スコアシート

西部電機(6144)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート

TJ

⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、IR BANKや決算資料からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年5月29日時点。

TJ
TJ

今回は、自動倉庫や立体駐車場、放電加工機、水門などを手がける機械メーカー、西部電機(6144)を紹介するよ!長いあいだ割安に放置されてきたけど、2026年3月期に過去最高益を更新して株価も大きく動いた銘柄なんだ!

2026年3月期の本決算データも反映させたから、各財務指標を一緒に学んでいこうよ!

東証プライム | コード 6144 | 機械 | 決算月:3月

西部電機

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)

現在株価(2026/05/29)

2849円

時価総額 約441億円

配当利回り(予)
3.16%
90円(2027/3期予想)
PER(予)
14.27倍
過去レンジ 5.26~29.12倍
PBR(実)
1.27倍
過去レンジ 0.24~1.44倍
MIX係数(PER×PBR)
18.12
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
36.0%
2026年3月期
ROE(実)
10.43%
ROA(実)7.07%
営業利益率(前期)
10.68%
2026年3月期
自己資本比率
67.8%
機械業として良好水準(2026/3期)

※データ取得日:2026/05/29

📈 株価・PER・配当10年チャート

株価(円) 1株配当(円) PER(倍)
株初心者 ショウくん
株初心者 ショウくん

2019年ごろまで株価が1,000円前後だったのに、最近はすごく上がっているね!

TJ
TJ

そうなんだ!西部電機は長いあいだ実力よりも安く放置されていたんだけど、2026年3月期に過去最高益を更新して、株価がやっと業績に追いついてきたんだ。PBRもようやく1倍を超えたよ!

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

配当性向(%) 配当利回り(%)

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

BPS(円) 自己資本比率(%)
しばっち
しばっち

自己資本比率がずっと60%台で安定しているね。財務は堅そう!

TJ
TJ

その通り!西部電機は借入がほとんどなくて、自己資本比率は60%台をキープしているよ。総資産・純資産から見た手元の現金も100億円あって、財務はとても健全なんだ。

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 2017年3月期240億円→2026年3月期393億円と、10年で約1.6倍に拡大。2026年3月期は前期比17.7%増と伸びが加速した。2027年3月期は408億円を会社予想。
経常利益 2017年3月期16億円→2026年3月期42.9億円。受注産業のため年ごとの振れはあるが、長期では拡大基調。2027年3月期予想は44.1億円。
EPS 2017年3月期26.96円→2026年3月期233.09円。2026年3月期は過去最高益を反映して大きく伸びた。2027年3月期予想は199.6円。
ROE 2026年3月期10.43%。過去10年は2~10%台で変動してきたが、2026年3月期は最高益を背景に10%台へ改善した。
ROA 2026年3月期7.07%。過去10年では高めの水準で、資産効率は改善している。
営業利益率 2026年3月期10.68%。過去10年レンジ6~11%。最高益を反映して10年で最も高い水準となった。
売上原価率 2026年3月期70.16%。過去10年レンジ70~78%。受注内容や原材料価格により年度ごとに変動する。
自己資本比率 2026年3月期末67.8%。過去10年は55~68%の範囲で安定しており、財務の安全性は高い。
利益剰余金 2017年3月期末88億円→2026年3月期末214億円と、10年で約2.4倍。内部留保を着実に積み上げている。
有利子負債 2026年3月期末4.16億円(有利子負債比率1.23%)。実質無借金に近く、金利上昇の影響を受けにくい財務構造。
BPS 2026年3月期末2,242.95円。1株当たり純資産は10年で着実に拡大。前日終値ベースのPBRは1.30倍。
営業CF 2026年3月期34.5億円のプラス。ただし2020年3月期に-14.9億円となるなど、受注産業ゆえに年ごとの変動が大きい。
投資CF 2026年3月期-2.57億円。2023~2025年3月期は能力増強のため-20~-32億円規模の投資を行っていた。
財務CF 2026年3月期-15.3億円。配当の支払いと自社株買いが中心。借入が少なく、株主還元が主因。
現金等 2026年3月期末100億円。時価総額約441億円に対し約23%が現金で、手元資金は厚い。
配当推移(10年) 2017年3月期14円→2026年3月期84円。長期では大きく増えたが、2020年3月期に40円から28円へ減配しており、一本調子の増配ではない。2027年3月期は予想90円。
配当性向 2026年3月期36.0%。過去10年は26~54%の範囲。利益水準に応じて配当性向は変動している。
自社株買い 2021年3月期に約0.60億円、2026年3月期に約2.19億円を実施。実施は不定期で、毎期行っているわけではない。
PER推移(10年) 年度末ベースで2017年3月期25.7倍→2019年3月期6.5倍まで低下した後、近年は11~13倍台で推移。前日終値の予想PER14.58倍は過去10年のほぼ中位。
PBR推移(10年) 前日終値ベースで1.30倍。長らくPBR1倍割れが続いたが、2026年3月期末に1.23倍と10年で初めて1倍を超えた。
配当利回り推移 年度末ベースで2017年3月期2.02%→2026年3月期3.03%。前日終値ベースの予想利回りは3.09%である。
リーマンショック後
の配当推移
2008年3月期14円・2009年3月期9円・2010年3月期7円・2011年3月期7.5円・2012年3月期7.5円。リーマンショック期に減配があり、2010年3月期にかけて14円から7円まで引き下げられた後、2011年3月期以降は緩やかに回復した(第112期有価証券報告書)。
株主還元方針 配当は業績に応じて決定されており、2025年3月期に40円から84円へ大きく増配した。2027年3月期は90円を予想。過去には減配の年もあり、業績連動の色彩が強い。
セグメント 「精密機械」「産業機械」「搬送機械」の3事業が柱。2025年3月期は精密機械151億円・産業機械66.5億円・搬送機械112億円。放電加工機、水門・除塵機、自動倉庫・立体駐車場などを手がける。
海外売上比率 2025年3月期の海外売上は約99億円で、全体の約30%。中国向けを中心としたアジア向けが大半を占める。

