株主優待

文化シヤッター(5930)銘柄分析|株主優待・配当金・高配当株スコアシート

文化シヤッター(証券コード5930・東証プライム)の銘柄分析スコアシート記事のアイキャッチ画像。白いシャッターの下りた明るい倉庫を背景に、英文社名「BUNKA SHUTTER CO.,LTD.」とキャッチコピー「シャッターだけじゃない。文化シヤッター」を配置。下部に16年以上非減配銘柄、バリュー株、自己資本比率50%台推移の財務健全、EPS・BPS上昇トレンド、株主優待制度QUOカードの、5つの特徴パネルが並ぶ。
TJ
🔰株式投資が初めての方へ — 3分でわかる、このブログの歩き方。はじめてガイド →

⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年9月18日時点。

TJ
TJ

今回は、文化シヤッター(5930)を紹介するよ!シャッターづくりで国内2位。16年連続非減配の歴史を持つ銘柄なんだ。

ただ、不況下では赤字&大幅減配したのも事実。実データと共に、いい面も不安材料もみんなで一緒に学んでいこうよ!

東証プライム | コード 5930 | 金属製品 | 決算月:3月

文化シヤッター

高配当株 銘柄分析スコアシート | 2026年3月期(2026年5月公表)

現在株価(2026/09/18)

1,917前日比-5 (↓0.26%)

時価総額 約1,384億円

配当利回り(予)
3.86%
74.00円(2027年3月期予想)
PER(予)
10.37倍
過去レンジ 約7.9〜23.2倍
PBR(実)
1.15倍
過去レンジ 約0.73〜1.19倍
MIX係数(PER×PBR)
11.93
22.5以下が割安の目安 MIX係数とは?
配当性向(予)
40.0%
2027年3月期 会社予想
(当ブログ算出)
ROE(予)
11.11%
ROA(予)6.50%
営業利益率(前期)
6.59%
2026年3月期
自己資本比率
58.3%
2026年3月期

※データ取得日:2026/09/18

🎁 文化シヤッターの株主優待制度

100株以上保有で、保有株数と継続保有期間に応じてオリジナルQUOカード年1回贈呈。

保有株式数 継続保有3年未満 継続保有3年以上
100株以上 1,000円分 2,000円分
500株以上 2,000円分 3,000円分
1,000株以上 3,000円分 4,000円分
5,000株以上 5,000円分 6,000円分
株主優待配当利回り(予)

4.38%

100株保有・継続保有3年未満
(年配当7,400円+優待1,000円)
÷投資額191,700円

※基準日は3月31日で、優待品は6月の定時株主総会後にお届け。継続保有3年以上になると優待額が増え、100株保有なら株主優待配当利回りは約5.18%(年配当7,400円+優待2,000円)です。年配当74円は2027年3月期の会社予想。出典:文化シヤッター 公式IR。株主優待配当利回りは2026/09/18現在。

文化シヤッター(5930)はどんな会社?【事業内容】

シャッターで国内2位。1955年設立。製造、取付け工事、メンテナンス、リフォーム等のほか、防災や止水事業も展開。アルミサッシの不二サッシに出資している点も特色です。

事業はシャッター関連製品、建材関連製品、リフォーム事業、修理・メンテナンスのサービス事業。売上の約9割が日本国内で、海外はオーストラリアなどが約1割。東証プライムに上場。業種は金属製品、決算月は3月。

📈 株価・PER・配当10年チャート

5930 文化シヤッター|10年
株価(円) 1株配当(円) PER(倍) 当月点
出典:IR BANK・Yahoo!ファイナンス
数値データを見る(表)

※株価は各年度末時点の終値です。株式分割・併合は確認できた範囲で実施記録がないため調整していません。この10年の1株配当はいずれも普通配当のみです(チャート右端=2027年3月期の会社予想74円も普通配当のみ)。PERは各年度末=実績EPSベース、当月点(チャート右端)=現在株価と会社予想EPSベースの予想値です。最新の株価・指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:株価=Yahoo!ファイナンス時系列、1株配当・PER=IR BANK決算短信(いずれも2026-08-06取得)

年度株価(円)1株配当(円)PER(倍)
2017/0386020.0010.33
2018/03103320.0023.18
2019/0380225.007.88
2020/0378525.008.52
2021/03105440.009.00
2022/0398440.0010.04
2023/03110642.009.09
2024/03173855.0011.06
2025/03187874.0010.15
2026/03190074.0010.61
株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

