ポバール興業(4247)銘柄分析|株主優待・配当金・高配当株スコアシート
⚠️ 免責事項
この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年8月28日時点。
今回は、ポバール興業(4247)を紹介するよ。工業用ベルトと研磨製品のメーカーさんなんだ!
財務や配当はコツコツ型のいい数字が並んでいるけど、この会社ならではの弱点もあってね。良いところもリスクも、みんなで一緒に学んでいこうよ!
東証スタンダード | コード 4247 | 化学 | 決算月:3月
ポバール興業
高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)
現在株価(2026/08/28)
1,414円前日比+9 (↑0.64%)
時価総額 約37億円
(当ブログ算出)
※データ取得日:2026/08/28
🎁 ポバール興業の株主優待制度
毎年3月末日を基準日として、100株以上を保有する株主にクオカードを年1回贈呈。
| 保有株式数・継続保有 | クオカード |
|---|---|
| 100株以上・1年未満 | 1,000円分 |
| 100株以上・1年以上 | 2,000円分 |
| 200株以上・1年未満 | 2,000円分 |
| 200株以上・1年以上 | 3,000円分 |
4.38%
(年間配当4,200円+優待2,000円分)
÷投資額141,400円
※贈呈の基準日は毎年3月31日(年1回)。株主優待は会社の判断で内容の変更・廃止が行われる場合があります。出典:ポバール興業 配当・株主優待(公式ページ)。株主優待配当利回りは 2026/08/28現在。
ポバール興業(4247)はどんな会社?【事業内容】
ポバール興業は工業用ベルトと研磨関連製品が柱。素材選定技術・接着技術・樹脂加工技術の3つが会社のコア技術。売上の主力は約8割が総合接着・樹脂加工。次いで特殊設計機械。販売先はガラス大手のAGCグループ(旧旭硝子)も含まれている。
海外売上比率は約17%で、中国とタイに生産子会社を持ちます。決算月は3月。業種は化学。設立は1964年11月、本社は愛知県名古屋市。
📈 株価・PER・配当10年チャート
数値データを見る(表)
| 年度 | 株価(円) | 1株配当(円) | PER(倍) |
|---|---|---|---|
| 2017/03 | 560 | 15 | 19.82 |
| 2018/03 | 665 | 20 | 7.22 |
| 2019/03 | 980 | 25 | 9.22 |
| 2020/03 | 800 | 27.5 | 5.84 |
| 2021/03 | 1,395 | 30 | 17.36 |
| 2022/03 | 1,129 | 35 | 10.63 |
| 2023/03 | 1,135 | 36 | 11.67 |
| 2024/03 | 1,310 | 37 | 18.59 |
| 2025/03 | 1,193 | 38 | 39.04 |
| 2026/03 | 1,315 | 41 | 9.30 |
※株価・1株配当は株式分割調整後ベースです。株価は各年度末時点の終値、PERは年度末株価÷その期のEPSで当ブログが算出した参考値です。2025年3月期のPERは、特別損失の計上でEPSが急減した年の値です。チャート右端の当月点(2026/08)は、株価が2026年8月時点の値、1株配当とPERが2027年3月期の会社予想に基づく値です。表は年次の確定値のみを掲載しています。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス・株探

株価は長い目で見るとしっかり育ってるんだね。それなのに、市場からの評価は控えめなまま…って感じがするよ?

