スコアシート

スターツ出版(7849)銘柄分析|株主優待・配当金スコアシート

TJ
🔰株式投資が初めての方へ — 3分でわかる、このブログの歩き方。はじめてガイド →

⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月15日時点。

TJ
TJ

今回は、スターツ出版(7849)を取り上げるよ!女性向けの情報誌『オズマガジン』や、『オズモール』などで知られる、コンテンツ企業なんだ。雑誌から電子書籍まで、女性の毎日に寄りそうメディアを手がけていて、ここ数年は業績がぐっと伸びてきた1社だよ。

どんな会社なのか、数字から見えてくる結果をみんなで一緒に学んでいこうよ!

東証スタンダード | コード 7849 | 情報・通信業 | 決算月:12月

スターツ出版

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2025年12月期 実績+2026年12月期 会社予想

現在株価(2026/07/15)

3,420前日比-35 (↓1.01%)

時価総額 約130億円

配当利回り(予)
3.80%
130円(2026年12月期予想)
PER(予)
8.71倍
過去レンジ 約6〜30倍
PBR(実)
1.23倍
過去レンジ 約0.8〜2.2倍
MIX係数(PER×PBR)
10.71
22.5以下が割安の目安
配当性向(前期)
33.5%
2025年12月期
ROE(予)
14.19%
ROA(予)11.71%
営業利益率(前期)
21.57%
2025年12月期
自己資本比率
83.5%
2025年12月期(実質無借金)

※データ取得日:2026/07/15

🎁 スターツ出版の株主優待制度

100株以上を保有かつ、保有株数と継続保有期間に応じて、自社サービス「オズのプレミアム予約」で使える電子クーポン(2,000円〜6,000円相当)を年1回贈呈。

保有株数 3年未満 3年以上
100株以上 2,000円相当 3,000円相当
500株以上 4,000円相当 6,000円相当
株主優待配当利回り(予)

4.37%

100株・継続3年未満
(年配当13,000円+優待2,000円)
÷投資額343,470円

※継続3年以上なら株主優待配当利回り約4.80%(優待3,000円相当)。優待は自社サービス「オズのプレミアム予約」で使える電子クーポン(2,000円相当で算出)。権利確定日は毎年12月末日、贈呈は翌年3月下旬ごろ。出典:スターツ出版 公式IR。株主優待配当利回りは 2026/07/15現在。

📈 株価・PER・配当10年チャート

7849 スターツ出版|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。株価は各年度末時点の値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2015/127701518.48
2016/127361512.49
2017/12972.51513.75
2018/121259.517.512.82
2019/121440.517.513.33
2020/12137517.530.44
2021/1217252011.69
2022/122969309.76
2023/123685607.96
2024/1229311106.16
2025/12380512010.61
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

株価も配当も、2021年あたりからぐーんと伸びてるね!でも、直近はちょっと株価が下がってる…何があったんだろう?

TJ
TJ

いいところに気づいたね。スターツ出版は、『ベリーズ文庫』や『野いちご』といった女性向けの電子書籍・コミックがヒットして、利益がこの数年で一気に積み上がったんだ。

2024年12月期に利益のピークをつけたあと、2025年12月期はいったん反落しちゃったんだ…

直近は今期(2026年12月期)の第1四半期が前年同期より増収ながら減益だったことで、株価が手前で下げている感じだね。

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

7849 スターツ出版|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2015/121.9536.0
2016/122.0425.5
2017/121.5421.2
2018/121.3917.8
2019/121.2116.2
2020/121.2738.7
2021/121.1613.6
2022/121.019.9
2023/121.6313.0
2024/123.7523.1
2025/123.1533.5

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

7849 スターツ出版|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2015/1241.675.294.49
2016/1258.918.636.13
2017/1270.748.166.68
2018/1298.2310.728.79
2019/12108.0911.738.81
2020/1245.173.823.59
2021/12147.5314.5810.73
2022/12304.0722.5918.27
2023/12463.0527.2521.76
2024/12475.7227.2518.70
2025/12358.7021.5712.78