配当金は減ってないね!16年も減配ゼロってのは嬉しいなあ。

TJ
TJ

そうなんだ。非減配期間が長い実績はプラス評価。配当据え置きの年をはさみながらも、2010年から減配なし

ただし、リーマンショックが起きた後は大幅減配(14円→4円)した歴史もある。景気が悪くなったら注意すべき銘柄ってことは知っておいてね。

📊 配当性向・配当利回り 10年推移

5930 文化シヤッター|10年
配当性向(%) 配当利回り(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※配当性向は「1株配当÷EPS」による当ブログ算出値(連結)です。配当利回りは各年度末終値ベースの当ブログ算出値です。最新の指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANKYahoo!ファイナンス(いずれも2026-08-06取得)

年度配当利回り(%)配当性向(%)
2017/032.3324.0
2018/031.9444.9
2019/033.1224.6
2020/033.1827.1
2021/033.8034.1
2022/034.0740.8
2023/033.8034.5
2024/033.1635.0
2025/033.9440.0
2026/033.8941.3

📊 EPS・営業利益率・ROE 10年推移

5930 文化シヤッター|10年
EPS(円) 営業利益率(%) ROE(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※EPS・ROEは連結実績(IR BANK掲載系列)、営業利益率は「営業利益÷売上高」による当ブログ算出値です。この10年より前の2009年3月期・2010年3月期は最終赤字(EPSマイナス)でした。最新の指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANK・決算短信(2026-08-06取得)

年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2017/0383.234.998.92
2018/0344.564.374.55
2019/03101.745.619.85
2020/0392.105.158.58
2021/03117.156.079.96
2022/0397.964.998.14
2023/03121.654.869.56
2024/03157.116.5510.20
2025/03184.946.4511.61
2026/03179.086.5910.55

📊 BPS・自己資本比率 10年推移

5930 文化シヤッター|10年
BPS(円) 自己資本比率(%)
出典:IR BANK・決算資料
数値データを見る(表)

※BPSはIR BANK掲載系列で、決算短信の1株当たり純資産(2026年3月期末1,703円84銭)とほぼ一致します(1銭の丸め差)。スコアシートのPBRカードはYahoo!ファイナンス掲載BPS基準のため、集計基準のわずかな差があります。自己資本比率は連結実績。最新の指標はページ上部のスコアシートをご覧ください。出典:IR BANK・決算短信(2026-08-06取得)

年度BPS(円)自己資本比率(%)
2017/03933.5247.9
2018/03979.1045.7
2019/031032.4245.7
2020/031073.9646.4
2021/031175.8950.1
2022/031225.9648.7
2023/031348.3746.6
2024/031458.8250.2
2025/031592.1155.3
2026/031703.8358.3
しばっち
しばっち

自己資本比率が増えているのは魅力的だね!

TJ
TJ

厚みが増してきた自己資本比率は安心材料。長期保有投資では、財務が盤石なこともしっかりチェックしておこう!

自己資本比率は業種によって理想値・平均値が異なるけど、TJの目安は最低でも40%を一つの目安にしているよ!

