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第一ライフグループ(8750)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート

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この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月15日時点。

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今回は、第一ライフグループ(8750)を紹介するよ!第一生命を中核とする国内大手の生命保険グループで、連続増配を続ける高配当株なんだ!

2026年3月期の本決算データも反映させたから、みんなで一緒に学んでいこうよ!

東証プライム | コード 8750 | 保険業 | 決算月:3月

第一ライフグループ

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)

現在株価(2026/07/15)

1,884前日比+28 (↑1.51%)

時価総額 約6.3兆円

配当利回り(予)
3.82%
72円(2027/3期予想)
PER(予)
13.22倍
過去レンジ 5.8~45.1倍
PBR(実)
1.60倍
過去レンジ 0.39~1.24倍
MIX係数(PER×PBR)
21.15
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
45.5%
2026年3月期
ROE(実)
10.26%
ROA(実)0.59%
経常利益率(前期)
6.66%
2026年3月期
自己資本比率
5.7%
保険業として一般的な水準(2026/3期)

※データ取得日:2026/07/15

📈 株価・PER・配当10年チャート

8750 第一生命HD|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2017/034991010.15
2018/0348611.256.22
2019/0338513.257.81
2020/0332415.5045.12
2021/0347615.505.80
2022/0362519.256.26
2023/0360921.5013.53
2024/0396321.5011.80
2025/03113330.5010.00
2026/0314214811.98
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

第一ライフの10年チャート、株価(青い線)が2017年の499円から2026年の1,421円まで大きく上がっているね。1株配当(青い棒)も10円から48円まで増えていて、PER(オレンジ)は2020年に45倍まで跳ねている年があるけど、これって何があったの?

TJ
TJ

いいところに気づいたね。2020年3月期はコロナ禍の市場混乱で利益が一時的に激減した特殊な年で、PERが45倍まで跳ね上がったんだ。それ以外の年は概ね6〜14倍のレンジで推移していて、現在の予想PER12.49倍はその範囲の上寄りにあるよ。

配当も10年で約4.8倍に増えていて、株価上昇と配当成長が両方そろった高配当株として注目されてきた銘柄なんだ。

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

8750 第一生命HD|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2017/032.0021.9
2018/032.3216.1
2019/033.4529.8
2020/034.78217.3
2021/033.2619.0
2022/033.0821.7
2023/033.5350.3
2024/032.2334.3
2025/032.6929.5
2026/033.3845.5

📊 EPS・ROE 10年推移

8750 第一生命HD|10年
EPS(円) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS(円)ROE(%)
2017/0349.157.38
2018/0377.679.71
2019/0348.616.06
2020/037.130.86
2021/0381.407.57
2022/0395.799.29
2023/0342.756.53
2024/0382.428.26
2025/03115.9512.38
2026/03119.8310.26

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

8750 第一生命HD|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2017/03667.156.0
2018/03804.427.0
2019/03810.186.6
2020/03836.066.3
2021/031082.277.6
2022/031075.646.4
2023/03676.704.3
2024/031026.765.7
2025/03942.525.0
2026/031181.365.7
しばっち
しばっち

EPS・営業利益率・ROEのグラフを見ると、2020年にEPSが7.13円までガクッと落ちているね。それに保険業って利益が市場環境で大きく振れそう。安定しているのかな?

TJ
TJ

鋭い指摘だね。第一ライフは生命保険持株会社で、保有する有価証券の運用環境次第で利益が大きく振れるんだ。2020年は市場混乱で利益が激減したけれど、その後は回復して2026年3月期はEPS119.83円・ROE10.26%まで戻っている。長期では右肩上がりだけど、単年での振れは大きい業態だと覚えておいてね。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

BPS・自己資本比率のグラフを見ると、自己資本比率がたった5.7%って表示されているね。これって他の会社よりすごく低いけど、財務は大丈夫なの?

