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北興化学工業(4992)銘柄分析|バリュー株スコアシート

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この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月15日時点。

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今回は、北興化学工業(4992)を取り上げるよ!農薬が主力だけど、実は隠れ半導体株関連銘柄なんだ!

財務がとても健全でTJが好きな小型のバリュー株!割安性や財務の強さ、リスクもみんなで一緒に学んでいこうよ!

東証スタンダード | コード 4992 | 化学 | 決算月:11月

北興化学工業

バリュー株 銘柄分析スコアシート | 2025年11月期(2026年1月公表)

現在株価(2026/07/15)

2,006前日比+44 (↑2.24%)

時価総額 約578億円

配当利回り(予)
2.69%
54円(2026年11月期予想)
PER(予)
11.59倍
過去レンジ 5.1~12.7倍
PBR(実)
0.86倍
過去レンジ 0.38~1.07倍
MIX係数(PER×PBR)
9.97
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
27.1%
2025年11月期
ROE(実)
8.42%
ROA(実)5.74%
営業利益率(前期)
10.0%
2025年11月期
自己資本比率
68.2%
2025年11月期

※データ取得日:2026/07/15

📈 株価・PER・配当10年チャート

4992 北興化学工業|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2016/11371105.20
2017/11718129.90
2018/11558155.13
2019/11590175.67
2020/1111241812.68
2021/11846197.83
2022/11909215.84
2023/11975247.09
2024/111276328.61
2025/111634469.62
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

株価は年によってけっこう上下してるけど、配当の棒グラフは2016年からずっと右肩上がりだね!

TJ
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いいところに気づいたね。北興化学は2010年以降、一度も減配せずに配当を増やしてきた会社なんだ。2016年の10円から2025年は46円、2026年は会社予想で54円。株価は農薬の市況などで上下するけど、配当は着実に積み上がっているのが特徴だよ。

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

4992 北興化学工業|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2016/112.7014.0
2017/111.6716.5
2018/112.6913.8
2019/112.8816.3
2020/111.6020.3
2021/112.2517.6
2022/112.3113.5
2023/112.4617.5
2024/112.5121.6
2025/112.8227.1

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

4992 北興化学工業|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2016/1171.306.1410.41
2017/1172.505.749.07
2018/11108.707.6612.18
2019/11104.056.9110.69
2020/1188.625.777.90
2021/11108.087.118.55
2022/11155.6110.5411.02
2023/11137.519.777.96
2024/11148.159.838.67
2025/11169.8910.008.42

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

4992 北興化学工業|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2016/11685.0547.2
2017/11809.6254.2
2018/11892.7959.8
2019/11973.1460.7
2020/111121.1463.0
2021/111263.5565.8
2022/111412.0566.4
2023/111727.0469.3
2024/111735.8470.7
2025/112051.9668.2
しばっち
しばっち

自己資本比率が約7割もあるね。借金はほとんどないの?

TJ
TJ

そのとおり。有利子負債は10億円ほどで、自己資本比率は68%。総資産に対する借金の比率は2%以下と、実質的に無借金に近い健全な財務なんだ。手元の現金も厚くて、不景気にも耐えやすい体質だよ。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

EPS(1株利益)のグラフ、2020年あたりで一度へこんでるのはなんで?

TJ
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2020年11月期は、コロナ禍などの影響で一時的に利益が落ち込んだ年なんだ。ただ翌年から回復して、2022年以降は最高益圏で推移している。農薬は景気の波を受けるけど、長い目で見れば利益を伸ばしてきた会社だよ。

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 農薬を主力に拡大基調が続き、直近は過去最高水準を更新。会社予想でも増収を見込む(2026年11月期予想520億円)。
営業利益 農薬事業の好調が利益をけん引し、増益基調。会社予想ではさらなる伸びを見込む(2026年11月期予想52億円)。
営業利益率 過去10年で5〜6%台から10%前後へ上昇し、収益性が着実に高まっている。
経常利益 営業利益を上回る水準で安定して推移している。
EPS 直近10年で2倍以上に成長。コロナ禍で一時的に落ち込んだ局面もあったが近年は増加基調で、会社予想も増益(2026年11月期予想 約173円)。
ROE 自己資本を厚く積み上げているぶん水準は穏やかだが、安定して推移している。
ROA 総資産に対しても効率よく利益を生み出している。
自己資本比率 おおむね7割の高水準で、過去10年で大きく上昇。借入が少なく財務の安全性は非常に高い。
有利子負債 有利子負債はごくわずかで、実質的に無借金に近い健全なバランスシート。
利益剰余金 内部留保を着実に積み上げており、還元・投資の余力は十分。
BPS 着実に積み上がっており、足元の株価は1株純資産を下回る(PBR1倍割れ)資産バリュー水準。
営業CF 純利益を上回る現金を稼ぐ年もあり、本業の資金創出力は高い。
投資CF 設備投資などが中心で、無理のない範囲に収まっている。
財務CF 配当の支払いや自己株式の取得などが中心となっている。
現金等 手元資金は厚く、還元・投資・不測の事態への備えとなっている。
配当推移(10年) 近年は増配ペースを速めており、長く減配のない増配基調。会社予想でも増配を見込む(2026年11月期予想54円)。
配当性向 過去10年はおおむね10〜30%弱で推移し、無理のない範囲での還元が続く。水準は低めで増配余地も残されている。
自己株式の取得 近年は自己株式の取得も実施し、配当と合わせた株主還元を強化している。
PER推移(10年) 過去10年の期末PERはおおむね5〜13倍。足元は過去レンジの中位〜やや上の水準にある。
PBR推移(10年) 過去10年はおおむね0.4〜1.1倍と1倍前後で推移し、足元も1倍割れの資産バリュー水準。
配当利回り推移 年度末ベースでおおむね2〜3%で推移しており、利回り水準は中庸。
リーマンショック後
の配当推移
リーマンショック期には営業・最終とも赤字に転落し、配当も一時的に減配した。その後は減配なく、増配基調に戻している。
セグメント 農薬を主力に、ファインケミカル(化学品)などを展開する化学メーカー。国内の農薬メーカーの一角を占める。
事業環境 農薬は天候・作付動向・原材料市況・規制・為替などの影響を受けやすい。海外にも事業を展開している。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス決算短信

