3月末基準日からは100株以上も新たに対象になる。
| 保有株数 | 優待内容(乗車証+割引券) |
|---|---|
| 100株以上 年1回・27年3月末基準日 |
きっぷ式4枚+割引券1冊 |
| 500株以上 現行・年2回 |
きっぷ式4枚+割引券1冊 |
| 1,500株以上 現行・年2回 |
きっぷ式10枚+割引券 |
| 2,500株以上 現行・年2回 |
きっぷ式20枚+割引券 |
乗車証+割引券
100株は2027年3月末基準日〜
※基準日は3月末・9月末。500株以上は半期に1回(年2回)、100株以上500株未満は年1回(2027年3月末基準日〜)。2026年9月末基準日より、長期保有(直近7回のすべての基準日で継続保有)を対象とする優待の最低保有株式数が1,500株以上から500株以上に引き下げられる。追加の特典は株数ごとに異なる。出典:小田急電鉄 株主優待制度のご案内。拡充後の内容は2026年5月13日発表「株主優待制度変更(拡充)に関するお知らせ」による。
小田急電鉄(9007)はどんな会社?【事業内容】
新宿と箱根・江ノ島・多摩センター方面を結ぶ大手私鉄です。事業セグメントは交通業・不動産業・生活サービス業。新宿西口エリアでは「新宿駅西口地区開発プロジェクト」を進すすめており、地上48階建ての新たな超高層ビルが誕生(竣工は2029年予定)します。セクターは陸運業。決算月は3月。
📈 株価・PER・配当10年チャート
数値データを見る(表)
※株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。表の最終行(2026/10)は当月時点の値で、株価は2026年10月15日時点、1株配当とPERは今期の会社予想に基づく値です。出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
| 年度 | 株価 (円) | 1株配当 (円) | PER (倍) |
|---|---|---|---|
| 2017/03 | 2166 | 19 | 29.95 |
| 2018/03 | 2153 | 20 | 26.46 |
| 2019/03 | 2683 | 21 | 29.78 |
| 2020/03 | 2372 | 21 | 43.06 |
| 2021/03 | 3030 | 10 | — |
| 2022/03 | 2037 | 10 | 61.06 |
| 2023/03 | 1720 | 21 | 15.34 |
| 2024/03 | 2077 | 30 | 9.22 |
| 2025/03 | 1478 | 40 | 10.02 |
| 2026/03 | 1645 | 55 | 15.20 |
| 2026/10 | 1735.5 | 60(予) | 15.63(予) |

小田急の配当(青い棒グラフ)、2021年と2022年にいったん下がって、そこからグッと増えているね?

よく見ているね。2021〜2022年はコロナ禍で鉄道の利用が大きく減り、業績が落ち込んだ時期なんだ(特殊要因)。
その後は業績が回復し、コロナ後は連続増配が続いているよ。
鉄道に加えて沿線の不動産も持つ大手私鉄として、回復後の増配が進んでいるのが今の小田急なんだ。
📊 配当性向・配当利回り 10年推移
数値データを見る(表)
※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料
| 年度 | 配当利回り (%) | 配当性向 (%) |
|---|---|---|
| 2017/03 | 0.88 | 26.3 |
| 2018/03 | 0.93 | 24.6 |
| 2019/03 | 0.78 | 23.3 |
| 2020/03 | 0.89 | 38.1 |
| 2021/03 | 0.33 | — |
| 2022/03 | 0.49 | 30.0 |
| 2023/03 | 1.22 | 18.7 |
| 2024/03 | 1.45 | 13.2 |
| 2025/03 | 2.71 | 26.8 |
| 2026/03 | 3.34 | 50.8 |
📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移
数値データを見る(表)
※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料
| 年度 | EPS (円) | 営業利益率 (%) | ROE (%) |
|---|---|---|---|
| 2017/03 | 72.31 | 9.55 | 7.80 |
| 2018/03 | 81.36 | 9.81 | 8.14 |
| 2019/03 | 90.10 | 9.89 | 8.49 |
| 2020/03 | 55.08 | 7.70 | 5.15 |
| 2021/03 | -109.60 | -6.27 | — |
| 2022/03 | 33.36 | 1.71 | 3.49 |
| 2023/03 | 112.10 | 6.73 | 10.52 |
| 2024/03 | 225.27 | 12.39 | 17.75 |
| 2025/03 | 147.51 | 12.17 | 10.86 |
| 2026/03 | 108.24 | 12.58 | 7.36 |
📊 BPS・自己資本比率 10年推移
数値データを見る(表)
※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料
| 年度 | BPS (円) | 自己資本比率 (%) |
|---|---|---|
| 2017/03 | 927.28 | 26.3 |
| 2018/03 | 998.96 | 27.8 |
| 2019/03 | 1061.17 | 29.1 |
| 2020/03 | 1070.26 | 29.1 |
| 2021/03 | 963.41 | 26.4 |
| 2022/03 | 954.99 | 27.0 |
| 2023/03 | 1066.08 | 30.3 |
| 2024/03 | 1269.22 | 35.3 |
| 2025/03 | 1357.84 | 36.8 |
| 2026/03 | 1470.36 | 36.4 |

