⚠️ 免責事項
この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年8月28日時点。
今回は、コムチュア(3844)を紹介するよ!魅力のポイントは20年以上連続増配銘柄!
だけど、リスクもあるから強みと注意点をみんなで一緒に学んでいこうよ!
東証プライム | コード 3844 | 情報・通信業 | 決算月:3月
コムチュア
高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)
現在株価(2026/08/28)
1,371円前日比+20 (↑1.48%)
時価総額 約442億円
配当利回り(予)
3.79%
52円(2027/3期予想)
PER(予)
19.43倍
過去10年 14.05〜40.93倍
PBR(実)
2.27倍
過去レンジ 0.60〜12.28倍
配当性向(予)
73.7%
2027年3月期 会社予想
(当ブログ算出)
ROE(予)
16.0%
ROA(予)11.94%
営業利益率(前期)
12.23%
2026年3月期
自己資本比率
74.6%
2026年3月期(健全水準)
※データ取得日:2026/08/28
🎁 コムチュアの株主優待制度
300株以上の保有で、デジタルギフトを年2回(3月末・9月末)合計2,000円分贈呈。
| 保有株数 |
3月末 |
9月末 |
| 300株以上 |
1,000円分 |
1,000円分 |
株主優待配当利回り(予)
4.28%
300株保有
(年配当15,600円+優待2,000円分)
÷投資額411,300円
※優待は2026年3月末の基準日よりQUOカードからデジタルギフト®に変更(金額・対象株式数・条件は据え置き)。出典:コムチュア 公式IR。株主優待配当利回りは 2026/08/28現在。
コムチュア(3844)はどんな会社?【事業内容】
コムチュアは企業の情報システムを、設計・構築から導入後の保守・運用まで請け負うIT企業。事業内容は、クラウドソリューション、デジタルソリューション、ビジネスソリューション、プラットフォーム・運用サービス、デジタルラーニング。
会社は、導入時のコンサルティングや構築などのフロービジネスと、導入後の保守・運用などのストックビジネスを組み合わせ循環させる収益モデルを掲げています。東証プライム市場の情報・通信業に属し、決算期は3月です。
📈 株価・PER・配当10年チャート
3844 コムチュア|10年
株価(円)
1株配当(円)
PER(倍)
当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)
※株式分割を反映した調整後ベースの値です。株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
| 年度 | 株価(円) | 1株配当(円) | PER(倍) |
|---|
| 2017/03 | 650 | 12.83 | 17.83 |
| 2018/03 | 1958 | 16.23 | 40.93 |
| 2019/03 | 1821 | 24 | 29.73 |
| 2020/03 | 2201 | 29 | 35.40 |
| 2021/03 | 2670 | 31 | 40.86 |
| 2022/03 | 3100 | 37 | 39.26 |
| 2023/03 | 2073 | 44 | 24.52 |
| 2024/03 | 2023 | 46 | 20.57 |
| 2025/03 | 1648 | 48 | 16.63 |
| 2026/03 | 1447 | 50 | 14.05 |
コムチュアって、配当は毎年ずっと増えているのに、株価とPERは2022年ごろをピークに下がってきているね?。
いいところに気づいたね!
