松風(7979)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート
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この記事はTJ個人の見解や実体験、IR BANKや決算資料からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年5月29日時点。
今回は、松風(7979)を紹介するよ!本社は京都。歯医者さんで使う歯科材料を世界に供給&100年以上の歴史をもつメーカーさんなんだ!
連続増配を続けながら業績もしっかり伸ばしている会社で、なんと、ノルウェー政府が大株主!2026年3月期の本決算データも反映させたから、各財務指標をみんなで一緒に学んでいこうよ!
東証プライム | コード 7979 | 精密機器 | 決算月:3月
松風
高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)
現在株価(2026/05/29)
1802円
時価総額 約648億円
※データ取得日:2026/05/29
📈 株価・PER・配当10年チャート

松風の株価も1株配当もこの10年で大きく伸びているね。でも、直近の2026年3月期は、株価が前の年より下がっているみたい。ちょっと買い時かなぁ。。。

よく見ているね!EPS(1株当たり利益)はこの10年でおよそ5.2倍に伸びていて、2026年3月期の経常利益・純利益はどちらも過去最高なんだ。それでも株価は下がっていて、2026年5月の予想PERは13倍台と、やや低い水準だよ。
業績が伸びているのに株価の評価が控えめな局面は、長期投資家のチェックしどころ。株価の上下だけでなく、利益や配当が伸びているかをセットで見ようね!
📊 配当性向・配当利回り 10年推移
📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移
📊 BPS・自己資本比率 10年推移

EPS・営業利益率・ROEのグラフを見ると、売上だけじゃなく営業利益率も6%台から13%台までしっかり上がっているね。この調子ってずっと続くものなのかな?

鋭いね。松風は売上を10年で約1.8倍に伸ばしながら、採算もしっかり改善してきたんだ。けれど、利益率は景気や為替、各国の歯科市場の動向で上下する。過去にも2013年3月期のように利益が落ち込んだ年はあったよ。
今の数字の良さだけでなく、過去にどれくらい変動したかの幅も見ておこうね!

EPSは連続して増加しているのに、配当利回りの推移を見ていると直近はちょっと追いついていないようでいい感じに高配当株化してきているね。

そのとおり!業績はいいけど配当利回りが高くなっている=株価下落傾向なら株価にミスプライスが起きている可能性あり。こういう時は買いやすい水準にきているサインだよ!
ちなみにTJも、松風は2026年2月頃から買い時を監視しているんだ!笑

📋 財務指標 分析一覧
| 指標 | 評価 |
|---|---|
| 売上高 | 2017年3月期223億円→2026年3月期400億円と10年で約1.8倍に拡大。歯科材料を軸に着実な増収が続く。2027年3月期は430億円を会社予想。 |
| 経常利益 | 2017年3月期11.4億円→2026年3月期58.6億円と10年で約5.1倍。増収と利益率改善が重なり大きく伸びた。 |
| EPS | 2017年3月期26.28円→2026年3月期137.36円と10年で約5.2倍に成長。2027年3月期の会社予想は133.64円。 |
| ROE | 2026年3月期10.07%。過去10年で2%台から10%前後へ上昇し、上場企業平均(8%)を上回る水準に定着した。 |
| ROA | 2026年3月期8.47%。総資産に対する効率は10年で大きく改善し、製造業として高めの水準にある。 |
| 営業利益率 | 2026年3月期13.07%。過去10年で6%台から13%前後へ改善し、近年は二桁の高い採算を維持している。 |
| 売上原価率 | 2026年3月期40.64%。過去10年は約41~45%で安定して推移し、原価管理は安定している。 |
| 自己資本比率 | 2026年3月期末84.1%。過去10年おおむね77~85%の高水準で、財務の健全性は非常に高い。 |
| 利益剰余金 | 2017年3月期末111.5億円→2026年3月期末269.4億円と10年で約2.4倍。内部留保を着実に積み増している。 |
| 有利子負債 | 2026年3月期末はゼロ。2025年3月期に続き実質無借金で、有利子負債への依存度は近年大きく低下した。 |
| BPS | 2026年3月期末1,363.92円。1株当たり純資産は10年で着実に拡大。始値ベースのPBRは1.33倍。 |
| 営業CF | 2026年3月期33.7億円。過去10年は約14~37億円のレンジで、本業で安定した黒字を確保している。 |
| 投資CF | 2026年3月期-20.7億円。生産設備や研究開発への投資が中心で、毎期マイナスとなっている。 |
| 財務CF | 2026年3月期-19.7億円。配当の支払いを中心に、近年はマイナスが続いている。 |
| 現金等 | 2026年3月期末97.7億円。安定した営業CFを背景に、手元資金は厚みを保っている。 |
| 配当推移(10年) | 2017年3月期10円→2026年3月期60円と分割調整後で6倍に増配。過去10年間で減配はなく連続増配が続く。 |
| 配当性向 | 2026年3月期43.7%。近年は30~44%で推移し、会社は連結配当性向40%以上を利益還元の目安としている。 |
| 自社株買い | 2023年3月期に約3.2億円を実施。近年は配当を主軸に、機動的な自社株買いも組み合わせている。 |
| PER推移(10年) | 期末ベースで約11~40倍のレンジで推移。始値ベースの予想PER13.55倍は過去10年の下位圏にある。 |
| PBR推移(10年) | 期末ベースで約0.8~1.8倍のレンジ。始値ベースのPBRは1.33倍で、レンジの中位にある。 |
| 配当利回り推移 | 期末ベースで2017年3月期1.5%→2026年3月期3.6%へ上昇。始値ベースの予想利回りは3.37%。 |
| リーマンショック後 の配当推移 |
2008年3月期10円・2009年3月期10円・2010年3月期9円・2011年3月期9円・2012年3月期10円(分割調整後)。2010年3月期に1円の減配があり、2008年・2012年3月期は記念配当を含む(第140期有価証券報告書)。 |
| 株主還元方針 | 有価証券報告書では安定配当の維持・継続を基本方針とし、連結配当性向40%以上・純資産配当率(DOE)3.0%以上を利益還元の目安としている。 |
| セグメント | 「デンタル関連事業」が売上の約94%を占める中核。ほかにネイル関連事業、工業用研磨材を扱うその他の事業を展開する。 |
| 海外売上比率 | 2025年3月期の海外売上比率は約59%。米国・ドイツ・中国を中心に世界へ歯科材料を供給する輸出型の企業である。 |
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス・有価証券報告書