BPS・自己資本比率のグラフを見ると、自己資本比率が37%くらいだね。他の業種の会社と比べると低めに見えるけど、財務は大丈夫なのかな?

いい質問だね。小田急のような鉄道会社は、線路・車両・駅ビルなど巨額の設備を借入も使って保有するビジネスなんだ。
だから自己資本比率は製造業などより低めに出るのが一般的で、鉄道業としては珍しい数字ではないよ。自己資本比率の「適正水準」は業種ごとに違うから、同じ業種の会社と比べるクセをつけようね。

なるほど、業種によって「普通」が違うんだね。グラフを見ると自己資本比率は10年で26%くらいから37%まで上がってきているけど、これはいい方向の変化なのかな?

そのとおり、財務は少しずつ厚くなってきているよ。低めの自己資本比率でも、毎年しっかり利益とキャッシュを稼げているかが大切なんだ。比率の数字だけでなく、本業の稼ぐ力もあわせて確認しようね。
📋 財務指標 分析一覧
▼ くわしくデータを見る
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス・株探・有価証券報告書

コロナからの回復と増配が印象的だね。

そこなんだ。コロナ禍の落ち込みから業績が戻り、配当も大きく増えてきたんだ。
ただし、回復局面の数字は勢いよく見えがちだから、回復後にどのくらいの利益で安定するのか、これからの決算を落ち着いて見ていこうね。

有利子負債が大きいよね。景気や観光の動向にも左右されるんじゃない?

大事な指摘だね。鉄道会社は設備投資の負担が重く、景気やインバウンドの波も受けやすい。金利が上がれば借入コストも増えるね。
こうした特性のある会社は、配当が利益とキャッシュで無理なく払えているかを、毎年の決算でチェックし続けることが大切だよ。
🏆 小田急電鉄(9007)総合評価
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💬 【TJの視点】
私は、小田急電鉄を保有しています。
購入記録はコチラの記事で紹介しています。
魅力に感じているのは、景気の波はあっても無くならない鉄道インフラを軸に、沿線の不動産や生活サービスまで含めた「街ごと」のビジネスを持っている点です。
コロナ後は連続増配を続け、総還元性向40%以上という株主還元方針も明文化しました。
ただし、鉄道は設備投資と有利子負債の負担が重く、コロナのような外的ショックで一気に赤字・減配へ振れる業種です。実際に2021年には大幅赤字と減配を経験しました。
だからこそ、回復局面の勢いある数字をそのまま将来に引き伸ばさず、回復後にどの利益水準で落ち着くのかを決算ごとに確認しています。
生活に身近で応援したくなる会社ですが、1銘柄をポートフォリオの5%以内に抑える自分ルールの範囲で、配当を受け取りながらじっくり保有するスタンスです。
これはあくまで私の一見解であり、投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。
以前、Xにも小田急電鉄について投稿しています。よければ参考にしてください。



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