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野村不動産HD(3231)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート

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この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月15日時点。

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今回は野村不動産HD(3231)を取り上げるよ!じつはTJも保有しているんだ!

直近26年3月期決算は売上も利益も過去最高を更新したのに、株価の評価は控えめで、予想配当利回りは4%台。しかも、配当金は2013年以降ずっと増やし続けているんだ。

ただし、不動産は景気の波を非常に受けやすいから、リスクも一緒に学んでいこうよ!

東証プライム | コード 3231 | 不動産業 | 決算月:3月

野村不動産ホールディングス

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年4月公表)

現在株価(2026/07/15 終値)

951.6前日比+7.2 (↑0.76%)

時価総額 約8,709億円

配当利回り(予)
4.62%
44.00円(2027年3月期予想)
PER(予)
9.46倍
過去レンジ 約6.6〜11.5倍
PBR(実)
1.01倍
過去レンジ 約0.6〜1.1倍
MIX係数(PER×PBR)
9.55
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
41.4%
2026年3月期
ROE(予)
10.73%
ROA(予)3.06%
営業利益率(前期)
14.67%
2026年3月期
自己資本比率
28.5%
2026年3月期

※データ取得日:2026/07/15

📈 株価・PER・配当10年チャート

3231 野村不動産HD|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2017/03355137.24
2018/035021410.42
2019/03425158.64
2020/03351166.57
2021/0353316.511.46
2022/0358719.59.54
2023/03586248.02
2024/038802811.22
2025/038713410.04
2026/0310104010.46
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

株価は2024年ごろに上がったあと、最近はまた下がってきてるんだね。株価が下がって配当が増えたら、配当利回りはおいしくなるってこと?

TJ
TJ

そのとおり!株価が下がっても配当が増えれば、配当利回りはそのぶん高くなるんだ。野村不動産HDの配当は直近では14期連続の増配になっているよ。

ただし、気をつけたいのは、ずっと増配を続けてきた会社ではないこと。リーマンショックのあとには配当を減らした年もあるんだ。不況時のリスクも後半でしっかり確認していこう!

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

3231 野村不動産HD|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2017/033.6626.5
2018/032.7928.9
2019/033.5330.5
2020/034.5630.1
2021/033.1035.5
2022/033.3231.7
2023/034.1032.9
2024/033.1835.7
2025/033.9039.2
2026/033.9641.4

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

3231 野村不動産HD|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2017/0349.0213.569.76
2018/0348.1812.299.18
2019/0349.211.848.71
2020/0353.4412.118.89
2021/0346.513.157.23
2022/0361.5614.148.94
2023/0373.0515.219.88
2024/0378.4615.269.87
2025/0386.7715.709.98
2026/0396.6914.6710.34

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

3231 野村不動産HD|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2017/03501.7430.2
2018/03532.9430.0
2019/03570.8429.9
2020/03606.2330.5
2021/03645.9630.4
2022/03695.6330.3
2023/03751.2631.0
2024/03800.5630.7
2025/03873.4027.9
2026/03938.0828.5
しばっち
しばっち

自己資本比率がずっと30%くらいって、低くない?

TJ
TJ

いい着眼点だね。不動産の会社は、土地やマンションを仕入れて開発するために銀行からお金を借りるのがふつうなんだ。

だから、自己資本比率が高くならないのは、業界の性質。野村不動産HDは30%前後を保っていて、会社もこの水準を維持する方針を掲げているよ。

借入は多めだけど、その分、ROE(自己資本利益率=集めたお金でどれだけ効率よく稼げたか)は近年10%前後と高め。BPS(1株あたりの純資産)も右肩上がりで、稼いだ利益をしっかり積み上げているんだ。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

業績は過去最高で、配当も増やしてて、PERもPBRも低いんでしょ?なんだかお買い得に見えてきたよ!

