⚠️ 免責事項
この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年8月27日時点。
今回は、三和ホールディングス(5929)を紹介するよ!
シャッターで国内首位のグローバル企業、16期連続非減配×株主優待ありの銘柄なんだ。
一方、懸念点やリスクもあるから、実データと共にみんなで一緒に学んでいこうよ!
東証プライム | コード 5929 | 金属製品 | 決算月:3月
三和ホールディングス
高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)
現在株価(2026/08/27 時点)
3,620円前日比-18 (↓0.49%)
時価総額 約7,928億円
配当利回り(予)
4.03%
146.00円(2027年3月期予想)
PER(予)
12.65倍
過去レンジ 約8.7〜25.3倍
PBR(実)
2.23倍
過去レンジ 約0.84〜3.18倍
配当性向(予)
50.7%
2027年3月期 会社予想
(当ブログ算出)
ROE(予)
17.72%
ROA(予)11.34%
営業利益率(前期)
11.97%
2026年3月期
※データ取得日:2026/08/27
🎁 三和ホールディングスの株主優待制度
毎年3月31日時点で100株以上保有かつ、保有株数に応じてオリジナルQUOカード(500円分〜2,000円分)を年1回贈呈。
| 保有株式数 |
株主優待(オリジナルQUOカード) |
| 100株以上 |
500円分(継続保有条件なし) |
| 1,000株以上 |
2,000円分(保有期間2年以上) |
株主優待配当利回り(予)
4.17%
100株保有
(年配当14,600円+優待500円)
÷投資額362,000円
※1,000株以上の優待(2,000円分)は保有期間2年以上(株主番号ベースで3月末・9月末の権利確定日ごとにカウント)が条件。年配当146円には創立70周年記念配当14円を含みます(普通配当は132円)。記念配当は一過性のため、翌期以降は普通配当ベースの水準に戻る可能性があり、その場合は配当利回り・株主優待配当利回りとも本記事の水準より低下します。出典:三和ホールディングス 公式IR。株主優待配当利回りは2026/08/27現在。
三和ホールディングス(5929)はどんな会社?【事業内容】
三和ホールディングスは、1956年に設立された、重量・軽量シャッターで国内首位の企業グループです(出典:会社四季報)。シャッターやドアなど建物の「開口部」まわりの製品を製造・施工・保守まで一貫して手がけ、欧米ではM&Aで事業を広げてきました。中期経営計画「三和グローバルビジョン2030」では、防災・環境対応製品やスマート化による事業拡大を掲げています(出典:決算短信)。
決算で区分して開示する事業(報告セグメント)は「日本」「北米」「欧州」「アジア」の地域別。2026年3月期は日本が売上の約44%、北米が約37%、欧州が約17%で、売上の過半が海外というグローバルな収益構造です(出典:決算短信)。東証プライムに上場し、業種は金属製品、決算月は3月。
📈 株価・PER・配当10年チャート
5929 三和HD|10年
株価(円)
1株配当(円)
PER(倍)
当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)
※株価は各年度末時点の終値です。株式分割・併合は確認できた範囲で実施記録がないため調整していません。1株配当はいずれも普通配当のみで、チャート右端=2027年3月期の会社予想146円には創立70周年記念配当14円を含みます(普通配当は132円)。PERは各年度末=実績EPSベース、当月点(チャート右端)=現在株価と会社予想EPSベースの予想値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:株価=Yahoo!ファイナンス時系列、1株配当・PER=IR BANK・決算短信(いずれも2026-08-06取得)
| 年度 | 株価(円) | 1株配当(円) | PER(倍) |
|---|
| 2017/03 | 1042 | 25.00 | 13.97 |
| 2018/03 | 1373 | 30.00 | 16.96 |
| 2019/03 | 1317 | 32.00 | 14.17 |
| 2020/03 | 844 | 34.00 | 8.69 |
| 2021/03 | 1449 | 34.00 | 15.06 |
| 2022/03 | 1244 | 36.00 | 12.03 |
| 2023/03 | 1416 | 58.00 | 9.46 |
| 2024/03 | 2678.5 | 78.00 | 13.66 |
| 2025/03 | 4769 | 106.00 | 18.02 |
| 2026/03 | 3537 | 130.00 | 12.56 |
株価がグーンと駆け上がって、最近はひと休みしてる感じ!
