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日本ゼオン(4205)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート

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この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月15日時点。

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今回は、日本ゼオン(4205)を紹介するよ!どんな銘柄なのか、みんなで一緒に学んでいこうよ!

東証プライム | コード 4205 | 化学 | 決算月:3月

日本ゼオン

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)

現在株価(2026/07/15)

2,338前日比+55.5 (↑2.43%)

時価総額 約4,435億円

配当利回り(予)
3.38%
79円(2027/3期予想)
PER(予)
12.42倍
過去レンジ 5.92〜30.68倍
PBR(実)
1.19倍
過去レンジ 0.56〜1.80倍
MIX係数(PER×PBR)
14.78
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
40.7%
2026年3月期
ROE(予)
9.54%
ROA(予)6.57%
営業利益率(前期)
8.83%
2026年3月期
自己資本比率
68.9%
2026年3月期(健全水準)

※データ取得日:2026/07/15

📈 株価・PER・配当10年チャート

4205 日本ゼオン|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2017/0312701612.18
2018/0315381726.15
2019/0311201913.32
2020/03814218.81
2021/0317692213.96
2022/031364288.90
2023/0313993628.01
2024/031320458.97
2025/0314957011.73
2026/031522768.15
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

日本ゼオンの10年チャート、1株配当(青い棒)がこの10年でぐんぐん増えているね。特に2024年あたりから一気に増えているのが目立つなあ。

TJ
TJ

よく気づいたね。日本ゼオンは合成ゴムや電子材料を手がける大手化学メーカーで、1株配当は10年でおよそ4.5倍に増えてきたんだ。近年は配当の方針を見直し、増配のペースが上がっているよ。近年は増配を続ける高配当株として、配当利回りも以前より高い水準になっているんだ。

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

4205 日本ゼオン|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2017/031.2615.3
2018/031.1128.9
2019/031.7022.6
2020/032.5822.7
2021/031.2417.4
2022/032.0518.3
2023/032.5772.1
2024/033.4130.6
2025/034.6854.9
2026/034.3240.7

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

4205 日本ゼオン|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2017/03104.3110.709.64
2018/0358.8111.695.08
2019/0384.069.827.21
2020/0392.448.117.85
2021/03126.7411.069.39
2022/03153.2312.2810.49
2023/0349.946.993.14
2024/03147.195.368.58
2025/03127.436.977.33
2026/03186.678.839.60

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

4205 日本ゼオン|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2017/031082.1558.4
2018/031158.3658.4
2019/031166.6160.3
2020/031176.9863.5
2021/031350.2265.8
2022/031461.1565.7
2023/031589.1664.3
2024/031715.0268.1
2025/031737.6566.9
2026/031945.1368.9
しばっち
しばっち

EPS・営業利益率・ROEのグラフ、3つとも年によってかなり上下しているね。特に2023年ごろにガクンと下がっているけど、会社は大丈夫なのかな?

TJ
TJ

いい着眼点だね。日本ゼオンのような化学メーカーは、原油やナフサといった原材料の価格や、海外の景気の波で利益が動きやすいんだ。2023年3月期はそうした影響で利益が落ち込んだ年だよ。赤字ではなく、毎期しっかり黒字は確保しているんだ。【ワンポイント】業績に波がある会社は、1年の数字でなく数年の平均的な実力で見るのがコツだよ。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

なるほど、化学の会社は原材料や景気の影響を受けやすいんだね。じゃあ利益が上下するなかでも配当を増やし続けられているのは、どうしてなのかな?

TJ
TJ

鋭い質問だね。日本ゼオンは「自己資本配当率(DOE)」という、利益の増減に左右されにくい配当の指標を方針に採り入れているんだ。だから業績が振れても安定した配当を続けやすいんだよ。【ワンポイント】配当の方針には会社ごとに特色がある。どんな考え方で配当を決めているか調べてみよう。

