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イチネンホールディングス(9619)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート

TJ
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⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月15日時点。

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今回は、増収増益増配トレンドのトリプルコンボが魅力的なイチネンホールディングス(9619)を紹介するよ!

最新の前期本決算データも反映させたから、どんな高配当株なのか、みんなで一緒に学んでいこうよ!

東証プライム | コード 9619 | サービス業 | 決算月:3月

イチネンホールディングス

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(5月公表)

現在株価(2026/07/15)

2,376前日比+105 (↑4.62%)

時価総額 約571億円

配当利回り(予)
3.79%
90円(2027年3月期予想)
PER(予)
8.14倍
過去レンジ 2.46〜11.94倍
PBR(実)
0.79倍
過去レンジ 0.46〜1.52倍
MIX係数(PER×PBR)
6.43
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
24.7%
2026年3月期
ROE(予)
9.66%
ROA(予)3.27%
営業利益率(前期)
6.73%
2026年3月期
自己資本比率
33.8%
2026年3月期(改善傾向)

※データ取得日:2026/07/15

📈 株価・PER・配当10年チャート

9619 イチネンHD|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2017/31161367.53
2018/31505369.62
2019/31151405.52
2020/31148466.37
2021/313494010.87
2022/31304465.56
2023/31265505.13
2024/31756603.45
2025/31673705.97
2026/32112806.53

※2020年3月期は+6円の記念配当あり

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

株価もEPSも10年で右肩上がりなのに、PER(予)は7倍台と低いままだね!なんでこんなに低く評価されてるんだろう?

TJ
TJ

いいところに気づいたね。イチネンHDは自動車リースや卸売が主力で、車関係はもともと市場の評価(PER)が低めに出やすい業態なんだ。実際この10年、業績が伸びてもPERは概ね5〜10倍台で推移してきたんだ。

低PERは割安のサインにもなるけど、業態的に低く出やすい会社もある。同業や自社の過去レンジと見比べるのがコツだよ。

PERが低い銘柄は「なぜ低いのか(業態の特性か、ただ不人気なのか)」をセットで考えるのが大事だよ!

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

9619 イチネンHD|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2017/33.1023.3
2018/32.3923.0
2019/33.4819.2
2020/34.0125.5
2021/32.9732.2
2022/33.5319.6
2023/33.9520.3
2024/33.4211.8
2025/34.1825.0
2026/33.7924.7

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

9619 イチネンHD|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2017/3154.097.1314.19
2018/3156.437.2712.77
2019/3208.437.1515.17
2020/3180.126.9712.0
2021/3124.086.677.61
2022/3234.337.1512.96
2023/3246.616.9312.25
2024/3509.426.5420.29
2025/3280.256.6410.29
2026/3323.466.7310.7

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

9619 イチネンHD|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2017/31088.7523.3
2018/31225.0725.4
2019/31373.9526.0
2020/31518.0924.7
2021/31631.5324.5
2022/31819.4925.9
2023/32009.6228.1
2024/32510.1729.8
2025/32746.3031.5
2026/33021.4233.8
しばっち
しばっち

自己資本比率のカードが33.8%って、ちょっと低めじゃない?イチネンHDはリース会社だけど、財務は大丈夫なのかな?

TJ
TJ

リース事業は車を仕入れる資金を借入でまかなうから、もともと負債が大きく出やすい業態なんだ。実際、10年前の23%台から33.8%まで、10年かけて少しずつ改善してきた。有利子負債比率も262%から149%へ下がってきているよ。

自己資本比率も、業種ごとの「普通の水準」と比べて見るのがコツだよ!

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

BPS(1株あたり純資産)もグラフの10年でキレイに増えてるね!

TJ
TJ

そう、1株あたりの純資産が約2.8倍になっているんだ。PBR(実)は1倍割れ=株価が純資産より安い状態で、利益剰余金も着実に積み上がっている。企業価値はじわじわ伸びているよ!