TJ
TJ

ここは保険業ならではの特殊なポイントだよ。生命保険会社は将来の保険金支払いに備える「保険契約準備金」を負債として計上するから、自己資本比率は他業種より大幅に低く出るのが一般的なんだ。5.7%という数値だけを取り出して財務不安と判断するものではないよ。

総資産74兆円に対して有利子負債は1.34兆円と限定的で、利益剰余金も10年で0.67兆円から1.61兆円まで積み上がっているんだ。

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
経常収益 保険業は売上高に当たる概念がないため、保険料等収入や資産運用収益などを合計した「経常収益」で規模を見る。2017年3月期6.46兆円→2026年3月期11.3兆円と拡大。
経常利益 2026年3月期7,537億円。前期7,191億円から増益。保険本業と資産運用を合わせた利益で、市場環境により年ごとの振れが大きい。
EPS 分割調整後で2017年3月期49.15円→2026年3月期119.83円。2020年3月期は市場混乱で7.13円まで激減した例外あり。2027年3月期予想は142.46円。
ROE 2026年3月期10.26%。過去10年は0.86〜12.38%と、保有資産の評価環境によって大きく振れる。
ROA 2026年3月期0.59%。総資産が74兆円規模と巨大な保険業のため、ROAは構造的に低く出る。
自己資本比率 2026年3月期末5.7%。保険業は多額の保険契約準備金を負債に抱えるため、自己資本比率は他業種より大幅に低く出るのが一般的。低い数値だけを取り出して財務不安と判断するものではない。
利益剰余金 2017年3月期末0.67兆円→2026年3月期末1.61兆円と、内部留保を着実に積み上げている。
有利子負債 2026年3月期末1.34兆円。劣後債などを含む。総資産74兆円に対する規模は限定的。
BPS 2026年3月期末1,181.36円(分割調整後)。保険業は保有有価証券の評価差額で純資産・BPSが大きく振れる。現在のPBRは1.50倍。
営業CF 2026年3月期0.79兆円。保険業の営業CFは保険料収入・保険金支払い・運用の影響で年により大きく変動する。
投資CF 2026年3月期−0.93兆円。巨額の運用資産の入れ替えが中心。
財務CF 2026年3月期−1,272億円。配当・自社株買い・劣後債等の調達が反映されている。
現金等 2026年3月期末2.09兆円。手元流動性は潤沢な水準。
配当推移(10年) 分割調整後で2017年3月期10円→2026年3月期48円と、10年で約4.8倍に増配。2027年3月期予想は72円。
配当性向 2026年3月期45.5%。2020年3月期は利益激減で217%まで上昇した例外あり。近年は概ね30〜50%の範囲。
自己株式の取得 2023年3月期〜2026年3月期にかけて毎期1,000億円超の自社株買いを実施。配当と並ぶ株主還元の柱。
PER推移(10年) 年度末ベースで、2020年3月期の45倍を除けば概ね6〜14倍。本日終値の予想PER12.49倍は過去レンジの上位寄り。
PBR推移(10年) 直近1.50倍。過去10年は年度末ベースで0.39〜1.24倍で推移しており、現状はやや高めの水準。
配当利回り推移 2017年3月期2.00%→2026年3月期3.38%(年度末)と上昇。本日終値ベースの予想利回りは4.05%と高水準。
リーマンショック後
の配当推移
第一生命は2010年4月に株式会社化・上場したため、リーマンショック直後の2008年3月期・2009年3月期の配当データは存在しない。上場後の2011〜2013年3月期は1株1,600円(分割調整後4円)を維持し、以降は増配基調にある。
株主還元方針 利益の成長に応じた増配と自己株式取得を組み合わせ、総還元を重視する方針。減益局面でも配当を維持・増額する姿勢を継続している。
セグメント 第一生命(国内)、第一フロンティア生命、ネオファースト生命、米国プロテクティブなどの海外生保、資産運用事業などで構成。国内生保が中核。
海外事業 米国・豪州など海外の保険事業も収益の一角を占め、国内生保を補完する位置づけ。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス決算短信

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

財務指標をぜんぶ見たよ。第一ライフは配当が10年で4.8倍に増えていて、配当利回りも4.05%って高い。MIX係数18.74も割安目安22.5を下回っているし、わりと割安に見えるけど合っているかな?