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

北興化学って“農薬の会社”ってイメージなんだけど、どうして半導体関連銘柄って言われるの?農薬と半導体って、まるで別ものに見えるよ。

TJ
TJ

いい疑問だね!北興は確かに農薬が主力なんだけど、もうひとつ「ファインケミカル」という事業があって、そこで半導体づくりを支える材料をつくっているんだ!

長年磨いた有機合成の技術を活かして、半導体に回路を焼きつける「フォトレジスト(感光材)」の原料や、半導体を守る「封止材」を固める助剤などを手がけているんだよ。スマホやPCの“頭脳”を、縁の下で支える存在さ。

しばっち
しばっち

へぇ〜。でも、それって“ついで”くらいの規模なの?投資家なら、そこが気になるなぁ。

TJ
TJ

本気度は高いよ!

北興は半導体材料の新工場を建設中で、フォトレジスト原料などの生産能力を“約2倍”に引き上げる計画なんだ(2027年に完成予定)。

AIやデータセンターで半導体の需要が伸びるなか、農薬で安定して稼ぎつつ、ファインケミカル=半導体材料を“次の成長エンジン”に育てようとしている。

ただし、会社全体では今も農薬が主力だから、“半導体一本足”ではない点も忘れずにね。北興は「農薬の安定+半導体材料の伸びしろ」をあわせ持つ、小型のバリュー株なんだ!

🏆 北興化学工業(4992)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
北興化学工業は、農薬を主力にファインケミカル(化学品)などを手がける化学メーカー。2025年11月期は売上高491億円と過去最高を更新し、営業利益49.1億円、純利益44.5億円となった。営業利益率は10.0%と、10年前の5〜6%台から改善している。自己資本比率は68.2%、有利子負債比率は約1.9%と実質無借金に近く、営業キャッシュフローも黒字を毎期継続。現金も2020年以降潤沢にふやし続けているため、貯めた現金で今後の事業成長・拡大が期待できる。

【割安性・投資タイミング】
予想PERは10倍台、PBRは1倍割れ、両者をかけ合わせたMIX係数も一般に割安の目安とされる22.5を大きく下回る。過去10年の年度末PERはおおむね5〜13倍で、2026年6月現在は中位〜やや上の水準にある。

指標面では割安感のある水準だが、PBRが長く1倍を割れているのは、市場が農薬事業の成長性や景気感応度をふまえて評価している面もある。割安さの背景まで含めて、自分なりに納得できるかを確認したいところ。

【配当・株主還元】
配当は着実に増配傾向で、2026年11月期は会社予想で54円。2010年11月期以降は減配なし。予想利回りは2%台後半(2026年6月時点)で、高配当株というほどではないが、配当性向は27.1%と低めで増配余地がある。近年は自己株式の取得も合わせ、株主還元を強化している。

【注意点・リスク】
農薬は天候・作付け動向・原材料市況・規制・為替などの影響を受けやすく、業績が外部環境で振れやすい。2009年11月期にはリーマンショックの影響で営業・最終ともに赤字へ転落した実績がある。また小型株のため売買が少なく、株価の値動きが荒くなりやすい点にも注意が必要だ。割安さや財務の健全さだけでなく、こうしたリスクもあわせて見ておきたい。

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💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

私は北興化学工業を長く保有しています。

農薬を主力にした地味な会社ですが、自己資本比率は約7割、借金はほとんどなく、PBRは1倍割れ——私の大好きな「小型で財務が健全なバリュー株」そのものなんです。

配当利回りはあまり高くありません。ただ、利益をコツコツ伸ばしながら配当も増やしてきた堅実さに、安心感を持っています。

もちろん、農薬は天候や市況に左右されますし、過去にはリーマンショックで赤字になった年もありました。

値動きの軽い小型株なので、株価がポンっ!と跳ねることもあります。

だからこそ私は、人気が離れて株価が安く放置された場面でコツコツ拾う、というスタンスで付き合っています。

あくまで私の一つの見方なので、最後はご自身でよく考えて判断してくださいね。

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この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月15日時点。

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