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 2017/3期797億円→2026/3期1,622億円へ約2倍。10年連続の増収基調で、成長トレンドは良好。
経常利益 55億円→110億円へ約2倍。増益基調で本業の収益力は着実に拡大している。
EPS 154円→323円へ上昇。2024/3期は純利益が一時的に拡大し509円と突出。長期では右肩上がり。
ROE 直近10.7%(2026/3期)。上場企業平均8%を上回り良好。2024/3期は20.3%と高水準だった。
ROA 直近3.62%(2026/3期)。平均5%は下回るが、リース資産を多く持つ業態特性による。
営業利益率 6〜7%台で安定推移(2026/3期6.73%)。リース・販売主体の業態として標準的な水準。
売上原価率 78%前後で安定。リース・販売中心の業態のため、年ごとの大きな変動はない。
自己資本比率 23%台(2017/3期)→33.8%(2026/3期)へ着実に上昇。最低ラインはクリアし改善傾向。
利益剰余金 215億円→641億円へ約3倍。内部留保は毎期着実に積み上がっている。
有利子負債比率 262%(2017/3期)→149%(2026/3期)へ低下。リース事業特性で高めだが財務改善が続く。
BPS 1,089円→3,021円へ約2.8倍。1株純資産は右肩上がりで、企業価値の向上が続く。
営業CF 毎期黒字を確保。2026/3期は94.5億円と過去最高水準。本業で着実に現金を稼げている。
投資CF 毎期マイナス。リース資産やM&Aへの投資が中心で、2024/3期は165億円と大型だった。
財務CF 借入・配当・自社株買い等で年により増減。リース事業の資金調達状況を反映している。
現金等 直近106億円。2021/3期以降は100億円前後を確保し、手元資金は安定している。
配当推移(10年) 2017/3期36円→2026/3期80円へ、2027/3期は90円へ増配予想。普通配当ベースでは減配なく、周年記念配当を含む期がある。
配当性向 直近24.7%(2026/3期・連結)。会社目標20〜30%の範囲内で、増配余地を残している。
自社株買い 2016・2017・2020・2022・2025年などに実施。2025/3期は8.3億円。不定期に実施している。
PER推移(10年) 期末ベースで概ね5〜10倍台。直近は7倍台(予)で過去平均並み。2024/3期は3倍台もあった。
PBR推移(10年) 過去レンジ0.46〜1.52倍。直近は0.7倍台の1倍割れで、レンジの中位よりやや下の水準。
配当利回り推移 直近2026年7月は4%(予)前後(増額修正後の年間90円予想ベース)。過去5年も3〜4%台で推移しており、現在は高めの水準にある。
リーマンショック後
の配当推移
2008/3期15円→2012/3期18円。リーマンショック期も普通配当の減配はなく、最終赤字の2012年も18円を維持(第50期有価証券報告書)。普通配当ベースで20年以上減配していないディフェンシブ性の高い高配当株。
株主還元方針 「業績に裏付けられた成果配分を安定的・継続的に」が基本方針。配当性向20〜30%が目標(第63期有価証券報告書)。
セグメント 主力は自動車リース関連(2025/3期 売上の約41%)。機械工具販売・合成樹脂・農業関連・ケミカル・パーキング等に多角化。
海外売上比率 海外売上高比率は非開示。自動車リース・パーキング・機械工具販売・農業関連など、多角化した事業を展開している。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス・株探・有価証券報告書

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

配当が36円から80円まで増えて、2027年3月期はさらに90円へ増配予想!配当利回り(予)も4%台!MIX係数10以下で、割安の目安も大きく下回ってるし、高配当株&割安株として魅力的だね!

TJ
TJ

いい所感だね。普通配当ベースでは減配せず、リーマンショック期や最終赤字だった2012年も配当を守ってきた実績があるんだ。配当性向20〜30%を目標に掲げていて、2026年7月には年間90円への増額修正も発表したんだ。20年以上、不況でも配当を維持してきた点はディフェンシブ性の高さを示しているよ。

「リーマンショック後も減配しなかった実績」は、長期保有の高配当株を選ぶときの大事な視点なんだ!

高配当株は配当利回りの高さだけでなく「不況でも減配しなかったか」を必ず確かめようね!

しばっち
しばっち

なんかよさげな材料が沢山ありそうな感じがしてるんだけど、TJはこの株持ってるの?

TJ
TJ

鋭い質問だね笑

うん、イチネンHDの株を持ってるよ!過去の業績も、財務も、キャッシュフローも、配当も、経営戦略も好材料が他の銘柄や他の業種と比べても多いって見てるからね。

ただ、未来は誰にもわからない!大量に買い増しせずに、じぶんのポートフォリオの5%以内に収まるように工夫してるんだ。だって、もし大量に保有していたら今後減配があった時のダメージが大きいでしょ?

