銘柄分析

竹本容器(4248)銘柄分析|配当金・高配当バリュー株スコアシート

竹本容器(4248)銘柄分析スコアシートのアイキャッチ画像。左側の淡い水色パネルに、若草色の帯で「プラスチック製包装容器専業」。その下に銘柄コード4248と社名「竹本容器」、「銘柄分析 スコアシート」、水色の「東証スタンダード」と薄紫の「業種 化学」のバッジ。さらに事業内容(プラスチックボトル・ガラス瓶製造)、時価総額(超小型株・PBR1倍割れ)、財政健全(自己資本比率 約70%)、キャッシュフロー(営業CF連続黒字推移)、配当政策(DOE採用銘柄)の5項目が、工場・棒グラフ・盾・右肩上がりの矢印・ギフトのアイコン付きカードで並ぶ。右側は光の差す白い空間に、青い大型ポンプボトル、黒キャップの透明ボトル、白と水色のディスペンサー、化粧品用チューブ、スプレーボトル、クリームジャーなど化粧品向け容器が並ぶ写真。
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⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年9月18日時点。

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今回は、竹本容器を見ていくよ!

TJのポートフォリオでは古株の1社。財務の頑丈さと還元の方針が気に入っているんだ。ホルダーさんも、まだ保有していないアナタもみんなで一緒に見ていこうよ!

東証スタンダード | コード 4248 | 化学 | 決算月:12月

竹本容器

高配当バリュー株 銘柄分析スコアシート | 2026年12月期 第2四半期(2026年7月公表)

現在株価(2026/09/18)

881前日比-3 (↓0.34%)

時価総額 約110億円

配当利回り(予)
4.31%
38.00円(2026年12月期予想)
PER(予)
11.81倍
過去レンジ 約7.85〜31.64倍(2014年以降)
PBR(実)
0.85倍
過去レンジ 約0.82〜2.00倍(2014年以降)
MIX係数(PER×PBR)
10.04
22.5以下が割安の目安 MIX係数とは?
配当性向(予)
51.0%
2026年12月期予想ベース
(当ブログ算出)
ROE(予)
7.21%
ROA(予)5.27%
営業利益率(前期)
6.84%
2025年12月期
自己資本比率
71.4%
2025年12月期

※データ取得日:2026/09/18

竹本容器(4248)はどんな会社?【事業内容】

竹本容器はプラスチック容器の専業メーカー。化粧・美容関連への販売が売上の中心です。国内のほか、海外では中国・インドへ展開しています。東証スタンダード上場。1953年設立。業種は化学。決算月は12月です。

📈 株価・PER・配当10年チャート

※竹本容器は2014年12月17日上場のため、株価・業績とも上場来のデータを掲載しています。

4248 竹本容器|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
※株式分割調整後ベース(2014年9月1:10、2019年1月1:2)
数値データを見る(表)
株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2014443.59.57.85
2015971.51413.34
2016977.51513.27
20171,0791713.11
20181,36218.514.08
20199441911.33
20209511924.28
2021830328.71
202273835.525.06
20237723631.64
20248343615.69
20258503613.29
2026/98843811.85

※株価・1株配当は株式分割調整後ベース(2014年9月1:10、2019年1月1:2)です。株価は各年末時点の終値、PERは年末株価÷その年のEPSで当ブログが算出した参考値です。チャート右端の当月点(2026/9)は、株価が2026年9月4日時点の値、1株配当が2026年12月期の会社予想、PERはYahoo!ファイナンス掲載の予想PERです。表は最終行のみ予想値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス株探

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

株価は上がったり下がったりしてるけど、配当はじわじわ増えてるっぽいね!

TJ
TJ

そこがこの会社の性格だね。株価は景気や業績で大きく動いてきた。

でも、配当は上場以来据え置きの年こそあったものの、実質の減配が一度もないんだ。

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

4248 竹本容器|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)
配当性向(%)配当利回り(%)
201416.82.14
201519.21.44
201620.41.53
201720.71.58
201819.11.36
201922.82.01
202048.52.00
202133.63.86
2022120.64.81
2023147.54.66
202467.74.32
202556.34.24

※配当性向はIR BANK掲載値です(1株配当÷EPSでおおむね再現できます)。比率のため株式分割の影響はありません。配当利回りは各年末の株価と1株配当から当ブログが算出した参考値です。2022年・2023年の配当性向が100%を超えているのは、利益が大きく落ち込んだ年も配当を減らさず、むしろ増やしたためです(2022年35.5円・2023年36円)。2026年12月期は予想値のため、実績のみのこのグラフには含めていません。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