それでも配当の棒グラフは、階段のまま増え続けてるんだね。
よく見てるね、その目のつけどころが大事なんだ。
株価が波打っても、配当の階段は崩れていない——業績の伸びと還元強化の姿勢がこの階段を支えているんだ。くわしくは総合評価で見ていこう!
📊 配当性向・配当利回り 10年推移
5929 三和HD|10年
配当性向(%)
配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)
※配当性向は連結・IR BANK掲載値です。配当利回りは各年度末終値ベースの当ブログ算出値です。最新の指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス(いずれも2026-08-06取得)
| 年度 | 配当利回り(%) | 配当性向(%) |
|---|
| 2017/03 | 2.40 | 33.5 |
| 2018/03 | 2.18 | 37.1 |
| 2019/03 | 2.43 | 34.4 |
| 2020/03 | 4.03 | 35.0 |
| 2021/03 | 2.35 | 35.3 |
| 2022/03 | 2.89 | 34.8 |
| 2023/03 | 4.10 | 38.7 |
| 2024/03 | 2.91 | 39.8 |
| 2025/03 | 2.22 | 40.1 |
| 2026/03 | 3.68 | 46.2 |
📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移
5929 三和HD|10年
EPS(円)
営業利益率(%)
ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)
※EPS・営業利益率・ROEは連結実績です。この10年より前の2010年3月期・2011年3月期は最終赤字(EPSマイナス)でした。最新の指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANK・決算短信(2026-08-06取得)
| 年度 | EPS(円) | 営業利益率(%) | ROE(%) |
|---|
| 2017/03 | 74.61 | 7.47 | 12.29 |
| 2018/03 | 80.97 | 7.34 | 12.18 |
| 2019/03 | 92.94 | 7.71 | 13.03 |
| 2020/03 | 97.14 | 7.77 | 13.19 |
| 2021/03 | 96.21 | 7.75 | 11.82 |
| 2022/03 | 103.39 | 7.57 | 11.33 |
| 2023/03 | 149.71 | 9.57 | 13.75 |
| 2024/03 | 196.03 | 10.70 | 15.24 |
| 2025/03 | 264.61 | 12.16 | 17.86 |
| 2026/03 | 281.61 | 11.97 | 17.15 |
📊 BPS・自己資本比率 10年推移
5929 三和HD|10年
BPS(円)
自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)
※BPSはIR BANK掲載系列で、決算短信の1株当たり純資産(2026年3月期末1,660円39銭)とほぼ一致します(1銭未満の丸め差)。スコアシートのPBRカードはYahoo!ファイナンス掲載BPS基準のため、集計基準のわずかな差があります。自己資本比率は連結実績。最新の指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANK・決算短信(2026-08-06取得)
| 年度 | BPS(円) | 自己資本比率(%) |
|---|
| 2017/03 | 607.15 | 43.0 |
| 2018/03 | 667.09 | 45.2 |
| 2019/03 | 713.50 | 47.4 |
| 2020/03 | 742.89 | 46.3 |
| 2021/03 | 814.09 | 47.9 |
| 2022/03 | 912.70 | 52.2 |
| 2023/03 | 1088.87 | 54.4 |
| 2024/03 | 1295.49 | 57.7 |
| 2025/03 | 1499.14 | 60.2 |
| 2026/03 | 1660.38 | 63.6 |
三和HDはリーマンショック後に大きな傷を負った歴史があるんだ。
そこから借入を減らして自己資本も厚くした結果、財務体質が改善できたのがこのチャートだよ!
そうだね。稼ぐ力は優秀ってTJは見ているんだ。
過去10年でROEは10%以上、2022年以降の営業利益率は10%を超えているって、長くつき合う投資家には頼もしい景色だよ!
