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ツムラ(4540)銘柄分析|株主優待・配当金・高配当株スコアシート

TJ
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⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月15日時点。

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今回は、ツムラ(4540)を取り上げるよ!「ツムラの漢方」でおなじみ、1936年創業の漢方薬の最大手なんだ!医療用漢方製剤では国内シェア8割超という、ちょっと特別な会社だよ。

漢方という独自の事業基盤と、近年ぐっと伸びてきた配当が魅力。配当利回りだけでは見えない実力や注意点を、会社の数字と一緒に見ていこうよ!

東証プライム | コード 4540 | 医薬品 | 決算月:3月

ツムラ

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)

現在株価(2026/07/15 終値)

3,855前日比-34 (↓0.87%)

時価総額 約2,956億円

配当利回り(予)
4.10%
158.00円(2027年3月期予想)
PER(予)
10.97倍
過去レンジ おおむね12〜20倍
PBR(実)
0.90倍
過去レンジ おおむね0.8〜1.6倍
MIX係数(PER×PBR)
9.87
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
39.4%
2026年3月期
ROE(予)
8.14%
ROA(予)4.42%
営業利益率(前期)
18.28%
2026年3月期
自己資本比率
54.3%
2026年3月期

※データ取得日:2026/07/15

🎁 ツムラの株主優待制度

100株以上かつ3年以上継続保有で、保有株数に応じツムラの自社製品を年1回贈呈。

保有株数 優待内容(自社製品+施設招待)
100〜999株 ツムラのくすり湯 バスハーブ 小(210ml)×1
1,000株以上 ツムラのくすり湯 バスハーブ 大(650ml)×1
全対象株主 ツムラ漢方記念館 見学会へ招待(年数回・応募制/抽選)
優待の特徴

自社製品+施設招待

3年以上の継続保有が条件
(基準日9月末・年1回)

※基準日は毎年9月30日、年1回、12月上旬に発送。優待品の「バスハーブ」は薬用入浴剤で、医療用漢方薬ではありません。出典:ツムラ 公式IR

📈 株価・PER・配当10年チャート

4540 ツムラ|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2015/329716414.89
2016/327026415.18
2017/334906419.45
2018/336556418.23
2019/333656417.63
2020/327526415.29
2021/339556419.74
2022/332006413.00
2023/326306412.20
2024/338238517.39
2025/3431513610.10
2026/337461479.96
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

ツムラの配当、ここ3年でグーンと増えてるね!それに株価が下がってる時期もPERが10倍くらいで、ちょっと割安っぽく見える。

TJ
TJ

いいところに気づいたね。ツムラは医療用漢方製剤で国内シェア8割超で、他の会社がマネしづらい強い事業を持っているんだ。だから利益が安定しやすくて、近年は配当の方針も変えて還元を増やしてきたんだよ!

ただ、配当はずっと右肩上がりというわけではなく、長く据え置きだった時期もある。PERの低さだけで飛びつかず、利益の中身まで見ていこうね!

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

4540 ツムラ|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2015/32.1532.1
2016/32.3735.9
2017/31.8335.7
2018/31.7531.9
2019/31.9033.5
2020/32.3335.6
2021/31.6231.9
2022/32.0026.0
2023/32.4329.7
2024/32.2238.7
2025/33.1531.8
2026/33.9239.4

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

4540 ツムラ|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2015/3199.5717.659.49
2016/3178.0517.608.21
2017/3179.4413.908.07
2018/3200.5414.467.49
2019/3190.8615.327.23
2020/3179.9615.326.70
2021/3200.4016.657.04
2022/3246.2017.277.86
2023/3215.6314.946.54
2024/3219.8213.276.17
2025/3427.1422.1610.79
2026/3376.2818.288.74

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

4540 ツムラ|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2015/32103.0268.8
2016/32169.1268.8
2017/32250.3369.7
2018/32532.1066.2
2019/32639.5870.2
2020/32684.3665.8
2021/32846.5768.3
2022/33133.9568.3
2023/33299.4163.5
2024/33566.5363.2
2025/33968.0364.7
2026/34315.8654.3
しばっち
しばっち

ツムラのEPSとROE、2025年3月期だけポンと跳ね上がってるよね?これって業績が不安定ってことじゃないの?

TJ
TJ

鋭いね。2025年3月期は利益が一時的に大きく伸びた年で、EPSもROEもふだんより高く出ているんだ。こういう単年の特殊要因は、1年だけで判断せず数年の流れで見るのが大事だよ。

ならして見ると、ROEはおおむね6〜10%台、営業利益率は10%台後半で推移していて、漢方の高いシェアに支えられた安定した収益力が見て取れるね!

