株主優待

リオン(6823)銘柄分析|バリュー株スコアシート

リオン(6823)銘柄分析スコアシートのアイキャッチ画像。青いマークのロゴと「音のテクノロジーで世界を変える」を掲げ、青空と草原を背に大きな地球儀を抱える2人の少女を背景に、東証プライム、20年以上非減配でリーマンショック後の減配なし、高収益ビジネスのバリュー株、液中微粒子計測器で世界2強、補聴器で国内首位、自己資本比率80%超の無借金経営という特徴が並んでいる。
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⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年10月15日時点。

TJ
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今回は、リオン(6823)を紹介するよ!補聴器で国内首位、半導体向けの液中微粒子計測器で世界2強とされる精密機器メーカーなんだ!

20年以上減配なしの好財務銘柄、みんなで一緒に学んでいこうよ!

東証プライム | コード 6823 | 精密機器 | 決算月:3月

リオン

バリュー株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年4月公表)

現在株価(2026/10/15)

3,335円前日比-215 (↓6.06%)

時価総額 約412億円

配当利回り(予)
2.70%
90円(2027年3月期予想)
PER(予)
11.92倍
過去レンジ 7.2〜27.7倍
PBR(実)
1.17倍
過去レンジ 0.74〜2.13倍
MIX係数(PER×PBR)
13.95
22.5以下が割安の目安 MIX係数とは?
配当性向(予)
32.2%
2027年3月期 会社予想
(当ブログ算出)
ROE(予)
9.91%
ROA(予)8.26%
営業利益率(前期)
15.3%
2026年3月期
自己資本比率
83.3%
2026年3月期(実質無借金経営)

※データ取得日:2026/10/15

🎁 リオンの株主優待制度

100株以上の保有で、全国約35,000店で使えるジェフグルメカード(食事券)を年1回(3月末)贈呈。3年以上の継続保有で増額され、リオネット補聴器の購入割引券も受けられる。

保有株数 ジェフグルメカード(年1回・3月末)
100株以上 500円分(3年以上は1,500円分)
500株以上 1,500円分
1,000株以上 3,000円分
5,000株以上 5,000円分
10,000株以上 10,000円分
株主優待配当利回り(予)

2.87%

100株(1年)
配当2.70%+優待0.17pt
3年以上は3.15%

※基準日は3月末(年1回)、100株以上が対象。株主優待配当利回りは現在株価3,330円・年間配当90円(2027年3月期予想)で算出し、優待は100株のジェフグルメカード500円分(3年以上継続は1,500円分)を加算。リオネット補聴器の購入割引券(メーカー希望小売価格の10%割引)は現物的で金銭価値が一意に定まらないため、株主優待配当利回りには含めていない。出典:リオン 公式IR。株主優待配当利回りは 2026/10/15現在。

リオン(6823)はどんな会社?【事業内容】

リオンは、補聴器と計測器が主力。事業は「医療機器」「微粒子計測器」「環境機器」の3セグメントで、2026年3月期の売上高285億円のうち医療機器が4割強、微粒子計測器が3割強、環境機器が2割ほどを占めます。東証プライム上場の小型株。決算月は3月です。

📈 株価・PER・配当10年チャート

6823 リオン|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。表の最終行(2026/10)は当月時点の値で、株価は2026年10月15日時点、1株配当とPERは今期の会社予想に基づく値です。出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス

年度株価
(円)
1株配当
(円)
PER
(倍)
2017/0315393013.41
2018/0327343517.78
2019/0320414012.51
2020/0322634315.61
2021/0330074322.56
2022/0323324512.85
2023/0319314513.20
2024/0330055513.94
2025/0324567010.58
2026/0327168510.01
2026/10333590(予)11.92(予)
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

リオンって補聴器屋さんなんだね!配当はずっと右肩上がりって魅力的だなぁ。

TJ
TJ

そうなんだ。リオンは補聴器で国内首位、液中微粒子計測器で世界2強のメーカー。特にTJが評価するのは、リーマンショック後も配当維持を守った20年以上非減配なんだ!

