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日本信号(6741)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート

TJ
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この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月15日時点。

TJ
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今回は、日本信号(6741)を取り上げるよ!鉄道や道路の信号機など、私たちの毎日の安全を支えている、3大信号のトップ企業なんだ。

1928年創業の老舗で、業績は堅調なのに株価は割安に放置されている——そんな”隠れた優等生”の香りがする1社なんだ。どんな会社なのか、みんなで一緒に学んでいこうよ!

東証プライム | コード 6741 | 電気機器 | 決算月:3月

日本信号

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期 実績+2027年3月期 会社予想

現在株価(2026/07/15)

1,609前日比+9 (↑0.56%)

時価総額 約1,099億円

配当利回り(予)
3.48%
56円(2027年3月期予想)
PER(予)
10.04倍
過去レンジ 約6.6〜31.5倍
PBR(実)
0.87倍
過去レンジ 約0.5〜0.9倍(毎期1倍割れ)
MIX係数(PER×PBR)
8.73
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
30.1%
2026年3月期
ROE(予)
8.75%
ROA(予)5.81%
営業利益率(前期)
10.3%
2026年3月期
自己資本比率
66.4%
2026年3月期(実質無借金に近い)

※データ取得日:2026/07/15

📈 株価・PER・配当10年チャート

6741 日本信号|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2016/039312212.72
2017/0310012319.41
2018/039902431.52
2019/039912512.19
2020/0310552610.21
2021/039812712.45
2022/038822712.22
2023/0310622716.26
2024/0310383112.11
2025/03895436.56
2026/031600568.61
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

配当もジワジワ増えてるね!信号機の会社って意外な会社。

TJ
TJ

大事な仕事してるんだよ。日本信号は大きく2つの事業を持っていて、ひとつは鉄道や道路の「信号・保安システム」、もうひとつは自動改札機や駐車場機器などの「ICTソリューション」。

最近はホームドアの設置や無線式の列車制御システムが伸びていて、利益率の高いICT分野が会社全体の利益を押し上げている。

社会インフラに欠かせない安定感のあるビジネスだよ!

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

6741 日本信号|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2016/032.3630.0
2017/032.3044.6
2018/032.4276.4
2019/032.5230.8
2020/032.4625.2
2021/032.7534.3
2022/033.0637.4
2023/032.5441.3
2024/032.9936.2
2025/034.8031.5
2026/033.5030.1

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

6741 日本信号|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2016/0373.227.96.27
2017/0351.585.24.42
2018/0331.412.52.58
2019/0381.277.06.46
2020/03103.338.08.27
2021/0378.826.25.80
2022/0372.206.35.19
2023/0365.336.04.56
2024/0385.716.95.52
2025/03136.339.38.29
2026/03185.8910.310.14

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

6741 日本信号|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2016/031167.7265.6
2017/031195.1263.8
2018/031216.1462.4
2019/031258.0259.7
2020/031276.9757.7
2021/031357.8959.9
2022/031390.7064.7
2023/031432.5561.2
2024/031552.3358.6
2025/031645.3661.7
2026/031833.1566.4
しばっち
しばっち

でもさ、株価がずっと1倍割れって、PBR(株価純資産倍率)が低いままってことだよね?人気がないの?

TJ
TJ

ホントそこは不思議だよね。インフラで欠かせない信号なのに…

日本信号のPBRは長いあいだ1倍割れ。いわゆる資産バリュー株の状態なんだ。自己資本比率は6割を超えていて借金もとても少ない。財務はむしろ盤石な部類だよ。

1株あたりの純資産(BPS)も長期で着実に積み上がっている。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

いいところはROE!株主のお金を使って効率よく稼いでいるね!

TJ
TJ

そうなんだ!数年前は5%前後だったROEが、足元では10%前後の水準まで高まってきた。利益をしっかり伸ばしながら効率も改善している証拠だね。

営業利益率も10%前後まで上がってきていて、稼ぐ力が着実に強くなっているのは長期で見て心強い材料だよ!