4248 竹本容器|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)
EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
201456.487.9311.45
201572.8310.2314.84
201673.659.8413.97
201782.299.9412.57
201896.7210.1814.24
201983.3110.1211.38
202039.1611.975.21
202195.2811.1210.92
202229.455.623.28
202324.403.652.69
202453.146.055.49
202563.956.846.42
2026(予)74.647.287.21

※EPSは株式分割調整後ベースです。2026年はEPSが会社予想(決算短信)、営業利益率は会社予想からの当ブログ算出、ROEはIR BANK掲載の予想値です。表は最終行のみ予想値です。実績ROE系列はIR BANK(期末自己資本ベース)で算出しており、Yahoo!ファイナンス掲載の実績ROE6.52%とは算出基準が異なります。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

4248 竹本容器|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)
BPS(円)自己資本比率(%)
2014446.7850.2
2015490.6150.9
2016527.1847.4
2017626.5153.9
2018679.4350.9
2019732.1654.4
2020751.7953.2
2021872.2957.6
2022896.8260.3
2023911.0061.2
2024966.7663.9
2025996.0171.4

※BPSはIR BANK掲載の1株純資産(株式分割調整後ベース)で、スコアシートのPBR算出に用いるBPS(Yahoo!ファイナンス掲載値)とは定義が異なる場合があります。2026年は年度末値がまだ確定していないため掲載していません。年次の確定値のみを掲載しています。出典:IR BANK・決算資料

しばっち
しばっち

EPSも営業利益率も、ずいぶん波が大きくない…?

TJ
TJ

そこは竹本容器を見るとき、いちばん引っかかる所なんだ。

大口案件があるかないかで売上に影響が出てる。原材料の値段で利益も動く。だから年によって利益はガタガタなんだ。

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

でもBPSと自己資本比率は、毎年ふえ続けてるんだね!

TJ
TJ

それがもう一つの顔だね。稼ぎに波はあっても、財務は年々厚くなっているよ。

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 上場時の110億円規模から拡大したものの、ここ数年は140〜160億円の横ばい圏です
経常利益 直近は10億円前後。18億円台の年も6億円台の年もあり、振れ幅が大きめです
EPS 96円台から24円台まで大きく上下。前期63.95円、今期は会社予想74.64円と回復途上
ROE 二桁だった上場初期から低下し、直近は1桁。前期6.42%、今期予想7.21%
ROA 前期4.58%、今期予想5.27%。自己資本が厚いぶんROEとの差は小さめです
営業利益率 10%を超えた年もありましたが直近は6%台。前期6.84%、今期会社予想は7.28%
自己資本比率 上場時の50%前後から71.4%へ切り上がり。直近の四半期末では73.2%
利益剰余金 上場後ほぼ一貫して増加し、2025年末88.0億円は上場後最高。減益期に微減した年も
有利子負債 借入は長期借入金が中心で社債はなし。ピーク42.6億円から5年連続減で17.0億円
BPS 446円から996円へ、上場後ほぼ一貫した右肩上がり。純資産の蓄積が進みます
営業CF 開示を確認できた2017年以降は毎期黒字。本業で現金を稼げています
投資CF 設備・金型への投資が継続。前期は14.6億円の支出と再び積極化しています
財務CF 2020年以降6年連続マイナス。借入の返済と株主還元にお金を回す局面です
現金等 前期末42.8億円。前期は投資と返済で減りましたが有利子負債17.0億円を上回ります
配当推移(10年) 分割調整後で上場翌年の14円から36円へ。据え置きを挟む増配基調で、今期予想は38円
配当性向 前期56.3%。利益が細った年に100%を超えた過去も。今期予想は51.0%
自社株買い 複数回の実績あり。直近は2023年2月に約3.7億円を取得(市場外の立会外取引)
PER推移(10年) 実績ベースは7倍台から31倍台まで振れ幅大。利益の波の裏返しです
PBR推移(10年) 2021年以降は1倍割れが継続。純資産の増加に株価が追いついていません
配当利回り推移 上場から数年は1〜2%台、2021年以降は4%前後の水準が続いています
リーマンショック後
の配当推移
2014年12月上場のため、リーマン期(2008〜2012年)は上場前です
株主還元方針 2025〜2027年の中期計画はDOE(株主資本配当率)4.0%目途。実績も4%台前半
セグメント 容器事業の単一セグメント。化粧・美容関連の販売先が主力です
海外展開 海外売上比率24.7%。中国が15.2%を占め、インドなどにも展開しています

▼ くわしくデータを見る

出典:IR BANKYahoo!ファイナンス・決算短信・有価証券報告書・決算説明会資料

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

株主還元のDOEと配当性向って何が違うんだっけ?

