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東京メトロ(9023)銘柄分析|株主優待・配当金・高配当株スコアシート

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この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月15日時点。

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今回は、東京メトロの愛称で親しまれている東京地下鉄(9023)を紹介するよ!

電車では有名だけど、中身はいったいどんな会社なのか?数字から見えてくる興味深いデータを、みんなで一緒に学んでいこうよ!

東証プライム | コード 9023 | 陸運業 | 決算月:3月

東京メトロ

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年4月公表)

現在株価(2026/07/15)

1,461.5前日比+7.5 (↑0.52%)

時価総額 約8,372億円

配当利回り(予)
3.01%
44円(2027年3月期予想)
PER(予)
16.97倍
上場来レンジ 15〜22倍
PBR(実)
1.15倍
上場来レンジ 1.0〜1.7倍
MIX係数(PER×PBR)
19.52
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
41.3%
2026年3月期
ROE(予)
6.81%
ROA(予)2.44%
営業利益率(前期)
21.2%
2026年3月期
自己資本比率
35.9%
2026年3月期(装置産業で低め)

※データ取得日:2026/07/15

🎁 東京メトロの株主優待制度

200株以上の保有で、東京メトロ全線の「全線きっぷ」を株数に応じて年2回、施設優待券を年1回贈呈。

保有株数 全線きっぷ(年2回・各回)
200株以上 各3枚
400株以上 各6枚
600株以上 各9枚
800株以上 各12枚
1,000株以上 各15枚
3,000株以上 各45枚
5,000株以上 各75枚
10,000株以上 全線定期乗車証 各1枚
優待の特徴

全線きっぷ+施設優待券

200株(2単元)から対象
年2回(3月末・9月末)

※全線きっぷは「片道1乗車」の乗車券。基準日は3月末・9月末で、同じ枚数を年2回受け取れる。3月末基準では株数にかかわらず施設優待券(地下鉄博物館の入館引換券・そば処めとろ庵・ゴルフ練習場メトログリーン東陽町の各無料券、ECサイト「メトロの缶詰」割引券)も付く。100株は優待の対象外で、継続保有の条件はなし。乗車券は利用状況で価値が変わるため株主優待配当利回りは算出していない。出典:東京メトロ 公式IR

📈 株価・PER・配当10年チャート

9023 東京メトロ|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2017/0326
2018/0326
2019/0326
2020/0326
2021/0316
2022/0316
2023/0320
2024/0332
2025/0318164019.6
2026/031618.54215.9
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

東京メトロって2024年に上場したばかりなんだね!株価のグラフが右のほうにしかないのは、そのせいなの?

TJ
TJ

そうなんだ。2024年10月の上場だから、株価とPERは上場後の約1年半ぶんしかないんだ。だからこの記事では株価とPERは上場来、配当や業績は10年で見ているよ。配当の棒グラフは、非上場時代の実績値だよ!

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

9023 東京メトロ|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2017/0324.3
2018/0325.0
2019/0324.9
2020/0329.4
2021/03
2022/03
2023/0341.8
2024/0340.2
2025/032.2043.2
2026/032.6041.3

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

9023 東京メトロ|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2017/03107.1524.3310.8
2018/03103.9122.829.7
2019/03104.4922.669.1
2020/0388.4519.377.3
2021/03-13.63-8.3
2022/03-3.95-2.2
2023/0347.88.044.4
2024/0379.6219.627.0
2025/0392.5121.327.7
2026/03101.6321.218.2

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

9023 東京メトロ|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2017/031010.0540.4
2018/031092.8241.0
2019/031168.6440.5
2020/031222.2140.9
2021/031109.1436.6
2022/031064.334.1
2023/031090.0931.6
2024/031150.4233.0
2025/031233.2735.3
2026/031265.5135.9
しばっち
しばっち

グラフを見ると、配当も営業利益率もEPSも途中2021年頃は急にガクッ!と下がってるね?

TJ
TJ

これはコロナの影響だね。外出が減った=鉄道の利用も落ち込んだ。結果、2年つづけて営業赤字だったんだ。これは東京メトロに限らず鉄道、航空、陸運業ほとんどの交通系銘柄に共通することなんだ。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

営業利益率は、けっこう高い数字に戻ってるよね?鉄道って、そんなに儲かるものなの?