📋 財務指標 分析一覧

指標 評価
売上高 過去10年でおよそ1.6倍に拡大。減収の年がほとんどない積み上げ型で、2027年3月期も会社予想増収を見込む。
営業利益 過去10年で2.1倍の規模に育った。途中に落ち込む年をはさみつつ、確認できる2008年3月期以降では直近3期が最も高い水準にある。
経常利益 過去10年前で2倍の伸び。
EPS(1株当たり利益) 過去10年で2.2倍増。2027年3月期の会社予想は184.82円で、前期の実績をやや上回る水準を見込む。
ROE 10年前は8%台だったが、直近は10〜11%台。上場企業平均の目安8%を上回る効率性で稼いでいる。
ROA 直近は6%台と、上場企業平均の目安5%を上回る。総資産が2,000億円台に膨らむなかでも効率を保っている。
営業利益率 5%前後で推移した期間が長かったが、直近3期は6%台半ばへ上昇。
自己資本比率 直近3期は50%台を推移。10年前は40%台後半だったので、財務の厚みは明確に増した。
利益剰余金 10年でおよそ2.4倍となる約859億円まで積み上がった。
有利子負債比率 直近は11%台と低め。借入が増えた年が途中にあるものの、概ね健全な水準で推移している。
BPS(1株当たり純資産) 900円台から1,700円台へ、この10年は一度も減らずに積み上がり、およそ1.8倍となった。
営業CF 開示を確認できる直近9期(2018年3月期以降)はすべて黒字。本業で現金を稼ぐ力は安定している。
投資CF おおむねマイナス(投資超過)で推移。支出がふくらんだ年を除けば、営業CFの範囲に収まる規模が基本形。
財務CF 直近期は約99億円のマイナス。配当の支払いに加え、借入の返済や自己株式の取得が反映されている。
現金等 確認できる9期でおよそ2倍の約367億円まで増加。直近期は株主還元や借入返済の支出と重なって減少したが、水準そのものは厚い。
配当推移(10年) 過去10年でおよそ3.7倍。2027年3月期は会社予想74円の据え置き。減配した年はこの10年で一度もない。
配当性向 直近5期は34〜41%程度のレンジで推移し、会社が目安とする連結配当性向40%に沿っている。
自社株買い 2025年5月に自己株式の取得を決議し、同年8月に取得を終了した。過去10年の自社株買いは比較的少ない。
PER推移(10年) 期末ベースでは、利益が一時的に急減した年(20倍超)を除き、おおむね7倍台後半〜11倍で推移。現在の水準もこのレンジの中にある。
PBR推移(10年) 期末レンジは約0.73〜1.19倍。1倍割れが長かったが、株価水準の切り上げとともに直近は1倍台に乗せており、レンジの中では上限寄りにある。
配当利回り推移 年度末の株価で計算すると、2%前後から4%程度のあいだを行き来してきた。増配が続いた分、株価が上がっても4%近辺を保つ場面が近年は増えている。
リーマンショック後
の配当推移
2009年から2期連続の最終赤字で2010年3月期は14円→4円への大幅減配。2011年3月期以降は16期連続で非減配。
株主還元方針 「安定配当の継続を念頭に、業績を勘案して決定する」としたうえで、連結配当性向40%を目安に掲げている(決算短信)。
株主優待 オリジナルQUOカードを年1回贈呈。保有株数だけでなく継続保有期間でも金額が変わり、長く持つほど手厚くなる設計。
セグメント シャッター関連製品と建材関連製品がそれぞれ売上の約4割、サービスが約14%、リフォームが約3%(2026年3月期)。利益面ではシャッター関連に次いで修理・メンテナンスのサービス事業が厚い柱となっている(決算短信)。
海外売上比率 売上の約9割が日本国内で、海外はオーストラリアなどが約1割の内需中心型。
 

▼ くわしくデータを見る

※出典:文化シヤッター IR情報/決算短信・有価証券報告書/IR BANKYahoo!ファイナンス/会社四季報

株勉強中 ショウくん
株勉強中 ショウくん

指標の表を見るかぎり悪くなさそうなのに、TJさんはどうして買わずに見守っているの?

TJ
TJ

ひとことで言うとね、いちばん新しい四半期(27年3月期第1四半期)で営業赤字に転落——これが引っかかっているんだ。

コスト増を価格の引き上げや数量でどこまで取り返せるのか。そこが見えるまでは、手を出さずに眺めていたいんだ。

しばっち
しばっち

会社によっては、四半期ごとに波があるよね。3月は引っ越し業者が忙しいし、クリスマス時期はおもちゃ・ゲームがよく売れるし。

TJ
TJ

まさにそこが判断の分かれ目。季節性を割り引いて見るか、減益の中身を重く見るか——答えはひとつじゃないんだ。

🏆 文化シヤッター(5930)総合評価

業績・財務・キャッシュフロー

売上も利益どちらもこの10年でおよそ1.6〜2.1倍に増加。派手な急成長ではありませんが、緩やかに成長しています。

財務面ではリーマンショック時期の2期連続赤字で、それまで積み上げてきた蓄えが大きく削られました。そこから改善を続けた結果、自己資本比率は年々厚みを増し、BPSは約4倍に増やしました。有利子負債比率も概ね低い水準を保っています。