出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス・決算短信

🏆 西部電機(6144)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
2026年3月期は売上高393億円(前期比+17.7%)・営業利益42億円(同+31.4%)と大幅な増収増益で、過去最高益を更新した。1株当たり利益(EPS)は233.09円、営業利益率は10.68%である。財務面では、自己資本比率が2026年3月期末で67.8%と高く、有利子負債は4.16億円・有利子負債比率1.23%と実質無借金に近い。利益剰余金214億円・現金など100億円を確保し、財務基盤は堅固である。営業キャッシュフローは34.5億円のプラスだが、過去には2020年3月期にマイナスとなるなど、受注産業ゆえに年ごとの変動が大きい。

【割安性・投資タイミング】
西部電機の予想PERは、前日終値ベースで14.58倍である。一般に適正とされる15倍前後をわずかに下回り、機械セクターの業種平均PER19.3倍(株探・2026年5月22日時点)と比べても低い。過去10年の年度末PERは6.50~25.71倍と幅広いレンジで推移してきたが、現在の14.58倍はそのほぼ中央に位置する。PBRは1.30倍である。

西部電機は長く1株当たり純資産を下回るPBR1倍割れの状態が続いてきたが、2026年3月期末に1.23倍と10年で初めて1倍を超えた。これは2026年3月期に過去最高益を更新し、株価が業績に追いついて上昇したためである。PERとPBRを掛け合わせたMIX係数は18.95で、割安の目安とされる22.5は下回る。かつてのような大幅な割安状態は解消されつつあり、現在の株価は割安でも割高でもなく、おおむね適正な水準にあると判断できる。投資タイミングとしては高値づかみのリスクは限定的だが、明確な割安妙味も小さくなっている。

【配当・株主還元】
配当は2017年3月期14円から2026年3月期84円へと、10年で大きく増えてきた。ただし2020年3月期に40円から28円へ減配するなど、配当は業績に連動して変動しており、一本調子の増配ではない。2026年3月期の配当性向は36.0%で、過去10年は26~54%の範囲にある。2025年3月期に84円へ大きく増配し、2027年3月期は90円を会社が予想している。前日終値ベースの予想配当利回りは3.09%である。自社株買いは2026年3月期に約2.19億円を実施したが、実施は不定期である。

【注意点・リスク】
最大の注意点は、業績と配当の変動の大きさである。西部電機は受注産業であり、売上・利益は年によって振れやすく、配当も2020年3月期やリーマンショック期に減配となった実績がある。営業キャッシュフローもプラスとマイナスを行き来する年がある。事業面では、海外売上比率が約30%と中国向けが中心で、中国経済や為替の影響を受けやすい。また精密機械・産業機械・搬送機械はいずれも設備投資関連で、景気後退局面では受注が落ち込みやすい点にも注意したい。株価は2026年3月期に大きく上昇しており、かつてのような割安株のお得感がなくなってきている。

⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、IR BANKや決算資料からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年5月29日時点。

あわせて読みたい
オプティマスグループ(9268)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート
オプティマスグループ(9268)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート
あわせて読みたい
明豊ファシリティワークス(1717)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート
明豊ファシリティワークス(1717)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート
あわせて読みたい
みずほフィナンシャルグループ(8411)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート
みずほフィナンシャルグループ(8411)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート
Xからの読者コメントをお待ちしています。
アナタのシェアがサイト更新の励みになります!
サイト運営者
TJ
TJ
個人投資家
株が大好き、TJです。SNS「X」では株式投資の最新トレンド、高配当株、株主優待、バリュー株、小型株など、株のことをいろいろつぶやいています。
記事URLをコピーしました