⚠️ 免責事項
この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年10月15日時点。
今回は、田辺工業(1828)を紹介するよ!
産業プラントの設備工事屋さんで、増配を重ねてきた財務も堅いバリュー株。実はTJも保有しているんだ。
リスクにんも目を向けてみんなで一緒に学んでいこうよ!
東証スタンダード | コード 1828 | 建設業 | 決算月:3月
田辺工業
高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)
現在株価(2026/10/15)
2,316円前日比-9 (↓0.39%)
時価総額 約248億円
配当利回り(予)
4.32%
100円(2027/3期予想)
PER(予)
9.01倍
過去レンジ 3.8〜12.2倍
PBR(実)
0.87倍
過去レンジ 0.4〜0.9倍
配当性向(予)
38.9%
2027年3月期 会社予想
(当ブログ算出)
ROE(実)
12.34%
ROA(実)7.32%
自己資本比率
59.3%
良好な財務水準(2026/3期)
※データ取得日:2026/10/15
🎁 田辺工業の株主優待制度
100株以上保有で、クオカード500円分を年2回贈呈(継続保有条件なし)。
| 保有株数 |
優待内容(年2回) |
| 100株以上 |
クオカード 各500円分(3月末・9月末/年間1,000円分) |
株主優待配当利回り(予)
4.75%
100株保有・配当4.32%+優待0.43pt
(投資額231,600円・年間優待1,000円分)
※株主優待配当利回りは100株「(年間配当10,000円+優待1,000円分)÷投資額231,600円」で算出。年間配当は2027年3月期の会社予想100円で計算。基準日は毎年3月末・9月末の年2回で、発送は3月末分が6月下旬・9月末分が12月上旬。継続保有の条件はなし。出典:田辺工業 公式IR。株主優待配当利回りは 2026/10/15現在。
田辺工業(1828)はどんな会社?【事業内容】
田辺工業は、化学や電力といった工場の設備をつくる企業。1921年創業。本社は新潟県上越市です。
プラントの機械・配管工事から設備保全、電気計装工事まで工場の設備をまるごと任せられるのが強みで、拠点は全国に広がり、タイ・シンガポール・マレーシアにも子会社を持ちます。
📈 株価・PER・配当10年チャート
1828 田辺工業|10年
株価(円)
1株配当(円)
PER(倍)
当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)
※株式分割を反映した調整後ベースの値です。株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。表の最終行(2026/10)は当月時点の値で、株価は2026年10月15日時点、1株配当とPERは今期の会社予想に基づく値です。出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
| 年度 | 株価 (円) | 1株配当 (円) | PER (倍) |
|---|
| 2017/03 | 699 | 20 | 6.26 |
| 2018/03 | 1095 | 20 | 12.15 |
| 2019/03 | 806 | 27 | 5.63 |
| 2020/03 | 670 | 30 | 3.81 |
| 2021/03 | 880 | 30 | 5.37 |
| 2022/03 | 911 | 33 | 5.21 |
| 2023/03 | 970 | 40 | 6.27 |
| 2024/03 | 1385 | 50 | 7.71 |
| 2025/03 | 2107 | 87 | 8.51 |
| 2026/03 | 2448 | 100 | 7.44 |
| 2026/10 | 2316 | 100(予) | 9.01(予) |
株価も配当も、この10年でグーンと伸びてるね!PERのオレンジの線がずっと低いままなのはどうして?
利益がしっかり伸びた分、株価が上がってもPERは低いままなんだ。
配当はこの10年で5倍(株式分割調整後)。業績と一緒に配当が育ってきた10年だよ!