実はEPSは10年で約2.8倍。だけど株価がその伸びに追いついていないんだ。もしくは2~3年は株が買われすぎて割高になったって見方もできるね。
だからPERは過去10年で一番低い水準まで下がって、連続増配の高配当株として配当利回りもぐっと高くなっているよ。
業績が伸びているのに人気が一服している局面は、長期投資家のチェックしどころなんだ。
📊 配当性向・配当利回り 10年推移
3844 コムチュア|10年
配当性向(%)
配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)
※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料
| 年度 | 配当利回り(%) | 配当性向(%) |
|---|
| 2017/03 | 1.97 | 35.2 |
| 2018/03 | 0.83 | 33.9 |
| 2019/03 | 1.32 | 39.2 |
| 2020/03 | 1.32 | 46.6 |
| 2021/03 | 1.16 | 47.4 |
| 2022/03 | 1.19 | 46.9 |
| 2023/03 | 2.12 | 52.0 |
| 2024/03 | 2.27 | 46.8 |
| 2025/03 | 2.91 | 48.4 |
| 2026/03 | 3.46 | 48.5 |
📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移
3844 コムチュア|10年
EPS(円)
営業利益率(%)
ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)
※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料
| 年度 | EPS(円) | 営業利益率(%) | ROE(%) |
|---|
| 2017/03 | 36.45 | 10.96 | 27.35 |
| 2018/03 | 47.84 | 12.01 | 28.64 |
| 2019/03 | 61.22 | 14.23 | 20.04 |
| 2020/03 | 62.14 | 13.54 | 17.63 |
| 2021/03 | 65.35 | 15.09 | 16.86 |
| 2022/03 | 78.97 | 15.99 | 18.21 |
| 2023/03 | 84.55 | 13.99 | 17.85 |
| 2024/03 | 98.33 | 13.46 | 18.66 |
| 2025/03 | 99.10 | 12.74 | 17.11 |
| 2026/03 | 102.97 | 12.23 | 16.27 |
📊 BPS・自己資本比率 10年推移
3844 コムチュア|10年
BPS(円)
自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)
※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料
| 年度 | BPS(円) | 自己資本比率(%) |
|---|
| 2017/03 | 133.29 | 53.3 |
| 2018/03 | 167.04 | 56.6 |
| 2019/03 | 305.48 | 69.4 |
| 2020/03 | 352.41 | 75.8 |
| 2021/03 | 387.57 | 74.9 |
| 2022/03 | 433.57 | 73.0 |
| 2023/03 | 473.65 | 69.4 |
| 2024/03 | 527.12 | 71.7 |
| 2025/03 | 579.17 | 72.1 |
| 2026/03 | 633.09 | 74.6 |
ROEが下がってきているよね。これって業績が悪くなっているサイン?
鋭い質問だね!
でも利益そのものはしっかり伸びているから安心して。ROEは「利益÷自己資本」で計算する数字で、コムチュアは利益を貯めて自己資本比率を53%→74%まで高めてきたんだ。
分母の自己資本が大きくなった分、ROEの数字は下がって見えるんだよ。
そうだね。ROEは水準だけでなく、なぜ動いたのか中身まで確認するクセをつけよう!
📋 財務指標 分析一覧
| 指標 |
評価 |
| 売上高 |
2017年139億→2026年381億と10年で約2.7倍に拡大。クラウド・AI関連IT需要を背景に毎期増収を継続中。2027年予420億で過去最高更新へ。 |
| 経常利益 |
2017年15.4億→2026年47.1億と10年で約3倍に拡大。売上を上回る速度で利益が伸び、収益力は着実に向上している。 |
| EPS |
2017年36.45円→2026年102.97円と10年で約2.8倍に成長。2027年予101.28円。直近は伸びがやや鈍化、人材コスト増の影響。 |
| ROE |