良い会社っぽいね!配当利回りがちょっと低いけど長期保有の高配当株として今後保有したくなってきたなぁ!

松風は過去10年間で減配がなく、配当方針も連結配当性向40%以上・DOE3.0%以上と明確なんだ!
ただし「良い会社」と「良い投資先」は別物だよ。今の株価で買って報われるかは、割安性とこれからの業績しだい。会社の質と株価の両方を見ようね!

ボク、気になる点があるんだ。松風の予想配当利回りは3.4%くらいで、4~5%超の高配当株と比べると、利回り自体はそこまで高くないよね?

大事な視点だね。松風は高い配当利回りの銘柄というより、連続増配と高い財務健全性が魅力のタイプ。それに、海外売上比率が会社全体の半分以上を占めるから、為替や各国の歯科市場の動向にも影響を受けちゃうんだ。
配当利回りの高さだけでなく、増配を続ける力や事業の安定性まで含めて選ぶといいよ!
🏆 松風(7979)総合評価
【業績・財務・キャッシュフロー】
2026年3月期は売上高400億円(前期比+3.3%)・営業利益52.3億円(同-3.1%)と、増収ながら営業利益はわずかに減少したものの、経常利益58.6億円・純利益48.9億円はいずれも過去最高となった。1株当たり利益(EPS)は137.36円、営業利益率は13.07%である。過去10年、売上高は223億円から400億円へ着実に増加し、営業利益率も6%台から13%前後へ改善した。財務面では自己資本比率84.1%・利益剰余金269億円・現金など97.7億円と良好で、有利子負債は2025年3月期からゼロが続く。営業キャッシュフローは33.7億円と毎期安定した黒字を確保している。
【割安性・投資タイミング】
松風の予想PERは、本日2026年5月25日の始値1,811円ベースで13.55倍である。一般に適正とされる15倍前後をやや下回り、精密機器の業種平均PER35.4倍(株探・2026年5月25日時点)と比べても大きく低い。過去10年の期末PERは約11~40倍と振れ幅が大きいが、現在の13.55倍はそのレンジの下位圏にあり、過去10年でも低めの水準にある。
PBRは1.33倍、PERとPBRを掛け合わせたMIX係数は18.02で、割安の目安とされる22.5を下回る。売上高は10年で約1.8倍、EPSは約5.2倍に伸び、経常利益・純利益は過去最高を更新した一方で、株価の評価倍率は業種平均を大きく下回っている。連続増配を続けながら業績も拡大してきた実績とあわせて見れば、現在は割高で高値づかみしやすい局面ではなく、長期の高配当株投資としては比較的買いやすい水準にあるといえる。
【配当・株主還元】
配当は2017年3月期10円から2026年3月期60円へ、分割調整後で6倍に増配してきた(2024年10月に1株を2株とする株式分割を実施)。過去10年間で減配はなく、2027年3月期は61円を会社予想としている。有価証券報告書では安定配当の維持・継続を基本方針とし、連結配当性向40%以上・純資産配当率(DOE)3.0%以上を利益還元の目安に掲げる。2026年3月期の配当性向は43.7%、始値ベースの予想配当利回りは3.37%である。自社株買いは2023年3月期に約3.2億円を実施した。
【注意点・リスク】
注意点として、2026年3月期は経常利益・純利益が過去最高となった一方で、営業利益は53.9億円→52.3億円とわずかに減少した。売上の約94%をデンタル関連事業に依存しており、海外売上比率が約59%と高いため、為替変動や各国の歯科市場・規制動向の影響を受けやすい。ネイル関連事業は2025年3月期にセグメント損失となっている。また予想配当利回りは3%台で、4~5%超の高配当株と比べると水準は高くない点も、利回りを重視する投資家は確認しておきたい。
⚠️ 免責事項
この記事はTJ個人の見解や実体験、IR BANKや決算資料からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年5月29日時点。


