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あいホールディングス(3076)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート

TJ
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⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月14日時点。

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今回は、あいホールディングス(3076)を紹介するよ!この会社をひと言でいうと、防犯カメラ屋さんなんだ。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

わ!主要取引先が三菱HCキャピタルだ!三菱HCキャピタルって、20年以上連続増配してて、高配当株投資家にも人気の会社さんだよね。

TJ
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そうなんだ!あいHDにとって、三菱HCキャピタルは重要な取引先。

2026/5/15の3Q決算では、配当金を110→125円(+15円)に増配したばかりの高配当株なんだ。

あいHDを知っている人も知らないアナタも、最新データから各財務指標とリスクを一緒に学んでいこうよ!

東証プライム | コード 3076 | 卸売業 | 決算月:6月

あいホールディングス

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年6月期(2026年5月15日発表分)

現在株価(2026/07/14)

2,675前日比+23 (↑0.87%)

時価総額 約1,501億円

配当利回り(予)
4.67%
125円(2026/6期予想・5/15上方修正)
PER(予)
13.84倍
過去レンジ 5.76〜23.90倍
PBR(実)
1.25倍
過去レンジ 0.65〜4.74倍
MIX係数(PER×PBR)
17.30
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
24.6%
2025年6月期
ROE(予)
9.03%
ROA(予)7.15%
営業利益率(前期)
13.43%
2025年6月期
自己資本比率
77.7%
卸売業として極めて高水準な無借金経営の企業集団

※データ取得日:2026/07/14

📈 株価・PER・配当10年チャート

3076 あいHD|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2016/0623873019.62
2017/0630253623.90
2018/0624023818.57
2019/0617404015.30
2020/0615544515.93
2021/0621904517.69
2022/061550609.49
2023/0623108013.27
2024/062377907.18
2025/0623451005.76
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

株価とPERの線が2022年あたりでガクッと下がっているけど、これは業績が悪くなったサインなのかな?

TJ
TJ

いい着眼点だね!実はEPS(1株当たり利益)はこの10年で約3.3倍に伸びていて、業績はむしろ拡大しているんだ。

そして、2024〜2025年6月期はEPSが会社の買収にともなう一時的な会計上の利益などで大きく膨らんだ反動で、PERの数字が低く見えているだけなんだよ。

こういう特殊要因は、正常化したあとの数字とセットで見るのがコツなんだ。(26年7月12日更新)

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

3076 あいHD|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2016/061.2624.7
2017/061.1928.4
2018/061.5829.4
2019/062.3035.2
2020/062.9046.1
2021/062.0536.3
2022/063.8736.7
2023/063.4646.0
2024/063.7927.2
2025/064.2624.6

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

3076 あいHD|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2016/06121.6816.6916.89
2017/06126.5816.9615.30
2018/06129.3316.4714.02
2019/06113.7316.4811.48
2020/0697.5517.599.34
2021/06123.8020.4410.92
2022/06163.3920.9312.63
2023/06174.0520.3312.30
2024/06331.1019.7819.59
2025/06407.1213.4319.43

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

3076 あいHD|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2016/06720.2469.4
2017/06827.3771.2
2018/06922.1773.2
2019/06990.6078.4
2020/061044.6581.1
2021/061133.8480.6
2022/061293.3981.2
2023/061415.0583.2
2024/061689.8585.2
2025/062095.7377.7
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

ROEと営業利益率から見ても、商売上手な会社さんだね!それに借金ゼロで配当利回りも高い!

TJ
TJ

そうなんだ!高い収益力で財務も健全。それで配当利回り4%付近は高配当株投資家にとって魅力ある存在なんだ!

しばっち
しばっち

でもさ、全部が全部いい材料ばかりじゃないでしょ?

TJ
TJ

さすがじゃん!あとから紹介するあいHDならではのリスクも一緒に見てみようか!