TJ
TJ

いい所感だね。予想PER12.49倍は適正の目安15倍前後を下回り、MIX係数18.74も割安目安22.5を下回るから、株価指標は割安レンジに入っている。

ただPBRは1.50倍と過去10年レンジ(0.39〜1.24倍)の上限を超えていて、純資産対比ではやや高めの位置にあるんだ。PERでは割安、PBRではやや高めという二段構えの見方が必要だよ。

しばっち
しばっち

ボク気になる点があるんだ。第一ライフは2020年に配当性向が217%まで跳ねて、利益が配当を大きく下回ったんでしょ?業績がまた急激に悪化したら、減配のリスクはないの?

TJ
TJ

大事な視点だね。2020年3月期は利益激減で配当性向が217%まで一時的に上昇したけれど、会社は配当を維持・増額する姿勢を継続してきた。実際、配当は2017年3月期10円から2026年3月期48円まで一貫して増配が続き、2027年3月期予想は72円とさらに増配の見込みだよ。

とはいえ保険業は運用環境次第で利益が大きく振れる業態だから、深い市場混乱があれば配当政策が見直されるリスクはゼロではないことも頭に入れておこう。

🏆 第一ライフグループ(8750)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
第一ライフグループは第一生命を中核とする国内大手の生命保険グループ。2026年3月期は経常収益11.3兆円(+14.5%)と拡大し、経常利益7,537億円・純利益4,366億円と高水準を維持、ROEは10.26%。自己資本比率は5.7%だが、これは多額の保険契約準備金を抱える保険業では一般的な水準であり、他業種の基準でそのまま低いと判断するものではない。総資産は74兆円規模。利益やキャッシュフローは金利・株式相場など市場環境で振れやすいのが保険業の特性である。

【割安性・投資タイミング】
第一ライフグループの予想PERは12.49倍。過去10年の年度末の実績PERは、2020年3月期に市場混乱で利益が激減しPER45倍の異常値となった年を除けば、おおむね6〜14倍で推移してきた。現在の12.49倍はそのレンジの上位寄りだが、一般に適正とされる15倍前後は下回る。所属する保険業の業種平均PER16.7倍(株探・2026年5月20日時点)と比べても低い。PBRは1.50倍。

ただし保険業は保有する株式・債券の評価差額で利益や純資産が大きく振れやすく、PERやPBRだけで割安・割高を判断しにくい業種である点には注意がいる。株価は2026年3月末の1,421円から5月20日の1,656円へ上昇基調にあり、年初来高値に近い水準にある。バリュエーション面では適正〜やや割安だが、株価が高値圏にあるぶん、短期では高値づかみのリスクも意識したい投資タイミングと言える。

【配当・株主還元】
配当は分割調整後で2017年3月期10円→2026年3月期48円と、10年で約4.8倍に増配。2027年3月期予想は72円とさらに増配の見通し。本日終値ベースの配当利回りは4.05%と高水準。配当性向は2026年3月期45.5%。加えて毎期1,000億円規模の自己株式取得も継続しており、配当と自社株買いを組み合わせた積極的な株主還元が特徴である。

【注意点・リスク】
保険業は保有する株式・債券・外貨建資産の価格変動が利益・純資産を大きく揺らす。2020年3月期には市場混乱で純利益が324億円・EPS7.13円まで激減した実績があり、利益のブレは大きい。金利・為替・株価の急変は業績の下振れ要因となる。自己資本比率5.7%は業種特性によるものとはいえ、見かけ上の財務の余裕は小さく、市場ストレス時の影響を受けやすい点には留意が必要である。

▼ つづきを読む

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

第一ライフグループは、私が高配当株として関心を持って見ている銘柄のひとつです。

国内大手の生命保険グループで、配当を長年かけて大きく積み上げてきた増配の歩みに加え、毎期まとまった規模の自社株買いも続けていて、配当と自社株買いを組み合わせた株主還元への本気度が伝わってきます。

来期もさらなる増配が見込まれ、配当利回りの水準も私の好みに合います。

一方で、保険会社は保有する株式や債券、為替の値動きで利益も純資産も大きく揺れるのが宿命で、過去には市場の混乱で利益が一気にしぼんだ年もありました。

ふだんの利益の振れ幅は頭に入れておきたいところです。

株価も足元では高めの位置まで上がってきているので、私自身は今すぐ飛びつくというより、相場が荒れて保険株がまとめて売られ、配当利回りがもう一段上がるような場面を待ちたい——そんな距離感で眺めています。

あくまで私の一見解なので、最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

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