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

7849 スターツ出版|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※株式分割を反映した調整後ベースの値です。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2015/12928.7081.3
2016/12961.6881.5
2017/121059.3182.1
2018/121117.3280.5
2019/121226.2482.8
2020/121258.5284.0
2021/121374.9478.2
2022/121664.1774.7
2023/122127.9777.2
2024/122543.7081.5
2025/122805.7883.5
しばっち
しばっち

でもさ、自己資本比率80%超ってすごく堅い反面、もっと攻めてもいい気がしちゃうんだよね。

TJ
TJ

鋭い視点だね。スターツ出版は借入にほとんど頼らず、実質無借金で事業を回しているんだ。自己資本比率は長期で80%前後と高く、内部留保(利益剰余金)も着実に積み上がっている。コンテンツ事業は大きな設備投資がいらない分、稼いだ利益が手元にたまりやすいんだよ。守りが堅いからこそ、増配や新しいコンテンツへの投資に余力を持てているんだ。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

ROEも、ググッ!と上がってきてるね。稼ぐ力が強くなってるってことかな?

TJ
TJ

そのとおり!ROEは数年前の数%台から、足元では10%を超える水準まで高まってきた。上場企業の平均がおおむね8%前後とされるから、それを上回る稼ぐ力になってきたんだ。

営業利益率も20%を超える高さで、コンテンツ企業らしい高収益体質が数字に表れているよ!

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 雑誌・施設予約・電子書籍/コンテンツを軸に、売上は直近10年でおおむね2倍規模へ拡大。2026年12月期は会社予想で増収を見込む。
経常利益 コンテンツ事業の拡大で利益水準を大きく切り上げ、2024年12月期にピーク。2025年12月期はいったん反落も、2026年12月期は会社予想で増益。
EPS 1株利益は長期で大きく伸長。電子書籍・コミックの伸びを背景に、直近10年で数倍の水準まで高まっている。
ROE 過去10年でおおむね4%台から10%超へ改善。会社予想では14%前後と、上場企業の平均的な水準(おおむね8%)を上回る。
ROA 借入に頼らない財務のもと、ROAも数%台から10%超へ改善。資産効率の高さが際立っている。
営業利益率 営業利益率は数%台から20%超へ大きく改善。電子書籍・コンテンツの伸びで採算性が高まっている。
売上原価率 電子書籍やサービスなど高採算な事業の比率が高まり、全体の採算性は長期で向上している。
自己資本比率 自己資本比率は長期で80%前後の高水準を維持。借入が少なく、財務の安全度は非常に高い。
利益剰余金 利益剰余金は一貫して増加し、直近10年で大きく積み上がった。配当や投資の余力を支えている。
有利子負債比率 有利子負債はごくわずかで、実質無借金に近い。自己資本が厚く、財務面の不安は小さい。
BPS 1株あたり純資産(BPS)は毎期増加し、直近10年で約3倍に拡大。純資産の積み上がりが続いている。
営業CF 営業キャッシュフローは長期で安定してプラス。本業でしっかり現金を生み出している。
投資CF 投資キャッシュフローはおおむね小幅なマイナス。コンテンツや事業基盤への投資を続けている。
財務CF 財務キャッシュフローは近年マイナス幅が拡大。配当の支払いなど株主への還元に資金を充てている。
現金等 手元資金は厚めに確保され、無借金に近い財務とあわせ、事業を支える余裕がある。
配当推移(10年) 分割調整後で直近10年は減配なく増配基調。2024年12月期に大きく増配し、2026年12月期も会社予想130円と増配を計画する。
配当性向 配当性向はおおむね1〜3割台で推移。利益の伸びに対し配当に余力を残した、増配余地の大きい水準。
自社株買い 株主還元の中心は配当で、利益成長に応じた増配を続けている。
PER推移(10年) 過去10年の期末PERはおおむね6〜30倍で上下。利益が落ち込んだ年は高PER、利益拡大期は低PERとなりやすく、足元は一桁台。
PBR推移(10年) 過去10年はおおむね0.8〜2倍台で推移。足元は1倍強で、純資産に対し大きく割高ではない。
配当利回り推移 配当利回りは増配にともない長期で切り上がり、足元は4%前後と高めの水準にある。
リーマンショック後
の配当推移
リーマンショック直後の2008年12月期は無配だが、翌2009年に復配し、以降2012年まで12.5〜15円と非減配を保った(第30期有価証券報告書)。
株主還元方針 安定した配当の継続と、利益成長に応じた増配を基本とする。低めの配当性向で増配余地を残している。
セグメント 電子書籍・コミックや雑誌などのコンテンツと、施設予約「オズモール」などのメディア・ソリューションが柱。女性向けコンテンツが業績を牽引。
海外売上比率 海外売上比率は小さく、事業の中心は国内の読者・ユーザー向け。韓国の縦読み漫画の翻訳など、海外コンテンツにも着手している内需型の構成。