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 過去10年は430億〜660億円台の範囲で推移。2026年6月期の会社予想は900億円(前期比+36%)で、買収した岩崎通信機・ナカヨが通年で連結される初年度の予想となる。
経常利益 過去10年はおおむね80億〜110億円台で安定(M&Aに伴う一時利益を含む2024年6月期の199億円は例外)。2026年6月期の会社予想は114億円。
EPS 2026年6月期の会社予想は193.34円。2024・2025年6月期の実績(331円・407円)は買収に伴う一時利益(負ののれん発生益など)を含むため、実力の比較には会社予想ベースが適する。
ROE 過去10年はおおむね9〜20%の高い水準で推移。2026年6月期の会社予想9.03%は一時利益をならした後の水準。
ROA 過去10年はおおむね7.5〜17%。2026年6月期の会社予想は7.15%で、卸売業に分類される企業としては高い資産効率。
営業利益率 過去10年は13〜21%で推移。2026年6月期の会社予想11.89%はそこから一段低下するが、なお2桁の利益率を見込む。
売上原価率 直近2期は50%台前半→半ばへ上昇(有価証券報告書ベース)。メーカー2社の連結開始と時期が重なる。売上総利益率はなお約46%を確保。
自己資本比率 過去10年は69〜85%の範囲で推移し、直近本決算時点も70%台後半。一貫して高水準の財務健全性を維持。
利益剰余金 直近本決算時点で約830億円と、10年間で約3.2倍に積み上がっている。
有利子負債比率 直近10年、貸借対照表上の有利子負債は計上なし(実質無借金経営)。金利上昇局面でも調達コストの影響を受けにくい。
BPS 1株純資産(BPS)は10年で約720円→約2,100円へと約2.9倍に積み上がった。
営業CF 直近9年はおおむね45億〜94億円の黒字で安定。本業で現金を稼ぐ力は堅実に維持されている。
投資CF 多くの年は設備投資・M&Aでマイナス圏。大型M&Aが集中した2025年6月期は約71億円の例外的なプラスとなった。
財務CF 配当支払いを主体に毎年マイナス圏で推移。無借金経営のため借入返済の負担はない。
現金等 直近本決算時点で約450億円。直近9年で約2.5倍に増加しており、増配・自社株買い・M&Aの原資となる厚い手元流動性。
配当推移(10年) 2016年6月期30円→2025年6月期100円(うち特別配当10円)へ約3.3倍。2026年6月期は会社予想125円(2026/5/15に110円から上方修正)。この10年間で減配はなし(2021年6月期に据え置き1回)。
配当性向 2025年6月期は20%台半ば(決算短信ベース)。ただし同期の利益は買収に伴う一時利益を含んでおり、会社は配当性向の算出にあたり一時的な利益を控除する旨を短信で注記している。
自社株買い 還元方針の中心は配当。厚い手元現金を背景に、機動的な自社株買いの余力も残る。
PER推移(10年) 過去10年レンジは5.76〜23.90倍。2024・2025年6月期は一時利益でEPSが膨らみ、実績ベースのPERが実力より低く見えやすい点に注意(会社予想ベースでの確認が実態に近い)。
PBR推移(10年) 過去10年レンジは0.65〜4.74倍。1株純資産(BPS)の積み上がり(10年で約2.9倍)が続いている。
配当利回り推移 配当額の増加が続いてきた一方、配当利回りは株価との兼ね合いで変動する。最新の予想配当利回りは上部スコアシートで確認できる。
リーマンショック後
の配当推移
2008年6月期20円→2009年6月期20円→2010年6月期16円→2011年6月期16円→2012年6月期16円。リーマンショック後の2010年6月期に1度減配した(配当実績は有価証券報告書で確認済み)。
株主還元方針 「DOE(株主資本配当率)6%と配当性向50%のいずれか大きい金額を基準」(2026年2月改定・2026年6月期の期末配当から適用)。株主資本を物差しにするDOE基準が下限として働くため、利益が一時的に振れても配当が下がりにくい方針となった。
セグメント セキュリティ機器・カード機器及びその他事務用機器・情報機器・計測機器・情報通信・設計事業の6報告セグメント+その他(岩崎通信機の子会社化に伴い2025年6月期から変更)。営業利益の主柱はセキュリティ機器で、セグメント利益の6割超を占める。
海外売上比率 国内売上が9割超(有価証券報告書ベース)。ただし一部製品は海外メーカーからの輸入調達があり、為替変動の影響を受ける面もある(有報の事業等のリスクに記載)。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス有価証券報告書(第19期)

しばっち
しばっち

高ROEで無借金、配当利回りも4%台か。死角がないように見えるけど、本当に弱点はないの?