TJ
TJ

魅力は多いよね。ただ、安く見える数字にはたいてい理由があるんだ。

野村不動産HDは不動産が主力で、景気や金利の動き次第で業績が振れやすい「景気敏感」な一面がある。

だから、投資家が警戒して必要以上に株も買われない=不動産の株はPERは低く出る傾向にあるんだ。実際、過去に減配したこともあるからね。良い面と気をつける面、両方を次の表で確かめていこう!

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📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 直近10年で5,000億円台から着実に拡大し、前期は初めて9,000億円台に乗せて過去最高を更新した。2027年3月期は会社予想で1兆円超を見込む。
営業利益 分譲マンションの引き渡しや都市開発が牽引し、長期で水準を切り上げてきた。前期は過去最高で、2027年3月期も会社予想で増益を見込む。
営業利益率 おおむね12〜15%台で推移し、不動産大手のなかでも高めの採算を保っている。
純利益 前期は過去最高水準。2027年3月期も会社予想で増益を計画しているが、伸び率は小さめで、市場予想をやや下回る保守的な計画とされる。
EPS(1株利益) 株式分割を調整したベースで長期に上昇してきた。2027年3月期も会社予想でおおむね100円前後の水準を見込む。
ROE 過去10年はおおむね7〜10%で、近年は10%前後まで高まっている。中期経営計画でも「ROE10%以上」を目標に掲げている。
ROA 総資産に占める利益の比率は3%前後。多くの資産(開発用不動産)を抱える業態のため、この水準は不動産大手として一般的といえる。
自己資本比率 おおむね30%前後で推移している。土地・建物を借入で仕入れて開発する不動産業では標準的な水準で、会社も30%程度の維持を方針としている。
有利子負債 開発用の不動産を仕入れるための借入が大きく、有利子負債は自己資本を上回る。製造業のような実質無借金とは異なり、レバレッジを効かせて成長する業態である点は理解しておきたい。
利益剰余金 内部留保を着実に積み上げており、還元と開発投資の両方を支える余力を確保している。
BPS(1株純資産) 1株当たり純資産はこの10年で着実に増え、株式分割を調整したベースで大きく積み上がっている。PBRは1倍前後で評価されている。
営業CF 開発用不動産の仕入れが先行する期はマイナスになることもあるが、これは在庫を積んで将来の分譲につなげる不動産業の特性による。数年をならせば本業でしっかりキャッシュを生んでいる。
投資CF・財務CF 収益不動産への投資を続けつつ、借入や配当・自社株買いなどで資金をやりくりしている。
現金等 手元資金を確保しつつ、開発案件へ機動的に資金を振り向けている。
配当推移(10年) 株式分割を調整したベースで、2013年3月期以降は毎年増配を続けている(直近で14期連続、2027年3月期予想を含めれば15期連続)。ただしリーマンショック後に減配した過去があり、何十年も続く連続増配ではない。2027年3月期は会社予想44円。
配当性向 近年はおおむね40%前後まで高まってきた。利益成長に合わせて還元を厚くしている。
PER推移(10年) 期末ベースでおおむね6〜11倍台。足元の予想PERは1ケタ台で、レンジの中位近辺にある。
PBR推移(10年) 期末ベースでおおむね0.6〜1.1倍。純資産並みかそれ以下での評価が続いている。
配当利回り推移 期末ベースでおおむね3〜4%台。増配と足元の株価調整で、過去と比べ高めの水準にある(2026年7月時点)。
リーマンショック後
の配当推移

リーマンショック後の2010年3月期に1株配当が減配。その後2012年3月期まで低い水準が続いた実績がある。不動産は景気や金利の影響を受けやすい。その後は業績回復とともに増配へ転じ、2013年3月期からは増配を続けている。