そこなんだ。会社自身も株の売買をもっと活発にしたいと課題に挙げている。
ただ、ポバール興業は利益の波が大きいという事情もあるし、超小型株だから売買の流動性が低いってことも考えられるね。
📊 配当性向・配当利回り 10年推移
数値データを見る(表)
| 年度 | 配当性向(%) | 配当利回り(%) |
|---|---|---|
| 2017/03 | 53.1 | 2.68 |
| 2018/03 | 21.7 | 3.01 |
| 2019/03 | 23.5 | 2.55 |
| 2020/03 | 20.1 | 3.44 |
| 2021/03 | 37.3 | 2.15 |
| 2022/03 | 33.0 | 3.10 |
| 2023/03 | 37.0 | 3.17 |
| 2024/03 | 52.5 | 2.82 |
| 2025/03 | 124.3 | 3.19 |
| 2026/03 | 29.0 | 3.12 |
※配当性向は各期の1株配当÷EPSで、IR BANK掲載値と一致しています。配当利回りは各年度末の株価と1株配当から当ブログが算出した参考値です(2022年3月期のみIR BANK掲載値と0.05ポイントの差があります)。比率のため株式分割の影響はありません。2025年3月期の配当性向124.3%は、特別損失の計上でEPSが急減した年の値です(配当額は増配を維持)。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移
数値データを見る(表)
| 年度 | EPS(円) | 営業利益率(%) | ROE(%) |
|---|---|---|---|
| 2017/03 | 28.25 | 5.03 | 1.75 |
| 2018/03 | 92.06 | 8.01 | 5.41 |
| 2019/03 | 106.27 | 10.77 | 5.95 |
| 2020/03 | 136.95 | 12.96 | 7.38 |
| 2021/03 | 80.38 | 9.93 | 4.12 |
| 2022/03 | 106.22 | 10.65 | 5.24 |
| 2023/03 | 97.23 | 10.33 | 4.64 |
| 2024/03 | 70.48 | 8.85 | 3.25 |
| 2025/03 | 30.56 | 7.06 | 1.41 |
| 2026/03 | 141.44 | 11.69 | 6.18 |
※いずれもIR BANK掲載の実績値で、EPSは株式分割調整後ベースです。2025年3月期のEPS・ROEの急減は、特別損失(減損損失等)の計上によるものです。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
📊 BPS・自己資本比率 10年推移
数値データを見る(表)
| 年度 | BPS(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|
| 2017/03 | 1,616.90 | 81.3 |
| 2018/03 | 1,702.40 | 77.5 |
| 2019/03 | 1,785.00 | 78.5 |
| 2020/03 | 1,855.56 | 79.7 |
| 2021/03 | 1,951.11 | 82.5 |
| 2022/03 | 2,026.41 | 81.9 |
| 2023/03 | 2,096.55 | 83.0 |
| 2024/03 | 2,165.85 | 83.0 |
| 2025/03 | 2,165.93 | 79.8 |
| 2026/03 | 2,288.07 | 82.8 |
※BPSはIR BANK掲載の1株純資産(株式分割調整後ベース)で、スコアシートのPBR算出に用いるBPS(Yahoo!ファイナンス掲載値)とは定義が異なる場合があります。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

配当金は連続増配だね!
TJもそこを特に注目している実績だよ。9年連続で増配を続けていて、株主還元もしっかり意識している証拠かもね!

自己資本比率が80%前後ってめっちゃスゴイじゃん!

そこはポバール興業の強みだね。ほとんど借金に頼らない経営を続けていて、手元のお金にも余裕がある。
結果、順調に稼いで現金も潤っているから配当を出し続けてられている会社なんだ。無理に背伸びして配っている感じがないんだよ!
📋 財務指標 分析一覧
▼ くわしくデータを見る
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス・ポバール興業 IR情報・決算短信・有価証券報告書・中期経営計画

ベルトと研磨って地味に感じたけど、数字を見たら印象が変わったよ!

そうなんだ。分析するときは事業の地味さよりも、実績値で判断する方がいいね!
ただ、最終利益が一気に減った年もあるんだ。海外の子会社が持っている設備の価値を、帳簿の上で切り下げた。それが主な原因だった。

じゃあ、その処理が終わった今なら、もう安心していいの?
「もう大丈夫」とは言い切れない。ポバール興業の利益は、もともと波が大きいからね。
波の大きさをどれくらい受け入れられるかが、この銘柄と付き合う前提になるから判断材料は、このあとの総合評価も見てほしいんだ。
🏆 ポバール興業(4247)総合評価
▼ つづきを読む
ポバール興業(4247)のよくある質問
▼ 質問と回答をすべて見る
💬 【TJの視点】
ポバール興業は、私がずっと気になって見ている1社です。
惹かれたのは、稼ぐ力・株価の安さ・連続増配株・極めて健全な財務基盤。私の物差しにほぼ全部当てはまりました。今期予想が達成すれば、10年連続増配銘柄の仲間入りです。
それでも株価は、PER面から見ても割安。PBRでも1倍割れがずっと続いています。
「地味な事業は、それだけで安く見られる」——私はそう思っています。
工業用ベルトや研磨のような仕事は、市場の目が届きにくいのではないか。超小型株は機関投資家が参入しづらいから市場から過小評価されているのではないか?
だからこそミスプライス(値付けの間違い)の可能性を感じています。
増配が続けば、買った値段に対する配当利回り(私は「じぶん配当利回り」と呼んでいます)は育っていきます。
もっともそれは、会社が増配を続けた場合の話です。
では、私はどうするのか。ここは正直、まだ決めきれていません。
まずは、利益のブレ幅がどこまで落ち着くかを決算のたびに見にいきます。



執筆:TJ(個人投資家・プロフィール/記事の品質管理について)
⚠️ 免責事項
この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年8月28日時点。