2026年3月期ROE16.27%・2027年予16%。上場企業平均(8%)を大幅に上回るトップクラスの水準。直近10年以上連続で15%以上を維持。 |
| ROA |
2026年3月期ROA12.14%・2027年予11.94%。上場企業平均(5%)を大きく上回る極めて優秀な水準。アセットライト型のITサービスの強みが反映されている。 |
| 営業利益率 |
2026年3月期12.23%。ITサービス業として高水準で、クラウド・AI関連の付加価値の高い案件比率が利益率を支える。 |
| 売上原価率 |
人件費中心のコスト構造。直近は人材確保・育成コストが課題となっており、人件費上昇が利益率を圧迫する局面に注意。 |
| 自己資本比率 |
2026年3月期74.6%と非常に健全。ITサービス業として業界トップクラスの財務体質を維持。 |
| 利益剰余金 |
継続的な利益創出で内部留保が厚く、配当原資と成長投資余力が十分。2026年3月期の利益剰余金156億円、BPS633.09円と純資産価値の蓄積が継続。 |
| 有利子負債比率 |
低水準を維持する堅実な財務運営。自己資本比率74.6%と非常に高く、銀行借入に頼らず着実に事業成長を継続。 |
| BPS |
2026年3月期633.09円。PBR2.29倍はROE16%超を反映した高ROE銘柄のプレミアム評価で、業績拡大とともに上昇する見込み。 |
| 営業CF |
ITサービス業として安定した営業CFを継続創出。設備投資負担が軽く、配当原資を本業で十分賄える健全性。 |
| 投資CF |
クラウド・AI関連の人材投資・研究開発が中心。アセットライト経営で設備投資負担は軽い構造。 |
| 財務CF |
配当支払いが中心の財務活動。四半期毎の年4回配当を継続し、株主還元と財務規律のバランスを維持。 |
| 現金等 |
十分な手元流動性を確保。豊富な現金が増配・成長投資・人材確保の原資として機能する余力。 |
| 配当推移(15年) |
分割調整ベースで毎期増配を継続中。20年以上一度も減配せず連続増配を続けており、長期投資の高配当株投資家にとって魅力度アップ。 |
| 配当性向 |
2026年3月期48.5%。有報記載の「配当性向45%以上を目標」を上回って実施しており、目標達成姿勢が明確。 |
| 自社株買い |
配当を中心とした株主還元方針。四半期配当の年4回実施という珍しい還元スタイルで、配当の質に重点を置く。 |
| PER推移(15年) |
直近14.29倍は過去10年レンジ(14.05〜40.93倍)の下限近辺。長期の株価調整でPERは大幅に低下、業績対比で割安水準に。 |
| PBR推移(15年) |
直近2.29倍は過去レンジ(0.60〜12.28倍)の下位圏。BPS633円対比でプレミアム評価だが、高ROE反映の適正水準。 |
| 配当利回り推移 |
直近の予想配当利回り3.59%は、株価調整と増配により過去最高水準に到達。2010年代の1%台から大幅向上した。 |
リーマンショック後 の配当推移 |
20年以上連続増配を達成している安定配当実績。公表データによるとリーマンショック前後も減配せず着実に増配を継続。 |
| 株主還元方針 |
有報明文化「配当性向45%以上を目標、四半期毎の年4回配当」。高頻度配当という珍しい設計で株主還元の質を重視。 |
| セグメント |
情報・通信業(ITサービス)。クラウド・AI・データ活用などDX関連のシステム開発・運用を中核に展開する独立系SI。 |
| 海外売上比率 |
国内事業を中心に展開しており、為替変動の影響は限定的。国内のDX・クラウド投資需要に業績が連動する完全な内需型ビジネス。 |
▼ くわしくデータを見る
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス・株探・有価証券報告書
高いROEで連続増配なのに、PERは過去10年で一番低い水準。コムチュアって興味深い数字だなあ。
業績が伸びているのに株価が一服している銘柄は、じっくり観察する価値があるんだ。
ただし「安く見える」にはIT投資需要の波など理由があることも多いから、なぜ今の株価なのかを自分なりに考えてから判断しようね。
PBRも2倍超だよね。ちょっと割高で買いにくくない?
良く見てるね。
たしかにMIX係数やPBRを見ると割安とは言いにくいし、人材コストの増加は利益率の重しになりうる。これは高ROE銘柄ならではのプレミアム評価でもあるんだ。
高ROE株は「指標の割安さ」より、増配と利益成長が続くかどうかで長く付き合えるかが決まるよ。
🏆 コムチュア(3844)総合評価
業績・財務・キャッシュフロー
コムチュアの10期は、増えたものと細ったものがはっきり分かれます。1株当たり利益(EPS)は直近10年で約2.8倍増。10期連続で増益を達成しています。
減少したのは営業利益率。2017年3月期の10.96%から2022年3月期の15.99%まで上がったあと、2026年3月期は12.23%に戻っています。直近の4期は、いずれも前の期より低い水準。売上の額が10期で増えつづけたのとは、別の動きになっています。