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 2017年2,876億→2026年4,120億と10年で約1.4倍に拡大。合成ゴム・特殊化学品を軸に展開。2026年3月期は増益で利益率改善が進む。
経常利益 2026年3月期は経常利益400.4億・営業利益363.8億(前期比+24.1%)で大幅増益。コスト削減と高付加価値化で利益体質が着実に改善している。
EPS 2017年104.31円→2025年127.43円→2026年186.67円と回復基調。2023年49.94円の落ち込みから3年連続で大幅成長中。
ROE ROE実績9.6%・予9.54%。中期目標として一桁後半を維持し、収益性改善が進んでいる。
ROA ROA予6.57%。上場企業平均(5%)を上回る健全水準。化学業として総資産規模が大きい中で効率的な利益創出を実現。
営業利益率 2026年3月期8.83%。高機能特殊化学品の付加価値率向上が利益率を押し上げ、前期6.97%から改善。
売上原価率 化学品の原料コスト・エネルギーコストが中心。原油・ナフサ価格と為替の影響を受けるが、価格転嫁と効率化で改善中。
自己資本比率 2026年3月期68.9%と非常に健全。化学業界で業界トップクラスの財務体質を維持し、安定配当の継続性を裏付ける。
利益剰余金 長期にわたり利益剰余金を積み上げ(2026年3月期3,028億)、配当原資と成長投資余力が十分。BPS1,973円と純資産価値の蓄積が継続中。
有利子負債比率 化学メーカーとして低水準(2026年3月期4.2%)を維持。自己資本比率68.9%の高さから、金利上昇局面でも財務影響は限定的。
BPS 2026/3期1,972.74円。PBR1.15倍は過去レンジ中位で、業績改善とROE向上で評価が進んでいる。
営業CF 化学メーカーとして安定した営業CFを継続創出。設備投資と研究開発に必要な資金を本業で十分賄えている健全性。
投資CF 合成ゴム・高機能材料の生産能力拡大に積極投資。中長期の成長基盤を構築する投資姿勢が継続している。
財務CF 配当支払いが中心の財務活動。健全な財務体質を維持しつつ株主還元を拡大する経営姿勢。
現金等 化学メーカーとして十分な手元流動性を確保。設備投資・配当・自己株式取得など多角的株主還元の原資として機能。
配当推移(15年) 2017年16円→2026年76円と9年で約4.8倍に拡大。2024年45円→2025年70円→2026年76円と直近の増配ペースが加速。
配当性向 2026年3月期40.7%。利益拡大で前期54.9%から低下。DOE基準への移行で安定還元を制度化し、業績変動に左右されない配当が制度的に担保。
自社株買い 配当を中心とした株主還元方針。DOE4%以上を基準とした安定還元が中核で、配当の質に重点を置く。
PER推移(15年) PER(予)12.10倍は過去10年レンジ(約6〜31倍)の下位にある。業績拡大に対し評価倍率は低めで、織り込み余地は大きい。
PBR推移(15年) 直近1.07倍は過去レンジ(0.56〜1.80倍)の中位。BPS1,973円対比2,116円とプレミアム評価で、適正水準。
配当利回り推移 直近の予想配当利回りは約3.7%(2026年6月時点)で過去5年で上位水準。2025年3月期は4.68%の高利回りも記録した。
リーマンショック後
の配当推移
有価証券報告書ベースで2008年12円→2009年9円→2010年6円と、リーマンショックの影響で2期連続減配(2010年は創立60周年記念配当1円を含む)。その後2011年10円→2012年11円と回復し、近年は増配基調(いずれも当時の1株配当額)。
株主還元方針 有報明文化「自己資本配当率(DOE)4%以上」「安定配当と成長還元の両立」。下限明示型で減配リスクが低い設計。
セグメント エラストマー素材(合成ゴム・ラテックス)と高機能材料(特殊化学品・電子材料)の2本柱。半導体・自動車向け需要が業績を支える。
海外売上比率 海外売上比率が高く、グローバル化学メーカーとして為替変動と海外景気の影響を受ける。円安は業績の追い風となる構造。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス有価証券報告書

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

ここまで見て、日本ゼオンは合成ゴムや電子材料という、いろいろな製品の素材を支える会社なんだなと思ったよ。配当の伸びがとても力強い印象だったよ。

TJ
TJ

同じ印象だね、ショウくん。配当方針の見直しで、増配のペースが上がってきたんだ。【ワンポイント】ただ配当が魅力的でも、買う「時期」は大切だよ。株価が大きく上がった直後は高値づかみになりやすいので、落ち着いて判断しようね。

しばっち
しばっち

気になる点もあるよ。日本ゼオンは過去に利益が大きく落ち込んだ年もあったよね。化学メーカーだから原油や為替、海外景気の影響を受けやすいんじゃない?