TJ
TJ

東京メトロは大手鉄道のなかでもトップクラスの利益率なんだ。都心の地下鉄という強いネットワークを持っているからね。コロナ前の水準に戻ってきているのは心強いよ。

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 直近10年はおおむね3,700〜4,300億円台で推移。コロナ禍で一時3,000億円割れまで落ち込んだが、その後は最高水準圏を更新。2027年3月期は会社予想4,372億円。
経常利益 平常時は600〜900億円規模。コロナ期に一時赤字となったが、旅客需要の回復とともに大きく持ち直している。
EPS 平常時はおおむね80〜107円のレンジ。コロナ期の2期は赤字に沈んだが、直近は100円前後まで回復。2027年3月期は会社予想86円台。
ROE 平常時はおおむね7〜10%台。コロナ期にマイナスへ沈んだが、直近は8%前後へ回復。2027年3月期予想は6%台。
ROA 総資産が大きい装置産業のため数%台にとどまる。直近の予想は2%台。資産効率より、安定した収益の積み上げが持ち味。
営業利益率 平常時はおおむね20%超で、大手鉄道のなかでもJR東海に次ぐ高水準(四季報オンライン)。コロナ期を除けば安定して高い。
売上原価率 鉄道業のコストは人件費・減価償却・修繕費が中心。原価率の単純比較より、高い営業利益率に表れる効率の良さで見たい。
自己資本比率 装置産業ゆえ30〜40%台と高くはない。コロナと積極投資で低下し直近は35%台。低めだが安定キャッシュで負担に耐える構造。
利益剰余金 長期で着実に積み上がる傾向。コロナ期に一服したが再び増加し、財務の厚みは年々増している。
有利子負債比率 鉄道インフラ投資のため有利子負債は大きい。コロナ期に膨らんだ後はゆるやかに圧縮しているが、自己資本に対して負債は重め。
BPS 長期で増加基調が続き、直近は1,200円台。純資産の積み上げにあわせて着実に伸びている。
営業CF 平常時は毎年1,300億円前後の安定した営業CFを創出。コロナ期に一時急減したが回復。インフラ企業らしい安定感がある。
投資CF 線路・車両・新線など大型の設備投資が続き、投資CFは継続して大きなマイナス。成長投資にも資金を振り向ける方針。
財務CF 投資をまかなうため調達と返済が交錯。コロナ期は大型調達でプラス、平常時は返済中心でマイナスになりやすい。
現金等 数百億円規模を確保。コロナ期には手元資金を厚めに積み増し、不測の事態に備えてきた。
配当推移(10年) 2010年代は16〜26円で安定。コロナ期に26→16円へ一度減配したが、その後は32→40→42円と回復・増配。2027年3月期は会社予想44円。連続増配ではない点に留意。
配当性向 平常時はおおむね25〜43%で推移し、直近は40%前後。中期経営計画で「連結配当性向40%以上」を掲げている。
自社株買い 上場後の2025年に初めて自己株式取得を実施(小規模)。株主還元は配当が中心。
PER推移(10年) 2024年上場のため株価指標は上場来のみ。予想PERはおおむね15〜22倍で推移し、直近は下限近辺にある。
PBR推移(10年) 同じく上場来。おおむね1.0〜1.7倍で、直近は1倍近辺まで低下。純資産に対して控えめな評価となっている。
配当利回り推移 上場来でみると、株価の下落にあわせて直近は3%台へ上昇。鉄道株としては高めの水準にある。
リーマンショック後
の配当推移
上場は2024年で当時は非上場(特殊会社)だった。2010年以降は16〜26円で安定後、コロナ期に減配している。
株主還元方針 中期経営計画(〜2028年3月期)で「連結配当性向40%以上」「DOE(純資産配当率)3.4%程度を確保」を掲げる。累進配当の明言はなし。
セグメント 売上の約9割が運輸(鉄道)。残りを不動産・流通広告が補完する、鉄道一本足に近い構成。
海外売上比率 国内専業で海外売上はなし。為替の影響を受けにくい、典型的な内需型インフラ企業。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス・株探・有価証券報告書