財務面は、1株純資産(BPS)が直近10年で約4.7倍増加。同期間に自己資本比率は53.3%から74.6%へ上がっており、非常に良好な財政状態です。
キャッシュフローは、営業キャッシュフローが直近10年で連続黒字を達成し、現金も同期間で10年前より約4.9倍にまで潤沢に増やしています。
割安性・投資タイミング
PERで見ると、直近10年でいちばん高いのは2018年3月期の40.93倍、いちばん低いのは2026年3月期の14.05倍。利益が2.8倍に増えたにもかかわらず、PERは逆に下がってきました。
■ 決算期がそろう情報・通信業3社の比較
| 銘柄 |
PER(予) |
PBR(実) |
配当利回り(予) |
営業利益率 |
基準日 |
| コムチュア(3844) |
19.43倍 |
2.27倍 |
3.79% |
12.23% |
2026/08/28 |
| ビジネスエンジニアリング(4828) |
18.03倍 |
4.97倍 |
3.02% |
26.20% |
2026/08/27 |
| TDCソフト(4687) |
12.30倍 |
2.11倍 |
3.31% |
10.67% |
2026/08/28 |
※情報・通信業のごく一部との比較です。各社の数値は当ブログの各スコアシート記事のカードより転記しています。営業利益率は3社とも直近本決算=2026年3月期の実績、PER(予)と配当利回り(予)は3社とも2027年3月期の会社予想にもとづきます。※各社のスコアシートは更新日が異なる場合があるため、基準日は表の右端に載せています。銘柄名からリンク先の記事で詳細を確認できます。※3社の順位は株価によって入れ替わります。
配当・株主還元
配当推移はリーマンショック後も増配を続けており、2026年8月現在で20年連続増配を達成しています。配当金は、四半期毎に年4回配当することを基本的な方針としています。
配当政策は「配当性向目標45%以上」を掲げています。2027年3月期予想EPS70.55円(2027年3月期第1四半期決算短信に下方修正)に1株配当52円を当てると配当性向は73.7%。
注意点・リスク
有価証券報告書によると、収益の認識基準とプロジェクトの採算管理をリスクの一つに挙げています。仕事の進み具合を測るために原価総額を見積る必要があり、見積りの時点では想定できなかった事態が起きれば採算が悪化する可能性がある、と記されています。
有報の一覧に載らない注意点を、この記事の数字から1つ足しておきます。売上も利益の額もこの10期で増えましたが、営業利益率は2023年3月期から4期続けて減少傾向です。2027年3月期予想は11.19%と、さらに下がる見込みです。
▼ つづきを読む
コムチュア(3844)のよくある質問
Q. コムチュアの稼ぐ力は、この10期でどう変わりましたか?
A. 1株当たり当期純利益(EPS)は増加傾向です。一方、営業利益率は2023年3月期から4期続けて減少傾向です。
Q. 配当は年に何回もらえますか?
A. 年4回です。有価証券報告書の配当政策に「四半期毎に年4回配当することを基本的な方針としており」と記されています。四半期ごとに同額を渡す形で、2027年3月期の予想は13.00円が4回、合わせて52.00円です。
Q. 2026年3月期のお金の出入り(キャッシュフロー推移)はどうなっていましたか?
A. 営業CFは34億1,400万円のプラス、投資CFは38億9,400万円のマイナス。期末の現金などは前の期の128億8,100万円から108億2,600万円へ減りました。
Q. 会社はどんなリスクを挙げていますか?
A. 有価証券報告書(第42期)の「事業等のリスク」は、収益の認識基準とプロジェクトの採算管理。2番目には、SalesforceやMicrosoftなど他社の主力製品への依存度が高いことが挙げられています。
▼ 質問と回答をすべて見る
💬 【TJの視点】
TJ(運営者・個人投資家)
私はコムチュアを保有しています。購入記録はコチラの記事で紹介しています。
株価が下がってきた2026年4月に新規で買った銘柄で、クラウドやAIまわりのシステムを手がける独立系のIT企業です。
ROEが10年以上ずっと16%超と高く、自己資本比率も7割超で財務も堅い。
そのうえ分割調整ベースで20年以上連続増配株という、私好みの「高収益×増配」タイプの会社です。
正直に言うと、PBRやMIX係数で見ると「割安」とは言いにくく、買ったあとも株価はさえない展開が続いています。
EPSの伸びも一服していて、人材コストの増加という課題もあります。
それでも私は、指標の割安さよりも「増配と利益成長がこの先も続くか」を重視してこの会社を持っています。
短期の株価の上下よりも、長期で配当を増やし続けてくれるかどうかを、のんびり見守っていくつもりです。
あくまで私の一つの見方なので、最後はご自身でよく考えて判断してくださいね。
⚠️ 免責事項
この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年8月28日時点。
サイト運営者