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

6823 リオン|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り
(%)
配当性向
(%)
2017/031.9526.2
2018/031.2822.8
2019/031.9624.5
2020/031.929.7
2021/031.4332.3
2022/031.9324.8
2023/032.3330.8
2024/031.8325.5
2025/032.8530.1
2026/033.1331.3

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

6823 リオン|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS
(円)
営業利益率
(%)
ROE
(%)
2017/03114.729.737.84
2018/03153.7612.649.65
2019/03163.1412.79.52
2020/03144.9611.588
2021/03133.2710.856.9
2022/03181.4113.728.82
2023/03146.3311.926.76
2024/03215.5113.519.08
2025/03232.1914.479.1
2026/03271.4115.39.61

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

6823 リオン|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS
(円)
自己資本比率
(%)
2017/031463.0469.3
2018/031594.1970.4
2019/031713.9973.9
2020/031810.8774.5
2021/031931.1577.3
2022/032057.3976.3
2023/032163.3077
2024/032372.8878.7
2025/032551.7580.3
2026/032822.5783.3
しばっち
しばっち

自己資本比率80%以上で無借金ってすごいけど、ROEは思った以上に高くないよね。これはどう見ればいいの?

TJ
TJ

無借金経営は借金でレバレッジをかけない分、ROEは高く出にくいんだ。でも財務リスクが小さくて不況耐性が高い。リオンはまさにそのタイプ!

ROEの高さだけでなく「どうやって稼いでいるか」も合わせて見るのが大事だよ!

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

なるほど!BPSの青い棒がずっと増えてるのも長期保有の銘柄では加点だね!

TJ
TJ

間違いないね。BPSは年々増えていて、利益をしっかりためながら配当金の増配も続けている。財務の土台が毎年厚くなっているのが読み取れるね!

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 2017年3月期192億円→2026年3月期285億円と約1.5倍。補聴器と計測器の両輪で増収基調が続く。
経常利益 19.6億円→44.4億円と約2.3倍。高付加価値の製品構成で、利益の伸びが売上を上回る。
EPS 114.72円→271.41円と約2.4倍。増益と安定した株数で1株利益が着実に拡大している。
ROE 6〜10%台で推移し2026年3月期は9.61%。無借金ゆえ高くはないが安定している。
ROA 5〜8%台。2026年3月期は8.01%と、借入に頼らず総資産効率は良好。
営業利益率 9.73%→15.3%へ改善。高付加価値の計測器・補聴器で採算が向上している。
売上原価率 約46〜51%と低め。原価率の低さが、付加価値の高い事業構造を物語る。
自己資本比率 69%→83.3%へ上昇。実質無借金で財務の健全性は極めて高い。
利益剰余金 143億円→249億円と着実に積み上がり、内部留保は潤沢で還元・投資余力が大きい。
有利子負債比率 実質無借金経営(有利子負債はBSにほぼ計上なし)。財務リスクは極小。
BPS 1,463円→2,822円と純資産が着実に増加。1株純資産は右肩上がりが続く。
営業CF 16〜42億円で安定的にプラス。2026年3月期は41.7億円と高水準。
投資CF 設備・開発投資中心の小規模なマイナス。財務基盤を崩さない範囲で推移。
財務CF 配当中心の小幅マイナス。無借金のため借入返済の流出がない。
現金等 28億円→84億円と潤沢。無借金と合わせ手元流動性は厚い。
配当推移(10年) 2026年6月現在においても20年以上非減配で、毎年維持または増配を継続。
配当性向 23〜32%で推移し2026年3月期は31.3%。無理のない水準で増配余力は十分。
自社株買い 過去に小規模な取得実績はあるが、株主還元の主軸は配当。
PER推移(10年) 過去レンジは約7.2〜27.7倍。現在12.19倍はレンジ中位で、割高感は乏しい。
PBR推移(10年) 過去レンジは約0.74〜2.13倍。現在1.19倍は中位やや下に位置する。
配当利回り推移 1.3〜3.1%で推移。低位ながら増配で水準は緩やかに切り上がっている。
リーマンショック後
の配当推移
2008→2012年は15円→20円と増配を継続し、不況下でも減配しなかった(ディフェンシブ性が高い)。
株主還元方針 配当を維持・増配する安定方針。20年以上非減配で、減配しない姿勢が明確。
セグメント 補聴器など医療・健康機器と、騒音計・液中微粒子計測器などが2本柱。会社四季報では補聴器で国内首位、液中微粒子計測器で世界2強とされる。
海外売上比率 計測器を中心に海外売上もあり、内需(補聴器)と輸出(計測器)の両面を持つ事業構成。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス・株探・会社四季報・有価証券報告書

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

配当利回りが2.5%前後って、高配当株と比べると低めだね。これでも買いなの?

TJ
TJ

そこなんだよ!普段の株価水準だと配当利回りは物足りない。だから僕も普段は積極的には買わないんだ。

でも業績・財務・配当の実績は一級品。だから株価が下がりすぎた暴落の時こそ、買い増しの優先度が上がると考えているよ。

「いい会社」と「いま買う価格か」は別問題さ!

