コムチュア(3844)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート
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この記事はTJ個人の見解や実体験、IR BANKや決算資料からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は2026年5月22日時点。
今回は、コムチュア(3844)を紹介するよ!どんな銘柄なのか、みんなで一緒に学んでいこうよ!
東証プライム | コード 3844 | 情報・通信業 | 決算月:3月
コムチュア
高配当株 銘柄分析スコアシート | 2025年3月期(2025年5月公表)
現在株価(2026/05/22)
1,352円
時価総額 約428億円
※データ基準日:2026年5月14日現在
📈 株価・PER・配当10年チャート
株価(左軸・折れ線)・1株配当(右軸・棒グラフ)・PER(右軸・点線) ※株価は期末終値・分割調整済み

コムチュアって、配当は毎年ずっと増えているのに、株価とPERは2022年ごろをピークに下がってきているね?ここが気になるなあ。

いいところに気づいたね!実はEPS(1株当たり利益)は10年で約2.8倍に成長しているのに、株価がその伸びに追いついていないんだ。もしくは2~3年は株が買われすぎて割高になったって見方もできるね。
だからPERは過去10年で一番低い水準まで下がって、連続増配の高配当株として配当利回りもぐっと高くなっているよ。業績が伸びているのに人気が一服している局面は、長期投資家のチェックしどころなんだ。
📊 配当性向・配当利回り 10年推移
📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移
📊 BPS・自己資本比率 10年推移

EPS・営業利益率・ROEのグラフを見ると、ROEが2017年ごろの27%台から直近は16%台まで下がってきているよね。これって業績が悪くなっているサインなのかな?

鋭い質問だね!でも利益そのものはしっかり伸びているから安心して。ROEは「利益÷自己資本」で計算する数字で、コムチュアは利益を貯めて自己資本比率を53%→74%まで高めてきたんだ。分母の自己資本が大きくなった分、ROEの数字は下がって見えるんだよ。

数字は表面だけで見るのはNGってことか!

そうだね。ROEは水準だけでなく、なぜ動いたのか中身まで確認するクセをつけよう!
📋 財務指標 分析一覧
| 指標 | 評価 |
|---|---|
| 売上高 | 2017年139億→2025年363億と10年で約2.6倍に拡大。クラウド・AI関連IT需要を背景に毎期増収を継続中。2026年予400億で過去最高更新へ。 |
| 経常利益 | 2017年15.4億→2025年46.6億と10年で約3倍に拡大。売上を上回る速度で利益が伸び、収益力は着実に向上している。 |
| EPS | 2017年36.45円→2025年99.10円→2026年予103.13円と10年で約2.8倍に成長。2024年以降は伸びがやや鈍化、人材コスト増の影響。 |
| ROE | ROE実績17.92%・予17.10%。上場企業平均(8%)を大幅に上回るトップクラスの水準。直近10年連続で15%以上を維持。 |
| ROA | ROA予12.99%。上場企業平均(5%)を大きく上回る極めて優秀な水準。アセットライト型のITサービスの強みが反映されている。 |
| 営業利益率 | 2025年3月期12.74%。ITサービス業として高水準で、クラウド・AI関連の付加価値の高い案件比率が利益率を支える。 |
| 売上原価率 | 人件費中心のコスト構造。直近は人材確保・育成コストが課題となっており、人件費上昇が利益率を圧迫する局面に注意。 |
| 自己資本比率 | 2025年3月期72.1%と非常に健全。ITサービス業として業界トップクラスの財務体質を維持。 |
| 利益剰余金 | 継続的な利益創出で内部留保が厚く、配当原資と成長投資余力が十分。BPS609.75円と純資産価値の蓄積が継続。 |
| 有利子負債比率 | 低水準を維持する堅実な財務運営。自己資本比率72.1%と非常に高く、銀行借入に頼らず着実に事業成長を継続。 |
| BPS | 2025/3期609.75円。PBR2.17倍はROE17%超を反映した高ROE銘柄のプレミアム評価で、業績拡大とともに上昇する見込み。 |
| 営業CF | ITサービス業として安定した営業CFを継続創出。設備投資負担が軽く、配当原資を本業で十分賄える健全性。 |
| 投資CF | クラウド・AI関連の人材投資・研究開発が中心。アセットライト経営で設備投資負担は軽い構造。 |
| 財務CF | 配当支払いが中心の財務活動。四半期毎の年4回配当を継続し、株主還元と財務規律のバランスを維持。 |
| 現金等 | 十分な手元流動性を確保。豊富な現金が増配・成長投資・人材確保の原資として機能する余力。 |
| 配当推移(15年) | 2017年12.83円→2026年予50円と9年で約3.9倍に拡大。連続増配を継続中で、特に2018年→2019年は16.23→24円と大幅増配を実現。 |
| 配当性向 | 2025年3月期48.4%。有報記載の「配当性向45%以上を目標」を上回って実施しており、目標達成姿勢が明確。 |
| 自社株買い | 配当を中心とした株主還元方針。四半期配当の年4回実施という珍しい還元スタイルで、配当の質に重点を置く。 |
| PER推移(15年) | 直近12.72倍は過去10年レンジ(16.63〜40.93倍)の下限近辺。直近の株価調整でPERは大幅に低下、業績対比で割安水準に。 |
| PBR推移(15年) | 直近2.17倍は過去レンジ(0.60〜12.28倍)の下位圏。BPS610円対比株価1,326円とプレミアム評価だが、高ROE反映の適正水準。 |
| 配当利回り推移 | 2026年3月期予想3.77%は、株価調整と増配により過去最高水準に到達。2010年代の1%台から大幅向上した。 |
| リーマンショック後 の配当推移 |
2010年1.56円→2011年1.67円→2012年2.06円と、リーマンショック後も着実に増配継続。20年以上連続増配実績があり、上場銘柄では非常に貴重な連続増配高配当株。 |
| 株主還元方針 | 有報明文化「配当性向45%以上を目標、四半期毎の年4回配当」。高頻度配当という珍しい設計で株主還元の質を重視。 |
| セグメント | 情報・通信業(ITサービス)。クラウド・AI・データ活用などDX関連のシステム開発・運用を中核に展開する独立系SI。 |
| 海外売上比率 | 国内事業を中心に展開しており、為替変動の影響は限定的。国内のDX・クラウド投資需要に業績が連動する完全な内需型ビジネス。 |
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス・有価証券報告書

