スコアシート

北興化学工業(4992)銘柄分析|バリュー株スコアシート

北興化学工業(4992)銘柄分析スコアシートのアイキャッチ画像。北興化学工業のロゴを掲げ、緑の葉と半導体ウエハーを加工する装置を背景に、「半導体素材ビジネス、売上拡大」の帯と、野村マイクロ・サイエンスの筆頭株主・全農系農薬専業大手&隠れ半導体株・キャッシュリッチ・小型バリュー株・15年以上非減配&累進配当方針という特徴が並んでいる。東証スタンダードの表示。
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この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年8月28日時点。

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今回は、北興化学工業(4992)を取り上げるよ!農薬が主力だけど、実は隠れ半導体株関連銘柄なんだ!

財務がとても健全でTJが好きな小型のバリュー株!割安性や財務の強さ、リスクもみんなで一緒に学んでいこうよ!

東証スタンダード | コード 4992 | 化学 | 決算月:11月

北興化学工業

バリュー株 銘柄分析スコアシート | 2025年11月期(2026年1月公表)

現在株価(2026/08/28)

1,994前日比-16 (↓0.80%)

時価総額 約548億円

配当利回り(予)
2.71%
54円(2026年11月期予想)
PER(予)
11.53倍
過去レンジ 5.1~12.7倍
PBR(実)
0.85倍
過去レンジ 0.38~1.07倍
MIX係数(PER×PBR)
9.80
22.5以下が割安の目安 MIX係数とは?
配当性向(予)
31.2%
2026年11月期 会社予想
(当ブログ算出)
ROE(実)
8.42%
ROA(実)5.74%
営業利益率(前期)
10.0%
2025年11月期
自己資本比率
68.2%
2025年11月期

※データ取得日:2026/08/28

北興化学工業(4992)はどんな会社?【事業内容】

北興化学工業は、売上の柱と利益の柱が別々にある化学メーカーです。報告している事業は3つ。農薬事業、ファインケミカル事業(樹脂に混ぜる添加剤や、半導体をつくるときに使う材料の原料など)、繊維資材事業。売上では農薬が6割を占めますが、営業利益は3事業の単純合計49.2億円のうち40.0億円をファインケミカル事業が稼いでいます(出典:有価証券報告書)。会社の看板と、主力の儲けが異なるのが北興化学工業ならではの特徴です。1950年設立で東証スタンダードに上場しています。

📈 株価・PER・配当10年チャート

4992 北興化学工業|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2016/11371105.20
2017/11718129.90
2018/11558155.13
2019/11590175.67
2020/1111241812.68
2021/11846197.83
2022/11909215.84
2023/11975247.09
2024/111276328.61
2025/111634469.62
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

株価は年によってけっこう上下してるけど、配当の棒グラフは2016年からずっと右肩上がりだね!

TJ
TJ

いいところに気づいたね。北興化学は2010年以降、一度も減配せずに配当を増やしてきた会社なんだ。2016年の10円から2025年は46円、2026年は会社予想で54円。株価は農薬の市況などで上下するけど、配当は着実に積み上がっているのが特徴だよ。

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

4992 北興化学工業|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2016/112.7014.0
2017/111.6716.5
2018/112.6913.8
2019/112.8816.3
2020/111.6020.3
2021/112.2517.6
2022/112.3113.5
2023/112.4617.5
2024/112.5121.6
2025/112.8227.1

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

4992 北興化学工業|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2016/1171.306.1410.41
2017/1172.505.749.07
2018/11108.707.6612.18
2019/11104.056.9110.69
2020/1188.625.777.90
2021/11108.087.118.55
2022/11155.6110.5411.02
2023/11137.519.777.96
2024/11148.159.838.67
2025/11169.8910.008.42

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

4992 北興化学工業|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2016/11685.0547.2
2017/11809.6254.2
2018/11892.7959.8
2019/11973.1460.7
2020/111121.1463.0
2021/111263.5565.8
2022/111412.0566.4
2023/111727.0469.3
2024/111735.8470.7
2025/112051.9668.2
しばっち
しばっち

自己資本比率が約7割もあるね。借金はほとんどないの?