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

でも、自己資本比率がずっと60%台だったのに直近でガクッと下がってるね。これは大丈夫なの?

TJ
TJ

そこは気になるよね。ツムラは原料となる生薬の多くを中国に依存していて、その安定確保のために中国の生薬卸を買収するなどして、近年は大きな投資を進めているんだ。その資金を借入でまかなった結果、有利子負債が増えて自己資本比率が下がったんだよ。

50%台ならまだ健全な水準だけど、これは将来の成長に向けた前向きな投資なのか、それとも悪材料による自己資本比率低下なのか。

数字の意味も深堀りするクセをつけていこうね!

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 漢方製剤を主力に、直近10年で着実に拡大。中国事業の伸びも加わり、2027年3月期は会社予想2,136億円。
経常利益 国内シェア8割超の漢方を背景に、長期では水準を切り上げてきた。年により変動はあるが収益力は安定的。
EPS 長期では上昇トレンド。2025年3月期は利益が一時的に大きく伸び、EPSも高めに出た点は割り引いて見たい。
ROE 過去10年はおおむね6〜10%台で推移。上場企業平均(8%)前後の水準で、年により上下する。
ROA 過去10年はおおむね4〜7%台。生薬在庫など資産を多く抱える事業構造を反映した水準にある。
営業利益率 過去10年はおおむね13〜18%台で推移し、上場企業平均を上回る高収益体質。漢方の高いシェアが表れている。
売上原価率 原料生薬の多くを中国に依存しており、為替や調達コストの変動が原価率を左右する点に留意したい。
自己資本比率 長く60%台で推移してきたが、近年は大型投資に伴う借入増で50%台へ低下。なお健全な水準ではある。
利益剰余金 長期で着実に積み上がっている。内部留保は厚く、還元と成長投資の余力を支える土台となっている。
有利子負債比率 生薬の安定調達に向けたM&Aや投資の拡大で、近年は有利子負債が大きく増えている点に注意が必要。
BPS 過去10年で着実に拡大し、企業価値の向上が続いている。PBRは1倍前後で評価されている。
営業CF 過去10年はおおむねプラスで推移し、本業のキャッシュ創出力は安定している。
投資CF 設備投資に加え、生薬在庫の積み増しや中国でのM&Aなどで近年は支出が拡大している。
財務CF 近年は投資資金をまかなう借入などでプラスとなる年もあり、年によって振れが大きい。
現金等 手元資金は厚みを保っており、還元と積極的な成長投資の原資となっている。
配当推移(10年) 長く64円で据え置かれた後、近年は増配が加速。2027年3月期は会社予想158円で、株主還元方針の転換がうかがえる。
配当性向 過去10年は概ね20〜40%台で推移。連結配当性向40%を目安とし(2031年度に向け段階的に50%以上)、近年は還元を強化している。
自社株買い 不定期に自己株式取得を実施しており、配当と組み合わせた株主還元を行っている。
PER推移(10年) 過去10年の期末PERはおおむね12〜20倍。足元はそのレンジの下方で推移している。
PBR推移(10年) 過去10年はおおむね0.8〜1.6倍で推移。足元は1倍前後で、資産価値の面では割安感のある水準。
配当利回り推移 年度末ベースで見ると、増配の加速とともに水準は近年大きく切り上がってきている。
リーマンショック後
の配当推移
公表データによると、リーマンショック後も減配せず、むしろ増配傾向だった(2008年3月期→2012年3月期にかけて連続増配)。その後は長く64円で据え置かれ、近年に増配が加速。20年以上非減配のディフェンシブ株。
株主還元方針 連結配当性向40%を目安(2031年度に向け段階的に50%以上)とし、ROE・DOE・自己資本比率も総合的に勘案。近年は増配を加速し、継続保有を促す株主優待も実施している。
セグメント 医療用漢方製剤を中心とする国内事業が売上の大半を占める主力。加えて中国事業を成長領域として展開している。
海外売上比率 海外は実質的に中国事業が中心で、足元の構成比は1割台(拡大中)。中期的には海外比率の大幅な引き上げを目標に掲げている。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス・2026年3月期決算短信・ツムラ 公式IR有価証券報告書

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

PERは過去推移で下のほうで、配当利回りも4%前後。さらに20年以上減配していないなんて、なんだかお得な気がしてきたよ!