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 鉄道・道路の信号やホームドアを担う交通運輸インフラと、自動改札・駐車場機器などのICTソリューションが2本柱。売上は直近で過去最高水準まで伸び、来期も会社予想で増収を見込む。
経常利益 増収にともない利益も拡大し、直近は過去最高水準。本業の信号・ホームドア事業と、利益率の高いICT分野の採算改善が利益を押し上げている。
EPS 1株利益は長期で大きく伸長。ただし直近の最高益には、保有する有価証券の売却益という一時的な特別利益も含まれる点は留意したい。
ROE ROEは数年前の5%前後から、足元では10%前後へ改善。来期は会社予想で9%弱を見込み、一時的な特益の剝落で前期実績からはやや低下する見通し。
ROA ROAも改善傾向。借入が少ない財務のもと、資産効率が着実に高まっている。
営業利益率 営業利益率はかつての数%台から、足元では10%前後へ改善。利益率の高いICT分野の伸びが全体の採算を押し上げている。
売上原価率 インフラ機器の製造・据付が主体で原価率は相応に高いが、付加価値の高い分野の伸びで採算は改善傾向にある。
自己資本比率 自己資本比率はおおむね6割前後で安定的に推移。借入が少なく、財務の安全度は高い。
利益剰余金 利益剰余金は一貫して増加し、長期で大きく積み上がった。配当や投資の余力を支えている。
有利子負債比率 有利子負債は自己資本に対して小さく、実質的に無借金に近い。財務面の不安は小さい。
BPS 1株あたり純資産(BPS)は毎期増加。純資産の積み上がりが、PBR1倍割れの割安感の裏付けになっている。
営業CF 営業キャッシュフローは受注産業ゆえ年ごとの振れが大きいが、長期では安定して黒字を確保している。
投資CF 投資キャッシュフローは継続的にマイナス。生産設備や成長分野への投資を続けている姿勢がうかがえる(宇都宮事業所の建て替えなど)。
財務CF 財務キャッシュフローは年により増減。借入の返済や配当の支払いに資金を充てている。
現金等 手元資金は安定して確保されており、事業を回すうえでの余裕がある。財務の安定を支えている。
配当推移(10年) 配当は長期で増配基調にあり、直近10年でおおむね倍以上に増えた。直近は3期連続増配だが、過去に数年の据置期もあり、長期連続増配株ではない。
配当性向 配当性向はおおむね3割前後で安定的に推移。増配余地と無理のなさを併せ持つ水準にある。
自社株買い 株主還元の中心は配当で、安定配当の維持と増配に重点を置いている。
PER推移(10年) 過去10年の期末PERはおおむね7〜30倍台で上下(利益が落ち込んだ年は一時的に高め)。近年は利益の伸びを背景に、レンジの中では低めの水準で推移している。
PBR推移(10年) PBRは長年にわたり1倍を割り込んで推移。純資産に対して株価が低く評価された、資産バリュー株の状態が続いている。
配当利回り推移 配当利回りはおおむね2〜5%前後で推移。増配と株価水準しだいで、相対的に高い配当利回りが狙える時期もある。
リーマンショック後
の配当推移
リーマンショックの時期(2008〜2012年)も無配にはならず、配当を続けてきた。2010年3月期以降をさかのぼっても減配は2012年3月期の一度(13円→10円)のみで、翌期にすぐ復配し、その後は減配のない年が長く続いている(有価証券報告書)。
株主還元方針 安定的・継続的な配当を基本方針とし、業績に応じた還元を掲げる。連結配当性向30%以上、下限指標DOE2.0%。
セグメント 交通運輸インフラ(信号・保安・ホームドア)と、ICTソリューション(自動改札・駐車場機器・センサー)の2区分。利益率の高いICT分野が利益を牽引している。
海外売上比率 海外売上比率は1割前後で、台湾を中心とした自動改札関連が中心。事業の柱は国内の鉄道・道路インフラ需要にある。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス・株探・有価証券報告書

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

業績も財務も良くて、配当利回りも高めなんて、けっこう魅力的じゃない?

TJ
TJ

うん、過去の実績はとても優秀だと思う。ただ、ひとつ正直に押さえておきたいことがあってね。直近の最高益には、保有していた有価証券を売った特別な利益が含まれているんだ。

会社の来期(次の3月期)の予想を見ると、本業のもうけ(営業利益)はわずかに増える見込みだけど、この売却益が縮むぶん、最終的な純利益はむしろ減る予想になっている。

しばっち
しばっち

なるほど…じゃあ"最高益"の数字をそのまま鵜呑みにすると、ちょっと注意がいるってことだね。

TJ
TJ

そういうこと。本業の実力と一時的なもうけは、分けて見るのが大事なんだ。

とはいえ、本業の信号・ホームドア事業そのものは堅調で、配当も長く守られてきた。

中身を正しく理解したうえでなら、割安に放置された高配当株として十分に魅力のある1社だと思うよ!