高いROEで連続増配なのに、PERは過去10年で一番低いところまで来ているなんて、コムチュアってなんだか面白い銘柄だなあと思ったよ。

同じ感想だよ、ショウくん!業績が伸びているのに株価が一服している銘柄は、じっくり観察する価値があるんだ。
ただし「安く見える」にはIT投資需要の波など理由があることも多いから、なぜ今の株価なのかを自分なりに考えてから判断しようね。

気になる点もあるよ。MIX係数が28.57で割安の目安22.5より高いし、PBRも2倍超だよね。直近はEPSの伸びが鈍って人件費の増加も指摘されている。ちょっと割高で買いにくくない?

大事な指摘だね。たしかにMIX係数やPBRを見ると割安とは言いにくいし、人材コストの増加は利益率の重しになりうる。これは高ROE銘柄ならではのプレミアム評価でもあるんだ。
高ROE株は「指標の割安さ」より、増配と利益成長が続くかどうかで長く付き合えるかが決まるよ。
🏆 コムチュア(3844)総合評価
【業績・財務・キャッシュフロー・割安性】
情報・通信業のコムチュアは、クラウド・AI・データ活用を中心とした独立系SIerとして堅実成長。2017年売上139億→2025年363億と10年で約2.6倍、2026年予400億で過去最高更新の見込み。経常利益も15.4億→46.6億と10年で約3倍に拡大、EPS99.10円。ROE実績17.92%・予17.10%は上場企業平均を大幅に上回るトップクラスの資本効率を10年連続で維持。財務面は自己資本比率72.1%とITサービス業界トップクラスの健全性。PER12.72倍は過去10年レンジ下限近辺で、株価調整により業績対比では割安水準。MIX係数27.60は割安目安22.5を上回るがROE17%超を反映した適正レンジ。
【配当・株主還元】
2017年12.83円→2026年予50円と9年で約3.9倍に拡大した20年以上連続増配銘柄。有報明文化「配当性向45%以上を目標、四半期毎の年4回配当」という高頻度還元スタイルが特徴。2025年3月期配当性向48.4%で目標達成済み。2026年上期の配当利回り3.7%台は株価調整局面等により過去最高水準に到達、高ROE×増配トレンドが魅力的。リーマンショック後も非減配&増配を続けており長期保有の安心感が高いことも魅力の一つ。
【注意点・リスク】
直近EPS伸びが鈍化しており、人材確保・育成コストが利益率を圧迫している点に注意。本日(5/14)株価は前日比-2.07%で年初来安値を更新するなど短期的な売り圧力あり。IT投資需要の景気循環の影響を受ける構造で、特にクラウド・AI関連需要の動向に業績が連動する。時価総額428億の中型株のため流動性リスクも考慮が必要。ただし配当性向45%以上目標と四半期配当の枠組みは長期インカム狙いには魅力的。
⚠️ 免責事項
この記事はTJ個人の見解や実体験、IR BANKや決算資料からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は2026年5月22日時点。
ちなみに、コムチュアは株価が続落傾向だった2026年4月10日にTJが買ったんだ!新規購入した体験記事もぜひチェックしてみてね!