TJ
TJ

配当性向はその年の利益を原資として株主に配当金を配るから、利益がブレると配当もぶれやすい。

一方、DOEはこれまで積み上げた株主資本が原資だから、純資産が健全だと配当が安定しやすい傾向にあるんだ。

しばっち
しばっち

気になることもあるんだけど、原材料の高騰や海外の採算は、大丈夫なの…?

TJ
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そこは知っておいて欲しいところ。竹本容器は原材料高騰や特定業界への依存がリスクなんだ。みんなも、このリスクは必ず知っておいてね。

🏆 竹本容器(4248)総合評価

業績・財務・キャッシュフロー

売上高は上場後ゆるやかに伸びてきましたが、ここ数年は横ばい圏です。利益は振れ幅が大きくやや不安定です。2025年12月期は減収ながら海外の採算改善で増益となり、2026年12月期も会社は増収増益を予想しています。

一方で、財務は着実に強くなり、自己資本比率は上場時の50%前後から71.4%へ改善しています。営業キャッシュフローも、開示を確認できる2017年以降は毎期黒字です。

割安性・PER・PBR

実績ベースのPERは利益の波を受けて7~31倍台まで振れてきたため、予想ベースの水準だけで判断せず、利益の安定度とあわせて見る必要があります。

PBRは直近で1倍を下回り、この状態は2021年以降続いています。純資産は毎年積み上がっているのに、株価が追いついていない構図です。

■ 比較会社2社

銘柄 PER(予) PBR(実) 配当利回り(予) 営業利益率 基準日
竹本容器(4248) 11.81倍 0.85倍 4.31% 6.84% 2026/09/18
フジシール(7864) 11.80倍 1.10倍 2.57% 9.40% 2026/09/18
エフピコ(7947) 1.42倍 2.54% 8.99% 2026/09/07
※各指標はYahoo!ファイナンス・株探の実測、営業利益率は各社の直近本決算実績。
※エフピコは2027年3月期の業績予想を非公表のため予想PERの掲載なし。

配当・株主還元

上場後11期連続で減配なし。2026年12月期は増配予想です。

株主還元は2025〜2027年の中期計画期間でDOE4.0%目途。実績も4%台前半で推移。利益ではなく株主資本を基準にするため、業績が振れた年も配当が守られやすい設計です。

注意点・リスク

リスクは「利益に影響する外部要因」と「流動性」に大別されます。

第一に原材料価格。容器の原料はナフサが主原料で、原油価格の変動が原材料価格に直接影響します。

第二に化粧品・美容業界への依存。特定業界への依存が大きいと、その業界に変化がおきれば利益に大きな影響も出る可能性があります。

また、時価総額110億円ほどの超小型株のため、売買が薄い点にもご注意ください。

 

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竹本容器(4248)のよくある質問

Q. 竹本容器は何年減配していませんか?

A. 株式分割調整後&普通配当ベースで、上場2015年から11期連続で減配していません。

Q. DOE4.0%目途とはどんな方針ですか?

A. DOE(株主資本配当率)は株主資本に対する年間配当の割合です。利益が振れても配当が安定しやすいのが特徴。竹本容器は2025〜2027年の中期計画期間でDOE4.0%を目途と公表しています。

Q. 竹本容器のPBRが低いのはなぜですか?

A. 2021年以降、1倍を下回る状態が続いています。純資産の積み上げに株価が追いついていない形です。利益の振れ幅が大きい点や時価総額の小ささも影響し得るため、数字の低さだけで割安と決めず、収益性とあわせてご確認ください。

Q. 業績が年によって振れるのはなぜですか?

A. 原油由来の原材料価格や、大口案件のあるなしで利益が動きやすい事業です。2025年12月期は国内の大口案件減で減収の一方、海外の採算改善で増益でした。

Q. 竹本容器に株主優待はありますか?

A. ありません。株主還元は配当が中心で、中期計画期間はDOE4.0%目途の方針です。

 

▼ 質問と回答をすべて見る

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

竹本容器は、私のポートフォリオでは古株にあたります。

プラスチックボトルってちょっと地味だから、そこまで話題になることはありませんが、私はこの会社を、目立たない裏方で稼ぐタイプと見ています。

また、竹本容器は売買の薄い超小型株であり、大きな資金が入りにくい銘柄なので、実力のわりに本質的価値があまり評価されていないんだと思ってます。

それでも私がこの株を持ち続けている理由は、株主還元方針です。

中期計画期間(2025〜2027年)に掲げるDOE4.0%目途は、利益ではなく株主資本を基準にする配当方針。

事実、利益が大きく細った年も配当が減らされることなく、上場後は実質減配なしが続いています。ここがTJにとって魅力の一つです。

今後も投資タイミングをうかがいつつ、状況によっては買い増しも視野に入れていく考えです。

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