TJ
TJ

そのとおり。有利子負債は10億円ほどで、自己資本比率は68%。総資産に対する借金の比率は2%以下と、実質的に無借金に近い健全な財務なんだ。手元の現金も厚くて、不景気にも耐えやすい体質だよ。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

EPS(1株利益)のグラフ、2020年あたりで一度へこんでるのはなんで?

TJ
TJ

2020年11月期は、コロナ禍などの影響で一時的に利益が落ち込んだ年なんだ。ただ翌年から回復して、2022年以降は最高益圏で推移している。農薬は景気の波を受けるけど、長い目で見れば利益を伸ばしてきた会社だよ。

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 農薬を主力に拡大基調が続き、直近は過去最高水準を更新。会社予想でも増収を見込む(2026年11月期予想520億円)。
営業利益 農薬事業の好調が利益をけん引し、増益基調。会社予想ではさらなる伸びを見込む(2026年11月期予想52億円)。
営業利益率 過去10年で5〜6%台から10%前後へ上昇し、収益性が着実に高まっている。
経常利益 営業利益を上回る水準で安定して推移している。
EPS 直近10年で2倍以上に成長。コロナ禍で一時的に落ち込んだ局面もあったが近年は増加基調で、会社予想も増益(2026年11月期予想 約173円)。
ROE 自己資本を厚く積み上げているぶん水準は穏やかだが、安定して推移している。
ROA 総資産に対しても効率よく利益を生み出している。
自己資本比率 おおむね7割の高水準で、過去10年で大きく上昇。借入が少なく財務の安全性は非常に高い。
有利子負債 有利子負債はごくわずかで、実質的に無借金に近い健全なバランスシート。
利益剰余金 内部留保を着実に積み上げており、還元・投資の余力は十分。
BPS 着実に積み上がっており、足元の株価は1株純資産を下回る(PBR1倍割れ)資産バリュー水準。
営業CF 純利益を上回る現金を稼ぐ年もあり、本業の資金創出力は高い。
投資CF 設備投資などが中心で、無理のない範囲に収まっている。
財務CF 配当の支払いや自己株式の取得などが中心となっている。
現金等 手元資金は厚く、還元・投資・不測の事態への備えとなっている。
配当推移(10年) 近年は増配ペースを速めており、長く減配のない増配基調。会社予想でも増配を見込む(2026年11月期予想54円)。
配当性向 過去10年はおおむね10〜30%弱で推移し、無理のない範囲での還元が続く。水準は低めで増配余地も残されている。
自己株式の取得 近年は自己株式の取得も実施し、配当と合わせた株主還元を強化している。
PER推移(10年) 過去10年の期末PERはおおむね5〜13倍。足元は過去レンジの中位〜やや上の水準にある。
PBR推移(10年) 過去10年はおおむね0.4〜1.1倍と1倍前後で推移し、足元も1倍割れの資産バリュー水準。
配当利回り推移 年度末ベースでおおむね2〜3%で推移しており、配当利回り水準は中庸。
リーマンショック後
の配当推移
リーマンショック期には営業・最終とも赤字に転落し、配当も一時的に減配した。その後は減配なく、増配基調に戻している。
セグメント 農薬を主力に、ファインケミカル(化学品)などを展開する化学メーカー。国内の農薬メーカーの一角を占める。
事業環境 農薬は天候・作付動向・原材料市況・規制・為替などの影響を受けやすい。海外にも事業を展開している。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス株探決算短信

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

北興化学って“農薬の会社”ってイメージなんだけど、どうして半導体関連銘柄って言われるの?農薬と半導体って、まるで別ものに見えるよ。

TJ
TJ

いい疑問だね!北興は確かに農薬が主力なんだけど、もうひとつ「ファインケミカル」という事業があって、そこで半導体づくりを支える材料をつくっているんだ!