🏆 日本信号(6741)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
日本信号は、鉄道・道路の信号や保安システム、駅のホームドアを手がける交通運輸インフラと、自動改札機・駐車場機器・センサーなどのICTソリューションを2本柱とする、信号機の3大メーカーのトップ企業である。

売上はインフラ更新やバリアフリー対応のホームドア需要を追い風に直近で過去最高水準まで伸び、営業利益率もかつての数%台から10%前後へ改善、EPS(1株利益)は長期で大きく伸長して足元では過去最高水準の利益となっている。

借入金は自己資本に対して小さく実質無借金に近い財務で、自己資本比率は6割を超え、内部留保も着実に積み上がっている。一方で、受注産業ゆえ営業キャッシュフローは年ごとの振れが大きく、業績が下期に偏りやすい点は知っておきたい。

【割安性・投資タイミング】
日本信号の最大の特徴は、純資産に対して株価が低く評価されたままのPBR1倍割れが長年続く、いわゆる資産バリュー株です。これに財務の盤石さ(自己資本比率6割超・実質無借金に近い)と、3割前後の低めの配当性向が重なります。

上場企業の平均PERは15倍前後とされるなか、日本信号のPER(予)はそれを下回り、過去10年のレンジ(おおむね7〜30倍台、利益が落ち込んだ年は一時的に高め)の中でも低めの水準です。

電気機器業界の平均と比べても割安感があり、利益が伸びている一方で株価が出遅れている点は、こうした銘柄を好む投資家にとって妙味のある局面と捉えています。

株価は2026年7月時点で、過去最高益や増配が伝わっても、あまり過熱感のある水準ではない。好調な業績のわりに株価の評価が控えめな状況は、業績が良いのに割安に放置された高配当株を好むTJの目線では関心の高いタイプです。

【配当・株主還元】
配当利回り(予)は市場平均と比べても高めの水準で、過去15年ほどをふり返っても相対的に高い部類に入ります。配当は20年をさかのぼっても減配は1度だけ(2012年3月期)。それ以外の年は減配せず、増配と維持を重ねてきました。

配当性向はおおむね30%前後と低めで、利益の伸びに対して増配の余地を残しています。これは長期保有の高配当株投資家にとって魅力度アップと見えるのではないでしょうか。

【注意点・リスク】
最大の留意点は、直近の最高益(純利益)に、保有する有価証券の売却益という一時的な特別利益が含まれていることです。会社の来期(2027年3月期)の予想では、本業の営業利益はわずかに増える見込みですが、この売却益が縮むぶん、最終的な純利益はむしろ減る見通しです。

「過去最高益」の数字をそのまま将来に引き伸ばさず、本業の実力と切り分けて見る必要があります。さらに、受注産業ゆえ業績や営業キャッシュフローの年ごとの振れが大きいこと、業績が下期に偏りやすいこと、長期の連続増配株ではないことも、人によっては気になる点でしょう。

最後の注意点。日本信号のような受注業者は、営業活動によるキャッシュフローが赤字になる年もあるので、数字だけで判断せず、決算短信・決算プレゼン資料を読み込んで、営業活動によるキャッシュフローがマイナスの年は、なぜ赤字になったのか?を、しっかり見極める必要もあります。

▼ つづきを読む

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

私はこの日本信号を、業績は堅調なのに株価は割安に放置されている——という、自分がいちばん好きな形に近い高配当株として注目しています。

PBR(株価純資産倍率)は長いあいだ1倍を割り込んでいて、会社が持つ純資産より株価が安く評価された、いわゆる資産バリュー株です。

それでいて自己資本比率は6割を超え、借金もとても少なく、財務はむしろ盤石。

配当利回りは過去15年ほどをふり返っても高めの水準にあり、20年さかのぼっても減配はたった1度きり、配当性向にもまだ余裕があります。

良い条件がそろっているのに市場ではあまり人気が高くない——まさに私が探している「割安に放置された優等生」の雰囲気が漂っているんですよね。

もちろん、いい話ばかりではありません。

直近の最高益には有価証券の売却益という一時的なもうけが含まれていて、来期の純利益は本業が堅調でもこの特益が縮むぶん減る予想です。

"最高益"の数字をそのまま追いかけないことが大切だと考えています。

そのうえで新規に狙うとしたら、本業の信号・ホームドア事業の好調がこの先も続いて、配当利回りがいまと同じくらいに保たれている場面でしょうか。

これはあくまで私の一見解です。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いしますね。

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日本信号(6741)のコメントお待ちしています。
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