📋 財務指標 分析一覧
| 指標 |
評価 |
| 売上高 |
10年前の約3,500億円から直近は約6,600億円へ、およそ1.9倍に拡大(途中、微減収の年もある)。2027年3月期も会社予想6,770億円と増収を見込む。 |
| 営業利益 |
約260億円から約790億円へ、10年でちょうど3倍の水準。直近期は微減益だったが、2027年3月期は会社予想810億円と過去最高圏の計画。 |
| 経常利益 |
利益水準の切り上げが続き、直近は約810億円と10年前のおよそ3.2倍。会社は2027年3月期に825億円を見込む。 |
| 純利益 |
直近2026年3月期は約598億円(親会社株主に帰属する当期純利益)と、確認できる範囲で最高益を更新。売上が微減でも利益を伸ばした(決算短信)。 |
| EPS(1株当たり利益) |
70円台から281円台へ、10年でおよそ3.8倍。2027年3月期も会社予想ベースで増加を見込む。 |
| ROE |
直近は17%台と、上場企業平均の目安8%を大きく上回る。10年前の12%台から一段と切り上がった。 |
| ROA |
10%台に乗せ、上場企業平均の目安5%の2倍の水準。総資産に対して稼ぐ効率の高さが際立つ。 |
| 営業利益率 |
7%台だった10年前から直近は12%近くへ上昇。売価転嫁の浸透と、メンテナンス・サービスの伸びが効いている(決算短信・決算説明資料)。 |
| 自己資本比率 |
直近期末で6割を超え、私が安心の目安とする50%を大きく上回る。10年前の40%台前半から着実に上昇してきた。 |
| 利益剰余金 |
約580億円から約2,230億円へ、10年でおよそ3.8倍。リーマン期に大きく減った内部留保を、その後の稼ぎで厚く積み直した。 |
| 有利子負債比率 |
10年前は50%を超えていたが、直近は13%前後まで低下。途中に上昇した年はあるものの、長期トレンドでは大幅に改善している。 |
| BPS(1株当たり純資産) |
600円台から1,600円台へ右肩上がり。1株当たりの企業価値は10年でおよそ2.7倍に積み上がった。 |
| 営業CF |
確認できる直近9期はすべて黒字。直近期は約610億円と高水準で、本業の現金創出力は厚い(決算短信)。 |
| 投資CF |
設備投資を続けて、確認できる直近9期はすべてマイナス。おおむね営業CFの範囲に収まる規模で推移している。 |
| 財務CF |
借入の返済に加え、配当と自己株買いの拡大を反映してマイナス幅が大きくなる傾向。直近期は約527億円のマイナスと、還元強化がはっきり表れている。 |
| 現金等 |
約490億円から約920億円へ、確認できる9期でおよそ1.9倍と増加傾向(途中、減少した年もある)。直近期の減少は、配当・自己株買いなど還元拡大の年と重なる。 |
| 配当推移(10年) |
2017年3月期25円→2026年3月期130円→2027年3月期は会社予想146円(普通配当132円+創立70周年記念配当14円)と、10年でおよそ5倍。この間、減配は一度もない。 |
| 配当性向 |
30%台で安定していたが、還元強化とともに直近は46%台へ上昇。2027年3月期は会社予想ベースで5割前後となり、私の目安とする50%の上限圏に達しつつある。 |
| 自社株買い |
2026年5月に上限365万株・100億円の取得を決議し、市場買付を実施中。会社は3年累計400億円の方針を掲げる(適時開示・決算説明資料)。 |
| PER推移(10年) |
期末ベースではおおむね9〜18倍で推移し、直近期末は12倍台。黒字期の過去レンジ(約8.7〜25.3倍)の中では中位の位置にある。 |
| PBR推移(10年) |
かつて1倍を割る場面もあった水準から、直近は2倍台へ切り上がった(期末レンジ約0.84〜3.18倍・黒字期)。市場の評価が高まった分、資産面の割安感は薄れている。 |
| 配当利回り推移 |
年度末ベースで2%台前半〜4%程度を行き来。増配ペースが速く、株価が調整した年には4%台に乗る場面もあった。 |
リーマンショック後 の配当推移 |
リーマンショック後の2009年3月期・2010年3月期に2期連続で減配した(13円→10円→5円・当時の有価証券報告書で確認)。2010年・2011年3月期は最終赤字。2011年3月期以降は16期連続で非減配(実績)。 |
| 株主還元方針 |
DOE(株主資本配当率)10%を目安に安定的な配当を図る方針。2027年3月期の中間配当から適用され、従来の「自己資本ベース8%」から引き上げられた(適時開示)。 |
| セグメント |
日本が売上の約44%、北米が約37%、欧州が約17%、アジアが約2%(2026年3月期)。直近1年は日本が増益をけん引し、海外は苦戦した(決算短信)。 |
| 海外売上比率 |
売上の過半(約56%)が海外で、為替や各地域の景気・住宅市場の動向の影響を受けやすい構造(決算短信)。 |
▼ くわしくデータを見る
※出典:三和ホールディングス IR情報/決算短信・有価証券報告書/IR BANK/Yahoo!ファイナンス/会社四季報
業績も財務も配当も強そうなのに、どうして様子見する人がいるんだろう?