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス・株探・スターツ出版 公式IR有価証券報告書

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

こうして見ると、無借金で高収益、配当も増えてて、優待まであるんだね。なんだか優等生な会社に見えてきた!

TJ
TJ

そうだね、高い収益性と財務の堅さ、増配基調、それに自社サービスで使える優待と、魅力は多いと思う。配当利回りも足元で4%前後と、コンテンツ企業としては高めの水準だね。PER(株価収益率)も一桁台で、利益の伸びに株価が追いついていない局面ともいえる。

しばっち
しばっち

でもさ、いまの好調ってヒット作にだいぶ支えられてる気がするんだ。ヒットが途切れたときの業績が、ちょっと読みにくそうで気になるな。

TJ
TJ

大事なポイントだね。電子書籍やコミックはヒット作の有無で業績が動きやすく、いつも安定して伸び続けるとは限らない。会社が親会社を持つ「親子上場」である点も、少数株主としては頭に入れておきたいところだよ。高めの配当利回りや割安感と引きかえに、こうした注意点もセットで見ていくのが長期投資のコツだね。

🏆 スターツ出版(7849)総合評価

【業績・財務・キャッシュフロー】
スターツ出版は、女性向け情報誌『オズマガジン』や施設予約サービス『オズモール』、電子書籍・コミック(『ベリーズ文庫』『野いちご』など)を手がける、東京・京橋のコンテンツ企業である。売上はこの10年でおおむね2倍規模へと拡大し、とくに電子書籍・コンテンツ事業の伸びが利益を押し上げてきた。営業利益率は数%台から20%を超える水準へ大きく改善し、EPS(1株利益)は長期で数倍に伸長している。財務は際立って健全で、自己資本比率は80%前後、有利子負債はごくわずかで実質無借金に近い。利益剰余金も着実に積み上がり、本業のキャッシュ創出力も安定している。コンテンツ企業らしい高い収益性と財務の堅さが、数字にはっきり表れている。

【割安性・投資タイミング】
上場企業の平均PERは15倍前後とされるなか、スターツ出版のPER(予)は足元で一桁台にとどまる。過去10年の期末PERはおおむね6〜30倍と幅があるが、これは利益が落ち込んだ年に高PER、利益が伸びた年に低PERとなりやすいためで、利益がはっきり積み上がった足元でPERが低い水準にあるのは、株価が業績の伸びに追いついていない可能性を映している。PBRも1倍をやや上回る程度で、純資産の積み上がりに対して株価が大きく割高とはいえない。

株価は2026年6月時点で、好調な業績や増配計画が伝わってもなお年初来でみると安値圏にあり、過熱感のある水準ではない。今期(2026年12月期)の第1四半期が前年同期比で増収ながら減益となったことが嫌気され、株価が手前で下げている局面だ。好調な業績に株価が連動せず、配当利回りがむしろ高まっている点は、業績は良いのに割安に放置された銘柄を好むTJの目線では妙味を感じやすい局面といえる。ただし後述のリスクもあり、通期計画の達成度を確かめながら向き合いたいタイプである。

