ベネフィットジャパン(3934)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート
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この記事はTJ個人の見解や実体験、IR BANKや決算資料からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年5月29日時点。
今回は、高配当株のベネフィットジャパン(3934)を紹介するよ!MVNO(格安スマホ)やモバイルWiFi販売を主力とする通信代理店の会社さんなんだ。
2016年上場の2年後から配当がはじまって以降は減配なし!小型株投資が得意な光通信(9435)系ファンドも大株主なんだ。2026年3月期の本決算データも反映させたから、みんなで各財務指標を一緒に学んでいこうよ!
東証スタンダード | コード 3934 | 情報・通信業 | 決算月:3月
ベネフィットジャパン
高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)
現在株価(2026/05/29)
2430円
時価総額 約132億円
※データ取得日:2026/05/29
📈 株価・PER・配当10年チャート

ベネフィットジャパンの10年チャート、増配もしてるし、株価が2017年から10年で約1.8倍くらいに上がっているね。

いいところに気づいたね。ベネフィットジャパンはUQ WiMAXなどのモバイル通信代理店事業を軸に、売上を10年で約4.4倍に拡大してきた成長企業なんだ。配当も業績に連動して一気に増配を継続しているよ!
📊 配当性向・配当利回り 10年推移
📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移
📊 BPS・自己資本比率 10年推移

EPS・営業利益率・ROEのグラフを見ると、2023年3月期にEPSが1ガクッと落ちているね。これはどうして?業績不安定なの?

鋭い指摘だね。2023年3月期は一時的に利益が落ち込んだ年で、ROEも17%台から8.41%まで急減した。会社は2024年・2025年と再び利益を伸ばし、2026年3月期は売上183.9億円・営業利益12.2億円と過去最高近辺まで回復している。長期では右肩上がりだけれど、一過性の振れ幅があることも覚えておいてね!

BPS・自己資本比率のグラフを見ると、BPSは419円から1,476円まで右肩上がりだね。自己資本比率も60.7%と高いし、財務は健全ってこと?

そのとおり。2026年3月期末は自己資本比率に加えて、利益剰余金と現金も良好な水準。BPSも10年で約3.5倍に増えていて、企業価値の蓄積が着実に進んでいるよ。

📋 財務指標 分析一覧
| 指標 | 評価 |
|---|---|
| 売上高 | 2017年3月期41.9億円→2026年3月期183.9億円と10年で約4.4倍に拡大。MVNO・モバイルWiFi販売を主力に成長。2027年3月期は202億円を会社予想。 |
| 経常利益 | 2017年3月期6.6億円→2026年3月期15.2億円と10年で約2.3倍。2022年3月期15.3億円に近い水準まで回復した。 |
| EPS | 2017年3月期78.02円→2026年3月期169.51円と10年で約2.2倍に成長。2027年3月期の会社予想は193.38円。 |
| ROE | 2026年3月期11.43%。過去10年は8〜18%台で推移し、上場企業平均(8%)を上回り続けている。 |
| ROA | 2026年3月期6.94%。過去10年は5〜13%台で、上場企業平均(5%)を上回る水準にある。 |
| 営業利益率 | 2026年3月期8.06%。過去10年は6〜16%台で推移し、年により振れがあるが直近は回復基調にある。 |
| 売上原価率 | 2026年3月期43.09%。過去10年は約36〜46%で推移している。 |
| 自己資本比率 | 2026年3月期末60.7%。過去10年は55〜73%で推移し、財務の健全性は高い水準にある。 |
| 利益剰余金 | 2017年3月期末16.2億円→2026年3月期末78.8億円と10年で約4.9倍。内部留保を着実に積み上げている。 |
| 有利子負債 | 2026年3月期末20.4億円。自己資本87.4億円に対して限定的で、有利子負債比率は23.38%まで低下している。 |
| BPS | 2026年3月期末1,476.59円。1株当たり純資産は10年で約3.5倍に拡大。始値ベースのPBRは1.48倍。 |
| 営業CF | 2026年3月期-3.3億円。通信端末の在庫変動などで年により大きく振れ、2024〜2025年は安定した黒字だった。 |
| 投資CF | 2026年3月期-2.8億円。事業投資が中心で、毎期おおむねマイナスで推移している。 |
| 財務CF | 2026年3月期-1.3億円。借入返済と配当支払いが中心で推移している。 |
| 現金等 | 2026年3月期末34.9億円。手元資金は10年で大きく増えており、財務の安定性を支えている。 |
| 配当推移(10年) | 2017年3月期は実質無配。2018年3月期8円→2026年3月期85円と急速に増配し、2027年3月期予想は97円。 |
| 配当性向 | 2026年3月期50.1%。過去10年は5〜50%で年々上昇し、近年は利益還元を強化する局面にある。 |
| 自社株買い | 2024年3月期に約1.16億円、2025年3月期に約0.36億円を実施。配当と組み合わせた総合的な株主還元を進めている。 |
| PER推移(10年) | 期末ベースで約8.2〜14.6倍のレンジ。2026年5月のPER11倍前後はレンジ中位にある。 |
| PBR推移(10年) | 期末ベースで約0.9〜2.5倍のレンジ。PBR1.5倍前後と、レンジの中位にある。 |
| 配当利回り推移 | 期末ベースで2017年3月期0.00%→2026年3月期4.67%へ大きく上昇。始値ベースの予想利回りは4.45%。 |
| リーマンショック後 の配当推移 |
2016年3月上場のため、リーマンショック期(2008〜2012年)の配当実績は無し。配当開始は2018年3月期からで、以降は減配なし。 |
| 株主還元方針 | 配当と自社株買いを組み合わせた総合還元を継続。1株配当は2018年3月期以降減配なしで急速な増配が続き、純資産配当率(DOE)は近年6.0%まで上昇している。 |
| セグメント | MVNO(格安スマホ)・モバイルWiFi販売を主力とする通信代理店事業を中核に、リユース事業・サービスロボット・宅配水ビジネスなど複数の事業を展開している。 |
| 海外売上比率 | 事業は国内(地方やシニア層の通信ニーズ)が中心。国内のモバイル通信市場と消費動向に連動する内需型の企業である。 |
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス・株探