TJ
TJ

大事な指摘だね。化学メーカーは原材料費や為替、海外の景気循環で業績が動きやすく、過去には利益が大きく落ち込んだ年もあったんだ。【ワンポイント】業績に波がある会社の高配当株は、配当の方針(DOEなど)と、利益が落ちた年でも配当を保てているかをセットで確認しよう。

🏆 日本ゼオン(4205)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
化学業の日本ゼオンは、合成ゴム(エラストマー素材)と特殊化学品・電子材料の2本柱で展開する大手化学メーカーである。2026年3月期決算で経常利益400.4億円・営業利益363.8億円(前期比+24.1%)と大幅増益、増配も重なり株価は5/13に前日比+15.55%の2,299.5円まで急騰し、年初来高値を更新した。EPS186.67円・ROE9.6%である。財務面は自己資本比率68.9%と化学業界トップクラスの健全性をもつ。

【割安性・投資タイミング】
日本ゼオンの予想PERは、2026年6月時点で概ね11〜12倍前後である。一般に適正とされる15倍前後を下回り、化学の業種平均PER17.3倍(株探・2026年5月26日時点)と比べても明確に低い水準にある。過去10年の期末PERは約6〜31倍のレンジで推移しており、現在はレンジ下位寄りにある。PBRは1倍前後と純資産とほぼ同水準で、PERとPBRを掛け合わせたMIX係数も12前後と割安の目安22.5を大きく下回る。大幅増益と増配を発表した直後の水準でも株価指標は市場平均・業種平均より明確に低く、長期の高配当株投資としては適正からやや割安の領域にあるといえる。

【配当・株主還元】
2017年16円→2026年76円と9年で約4.8倍に拡大。2024年45円→2025年70円→2026年76円と急ピッチ増配を継続。有報明文化「自己資本配当率(DOE)4%以上、安定配当と成長還元の両立」方針で、業績変動に左右されない高水準配当が制度化された。配当利回りは過去5年で上位水準にある。ただし配当はリーマンショック期の2009・2010年に減配した経緯があり(当時の1株配当額で12円→9円→6円)、「リーマン後も減配なし」ではない点は押さえておきたい。その後は回復し近年は増配基調にある。

【注意点・リスク】
26年3月期決算発表で年初来高値&急騰した直後で、PERは過去レンジの中ではやや切り上がっており、エントリータイミングには注意が必要。化学メーカーとして原油・ナフサ価格、為替、海外景気循環の影響を受ける構造。2023年3月期にEPS49.94円まで落ち込んだ経緯あり、業績変動リスクは小さくない。半導体・自動車向け需要の動向に業績が連動する。

▼ つづきを読む

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

私は日本ゼオンを保有しています。

評価しているのは、合成ゴムと特殊化学品・電子材料の2本柱で営業利益を伸ばしてきた事業力と、自己資本比率66%超という財務の堅さ、そして有価証券報告書に明記されたDOE4%以上という配当の下支えです。

PERは十数倍、PBRは1倍前後、MIX係数も割安の目安を下回る水準で、近年は増配のピッチも上がってきました。

ただ、日本ゼオンはリーマンショック期の2009年・2010年に2期連続で減配した、景気に敏感な化学株でもあります。

原油やナフサ、為替、海外景気で業績が振れやすく、2023年3月期のように利益が大きく落ち込む年もあります。

ですから私は、この銘柄を「不況に強いディフェンシブ株」とは見ていません。

DOE方針という下支えは評価しつつ、業績の波があることを前提に、1銘柄をポートフォリオの5%以内に抑える自分ルールの範囲で、長期で付き合っていくつもりです。

あくまで私の一見解ですので、最後はご自身でよく考えて判断してくださいね。

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日本ゼオン(4205)のコメントお待ちしています。
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