長年磨いた有機合成の技術を活かして、半導体に回路を焼きつける「フォトレジスト(感光材)」の原料や、半導体を守る「封止材」を固める助剤などを手がけているんだよ。スマホやPCの“頭脳”を、縁の下で支える存在さ。

しばっち
しばっち

へぇ〜。でも、それって“ついで”くらいの規模なの?投資家なら、そこが気になるなぁ。

TJ
TJ

本気度は高いよ!

北興は半導体材料の新工場を建設中で、フォトレジスト原料などの生産能力を“約2倍”に引き上げる計画なんだ(2027年に完成予定)。

AIやデータセンターで半導体の需要が伸びるなか、農薬で安定して稼ぎつつ、ファインケミカル=半導体材料を“次の成長エンジン”に育てようとしている。

ただし、会社全体では今も農薬が主力だから、“半導体一本足”ではない点も忘れずにね。北興は「農薬の安定+半導体材料の伸びしろ」をあわせ持つ、小型のバリュー株なんだ!

🏆 北興化学工業(4992)総合評価

業績・財務・キャッシュフロー

1株あたりの利益(EPS)は、2016年11月期の71.30円から2025年11月期の169.89円へ、10年で約2.4倍になりました。途中の2020年11月期は88.62円まで落ち込み、2023年11月期にも137.51円へ一度下がっています。上下しながら水準そのものは切り上がってきた、という形です。

この10年でいちばん大きく変わったのは採算です。営業利益率は2016年11月期の6.14%から2025年11月期は10.00%へ上がりました。5〜6%台だった会社が、10%を出せる会社になったということです。売上の伸び以上に、利益の質が変わった10年でした。ROEはこの10年で7.90〜12.18%のあいだを動いています。

財務はかなり厚くなりました。自己資本比率は2016年11月期の47.2%から2025年11月期は68.2%へ、1株あたり純資産(BPS)はこの10年で約3倍になっています。有利子負債はごくわずかで、実質無借金に近い状態です。2025年11月期の営業キャッシュフローは76.12億円で、手元の現金も厚く、還元と投資の両方に手が届く水準です。

次の期は、増収増益の計画です。2026年11月期の会社予想は売上高520億円・営業利益52億円で、いずれも2025年11月期の実績(491.25億円・49.13億円)を上回ります。ただし経常利益61億円・純利益44.6億円は前の期とほぼ横ばいの計画です。本業のもうけは増えても、最終利益はその分だけ伸びない見通しだという点は押さえておきたいところです。

割安性・投資タイミング

株価の評価について、当ブログでは、ベンジャミン・グレアムが著書『賢明なる投資家』で示した割安の目安(PER×PBR、すなわちMIX係数が22.5以下)を判断のものさしとしています。北興化学工業の現在地は、上のスコアシートのMIX係数カードに載せています。

この10年の期末PERは5.13〜12.68倍のあいだで動きました。上のスコアシートのPERカードにある「過去レンジ」と、ほぼ同じ幅です。PBRは、この10年の期末実績でほぼ一貫して1倍を下回ってきました(PBRカードの「過去レンジ」は、この10年より広い幅をとった値です)。ほぼすべての期末で、市場は純資産の額面を超える値段を付けてこなかったということになります。10期のうち1倍をわずかに上回ったのは2020年11月期だけです。

■ 素材と薬剤をつくる化学3社の比較

銘柄 PER(予) PBR(実) 配当利回り(予) 営業利益率(実) 基準日
北興化学工業(4992) 11.53倍 0.85倍 2.71% 10.0% 2026/08/28
日本ゼオン(4205) 12.76倍 1.16倍 3.29% 8.83% 2026/08/28
アイカ工業(4206) 13.35倍 1.34倍 3.50% 11.58% 2026/08/28