現金推移も概ね良好。開示範囲では営業CFが赤字に沈んだ年は2011年のみ。手元資金は配当支払いを何倍もまかなえる水準にあります。

割安性・PER・PBR

PERは10倍台前半で、一般に適正とされる15倍前後を大きく下回ります。金属製品の業種平均(2026年8月時点で約PER16.9倍・約PBR1.0倍前後)と比べても、割安な部類に入ります。過去10年の期末PERと比べても、いまはレンジの中央に位置しています。

資産から見たPBRは1倍をわずかに超える程度で、資産価値とおおむね同じ値段です。

■ 同業(金属製品)2社との比較

銘柄 PER(予) PBR(実) 配当利回り(予) 営業利益率 基準日
文化シヤッター(5930) 10.37倍 1.15倍 3.86% 6.59% 2026/09/18
三和 HD(5929) 12.08倍 2.13倍 4.22% 11.97% 2026/09/18
立川ブラインド工業(7989) 16.53倍 0.94倍 4.45% 10.35% 2026/09/18

※同業(金属製品)のごく一部との比較です。

配当・株主還元

配当は2011年3月期以降、16期連続非減配。2027年3月期の会社予想配当は据え置きです。配当方針は、連結配当性向40%を目安に掲げています。直近5期の配当性向実績も34〜41%程度と、その目安に沿った推移です。

注意点・リスク

文化シャッターの主なリスクは原材料高騰。鋼板・ステンレス等の鋼材を主な原材料としており、この材料における売上が大部分を占めています。

 

▼ つづきを読む

文化シヤッター(5930)のよくある質問

Q. 文化シヤッターに株主優待はありますか?

A. あります。3月31日時点で100株以上を保有する株主に、保有株数と継続保有期間に応じてオリジナルQUOカード(1,000円分〜6,000円分)を年1回贈呈します。

Q. 文化シヤッターの配当はどうなっていますか?

A. 2011年3月期以降、16期連続の非減配です。リーマンショック後の2010年3月期には14円→4円への大幅減配がありました。配当方針は連結配当性向40%を目安に掲げています。

Q. 文化シヤッターはどんな会社ですか?

A. シャッターで国内2位の企業グループです。シャッターやドアなど建物の開口部まわりの製品を製造・施工から修理・メンテナンスまで一貫して手がけています。売上の約9割が日本国内、海外はオーストラリアなどが約1割です。

 

▼ 質問と回答をすべて見る

💬 【TJの視点】

TJTJ(運営者・個人投資家)

私は文化シヤッターの株を保有していません。

プラスに評価している点は、増収基調、積み上がる営業利益、年々緩やかに厚みを増している財務、16期非減配、割安水準に位置するPER。

それでもまだ買っていないのは、株価や配当利回りに納得できないからではありません。

文化シヤッターは2010年に減収減益、最終利益も赤字で着地し、配当もバッサリと減らした(1株配当金14円→4円)過去があるからです。

建物が建たなければシャッターも売れない。景気に大きく左右される商売だということを、リーマンショック後の大幅減配が語っています。

一方、自分の持ち株は金属製品銘柄が少なく、シャッターという商売は1銘柄も持っていないんです。

だから、分散&ポートフォリオの面では保有してもいい気持もあります。ちなみに、シャッター国内首位は以前紹介した三和HD(5929)です。

以上、新規購入も視野に入れながら、決算のたびに定点観測を続けます。

あわせて読みたい
東リ(7971)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート
東リ(7971)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート
あわせて読みたい
立川ブラインド工業(7989)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート
立川ブラインド工業(7989)銘柄分析|配当金・高配当株スコアシート
あわせて読みたい
三和ホールディングス(5929)銘柄分析|株主優待・配当金・高配当株スコアシート
三和ホールディングス(5929)銘柄分析|株主優待・配当金・高配当株スコアシート

執筆:TJ(個人投資家・プロフィール記事の品質管理について

⚠️ 免責事項

この記事はTJ個人の見解や実体験、決算資料等からまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身にてお願いいたします。本記事の情報は、2026年9月18日時点。

文化シヤッター(5930)のコメントお待ちしています。
リポスト・引用でアナタの投稿を紹介いたします!
サイト運営者
TJ
TJ
個人投資家
株が大好き、TJです。SNS「X」では株式投資の最新トレンド、高配当株、株主優待、バリュー株、小型株など、株のことをいろいろつぶやいています。

運営者プロフィール 記事のAI活用と品質管理
記事URLをコピーしました