📊 配当性向・配当利回り 10年推移
1828 田辺工業|10年
配当性向(%)
配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)
※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料
| 年度 | 配当利回り (%) | 配当性向 (%) |
|---|
| 2017/03 | 2.86 | 17.9 |
| 2018/03 | 1.83 | 22.2 |
| 2019/03 | 3.35 | 18.9 |
| 2020/03 | 4.48 | 17.1 |
| 2021/03 | 3.41 | 18.3 |
| 2022/03 | 3.62 | 18.9 |
| 2023/03 | 4.12 | 25.8 |
| 2024/03 | 3.61 | 27.8 |
| 2025/03 | 4.13 | 35.2 |
| 2026/03 | 4.08 | 30.4 |
📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移
1828 田辺工業|10年
EPS(円)
営業利益率(%)
ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)
※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料
| 年度 | EPS (円) | 営業利益率 (%) | ROE (%) |
|---|
| 2017/03 | 111.7 | 5.71 | 9.46 |
| 2018/03 | 90.15 | 4.46 | 7.21 |
| 2019/03 | 143.08 | 6.52 | 10.49 |
| 2020/03 | 175.74 | 6.96 | 11.56 |
| 2021/03 | 163.92 | 6.96 | 9.85 |
| 2022/03 | 175.02 | 6.62 | 9.67 |
| 2023/03 | 154.78 | 6.36 | 7.9 |
| 2024/03 | 179.71 | 5.16 | 8.38 |
| 2025/03 | 247.47 | 7.55 | 10.38 |
| 2026/03 | 328.95 | 9.11 | 12.34 |
📊 BPS・自己資本比率 10年推移
1828 田辺工業|10年
BPS(円)
自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)
※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料
| 年度 | BPS (円) | 自己資本比率 (%) |
|---|
| 2017/03 | 1180.78 | 52.6 |
| 2018/03 | 1249.56 | 52.5 |
| 2019/03 | 1364.32 | 50.1 |
| 2020/03 | 1520.67 | 53.3 |
| 2021/03 | 1664.94 | 53.5 |
| 2022/03 | 1809.92 | 55.2 |
| 2023/03 | 1959.43 | 55.8 |
| 2024/03 | 2161.55 | 48.9 |
| 2025/03 | 2381.01 | 54.3 |
| 2026/03 | 2665.26 | 59.3 |
工事の会社って、景気が悪くなると受注が減りそう。業績は安定しているの?
プラント工事は受注産業だから、大型工事のタイミングで年ごとの数字は揺れるんだ。
営業キャッシュフローも年によって大きく振れる。数年単位のならした傾向で見るのがコツだよ!
自己資本比率は約6割で、実質無借金に近いんだ。財務の土台はしっかりしているよ!
📋 財務指標 分析一覧
| 指標 |
評価 |
| 売上高 |
2017年3月期306億円→2026年3月期524億円と10年で約1.7倍に拡大。産業プラント設備工事を主力に増収基調。2027年3月期は500億円(前期比で減収)の会社予想。 |
| 経常利益 |
2017年3月期18.3億円→2026年3月期48.1億円と10年で約2.6倍。2026年3月期は過去最高を更新した。 |
| EPS |
2017年3月期111.7円→2026年3月期328.95円と10年で約2.9倍に成長。2027年3月期の会社予想は257.23円(減益予想)。 |