※化学に分類される上場企業のごく一部との比較です(北興化学工業は東証スタンダード、日本ゼオンとアイカ工業は東証プライム)。各社の数値は当ブログの各スコアシート記事より。3社は決算期が違います=営業利益率は北興化学工業が2025年11月期、日本ゼオンとアイカ工業が2026年3月期の実績です。会社予想は北興化学工業が2026年11月期、他の2社が2027年3月期のものです。本文で並べた配当性向も同じで、北興化学工業は2025年11月期、他の2社は2026年3月期の実績です。時価総額は北興化学工業が3社のなかでいちばん小さく、規模はそろっていません。銘柄名からリンク先の記事で詳細を確認できます。※PER・PBR・配当利回りの順位は株価によって入れ替わります。

同じ表に並べた3社のなかで、北興化学工業だけが東証スタンダードの小型株です。それでも並べたのは、もうけの出どころが似ているからです。売上では農薬が6割を占める会社ですが、営業利益の水準では8割をファインケミカル事業――樹脂に混ぜる添加剤や、半導体をつくるときに使う材料の原料――が稼いでいます。素材の技術で利益を出す会社という点で、この2社と同じ土俵にあります。

もう少し細かく見ると、役割はきれいに分かれています。2025年11月期は、ファインケミカル事業の営業利益がわずかに減った一方、農薬事業の営業利益が前の期の2倍を超えました。利益の水準はファインケミカルが支え、伸びは農薬が持ってきたという分担です。だから「農薬の会社」も「半導体材料の会社」も、どちらも間違いではありません。

表に戻ります。基準日時点では、北興化学工業のPER(予)とPBR(実)はいずれも3社のなかで低めの位置にあり、PBR(実)が1倍を下回っていたのは北興化学工業だけでした。ところが配当利回り(予)も低めです。安く評価されているのに受け取れる配当の割合も小さい――このちぐはぐな並びは、配当の出し方を見ると説明がつきます。前期の配当性向は27.1%で、日本ゼオンとアイカ工業はどちらも4割を超えています。まだ利益の3割弱しか配当に回していないということです。増配の余地を残している状態だと私は見ていますが、会社が実際に配当性向を上げるかどうかは別の話です。

配当・株主還元

配当は、2016年11月期の10円から2025年11月期の46円へ増えました。2026年11月期の会社予想は54円です。

ただし、内訳を見ておく必要があります。2025年11月期の46円は中間20円と期末26円の合計で、決算短信には期末26円の内訳が「普通配当20円、記念配当6円」と書かれています。つまり46円のうち6円は記念配当です。普通配当だけなら40円ということになります。一方、2026年11月期予想の54円は中間27円・期末27円で、記念配当の記載はありません。普通配当ベースで並べると40円から54円への計画で、総額ベースの46円から54円よりも増え方は大きく見えます。記念配当は一度きりの上乗せですから、内訳まで見て判断したいところです。

配当性向はこの10年で13.5〜27.1%のあいだにあり、直近の2025年11月期の27.1%が最も高い水準です。記念配当6円を除いて計算すれば約23.5%になります。当ブログでは、配当性向が50%以内の範囲で少しずつ上がっていく形をプラスに見ています。その意味では、まだ余地を残した水準です。近年は自己株式の取得も実施しており、配当と合わせた還元を強めています。なお、これらは会社の方針と過去の実績であり、将来の配当を確約するものではありません。

もっと長い目で見ると、リーマンショックの時期には営業利益・最終利益がともに赤字に転落し、配当も減らしています。ただし2010年11月期以降は減配がありません。景気の底では減配した実績があるという記録として、頭に置いておきたいところです。

注意点・リスク

注意点は、最新の有価証券報告書「事業等のリスク」(第76期・2026年2月20日提出)を読んだうえで整理しました。会社は11の項目を並べ、冒頭に「これらは当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではありません」と断っています。どれが最大のリスクかは示していません。