TJ
TJ

そうなんだ!医療用漢方は参入障壁がとても高い。だから利益が安定しやすくて、近年は配当の方針も変えて還元を増やしてきた。指標が魅力的に見えるのには、それなりの理由があるんだよ。

ただし、漢方薬も薬価収載されているから薬価改定の影響を受けるし、利益のトレンドはならして見ることが大事。数字の良し悪しは、必ず背景とセットで考えていこうね!

しばっち
しばっち

でもさ、原料の生薬の多くを中国に依存してるんだよね。そこって、心配じゃない?

TJ
TJ

そこは気がかりだよね。生薬の中国依存は、為替・調達価格・地政学といったリスクと隣りあわせ。ツムラ自身もそれを意識して、生薬の安定確保のために中国での投資を進めているんだ。

漢方は景気が悪くても需要が大きくは落ちにくい、暮らしに身近な医療。そのうえで、中国依存や薬価改定といったリスクも見ながら、総合的に判断していこう!

🏆 ツムラ(4540)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
ツムラは、医療用漢方製剤で国内シェア8割超を握る漢方の最大手。1936年創業で、高齢者医療・がん支持療法・女性関連を重点領域に据える。売上高はこの10年で着実に拡大し、営業利益率はおおむね13〜18%台と、上場企業平均を上回る高収益体質を保つ。

ROEはおおむね6〜10%台で推移し、EPSは長期で上昇トレンドにある。一方、財務はこれまで60%台だった自己資本比率が、近年の大型投資に伴う借入増で50%台へ低下した。営業キャッシュフローは安定してプラスを確保している。

【割安性・投資タイミング】
2026年上期のPER(予)はおおむね10倍前後で、過去10年の期末PER(おおむね12〜20倍)のレンジ下方にある。一般に上場企業の平均PERは15倍前後とされ、その水準も下回る。PBRは1倍前後で、保有資産の価値から見ても割安感のある位置にある。MIX係数も割安の目安22.5を大きく下回る圏内にある。

過去10年を振り返ると、ツムラのPERは業績の堅調さに比べて高くなりにくい傾向があり、足元もその範囲にある。参入障壁の高い漢方事業を持ちながら、指標面で控えめに評価されている点は、長期投資家のチェックどころ。ただし、指標の低さだけで判断せず、利益増減に影響するリスクとあわせて見極めたい局面である。

【配当・株主還元】
配当は長く64円で据え置かれていたが、近年は増配が加速し、2027年3月期は会社予想158円と還元方針の転換がうかがえる。背景には、連結配当性向40%を目安(2031年度に向け段階的に50%以上)とし、ROE・DOE・自己資本比率も総合的に勘案するという方針がある。

配当性向は過去10年で概ね20〜40%台。長く保有するほど受け取りやすくなる、長期保有者を意識した還元といえる。なお、リーマンショック前後も減配せず増配基調を保った一方、その後は長く64円で据え置かれた時期があり、連続増配銘柄とは距離のある株ってことは知っておいて欲しい。

【注意点・リスク】
第一に、原料となる生薬の多くを中国に依存しており、為替・調達価格・地政学といった中国依存のリスクを抱える。第二に、その生薬の安定確保に向けた中国の生薬卸の買収などで有利子負債が大きく増え、自己資本比率が低下した点。第三に、利益が一時的に大きく伸びた期があり、その水準を平常時と捉えると見誤りやすい点。最後は、漢方薬も薬価収載されているため薬価改定の影響を受ける点。なお、本記事の数値は2026年3月期実績・2027年3月期会社予想・2026年7月15日終値に基づく。

▼ つづきを読む

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

ツムラは漢方で国内シェア8割超という、他社がマネしにくい事業基盤を持つ点で、TJが興味深く監視しています。

営業利益率10%台後半の稼ぎ上手なビジネスに、PBR1倍前後・PERは過去レンジの下方という割安感、さらに近年の増配加速と配当性向を軸に据えた還元方針への転換が重なり、インカム狙いの長期投資先として確かに目を引く一社です。

さらに、リーマンショックが起きた2008年から2014年にかけて連続増配している実績はとても好感しています。

一方で、すぐに前のめりにならない理由もあります。

生薬の中国依存が気がかりだからです。

私がこの銘柄を前向きに見るとすれば、今後の実績で毎期連続増配傾向の事業成長を期待して買い増しを検討します。

これはあくまで私の一つの考えだから、最後はあなた自身でよく考えて投資判断してくださいね!

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この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月15日時点。

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