チエル(3933)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート
⚠️ 免責事項
この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年10月14日時点。
今回は、TJ保有株のチエル(3933)!学校向けの学習支援システムが柱の超小型のバリュー株なんだ。
成長株の一面もあるけど、会社の数字と一緒に、その実力とリスクをみんなで一緒に見ていこうよ!
東証スタンダード | コード 3933 | 情報・通信 | 決算月:3月
チエル
高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)
現在株価(2026/10/14 終値)
503円前日比-13 (↓2.52%)
時価総額 約40億円
(当ブログ算出)
※データ取得日:2026/10/14
チエル(3933)はどんな会社?【事業内容】
チエルは、学校向けの学習支援システムとICT(情報通信技術)機器の販売が柱。事業は「小学校・中学校」「高等学校・大学」「企業・官公庁ほか」の3つのセグメント。学校や国内の法人向けが中心の内需型。2016年に上場。東証スタンダードに所属。決算月は3月。
📈 株価・PER・配当10年チャート
数値データを見る(表)
※株式分割(2016年10月・2020年10月に各1:2)を反映した調整後ベースの値です。株価は各年度末時点、PERは実績ベース。2019年3月期はEPSの一時的な急減でPERが異常値となるため非表示。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。表の最終行(2026/10)は当月時点の値で、株価は2026年10月14日時点、1株配当とPERは今期の会社予想に基づく値です。出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
| 年度 | 株価 (円) | 1株配当 (円) | PER (倍) |
|---|---|---|---|
| 2017/03 | 1064 | 0 | 50.81 |
| 2018/03 | 783 | 0 | 32.67 |
| 2019/03 | 436 | 0 | — |
| 2020/03 | 1029 | 2 | 51.19 |
| 2021/03 | 1591 | 2.5 | 34.14 |
| 2022/03 | 918 | 3 | 14.83 |
| 2023/03 | 799 | 5 | 14.13 |
| 2024/03 | 633 | 7 | 13.50 |
| 2025/03 | 724 | 12 | 12.72 |
| 2026/03 | 629 | 18 | 7.13 |
| 2026/10 | 503 | 23(予) | 9.39(予) |

チエルの配当って、はじめは無配だったのが2020年ごろから増えていってるし、直近はPERがぐっと下がって割安っぽく見えるよ。

よく見てるね。2026年3月期は増収増益で過去最高益!
一方、株価は落ち着いているから、PERは低めに出ているんだよ。
しかも大株主には、小型の割安・成長株を見つけるのが得意な光通信系の投資ファンドも名を連ねていて、割安な小型株として見られている一つの材料といえるね。
📊 配当性向・配当利回り 10年推移
数値データを見る(表)
※各年度の実績値。無配だった2019年3月期以前は0%です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANK
| 年度 | 配当利回り (%) | 配当性向 (%) |
|---|---|---|
| 2017/03 | 0 | 0 |
| 2018/03 | 0 | 0 |
| 2019/03 | 0 | 0 |
| 2020/03 | 0.19 | 9.9 |
| 2021/03 | 0.16 | 5.4 |
| 2022/03 | 0.33 | 4.8 |
| 2023/03 | 0.63 | 8.8 |
| 2024/03 | 1.11 | 14.9 |
| 2025/03 | 1.66 | 21.1 |
| 2026/03 | 2.86 | 20.4 |
📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移
数値データを見る(表)
※各年度の実績値(分割調整後ベース)。EPSは1株あたり利益。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANK
| 年度 | EPS (円) | 営業利益率 (%) | ROE (%) |
|---|---|---|---|
| 2017/03 | 20.94 | 10.6 | 11.76 |
| 2018/03 | 23.97 | 10.03 | 12.14 |
| 2019/03 | 1.38 | 3.83 | 0.74 |
| 2020/03 | 20.1 | 7.59 | 9.44 |
| 2021/03 | 46.6 | 12.57 | 18.18 |
| 2022/03 | 61.91 | 14.48 | 22.44 |
| 2023/03 | 56.54 | 16.0 | 16.86 |
| 2024/03 | 46.89 | 12.81 | 12.94 |
| 2025/03 | 56.93 | 9.83 | 13.75 |
| 2026/03 | 88.16 | 10.46 | 19.84 |
📊 BPS・自己資本比率 10年推移
数値データを見る(表)
※各年度末の実績値(分割調整後ベース)。BPSは1株あたり純資産。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANK
| 年度 | BPS (円) | 自己資本比率 (%) |
|---|---|---|
| 2017/03 | 177.75 | 58.4 |
| 2018/03 | 197.52 | 62.1 |
| 2019/03 | 192.68 | 61.4 |
| 2020/03 | 212.55 | 53.8 |
| 2021/03 | 256.55 | 35.5 |
| 2022/03 | 276.08 | 33.0 |
| 2023/03 | 335.10 | 37.4 |
| 2024/03 | 362.29 | 44.1 |
| 2025/03 | 417.28 | 29.0 |
| 2026/03 | 450.30 | 27.6 |