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

配当利回りが3%を超えているのは、鉄道株だと珍しいって聞いたよ。

TJ
TJ

そうなんだ。鉄道株は安定していて人気だから利回りは低めになりがちなんだけど、東京メトロは上場来安値の近くまで株価が下がっていて、いま(2026年5~6月頃)は利回りが3%台に乗っている。鉄道株としては高めの水準だね。

しばっち
しばっち

ただ、自己資本比率が35%台ってちょっと低めじゃないの?財務は大丈夫なのか心配だよ。

TJ
TJ

鉄道は線路や車両に莫大な設備投資が必要な装置産業だから、もともと自己資本比率は低めに出やすいんだ。借入も多めだけど、毎年安定したキャッシュを生み出しているんだ。東京メトロに限らず鉄道会社の自己資本比率は30%台、それ以下ってのは一般的なんだ。

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🏆 東京メトロ(9023)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
東京メトロは、東京都区部に9路線を持つ地下鉄ネットワークが収益の柱で、売上の約9割を運輸事業が占める。平常時の営業利益率はおおむね20%超と、大手鉄道のなかでもJR東海に次ぐ高水準にある。コロナ禍で2期つづけて営業赤字に沈んだが、旅客需要の回復とともに利益は最高水準圏まで戻している。毎年1,300億円規模の安定した営業キャッシュフローを生み出す一方、線路・車両・新線への大型投資が続くため投資キャッシュフローのマイナスは大きい。自己資本比率は装置産業ゆえ30〜40%台で、財務はインフラ企業らしい構造である。

【割安性・投資タイミング】
上場が2024年10月のため株価指標は上場来でしか判断できないが、予想PERはおおむね15〜22倍のレンジで動いてきた。直近はその下限近辺、PBRも1倍近辺まで低下しており、上場来でみれば株価は安い部類に入る。鉄道株は安定性を評価されて買われやすく、配当利回りは低めになりがちだが、東京メトロは2026年6月現在で上場来安値の近くまで売られ、予想配当利回りが3%台に乗っている。過熱感も乏しく、配当利回り狙いの高配当株投資家にとって監視したい下落局面と言える。

【配当・株主還元】
配当は中期経営計画(〜2028年3月期)で「連結配当性向40%以上」「DOE(純資産配当率)3.4%程度を確保」を掲げ、安定配当を基本としている。2010年代は16〜26円で安定していたが、コロナ期に一度減配し、その後は32→40→42円と回復・増配を続け、2027年3月期は会社予想44円。中間配当も導入された。累進配当や連続増配の明言はないため、業績次第で変動しうる点は理解しておきたい。株主優待として地下鉄の全線きっぷ等が年2回贈られるのも、沿線利用者にはうれしい。

【注意点・リスク】
最大の注意点は、鉄道事業への依存度が高く、コロナ禍のような人流の急減に弱いこと。実際に2期連続の営業赤字と減配を経験している。自己資本比率は35%台と高くはなく、有利子負債も大きい。2027年3月期は会社予想で営業減益と、足元の利益はピークアウト局面にある。運賃改定は2028年3月以降の検討段階で、動力費や人件費の上昇、大型の設備投資負担も重い。国(財務大臣)と東京都が引き続き大株主である点も、株式の需給や経営の自由度の面で意識しておきたい。

▼ つづきを読む

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

私は、東京メトロの株価が下落局面にある2026年6月中旬に新規購入しました。

営業利益率が鉄道大手でJR東海(9022)に次ぐ水準で、「稼ぐ力」が際立つ会社だと見ています。

首都圏の地下鉄という代えのきかないインフラを握っている強みも大きいです。

上場からの株価推移をみると、2026年6月時点で上場来安値の近くまで下げてきて、利回りも3%台。

3%を超える業績好調な鉄道株はめったにないので、長期のインカム狙いとしては気になる水準です。

もちろん未来の株価はわかりませんし、足元は営業減益見通しで、コロナのような需要ショックに弱い一面もあります。

それでも、今年の下落で比較的買いやすい局面に入ってきた——私はそう感じています。

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東京メトロ(9023)のコメントお待ちしています。
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