最初に挙がるのが、農薬製品の販売にかかる条件です。会社は「農業政策の変化、市場動向、天候、病害虫の発生状況等によって影響を受け」るとし、気候変動を含めて予期せぬ急激で大きな変動が生じた場合には事業が大きな影響を受ける可能性があると書いています。主力事業の売れ行きが、その年の天気と虫の出方に左右されるという、農薬メーカーらしいリスクです。

続いて、廉価な製品や新規商品の台頭による価格競争と、想定外の技術革新に対応できなかった場合の影響。原油やナフサ(原油からとれる石油化学の原料)の価格動向、購入先の法規制強化や故障・事故・供給網の混乱による原材料の調達。為替相場による円換算額の変動。中国の現地法人にかかる法規制の変更や社会情勢の変化。新製品の開発には多大な人的・経済的資源と長い時間が必要で、著しく遅れた場合には競争力が低下すること。ほかに、予期せぬ事故、法規制への対応、感染症、知的財産権の侵害、情報漏えいが並びます。

私が加えて気にしているのは2つです。ひとつは、営業利益の8割を稼ぐファインケミカル事業の売上が、2025年11月期は前の期比1.0%増と伸びが小さかった点です(農薬事業は10.3%増)。もうけの柱のほうが、売上の伸びでは主力事業に負けているという形です。もうひとつは、時価総額の小さい小型株なので、株価の振れも大きくなりやすいと見ている点です。なお本記事で使った数値は、2025年11月期の実績と2026年11月期の会社予想、そして上のスコアシートに記した基準日の終値がもとになっています。

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北興化学工業(4992)のよくある質問

Q. 北興化学工業はどんな事業をしている会社ですか?

A. 田畑の病害虫や雑草を防ぐ農薬が主力の化学メーカーです。あわせて、樹脂に混ぜる添加剤、医薬品や農薬のもとになる化学品、半導体づくりに使う電子材料の原料も手がけます。決算期は11月で、東証スタンダードに上場しています。

Q. 北興化学工業の配当はどうなっていますか?

A. 2016年11月期の10円から2025年11月期の46円へ増えました。ただし46円には記念配当6円が含まれ、普通配当は40円です。2026年11月期の会社予想は54円で、こちらには記念配当の記載がありません。

Q. 北興化学工業の株価は割安なのですか?

A. 当ブログはPER×PBR(MIX係数)が22.5以下を割安の目安としており、現在地は上のスコアシートのカードでご確認ください。この10年の期末PERは5.13〜12.68倍で動き、PBRはほぼ一貫して1倍を下回ってきました。

Q. 北興化学工業の最大のリスクは何ですか?

A. 有価証券報告書は、どれが最大のリスクかを示していません。11項目を並べ、すべてを網羅したものではないと断っています。最初に挙がるのは、農薬の販売が農業政策の変化・市場動向・天候・病害虫の発生状況に左右されることです。

▼ 質問と回答をすべて見る

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

私は北興化学工業を長く保有しています。気になる銘柄として取り上げた記事はコチラで紹介しています。

農薬を主力にした地味な会社ですが、自己資本比率は約7割、借金はほとんどなく、PBRは1倍割れ——私の大好きな「小型で財務が健全なバリュー株」そのものなんです。

配当利回りはあまり高くありません。ただ、利益をコツコツ伸ばしながら配当も増やしてきた堅実さに、安心感を持っています。

もちろん、農薬は天候や市況に左右されますし、過去にはリーマンショックで赤字になった年もありました。

値動きの軽い小型株なので、株価がポンっ!と跳ねることもあります。

だからこそ私は、人気が離れて株価が安く放置された場面でコツコツ拾う、というスタンスで付き合っています。

あくまで私の一つの見方なので、最後はご自身でよく考えて判断してくださいね。

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北興化学工業(4992)のコメントお待ちしています。
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