自己資本比率、下がってるね。財務、危ないんじゃない?

いい視点だね。これは業績が悪化したからではなくて、事業を伸ばすために総資産を大きく増やしてきた結果なんだ。
30%前後は特別に低いわけではないけれど、かつての60%台からは下がっているのは事実。ここは今後の推移をチェックしておきたいポイントだね。

なるほど。攻めの姿勢ってことなんだね!

そのとおり。しかも決算説明資料では、株主還元に1ページを割いて連結配当性向30%程度を念頭にしつつ、今期はさらに手厚い還元を計画しているんだ。
時価総額が数十億円規模の超小型の会社で、ここまで還元を語る姿勢は、なかなか珍しいと感じているよ!
📋 財務指標 分析一覧
▼ くわしくデータを見る
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス・株探・有価証券報告書・決算資料

学校向けのICTって、これからのGIGAスクールとかで需要が伸びそうだし、成長も期待できそうだね!

そこは冷静に見たいところ。GIGAスクールは端末の整備が一巡しつつあって、前の期に前倒しで発生した需要の反動もあるんだ。だから2027年3月期は会社予想で減収減益を見込んでいるよ。

ほかに気をつけることってある?

まず、時価総額が数十億円規模の超小型株だから、売買が少なくて株価が動きやすい点。それと、少子化が進むと学校向けの市場そのものが大きく伸びにくい点も頭に入れておきたい。
だからこそ、割安さと成長性の両面を、数字で確かめて判断するのが大切だよ。
🏆 チエル(3933)総合評価
▼ つづきを読む
チエル(3933)のよくある質問
▼ 質問と回答をすべて見る
💬 【TJの視点】
私はこのチエルを、実際に保有している1社です。
きっかけは、大株主に小型バリュー株や成長株を見極める目を持った光通信系の投資ファンドが名を連ねていたこと。私はこのファンドが入っている割安・成長寄りの小型株を、いつも温度感を高めにして見ています。
そのうえで業績・財務・配当・キャッシュフローの過去の推移をたどると、増収増益で最高益を更新しながら株価と指標は落ち着いていて、私の好きな「業績が良いのに割安に放置されているゾーン」に近いと感じました。
いまはAIや半導体のような派手さのあるテーマに資金が集まりがちですが、その陰で地道に稼ぐ小型株にこそ妙味があると考えていて、そういう意味でも気に入っている1社です。
もちろん、良いことばかりではありません。
今期2027年3月期は会社予想で減収減益で、本決算のあとに株価が反落した経緯もあり、投資家の期待は高くない状態です。
売買の少ない超小型株なので値動きも荒くなりがちですし、少子化を考えると学校向けの成長性に大きくは期待しづらい――そうしたリスクは承知のうえで、私は買い増しを検討する1社に含めています。
私が買い増しを考えるとすれば、業績が着実に伸びている、かつ、割高ではない株価水準の場面でしょうか。特に、ミスプライスが生まれたときに、少しずつ拾っていきたいと思っています。
これはあくまで私の一つの見方です。最後はあなた自身でよく考えて判断してくださいね。



執筆:TJ(個人投資家・プロフィール/記事の品質管理について)
⚠️ 免責事項
この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年10月14日時点。