しばっち
しばっち

でも小型株だし、株価の値動きも意外と大きいよね?

TJ
TJ

その通り。株価は過去10年で約1,500〜3,800円とよく動くし、流動性も大型株ほど高くない。半導体関連(計測器)の設備投資の波で業績が振れることもある。

値動きの大きい銘柄は、一度に買わず時間と資金を分けて、無理のない範囲で向き合うのが大事なんだ。

🏆 リオン(6823)総合評価

業績・財務・キャッシュフロー

売上高は2017年3月期の192億円から2026年3月期の285億円へ、10年で約1.5倍になりました。目を引くのは利益推移。EPSは10年で約2.4倍増と、売上の伸びを大きく上回っています。営業利益率も9.73%から15.3%へ改善しました。

財務は自己資本比率80%台で、有利子負債もほぼなく実質無借金。極めて財務健全な企業です。

営業キャッシュフローは10年を通して黒字、投資キャッシュフローは設備・開発投資中心の小幅なマイナスにとどまります。ROEが6〜10%台と控えめなのは、借金を使わず自己資本を厚く積んできた裏返しです。

割安性・PER・PBR

過去10年で、リオンの期末PERは約10〜23倍、期末PBRは約0.9〜1.7倍で1倍前後を行き来してきました。若干割安な水準で概ね推移しているというのが私の見立てです。

■ 計測・医療機器を手がける3社との比較

銘柄 PER(予) PBR(実) 配当利回り(予) 営業利益率 基準日
リオン(6823) 11.92倍 1.17倍 2.70% 15.30% 2026/10/15
チノー(6850) 14.25倍 1.32倍 3.25% 10.19% 2026/10/15
松風(7979) 17.26倍 1.61倍 2.91% 13.07% 2026/10/15

※計測・医療機器を手がける会社の一部との比較です。数値は当ブログの各記事より、基準日は表の右端。営業利益率は3社とも2026年3月期の実績です。

配当・株主還元

毎年増配の銘柄ではありません。ただ、リオンはリーマンショック後も配当維持を守り抜いた20年以上非減配銘柄で、配当面におけるディフェンシブ性は非常に高いです。

配当性向はこの10年おおむね23〜32%で、増配余力は十分に残っています。

注意点・リスク

有価証券報告書「事業等のリスク」で掲げるうち、特に重いリスクは3つ。

1つ目は製品の品質で、自主回収を要する不具合が生じた場合の損害賠償などが挙げられています。補聴器は医療機器、微粒子計測器は製造ラインの清浄度を保証する装置で、影響が製品代金にとどまらない領域です。

2つ目は他社との競合で、価格が下がれば売上と利益率の低下につながります。

3つ目は海外展開で、為替変動や社会的混乱が挙げられています。

 

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リオン(6823)のよくある質問

Q. リオンはどんな事業をしている会社ですか?

A. 耳の聞こえを助ける機器と、ものを測る機器の両方をつくる精密機器メーカーです。医療機器・微粒子計測器・環境機器の3つの事業を持ち、開発から製造・販売まで自社で手がけています。決算期は3月です。

Q. リオンに株主優待はありますか?

A. あります。毎年3月末を基準日に、100株以上でジェフグルメカード500円分が贈られ、3年以上の継続保有ならさらに1,000円分が加わります。あわせてリオネット補聴器の購入割引券も受けられます。

Q. リオンの配当はどうなっていますか?

A. リーマンショック時期も含め20年以上非減配銘柄です。配当性向は約30%前後です。

Q. リオンの最大のリスクは何ですか?

A. リオンにとってのリスクは、製品不具合、他社との競合による価格下落、海外展開に伴う為替や社会情勢の変化の3つです。

 

▼ 質問と回答をすべて見る

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

私はリオンを保有しています。

普段の株価水準では配当利回りが低めで(2026年6月時点で2.5%前後)、高配当株としての妙味は薄いと感じています。

一方で、業績・財務・キャッシュフロー、そして20年以上にわたる非減配という実績は一級品だと見ています。

私の投資スタンスでは、リオンのような銘柄は「中身は優秀だけれど、普段は配当利回りが物足りない優良株」は平常時には積極的に買わず、暴落によって市場全体が不安材料で売られて、ミスプライスが発生した局面でこそ、買い増しの優先度が上がります。

実際、私は2025年4月のトランプ関税ショックで市場全体が急落した際、配当利回りが3.5%まで一気に上がったところで買い増ししました。

今は監視銘柄として、次の暴落局面での買い増し候補に位置づけています。

もっとも、これは断定的な推奨ではありませんので、投資の判断はご自身でお願いしますね。

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