ベネフィットジャパンって配当が10年で大きく増えていて、今(2026/05)って、PER11.28倍・MIX係数16.69も割安っぽく見えるね。配当利回り4.45%って高い水準だけど、買い時かなあ?

いい所感だね。長期の高配当株投資としては比較的買いやすい水準にあるね。ただ未来は誰にも予測できないよ。過去の業績と将来性を慎重に見極めていく必要があるね。

ボク、気になる点があるんだ。ベネフィットジャパンの配当性向は2026年3月期で50.1%まで上がっているよね。今後業績が悪化したら、配当を維持できるのかな?

大事な視点だね。配当性向50.1%はちょっと高めで、業績悪化時の配当維持余力が小さくなる水準なんだ。会社の自己資本比率は60.7%・現金34.9億円と財務余力はあるけれど、業績が長期に悪化すれば減配のリスクはゼロではないことも頭に入れておこう!
🏆 ベネフィットジャパン(3934)総合評価
【業績・財務・キャッシュフロー】
2026年3月期は売上高183.9億円(前期比+44.3%)・営業利益12.2億円(同+37.7%)と大幅増収増益で、経常利益15.2億円・純利益9.95億円と前年比で大きく伸びた。過去10年、売上高は約4.4倍に拡大し、MVNO・モバイルWiFi販売を軸に成長してきた。財務面では自己資本比率60.7%・利益剰余金78.8億円・現金など34.9億円と良好で、有利子負債20.4億円に対しても余裕がある。営業キャッシュフローは年により大きく振れ、2026年3月期は在庫変動などで-3.3億円となったが、その前の2024〜2025年は安定した黒字を確保していた。
【割安性・投資タイミング】
ベネフィットジャパンの予想PERは、2026年5月現在約11倍前後。一般に適正とされる15倍前後を下回り、情報・通信業の業種平均PER20.1倍(株探・2026年5月26日時点)と比べても大幅に低い水準にある。過去10年の期末PERは約8.2〜14.6倍のレンジで推移しており、現在の11.28倍はレンジ中位にある。
PBRは1.48倍で、PERとPBRを掛け合わせたMIX係数は16.69と、割安の目安とされる22.5を下回る。売上が10年で約4.4倍に拡大している成長企業ながら、株価指標は市場平均・業種平均より明確に低く据え置かれており、過去10年で急増した配当もあわせて見れば、長期の高配当株投資としては比較的買いやすい水準にあるといえる。
【配当・株主還元】
上場2年後から配当開始。2018年3月期8円→2025年3月期43円→2026年3月期85円と急速に増配してきた。2027年3月期は前期比+12円の97円を会社予想としている。2026年3月期の配当性向は50.1%、純資産配当率(DOE)は近年6.0%まで上昇している。クオカードの株主優待制度もあり、配当&クオカードの2つは魅力的。
【注意点・リスク】
注意点として、業績が通信端末・代理店ビジネスの市況に左右される点が挙げられる。2023年3月期に営業利益が15.1億円から10.2億円へ、純利益が10.5億円から5.6億円へ大きく落ち込んだ実績があり、利益の年次変動は小さくない。また配当性向50.1%は標準的な30%前後より高めで、業績悪化時の配当維持余力が小さくなる点に注意が必要である。営業キャッシュフローも2026年3月期は-3.3億円とマイナスになるなど、在庫変動などでキャッシュフローが年により大きく振れる業態である。時価総額130億円台の小型株で、売買時の流動性にも留意したい。
⚠️ 免責事項
この記事はTJ個人の見解や実体験、IR BANKや決算資料からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年5月29日時点。