TJ
TJ

弱点も正直に挙げておくね。1つは、2025年6月期のEPS407円は会社の買収にともなう一時的な会計上の利益などを含んだ数字で、2026年6月期の予想は193円へと正常化する見込みということ。

利益の振れ幅は事業ポートフォリオ次第で大きくなりやすいんだ。

もう1つは、リーマンショック後に減配した実績があること。景気の影響をまったく受けない会社ではない、という前提で見ておきたいね。

🏆 あいホールディングス(3076)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
あいホールディングスは、セキュリティ機器・カード機器・情報機器・計測機器・情報通信・設計事業の6セグメントとその他事業を束ねる持株会社です。利益の主柱はセキュリティ機器で、セグメント営業利益の6割超を占めます。

2025年6月期は売上高662億円・営業利益約89億円でした。当期純利益は213億円と大きく膨らみましたが、これは岩崎通信機・ナカヨの子会社化に伴う一時的な会計上の利益(負ののれん発生益など)を含んだ数字です。

買収した2社が通年で連結に加わる2026年6月期の会社予想は、売上高900億円(前期比+36%)・営業利益107億円と本業は増益、当期純利益は一時要因の反動で103億円へ半減する見通しです。

財務面では、自己資本比率が70%台後半(2025年6月期末)と極めて高く、有利子負債は実質ゼロです。手元の現金等も約450億円と厚く、営業キャッシュフローは直近9年おおむね45億〜94億円の黒字で安定しています。

【割安性・投資タイミング】
この銘柄の株価指標を見るときは、1つだけ注意が必要です。2024・2025年6月期のEPS(1株当たり利益)は買収に伴う一時利益で大きく膨らんでいるため、実績ベースのPERは実力より低く(割安に)見えやすいのです。割安かどうかは、一時要因をならした会社予想ベースのPERで確認すると、実態を見誤りにくくなります。

過去10年のPERレンジは5.76〜23.90倍と幅広く推移してきました。最新のPER・PBR・MIX係数は上部のスコアシートで確認できます。1株純資産(BPS)は10年で約2.9倍に積み上がってきました。

【配当・株主還元】
配当は2016年6月期の30円から2025年6月期の100円(うち特別配当10円)へと約3.3倍に増え、この10年間、減配はありません(2021年6月期に据え置きが1回)。2026年6月期は会社予想125円へ、2026年5月15日に15円の上方修正が行われました。

還元方針も変わってきています。2026年2月に「DOE(株主資本配当率)6%と配当性向50%のいずれか大きい金額を基準」へ改定されました。DOEは、会社に積み上がった株主の持ち分(株主資本)を物差しに配当を決める指標です。この基準が下限として働くため、利益が一時的に振れても配当は下がりにくくなります(会社が定めた方針であり、将来変更される可能性はあります)。新方針は2026年6月期の期末配当から適用が始まります。

【注意点・リスク】
最大の注意点は、有価証券報告書「事業等のリスク」の筆頭にも挙げられているM&Aのリスクです。あいホールディングスは買収で成長してきた会社ですが、買収した会社が期待した利益を出せなかったり、買収時に見えなかった問題が後から出てきたりした場合には、減損(買収に投じたお金の目減りを損失として計上すること)で業績が悪化するおそれがあります。

実際、2026年6月期は買収した2社が通年で連結に加わる最初の年であり、統合の成否が今後の利益を左右します。

また、利益の主柱であるセキュリティ機器を含む同社製品の全般について、需要の変動や競合他社・新技術の動向によるリスクも同じ「事業等のリスク」に挙げられています。決算では、一時要因を除いた本業の利益と、買収した2社の統合の進み具合をあわせて確認しながら判断したいところです(出典:有価証券報告書 第19期「事業等のリスク」)。

▼ つづきを読む

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

私はあいホールディングスを保有しています。

防犯カメラや電子部品といった一見地味な事業を、卸売業とは思えない高い利益率と無借金経営で回しているところに、この会社らしい堅実さを感じています。

配当も2016年の30円から2026年予想125円まで大きく増え、配当利回りも約4.6%(2026年6月時点)と高水準で、私の好きなタイプの銘柄です。

ただ正直に言うと、直近の2025年6月期は買収にともなう一時的な会計上の利益(負ののれん発生益)などで利益が大きく膨らんだ「特益の年」でした。(26年7月12日更新)

2026年6月期の予想EPSは193円へと正常化する見込みなので、来期以降にどれだけ安定して稼げるかが本当の実力の見どころだと思っています。

配当も2021年6月期に一度据え置きがあり、さらに昔のリーマンショック後には減配した実績もあります。

景気の影響をまったく受けない会社ではない、という前提で、私は財務の強さと地道な増配姿勢を信じて長い目で持つようにしています。

あくまで私の一つの見方なので、最後はご自身でよく考えて判断してくださいね。

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