いい考え方だね。
今期(2027年3月期)の通期業績予想は増収増益だけど利益は微増であることと、直近の四半期決算(2027年3月期第1四半期)が大幅減益っていうことが考えられるよ。
その行方を見きわめたい——実はTJもそのひとりなんだ。
株価の指標も、いわゆる割安圏とは言えない水準みたいだね。鋼板やアルミの値上がりも気になるな。
そのとおり。そこがこの銘柄の見どころ!
強い会社を、どの値段で迎えるか——TJの見立ては、このあとの総合評価と【TJの視点】で語るね!
🏆 三和ホールディングス(5929)総合評価
業績・財務・キャッシュフロー
三和ホールディングスは、重量・軽量シャッターの両分野で国内首位に立つ企業グループ。この10年で売上はおよそ1.9倍、営業利益は3倍と増収増益基調。直近の2026年3月期は純利益が確認できる範囲で最高益となりました(決算短信・IR BANK)。
財務は、リーマンショック期に負った傷を乗り越えてきた10年です。自己資本比率は40%台前半から直近期末は60%超へ上昇し、有利子負債の比率は大幅に低下。借金を減らしながら稼ぐ力を高めてきた歩みが、チャートにはっきり表れています。
キャッシュフローも優秀です。営業キャッシュフローは確認できる直近9期すべて黒字で、直近期は約610億円。手元の現金及び現金同等物は約920億円と、年間の配当総額(2027年3月期の予想ベースでおよそ300億円)を上回る厚みがあります。
割安性・投資タイミング
PER(予)は12倍台と、一般に適正とされる15倍前後をやや下回ります。ただし、東証の金属製品の単純平均(2026年8月5日時点でPER16.9倍・PBR1.01倍・株探調べ)と比べると、PERは平均より低い一方で、PBRは平均の2倍超の水準です。PERとPBRを掛け合わせたMIX係数も、グレアム『賢明なる投資家』が示した割安の目安22.5を上回り、資産面から見た割安感は乏しい位置です。
過去10年の期末PER(おおむね9〜18倍)の中では中位。期末PBRは、かつて1倍を割る場面もあった水準から2倍台へ切り上がってきました。高い収益性と還元強化を、市場がすでに評価している状態です。株価そのものは2025年に付けた高値から調整した水準にあり、直近の四半期減益の行方が評価の分かれ目になっています。
■ 同業(金属製品)2社との比較
| 銘柄 |
PER(予) |
PBR(実) |
配当利回り(予) |
営業利益率 |
基準日 |
| 三和ホールディングス(5929) |
12.65倍 |
2.23倍 |
4.03% |
11.97% |
2026/08/27 |
| アルインコ(5933) |
10.57倍 |
0.68倍 |
3.94% |
3.53% |
2026/08/27 |
| マルゼン(5982) |
12.39倍 |
1.25倍 |
3.03% |
9.94% |
2026/08/28 |
※同業(金属製品)のごく一部との比較です。各社の数値は当ブログの各スコアシート記事(スコアカード)より、表中の基準日時点の値を取得したものです。PER・配当利回りは会社予想、PBR・営業利益率は前期実績ベースです。
配当・株主還元
16年以上非減配の銘柄です(実績)。2011年3月期以降、1株配当は一度も前期を下回っておらず、配当金は26倍に成長してきました(2010年3月期5円→2026年3月期130円)。2027年3月期は会社予想146円(普通配当132円+創立70周年記念配当14円)。
株主還元も強化されています。配当はDOE10%目安へ引き上げられ(2027年3月期の中間配当から適用)、上限100億円の自己株買いも実施中。会社は3年累計400億円の自己株取得方針を掲げています(適時開示・決算説明資料)。
一方で2027年3月期の配当性向は、会社予想ベースで5割前後(会社開示の予想配当性向は50.7%)まで上昇しており、かつてのようなペースの増配余力は細りつつあります。
注意点・リスク