これは精神的な痛みを少なくするための自分ルール。不安材料は少ない方がいいからね!ぜひ参考にしてね!

🏆 イチネンホールディングス(9619)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
売上高は2017/3期797億円から2026/3期1,622億円、経常利益は55億円から110億円へと、10年で約2倍に拡大した増収増益基調である。

EPS・BPSも右肩上がりで、自己資本比率は23%台から33.8%へ改善し、有利子負債比率も262%から149%へ低下している。営業CFは毎期黒字で2026/3期は94.5億円。リース事業の特性で投資CFは毎期マイナスだが、現金等は100億円超を確保している。

【割安性・投資タイミング】
2026年7月時点のPER(予)7倍台半ばは、上場企業の一般的な目安である15倍を大きく下回り、サービス業の平均19.6倍と比べても低い。ただし、イチネンHDは自動車リースや卸売を主力とする構造的に低PERの業態である点は割り引いて見る必要がある。過去10年のPER(期末ベースで概ね5〜10倍台)でみても、現在は中位の水準にある。

PBRは1倍割れで、PERとPBRを掛け合わせたMIX係数は10以下と、割安の目安とされる22.5を大きく下回る。株価は2023/3期末1,265円から2026/3期末2,112円へ上昇しているが、売上・利益・BPSの拡大に対しPERは低位で推移しており、指標面での割高感は乏しい。歴史的な最安値(2024/3期の3倍台)ほどではないものの、業績拡大局面での低PER・低PBR・1倍割れという点で、長期のバリュー投資の観点からは見やすい水準にある。

【配当・株主還元】
2026年7月時点の配当利回り(予)4%前後は、過去5年(3〜4%台)の中でも高めの水準である。1株配当は2017/3期36円から2026/3期80円へ増加し、普通配当ベースでは減配がなく、リーマンショック期や最終赤字だった2012年も配当を維持してきた実績を持つ。さらに2026年7月8日には、2027年3月期の年間配当予想を80円から90円へ増額修正すると発表した(中間・期末とも5円の増配)。

会社は配当性向20〜30%を目標に掲げており、増額後の年間90円は予想EPS比で約31%と目標レンジをやや上回る水準になる。会社は当期の業績と財務体質等を総合的に考慮したと説明している。周年記念配当や自社株買いも不定期に実施している。

【注意点・リスク】
最新の有価証券報告書の「事業等のリスク」(第64期・2026年6月提出)を踏まえると、まず押さえたいのは金利である。主力の自動車リースは「借りたお金で車を仕入れて企業に貸す」商売のため、総資産の約半分が利子を払う借金(有利子負債)で成り立っており、金利が上がると利息の負担が利益を削る。実際、利息などの資金コストはこの5年で2倍超に増えている。

次に中古車相場。リースを終えた車は中古車として売却して資金を回収する仕組みのため、相場が下がれば想定より損が出る。直近期は中古車の高値がむしろ利益を押し上げており、相場が反転すればそのまま逆風になりうる表裏一体の関係にある。

さらに合成樹脂事業は遊技機(パチンコ)業界向けの比重があり、規制次第で需要が大きく変わる。2026年3月期はこの事業が赤字に転落した。純利益が年により変動しやすい点、海外売上高比率が非開示である点にも留意したい。

▼ つづきを読む

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

私がイチネンHDで最も注目しているのは、20年以上にわたって、リーマンショック期や最終赤字だった2012年を含めても普通配当を減配せずに守ってきた実績です。

歴史的な不況下でも配当を維持してきたこの点を、私はディフェンシブ性の高さとして評価しています。

一方で、イチネンHDは自動車リースを主力とする低PERの業態です。2026年7月の増配発表で配当利回り(予)は4%台に乗りましたが、際立って高いわけではありません。

私の場合、業績・財務・配当が堅調なこうした割安株は、市場全体が急落して配当利回りが一段と跳ね上がる「ミスプライス」の局面でこそ、買い増しの優先度が上がると考えています。

もっとも、純利益のブレや有利子負債の大きさといったリスクも併せ持つ銘柄です。

あくまで私の一見解ですので、最後はご自身でよく考えて判断してくださいね。

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