| ROE |
2026年3月期12.34%。過去10年は7〜12%台で推移。中期経営計画「TRY2030」ではROE12%以上を目標に掲げる。 |
| ROA |
2026年3月期7.32%。総資産に対する効率は近年改善し、過去10年で最も高い水準にある。 |
| 営業利益率 |
2026年3月期9.11%。過去10年で4〜9%台と、近年は採算の改善で自社レンジの最高水準にある。 |
| 売上原価率 |
2026年3月期80.57%。過去10年は約81〜86%で推移。工事業の特性で原価率は高めだが近年は低下傾向。 |
| 自己資本比率 |
2026年3月期末59.3%。過去10年おおむね49〜59%で、財務の健全性は高い水準にある。 |
| 利益剰余金 |
2017年3月期末105億円→2026年3月期末246億円と10年で約2.3倍。内部留保を着実に積み増している。 |
| 有利子負債 |
2026年3月期末9.75億円。自己資本に対し非常に小さく、実質無借金に近い財務構造である。 |
| BPS |
2026年3月期末2,665.26円。1株当たり純資産は10年で着実に拡大。期末ベースでは株価がこの水準を下回る年が続いてきた。 |
| 営業CF |
2026年3月期19.4億円。大型工事の進捗・完工のタイミングで年により大きく変動する(2025年3月期は129億円)。 |
| 投資CF |
2026年3月期-8.8億円。設備投資が中心で、毎期おおむねマイナスで推移している。 |
| 財務CF |
2026年3月期-13.5億円。借入返済と配当支払いが中心。2025年3月期は大型の借入返済を実施した。 |
| 現金等 |
2026年3月期末106億円。2025年3月期の大型工事完工で手元資金が大きく積み上がった。 |
| 配当推移(10年) |
2017年3月期20円→2026年3月期100円と分割調整後で5倍に増配。過去10年間で減配はなく、2022年3月期以降は5期連続増配(2018年・2021年は据え置き)。 |
| 配当性向 |
2026年3月期30.4%。会社は連結配当性向35〜40%を目安としており、無理のない範囲に収まっている。 |
| 自社株買い |
2024年3月期に約3億円を実施。それ以外の年は小規模で、配当を主軸とした株主還元が中心。 |
| PER推移(10年) |
期末ベースで約3.8〜12.2倍のレンジ。利益が伸びても評価倍率は上がりにくく、レンジの中位以下で推移する年が多い。 |
| PBR推移(10年) |
期末ベースで約0.4〜0.9倍のレンジ。1株当たり純資産を下回る1倍割れの水準が続いている。 |
| 配当利回り推移 |
期末ベースで2017年3月期2.9%→2026年3月期4.1%へ上昇。配当の伸びが株価の伸びを上回ってきた形である。 |
リーマンショック後 の配当推移 |
2010年3月期10円→2011年3月期7.5円→2012年3月期7.5円(分割調整後)。リーマンショック後の業績悪化を受け、2011年3月期に減配した(IR BANK/分割調整後)。 |
| 株主還元方針 |
2024年11月に配当方針を変更し、連結配当性向35〜40%を目安に「安定的な配当と持続的な増配」に努めることを基本方針としている(中期経営計画「TRY2030」と同時公表)。 |
| 株主優待 |
100株以上の保有でクオカード500円分を年2回(年間1,000円分)。継続保有の条件はなし。基準日は3月末・9月末で、発送は6月下旬・12月上旬。出典:田辺工業 公式IR。 |
| セグメント |
売上の90%超を「設備工事事業」(産業プラント設備工事・設備保全工事・電気計装工事等)が占める。ほかにタイでの「表面処理事業」を展開する。 |
| 海外売上比率 |
タイ・シンガポール等に拠点をもつが、売上の90%超が国内。公共・産業の設備投資に連動する内需型の企業である。 |
▼ くわしくデータを見る
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス・有価証券報告書
会社は減収減益の予想を出しているんだ。配当は100円で前期と同じ額の予想だよ。
リーマンショックの後には減配した過去もあるよね。増配がずっと続くとは限らないんじゃない?
リーマン後の減配は事実だよ。だからTJは良い面と注意点をセットで見て判断しているんだ。くわしくは下の総合評価で一緒に確認していこう!