株主還元方針 中期経営計画で、年間配当はDOE(株主資本配当率)4%を下限とし、自社株買いと合わせた総還元性向40〜50%を目安とする方針を掲げている。自社株買いも継続的に実施している。
事業・セグメント 分譲マンション(「プラウド」ブランド)などの住宅事業が主力で、オフィスビルや商業施設を手がける都市開発、賃貸・管理などの運営管理、仲介・CRE、資産運用を組み合わせた総合不動産。
特色・海外 野村グループ系の総合不動産大手。売上は国内が中心の内需型で、海外は米国などで賃貸住宅などの展開に取り組んでいる段階にある。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス・会社決算資料・会社四季報

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

野村みたいな大きい会社も、リーマンショックのあとは減配したんだね・・・。

TJ
TJ

不動産はかなり景気敏感株だから、不況がきたら警戒すべきだね。

そのうえで、その後は業績の回復とともに増配を続けて、いまでは14期連続の増配まで来た。過去の弱さと、今の強さ。その両方を知っておくのが、この銘柄と付き合ううえで大切だね。

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🏆 野村不動産ホールディングス(3231)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
野村不動産ホールディングスは、マンション「プラウド」ブランドの分譲を主力に、オフィスビルなどの都市開発、賃貸・管理、仲介、資産運用まで手がける総合不動産の大手。売上高はこの10年で着実に伸び、前期26年3月期は過去最高を更新しました。営業利益率はおおむね12〜15%台と、不動産大手のなかでも高めの採算を維持。ROEは近年10%前後まで高まり、中期経営計画でも「ROE10%以上」を目標に掲げています。

自己資本比率がおおむね30%前後。これは不動産業では標準的なポジションです。営業キャッシュフローは仕入れ先行の期にはマイナスになることもありますが、数年をならせば本業でしっかりキャッシュを生んでいます。

【割安性・投資タイミング】
PERは、過去10年の期末ベースのレンジ(おおむね6〜11倍台)の中位近辺。PBRは1倍前後で、過去10年も0.6〜1.1倍と、純資産並み~PBR1倍割れを推移してきました。業績が過去最高を更新するなかで株価指標は控えめと見ています。

2026年7月時点で株価は年初来安値の近辺。業績が好調を保つなかでの株価下落で、予想配当利回りはむしろ高めの水準です。会社の業績そのものが崩れたわけではない点は、数字から確認できます。

【配当・株主還元】
2013年3月期以降は増配が続いています(直近で14期連続、2027年3月期の会社予想を含めれば15期連続)。会社は中期経営計画で、年間配当はDOE(株主資本配当率)4%を下限とする方針を掲げ、自社株買いも継続しています。予想配当利回りは4%台と、TJの基準でも高配当といえる水準です。ただし、不況時は要警戒。

【注意点・リスク】
最大の注意点は、不動産が景気や金利の動きに左右される「景気敏感」な事業だという点です。景気が悪化して不動産市況が冷え込んだり、金利が上昇して資金調達コストや不動産価格に響いたりすれば、業績と配当が下押しされるリスクは意識しておきたいところ。

また、開発用不動産の仕入れのために有利子負債が大きいレバレッジ型で、自己資本比率は不動産業として標準的とはいえ、製造業のように厚い財務ではありません。2027年3月期の会社予想は増益ながら伸びが小さめで市場予想を下回っている点も、あわせて見ておきたいところです。

▼ つづきを読む

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

私は野村不動産ホールディングスの株式を保有しています。

惹かれたのは、過去の業績・財務・配当・キャッシュフロー推移が他銘柄よりも優秀。

PER&PBRも控えめで、配当利回りも高い&直近は連続増配、という点でした。

こういう会社は、私が好きなタイプです。

ただ、他の業種よりもかなり景気敏感です。

このリスクは承知のうえで、ここからさらに下げる場面が来れば、そのときは買い増しも検討したい!そんなスタンスで付き合っているところです。

これはあくまで私個人の見方ですので、最後はあなた自身でよく考えて判断してくださいね。

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この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月15日時点。

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