【配当・株主還元】
低い配当性向と実質無借金の財務に支えられた、増配余地の大きさが最大の持ち味である。配当は分割調整後で直近10年超にわたり減配がなく、利益の拡大とともに水準を切り上げてきた。2026年12月期は会社予想130円と増配を計画し、足元の配当利回り(予)は4%前後と、コンテンツ企業としては高めの水準にある。配当性向はおおむね1〜3割台と低く、利益成長に対して配当に大きな余力を残している点は、将来の増配を期待するうえで心強い。加えて、自社サービス『オズのプレミアム予約』で使える電子クーポンの株主優待もあり、配当に優待を加えた「株主優待配当利回り」で見ると一段高くなる。

【注意点・リスク】
最大の留意点は、業績がヒット作のコンテンツに左右されやすいことだ。電子書籍やコミックは作品の当たり外れで業績が動きやすく、2024年12月期の利益ピークから2025年12月期はいったん反落、足元の第1四半期も前年同期比で増収ながら減益となっている。通期の会社予想は増収増益だが、達成にはヒット作の継続が欠かせない。また、親会社のスターツコーポレーション(8850)が発行済株式の約半数を握る筆頭株主である「親子上場」企業で、親会社の意向が経営に及びやすい従属性や、少数株主との利益相反、株式の流動性の面は押さえておきたい。出版・コンテンツ業界の構造変化や、紙媒体の縮小といった環境変化もリスクとして見ておきたい。本記事の数値は2025年12月期の実績、2026年12月期の会社予想、および直近の終値に基づく。

▼ つづきを読む

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

スターツ出版は私が特に大好きな、いわゆる「業績は良いのに割安に放置されている」タイプの銘柄です。

足元の業績は好調で、今期(2026年12月期)も会社計画では増収増益。それなのに株価は2026年6月時点で年初来でみても安値圏まで売られていて、いまは比較的買いやすい局面だと感じています。

きっかけは第1四半期が前年同期比で増収ながら減益だったこと。株価は短期では業績の「人気投票」のような面があり、第1四半期の数字に反応して下げている格好です。

私はそこではなく、通期で増収増益の計画を達成できるかどうか、その先を見たいと考えています。

さらに、ROA・ROE・営業利益率の高さに表れた稼ぐ力、自己資本比率80%超で実質無借金という財務の堅さ、10年以上続く黒字、低い配当性向と減配のない配当——どれも私の好みに近い形です。

新規で狙うなら、こうした業績の好調がこの先も続いて、配当利回りが今と同じくらい、あるいはそれ以上に保たれている場面でしょうか。

一方で、コンテンツのヒットに業績が左右されやすい点や、親会社を持つ親子上場である点は、注意して見ておきたいところです。

あくまで私の一つの見方ですので、最後はあなた自身でよく考えて判断してくださいね。

あわせて読みたい
NSD(9759)銘柄分析|株主優待・配当金・高配当株スコアシート
NSD(9759)銘柄分析|株主優待・配当金・高配当株スコアシート
あわせて読みたい
デジタル・インフォメーション・テクノロジー(3916)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート
デジタル・インフォメーション・テクノロジー(3916)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート
あわせて読みたい
システムリサーチ(3771)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート
システムリサーチ(3771)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート

⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年7月15日時点。

スターツ出版(7849)のコメントお待ちしています。
リポスト・引用でアナタの投稿を紹介いたします!
サイト運営者
TJ
TJ
個人投資家
株が大好き、TJです。SNS「X」では株式投資の最新トレンド、高配当株、株主優待、バリュー株、小型株など、株のことをいろいろつぶやいています。

運営者プロフィール 記事のAI活用と品質管理
記事URLをコピーしました