🏆 田辺工業(1828)総合評価
業績・財務・キャッシュフロー
2026年3月期は増収増益で、経常利益・純利益とも過去最高を更新しました。売上はこの10年で約1.7倍に拡大しています。財務は自己資本の厚みがあり、有利子負債は自己資本に対してごくわずかです。
一方、営業キャッシュフローは大型工事の完工時期により年ごとの振れが大きく、単年ではなく数年ならしての確認が向いています。なお今期2027年3月期について、会社は減収減益の予想を公表しています(売上高500億円・営業利益38.5億円の会社予想)。
割安性・PER・PBR
過去10年の期末PERは約3.8〜12.2倍、期末PBRは約0.4〜0.9倍のレンジで推移し、PBRは1株当たり純資産を下回る1倍割れの水準が続いてきました。業績が拡大しても評価倍率は低いまま、という組み合わせが続いています。
■ プラント・設備工事3社との比較
| 銘柄 |
PER(予) |
PBR(実) |
配当利回り(予) |
営業利益率 |
基準日 |
| 田辺工業(1828) |
9.01倍 |
0.87倍 |
4.32% |
9.11% |
2026/10/15 |
| 高田工業所(1966) |
13.99倍 |
0.59倍 |
4.02% |
3.31% |
2026/09/17 |
| 三機工業(1961) |
14.64倍 |
3.25倍 |
2.58% |
10.99% |
2026/09/17 |
※PER・PBR・配当利回りはYahoo!ファイナンス、営業利益率は各社の2026年3月期実績から当ブログで算出。
配当・株主還元
配当は2012年以降減配なし、株式分割調整後で5倍に増えました。2022年3月期以降5期連続増配です。配当政策は、連結配当性向35〜40%目安。
注意点・リスク
リスクは、最新の有価証券報告書「事業等のリスク」(第58期・2026年6月23日提出)を参照しました。
会社が最初に挙げるのは景気の波です。国内外の景気が低迷し、国や企業が設備投資を抑えたり受注競争が激しくなったりすると、業績に影響が及ぶことを示しています。実際、リーマンショック後の業績悪化では2011年3月期に減配した実績があります。
また、鋼材・管材・電材といった資材価格急騰も利益を圧迫する要因に挙げています。
▼ つづきを読む
田辺工業(1828)のよくある質問
Q. 田辺工業に株主優待はありますか?
A. あります。100株以上の保有で、3月末・9月末の年2回、クオカード500円分(年間1,000円分)が贈られます。継続保有の条件はありません(会社の株主優待ページより・2026年7月時点)。優待は将来変更・廃止される可能性がある点にはご留意ください。
Q. 田辺工業は連続増配株ですか?
A. 2022年3月期から2026年3月期まで5期連続で増配しています。ただし2018年3月期と2021年3月期は据え置きで、切れ目なく増配が続いてきた銘柄ではありません。
Q. リーマンショックのときはどうでしたか?
A. リーマンショック後の業績悪化を受け、2011年3月期に減配しています(株式分割調整後で10円→7.5円)。不況でも減配しない完全なディフェンシブ株とは言い切れません。
Q. どんな取引先の仕事が多いのですか?
A. 化学・電力をはじめとする製造業の工場(産業プラント)の設備工事・保全が中心です。売上の9割超を設備工事事業が占め、国内が中心ですが、タイ・シンガポール・マレーシアにも拠点があります(有価証券報告書より)。
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💬 【TJの視点】
TJ(運営者・個人投資家)
私は田辺工業を保有しています。購入記録はコチラの記事で紹介しています。
15年以上減配せずに増配を積み重ねている、配当性向も低くて増配余力あり、負債が極めて少ない財務状態、業績推移も良好なのにPER・PBRどちらから見ても割安な株価水準。
こういった点が私がこの会社を持ち続けている理由のひとつです。
今期2027年3月期は減益の会社予想ですが、配当は前期2026年3月期と同額の予想で、慌てる場面ではないーーそう見ています。
この先は、中期経営計画「TRY2030」が掲げる売上高700億円、営業利益率8.0%、ROE12%への道のりを毎回の決算で確かめながら、配当金を受け取りつつ、どっしり付き合っていくつもりです。
あくまで私の一見解ですので、最後はご自身でよく考えて判断してくださいね。
⚠️ 免責事項
この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年10月15日時点。
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