最新の有価証券報告書の「事業等のリスク」では、主要材料(鋼板・アルミ・ステンレス)の価格高騰、各地域の景気減速(公共事業投資・民間設備投資・新規住宅着工の低下)、トラックの確保が難しくなる物流の制約などを、会社自身が挙げています(第91期有価証券報告書)。
足元では、2027年3月期の第1四半期が営業利益で前年同期比約4割の大幅な減益となりました。北米の住宅市場低迷と工場側の課題、原材料コストの上昇を売価転嫁でカバーしきれなかったことが主因です(第1四半期決算短信・決算説明資料)。
会社は国内事業の好調を背景に通期予想を据え置いており、この計画に業績が追いつくかが当面の焦点です。なお、本記事の数値は2026年3月期実績・2027年3月期会社予想・2026年8月6日時点の株価に基づいています。
▼ つづきを読む
三和ホールディングス(5929)のよくある質問
Q. 三和ホールディングスに株主優待はありますか?
A. あります。毎年3月31日時点で100株以上を保有する株主に、オリジナルQUOカード500円分を贈呈します(継続保有条件なし)。1,000株以上は保有期間2年以上を条件に2,000円分となります(会社公式サイト)。
Q. 三和ホールディングスの配当はどうなっていますか?
A. 2011年3月期以降、実績で16期連続の非減配です。リーマンショック直後の2009年・2010年3月期には2期連続の減配(13円→10円→5円)がありました。その後は増配基調が続き、2027年3月期は会社予想146円(普通配当132円+創立70周年記念配当14円)です(決算短信・適時開示)。
Q. 三和ホールディングスはどんな会社ですか?
A. 重量・軽量シャッターで国内首位の企業グループです。シャッターやドアなど建物の開口部まわりの製品を製造・施工・保守まで一貫して手がけ、欧米ではM&Aで事業を拡大してきました。売上の過半が海外で、日本が約44%、北米が約37%、欧州が約17%を占めます(会社四季報・決算短信)。
Q. 直近の四半期決算はなぜ大幅減益だったのですか?
A. 2027年3月期の第1四半期は、北米の住宅市場低迷や現地工場の生産性・システム移行の課題、原材料コスト上昇を売価転嫁でカバーしきれなかったことなどで、営業利益が前年同期比約4割の減益となりました。一方で日本セグメントは増益と好調で、会社は通期予想を据え置いています(第1四半期決算短信・決算説明資料)。
Q. 過去に記念配当や特別配当はありましたか?
A. 2016年3月期に創立60周年の記念配当3円、2027年3月期(会社予想)に創立70周年の記念配当14円(中間7円+期末7円)があります。記念配当を除いた普通配当ベースで見ても、2011年3月期以降の非減配は変わりません(各期決算短信・適時開示)。
▼ 質問と回答をすべて見る
💬 【TJの視点】
TJ(運営者・個人投資家)
高収益・財務健全・キャッシュフロー優秀・16年以上非減配——強い会社である事実を、過去データがはっきり示しています。
DOE10%目安への引き上げと大型の自己株買いからは、株主還元への本気度を感じます。
ただ、私の好きなバリュー株とは距離が遠く、PBRやMIX係数の位置から、市場はすでに概ね評価済みというのが私の見立てです。
気がかりなのは2027年3月期の第1四半期決算結果が大幅減益で、会社の据え置いた通期予想どおりに巻き返せるかを、私は見守っています。
一方、私のポートフォリオでは金属製品の保有比率が小さく、シャッター関連は未保有——分散の面では迎え入れたい銘柄です。
今後は購入するかどうか、決算のたびの定点観測を続けていく考えです。
通期の巻き返しを確かめてから動くか、還元強化を信じて先回りするか——最後はアナタ自身の判断で決めてください。
執筆:TJ(個人投資家・プロフィール/記事の品質管理について)
⚠️ 免責事項
この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年8月27日時点。
サイト運営者